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次期侯爵の離縁3
「私はアンドリュー様の子どもだと思って、産んだのです」
不貞行為をして置きながら、だから何だという話で、ファンドラーとマルエリーも、怪訝な表情を向けていた。
「だが、そうではなかった。離縁して、ディビット、ディアーナ、ブリジットはデンバー伯爵家に引き取って貰うしかない」
「…な」
絶句したのはジェアスで、デンバー伯爵家には、ミカエラーの弟で、嫡男であるエーリスに10人の子どもがいる。
なかなか縁談も纏まらない状況で、ズニーライ侯爵家の子どもたちが決まれば、力添えをして貰おうと思っていた。
だが、明らかな不貞行為の証拠である托卵に、ジェアスも勢いをなくしていた。
「でも、子どもたちがバラバラになるなんて、可哀想ではないですか」
「5人とも引き取りたいということか?」
アンドリューも、ファンドラーとマルエリーもシャルロットとスチュアートは、ズニーライ侯爵家で引き取るつもりでいた。
「いえ、そうではなくて…」
「どういう意味だ?」
「アンドリュー様も子どもだと思って、お育てになっていたではありませんか」
「このまま置いてくれということか?」
「だって、その方が離れ離れにならなくていいじゃありませんか」
確かに子どもたちは仲はいい。だが、シャルロットが17歳、スチュアートは15歳ということもあり、上の子が下の子を面倒を看ているという立ち位置でもある。
「分かった以上、それは出来ない。貴族なのだから分かるだろう?不貞や愛人を許容している夫妻なら取り決めなどしているのかもしれないが、君がしたのは托卵だぞ?十年以上前から!」
「そんなつもりはなくて…」
ではどんなつもりだと言いたかったが、ミカエラーは答えられない気がしていた。
「サロンだと言って、一体何をしていたんだ?」
「それは…」
「乱交パーティーでもしていたのか?」
「ち、違います…」
「じゃあ、何をしていたんだ?ロロレイ夫人に男娼や若い貴族令息を宛がわれて、楽しんでいたのか?」
「あの…」
「そうなんだろう?」
「あ、はい…」
ロロレイも性欲が強すぎて、夫から別邸に追いやられて、好きに過ごせばいいと言われ、同じような夫人を集めて、男娼や貴族令息を呼んで、仲間を増やしていった。一人では怖いことも、皆も一緒なら怖くないと思っての行動であった。
他の夫人も結婚しているために公になることはなかったが、アンドリューのように調べて、離縁された夫人もいる。だが、その夫人はサロンには来なくなったが、親によって恥ずかしいと、オリビアのように謹慎させられていた。
そのことでバレては不味い夫人たちは、不貞がバレて離縁されたのかと不安にはなったが、快楽を失うことも重要なことだった。
ミカエラーも失いたくない、その一人であった。
「何てことなの…」
来た際とは別人のようにリスターは、嘆き始めた。
「我が家もですが、もう外には出せない、男娼なんて信じられない、不貞行為とは…だらしない、貞操観念がないのですか?どんな教育をして来たのだか?という言葉をそのままお返しします」
ジェアスとリスターも、何も言い返せなかった。
「君は、私は万が一を思って、性病の検査をしていたことも知らないだろう?」
「…え」
アンドリューはミカエラーと関係を持っていた5年前まで、定期的に性病の検査を人知れず受けていた。
「君も調べた方がいいのではないか?」
「えっ」
「ずっと前から疑っていたさ」
「じゃあ、どうして…どうして、今なの」
ミカエラーはアンドリューから、疑うようなことを言われないことをいいことに、ずるずると止められないでいた。
「オリビアのためだよ、王太子妃の家族に問題を起こしてはならないと思っていた。でもオリビアが離縁されたのだから、明らかにしてもいいと思ったんだ」
「そんな…」
オリビアのことがきっかけで、離縁となった第一号になるだろうと思っている。
不貞行為をして置きながら、だから何だという話で、ファンドラーとマルエリーも、怪訝な表情を向けていた。
「だが、そうではなかった。離縁して、ディビット、ディアーナ、ブリジットはデンバー伯爵家に引き取って貰うしかない」
「…な」
絶句したのはジェアスで、デンバー伯爵家には、ミカエラーの弟で、嫡男であるエーリスに10人の子どもがいる。
なかなか縁談も纏まらない状況で、ズニーライ侯爵家の子どもたちが決まれば、力添えをして貰おうと思っていた。
だが、明らかな不貞行為の証拠である托卵に、ジェアスも勢いをなくしていた。
「でも、子どもたちがバラバラになるなんて、可哀想ではないですか」
「5人とも引き取りたいということか?」
アンドリューも、ファンドラーとマルエリーもシャルロットとスチュアートは、ズニーライ侯爵家で引き取るつもりでいた。
「いえ、そうではなくて…」
「どういう意味だ?」
「アンドリュー様も子どもだと思って、お育てになっていたではありませんか」
「このまま置いてくれということか?」
「だって、その方が離れ離れにならなくていいじゃありませんか」
確かに子どもたちは仲はいい。だが、シャルロットが17歳、スチュアートは15歳ということもあり、上の子が下の子を面倒を看ているという立ち位置でもある。
「分かった以上、それは出来ない。貴族なのだから分かるだろう?不貞や愛人を許容している夫妻なら取り決めなどしているのかもしれないが、君がしたのは托卵だぞ?十年以上前から!」
「そんなつもりはなくて…」
ではどんなつもりだと言いたかったが、ミカエラーは答えられない気がしていた。
「サロンだと言って、一体何をしていたんだ?」
「それは…」
「乱交パーティーでもしていたのか?」
「ち、違います…」
「じゃあ、何をしていたんだ?ロロレイ夫人に男娼や若い貴族令息を宛がわれて、楽しんでいたのか?」
「あの…」
「そうなんだろう?」
「あ、はい…」
ロロレイも性欲が強すぎて、夫から別邸に追いやられて、好きに過ごせばいいと言われ、同じような夫人を集めて、男娼や貴族令息を呼んで、仲間を増やしていった。一人では怖いことも、皆も一緒なら怖くないと思っての行動であった。
他の夫人も結婚しているために公になることはなかったが、アンドリューのように調べて、離縁された夫人もいる。だが、その夫人はサロンには来なくなったが、親によって恥ずかしいと、オリビアのように謹慎させられていた。
そのことでバレては不味い夫人たちは、不貞がバレて離縁されたのかと不安にはなったが、快楽を失うことも重要なことだった。
ミカエラーも失いたくない、その一人であった。
「何てことなの…」
来た際とは別人のようにリスターは、嘆き始めた。
「我が家もですが、もう外には出せない、男娼なんて信じられない、不貞行為とは…だらしない、貞操観念がないのですか?どんな教育をして来たのだか?という言葉をそのままお返しします」
ジェアスとリスターも、何も言い返せなかった。
「君は、私は万が一を思って、性病の検査をしていたことも知らないだろう?」
「…え」
アンドリューはミカエラーと関係を持っていた5年前まで、定期的に性病の検査を人知れず受けていた。
「君も調べた方がいいのではないか?」
「えっ」
「ずっと前から疑っていたさ」
「じゃあ、どうして…どうして、今なの」
ミカエラーはアンドリューから、疑うようなことを言われないことをいいことに、ずるずると止められないでいた。
「オリビアのためだよ、王太子妃の家族に問題を起こしてはならないと思っていた。でもオリビアが離縁されたのだから、明らかにしてもいいと思ったんだ」
「そんな…」
オリビアのことがきっかけで、離縁となった第一号になるだろうと思っている。
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