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噴火(裏6)
「私は止めたのよ?無理だって、バーセム公爵とは違うのって、でもケイトがもしかしたら力を秘めているかもしれないって、秘めていないわよ!」
「だって、おとうさまもできたら、あっぷるぱいたべれるとおもって」
「ふん!残念だったわね!」
ソアリスにはそんなことだろうと分かっていたが、ふんふんと言いながら頑張っているアンセムと、どんどん目が細くなっていくケイトの図は面白かった。
「あんせむちゃん、立場なしだな」
ロランもあんせむちゃんをとても気に入っており、今度、アイリーンが帰って来た時にはあいりーんちゃんと呼んでみようとも思っている。
「ええ、お義父様。でも、頑張ってはおりましたのよ?」
「そうか。ケイト、息子がすまないな」
「いいのよ、おじいさま。できないことはありますからね」
「ああ、そうだな」
ロランはケイトの言葉に、笑みが零れた。
いつもケイトには振り回されっぱなしではあるが、母親に似た姿のケイトがソアリスが乗り移ったような様子が可愛らしくてたまらない。
「リズ夫人。友人の夫なのに、ソアリスはいつもあの調子なの?」
テラーもソアリスとリズが仲が良いことは知っており、バーセム公爵のことで何か思うような関係性ではないと思うのだが、僅か心配になった。
「婚約している頃からですよ?夫だけではないのですけど、騎士など強い方に並々ならぬ尊敬があるものですから」
「確かにそれはそうね」
テラーもまだソアリスが王太子妃だった頃から、騎士団に出入りしていることを聞き、何をしているのかと思った。調べてもらうと、ただ褒め称え、片隅で素振りをしていると聞き、驚きの声を上げた。
だが、運動しているソアリスを見ていたことから、納得するところでもあった。
後から聞けば、前騎士団長であるマッドリー前侯爵は幼い頃から知り合い、現騎士団長はリズ夫人の夫、ソアリスに馴染み深い人たちである。
しかもソアリスは知らないが、騎士たちの士気が上がっているという。
テラーも注意することでも、悪いことでもないと思ったが、夫にも義両親にも話をしたが、やはり良いことではないかということになったために、ソアリスの騎士団通いは当然のように今も続いている。
「困ったりはしていないのね?」
「全くありませんわ、夫もソアリスを尊敬しておりますから。マッドリー侯爵にも同じことをしておりますから」
「そうね、まさか幼い頃から知り合いだったとはね」
「はい、夫もソアリスを見ると頑張ろうという気になるそうですから」
「確かに、ソアリスを見ると元気になるわね」
「はい」
今でも生き生きとしているソアリスは、こちらも元気になる。
「ソアリス、ミオトは木は登ったら折れそうだから駄目だけど、一緒に走るのは好きにすればいいわ」
「本当?今度、押し掛けちゃお」
「待ってるわ」
「オルファーも一緒に走って、まあ楽しいわね」
「けいとも!」
「仕方ないわね、特別よ?」
「やった!」
テラーは人様の邸で駆け回る義娘と孫、そして義娘の友人の夫と孫、アンセムに毒されていると言われそうだが、なかなかいい光景ではないかと思った。
「それで、羞恥心を持っていないと判断したのね」
話が中断していたために、アリルがしっかり戻すことにした。
「ええ、羞恥心がなければ、何も感じないのでしょう?私は自己愛はないけど、羞恥心はあるもの」
「カイルスは綺麗な字を書きますからね」
「ああ、母上に教えてもらったんだろう?」
「母上の字を見て、カイルスが勉強していたの方が正しいのではないかな」
「そうだな」
ソアリスに書いてもらったお手本で、カイルス恥の勉強をしていたので、似てしまうのも当然の結果だろう。
「後ね、またまたまたかよなんだけど、共通語も母子共々通じなかったわ」
「はい?大公家でしょう?」
驚きの声を上げたのは、テラーであった。
「だって、おとうさまもできたら、あっぷるぱいたべれるとおもって」
「ふん!残念だったわね!」
ソアリスにはそんなことだろうと分かっていたが、ふんふんと言いながら頑張っているアンセムと、どんどん目が細くなっていくケイトの図は面白かった。
「あんせむちゃん、立場なしだな」
ロランもあんせむちゃんをとても気に入っており、今度、アイリーンが帰って来た時にはあいりーんちゃんと呼んでみようとも思っている。
「ええ、お義父様。でも、頑張ってはおりましたのよ?」
「そうか。ケイト、息子がすまないな」
「いいのよ、おじいさま。できないことはありますからね」
「ああ、そうだな」
ロランはケイトの言葉に、笑みが零れた。
いつもケイトには振り回されっぱなしではあるが、母親に似た姿のケイトがソアリスが乗り移ったような様子が可愛らしくてたまらない。
「リズ夫人。友人の夫なのに、ソアリスはいつもあの調子なの?」
テラーもソアリスとリズが仲が良いことは知っており、バーセム公爵のことで何か思うような関係性ではないと思うのだが、僅か心配になった。
「婚約している頃からですよ?夫だけではないのですけど、騎士など強い方に並々ならぬ尊敬があるものですから」
「確かにそれはそうね」
テラーもまだソアリスが王太子妃だった頃から、騎士団に出入りしていることを聞き、何をしているのかと思った。調べてもらうと、ただ褒め称え、片隅で素振りをしていると聞き、驚きの声を上げた。
だが、運動しているソアリスを見ていたことから、納得するところでもあった。
後から聞けば、前騎士団長であるマッドリー前侯爵は幼い頃から知り合い、現騎士団長はリズ夫人の夫、ソアリスに馴染み深い人たちである。
しかもソアリスは知らないが、騎士たちの士気が上がっているという。
テラーも注意することでも、悪いことでもないと思ったが、夫にも義両親にも話をしたが、やはり良いことではないかということになったために、ソアリスの騎士団通いは当然のように今も続いている。
「困ったりはしていないのね?」
「全くありませんわ、夫もソアリスを尊敬しておりますから。マッドリー侯爵にも同じことをしておりますから」
「そうね、まさか幼い頃から知り合いだったとはね」
「はい、夫もソアリスを見ると頑張ろうという気になるそうですから」
「確かに、ソアリスを見ると元気になるわね」
「はい」
今でも生き生きとしているソアリスは、こちらも元気になる。
「ソアリス、ミオトは木は登ったら折れそうだから駄目だけど、一緒に走るのは好きにすればいいわ」
「本当?今度、押し掛けちゃお」
「待ってるわ」
「オルファーも一緒に走って、まあ楽しいわね」
「けいとも!」
「仕方ないわね、特別よ?」
「やった!」
テラーは人様の邸で駆け回る義娘と孫、そして義娘の友人の夫と孫、アンセムに毒されていると言われそうだが、なかなかいい光景ではないかと思った。
「それで、羞恥心を持っていないと判断したのね」
話が中断していたために、アリルがしっかり戻すことにした。
「ええ、羞恥心がなければ、何も感じないのでしょう?私は自己愛はないけど、羞恥心はあるもの」
「カイルスは綺麗な字を書きますからね」
「ああ、母上に教えてもらったんだろう?」
「母上の字を見て、カイルスが勉強していたの方が正しいのではないかな」
「そうだな」
ソアリスに書いてもらったお手本で、カイルス恥の勉強をしていたので、似てしまうのも当然の結果だろう。
「後ね、またまたまたかよなんだけど、共通語も母子共々通じなかったわ」
「はい?大公家でしょう?」
驚きの声を上げたのは、テラーであった。
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