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王妃陛下の非常にありがたい罰6
「人生を狂わせて、一生を掛けて反省しろ!」
パッシ―――――ン!!
ソアリスのスピードは落ちることはなく、ルックリンツソルの尻は真っ赤になっており、四人が押さえつけていることもあり、それでも何とか踏ん張っていた。
「マリリアを監禁して楽しかったか?若い女性の人生を奪いやがって!」
パッシ―――――ン!!
「クロンデール王国の思い出が悪いものになっただろうが!ぜーんぶ、お前のせいだ!」
パッシ―――――ン!!
「尻を叩かれて痛いだろう!マリリアも痛かったんだよ!人を傷付ける人間は、同じ目に遭うんだよ!覚えておけ!」
パッシ―――――ン!!
「絶対に許さないからな!覚悟しろ!この変態クソ野郎!」
パッシ―――――ン!!パッシ――――――――――ン!!
最後まで叩ききったソアリスは疲れた様子もなく、満足そうにしていたが、素早く三人の侍女が取り囲んで「ばっちいですからね」と言わんばかりに無言で、王妃の手を取りゴシゴシ拭き始めた。
ソアリスも抵抗することもなく、なされるがまま綺麗にしてもらい、水洗い、消毒、空拭き、保湿クリームまで塗られていた。そして、アマリリスの声もようやく止められた。
その間にルックリンツソルはソルドに尻を収められて立たされていたが、中腰の状態で尻を擦っていた。
「よし!取り調べは終わり!後は追って罰を言い渡すが、セザンアース侯爵が到着され次第、判断は変わるかもしれないから、そのつもりで!」
これ以上、ルックリンツソルが変わる様子がなければ取り調べを終わりにしようと考えていた。ゆえに反省した姿を見せるタイミングも今日が最後であった。
「……あの、邸には帰れるのですよね?」
「お前は逃げる恐れがある!コンパル伯爵、夫人!どうする?こいつを四六時中監視ができるか?一緒に寝て起きて、食事トイレ風呂、責任を持って監視すると言うのなら考えてもいい」
「いえ、このまま拘束してください!」
「父上!」
ルックリンツソルはあっさり断ったケインドルに、悲痛な声を上げたが、父の表情は険しかった。
「私はお前の思考が分からないから、逃がす恐れがある。そんなことはできない」
「母上!」
「一緒に寝たくないわ!」
ケインドルは万が一のことを考えた答えだったが、リリンナッタは四六時中一緒にいること、一緒に寝ることに耐えられなかった。
「残念だったな、牢に戻してちょうだい」
「「は!」」
ルックリンツソルは結局、牢に戻ることになり、連れて行かれた。
「コンパル伯爵も夫人も帰るといい」
「はい、申し訳ございませんでした。帰ってこれからについてきちんと決めたいと思います」
「それがいいな」
ケインドルが答えると、リリンナッタも横で深く頭を下げて帰っていった。
「皆もお疲れ様であった。あとはセザンアース侯爵の到着を待とう」
「はい、お疲れ様でございました」
ソアリスは騎士団員たちに向かって言い、皆もしっかりと頭を下げ、先程までルックリンツソルの尻を嬉々として叩いていたとは思えない姿であった。
セザンアース侯爵の判断もあるが、ようやく長かった罰について考える状況になった。ソアリスが出て行くと侍女、護衛たちもついて行き、アンセムとオーランとクイオも続いた。
執務室に着くと、ソアリスはソファに体を委ねた。
「お疲れ様だったな」
「思ったよりいい尻だった」
アンセムが折角、労いの言葉を掛けたのに、ソアリスの感想はルックリンツソルの尻についてであった。
「ぷりんとした尻が良かったのではないか?」
「それがな、もち肌であった」
「そうだったのか?」
「ああ、見た目で判断してはならぬな」
侍女や護衛たちはなるほどと、頷き合っており、何の話をしているのだという状況になっていた。
パッシ―――――ン!!
ソアリスのスピードは落ちることはなく、ルックリンツソルの尻は真っ赤になっており、四人が押さえつけていることもあり、それでも何とか踏ん張っていた。
「マリリアを監禁して楽しかったか?若い女性の人生を奪いやがって!」
パッシ―――――ン!!
「クロンデール王国の思い出が悪いものになっただろうが!ぜーんぶ、お前のせいだ!」
パッシ―――――ン!!
「尻を叩かれて痛いだろう!マリリアも痛かったんだよ!人を傷付ける人間は、同じ目に遭うんだよ!覚えておけ!」
パッシ―――――ン!!
「絶対に許さないからな!覚悟しろ!この変態クソ野郎!」
パッシ―――――ン!!パッシ――――――――――ン!!
最後まで叩ききったソアリスは疲れた様子もなく、満足そうにしていたが、素早く三人の侍女が取り囲んで「ばっちいですからね」と言わんばかりに無言で、王妃の手を取りゴシゴシ拭き始めた。
ソアリスも抵抗することもなく、なされるがまま綺麗にしてもらい、水洗い、消毒、空拭き、保湿クリームまで塗られていた。そして、アマリリスの声もようやく止められた。
その間にルックリンツソルはソルドに尻を収められて立たされていたが、中腰の状態で尻を擦っていた。
「よし!取り調べは終わり!後は追って罰を言い渡すが、セザンアース侯爵が到着され次第、判断は変わるかもしれないから、そのつもりで!」
これ以上、ルックリンツソルが変わる様子がなければ取り調べを終わりにしようと考えていた。ゆえに反省した姿を見せるタイミングも今日が最後であった。
「……あの、邸には帰れるのですよね?」
「お前は逃げる恐れがある!コンパル伯爵、夫人!どうする?こいつを四六時中監視ができるか?一緒に寝て起きて、食事トイレ風呂、責任を持って監視すると言うのなら考えてもいい」
「いえ、このまま拘束してください!」
「父上!」
ルックリンツソルはあっさり断ったケインドルに、悲痛な声を上げたが、父の表情は険しかった。
「私はお前の思考が分からないから、逃がす恐れがある。そんなことはできない」
「母上!」
「一緒に寝たくないわ!」
ケインドルは万が一のことを考えた答えだったが、リリンナッタは四六時中一緒にいること、一緒に寝ることに耐えられなかった。
「残念だったな、牢に戻してちょうだい」
「「は!」」
ルックリンツソルは結局、牢に戻ることになり、連れて行かれた。
「コンパル伯爵も夫人も帰るといい」
「はい、申し訳ございませんでした。帰ってこれからについてきちんと決めたいと思います」
「それがいいな」
ケインドルが答えると、リリンナッタも横で深く頭を下げて帰っていった。
「皆もお疲れ様であった。あとはセザンアース侯爵の到着を待とう」
「はい、お疲れ様でございました」
ソアリスは騎士団員たちに向かって言い、皆もしっかりと頭を下げ、先程までルックリンツソルの尻を嬉々として叩いていたとは思えない姿であった。
セザンアース侯爵の判断もあるが、ようやく長かった罰について考える状況になった。ソアリスが出て行くと侍女、護衛たちもついて行き、アンセムとオーランとクイオも続いた。
執務室に着くと、ソアリスはソファに体を委ねた。
「お疲れ様だったな」
「思ったよりいい尻だった」
アンセムが折角、労いの言葉を掛けたのに、ソアリスの感想はルックリンツソルの尻についてであった。
「ぷりんとした尻が良かったのではないか?」
「それがな、もち肌であった」
「そうだったのか?」
「ああ、見た目で判断してはならぬな」
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