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兄妹1
サイラスも放り出してしまいたいが、ロアンスラー公爵家にも、王家にも、エミアンローズにも迷惑を掛けられることは得策ではないと、籍は抜かないでいたが、病院や施設に入れるなら、立場を弁えさせなくてはならない。
「そうだな…エミアンローズに影響はないだろうか」
「あちらにはお伺いをしてみよう。父上と母上はいいのだな?」
「ああ」
「勿論よ、もうどうしようもないわ」
「退院させて、見付かるまで監視も付けるが、父上たちもお願い出来るか?」
「勿論だ」
「ええ、責任を持つわ」
病院で既に話しているかもしれないが、スタッフは弁えているだろうが、エミアンローズのことを話されるのも良くない。不本意だが、一度こちらに引き取って、受け入れ先を探すしかない。
リベル殿下にもララシャを病院か施設、それでも問題を起こすならば、修道院にいれるつもりであること。自分の立場を弁えさせるためにも、ロアンスラー公爵家から籍を抜いても、問題ないかということを訊ねることにした。
翌日、サイラスがララシャを迎えに行くことになった。
「お兄様、エミアンが結婚するのよ!ビックリしちゃったわ!あの子も大人になって、結婚だなんて。私もついに不本意だけどおばあさまになるのね、若くて可愛いおばあさまになるんだから!」
ソアリスがいたら、肥え太った樽のようなお祖母様の間違いだと、言われるに違いない発言だが、ララシャは本気で思っている。
「そうか」
「そうかって、それだけ?私のエミアンが結婚するのよ?エミアンなら王家にも相応しかったけど、公爵家なら…まあ合格だわ」
サイラスはまだそんなことを言っているのかと思ったが、決別の文が書いてあったはずなのに、どうしてそんなに嬉しそうなのだと感じていた。だが、次の言葉でやはりと思うことになった。
「いつ頃、迎えに来るのかしら…長かったわ」
ララシャは頬に手を当てて、悩ましい表情をしていたが、サイラスは腹が立つために、目を細めて直視しないようにした。
「迎えに来ると書いてあったのか?」
「ええ、当たり前じゃないの!私はエミアンの大好きな母親なのよ?」
「それで、返事は書いたのか?」
思い込んでいるだけかと思うが、深く聞く気もない。もしも、本当に迎えに来るのならば、ロアンスラー公爵家に連絡があるはずである。
結婚することになった、イコール、一緒に住みたい、迎えに来てくれると解釈しているのではないかと思われる。
「そうだったわ!これを清書して、ソアリスに渡して頂戴」
ララシャは封筒にも入っていない便箋だけを差し出し、サイラスもこれなら何か書いてあるか読むのは、容易いなと判断した。
「清書する必要はない、このまま渡して置く」
「っえ、でも…」
「母親が娘に宛てるのだから、何か問題があるのか?ないだろう?」
「…ええ」
ララシャは自分の字が美しくないとは思っていないが、マルシャにすらちゃんとした字を書きなさいと否定されていたために、当然清書して貰えると思っていたが、強く否定する気もない。
「病院に入ることは聞いたな?」
「エミアンが迎えに来るのよ?」
「いつ来るんだ?」
「まだ分からないわ!でもまずは結婚式に出席しなくてはいけないから、ドレスも用意しなくてはいけないわね」
ロアンスラー公爵家宛てには、ソアリスは難しいだろうことは分かっているので、可能ならば結婚式に出席して欲しいことは書かれていた。
そんなエミアンローズがララシャに出席して欲しいなどと、思うとも思えない。リベル殿下も、ピデム王国も許可するはずもない。
「とりあえず、検査は終わったから、ロアンスラー公爵家に戻って貰う。ただし、監視付きでお前に従う者はいない。わがままも許さないし、金はも出さない。もし、従わなければ、修道院に行って貰う。いいな?」
「は?」
「そうだな…エミアンローズに影響はないだろうか」
「あちらにはお伺いをしてみよう。父上と母上はいいのだな?」
「ああ」
「勿論よ、もうどうしようもないわ」
「退院させて、見付かるまで監視も付けるが、父上たちもお願い出来るか?」
「勿論だ」
「ええ、責任を持つわ」
病院で既に話しているかもしれないが、スタッフは弁えているだろうが、エミアンローズのことを話されるのも良くない。不本意だが、一度こちらに引き取って、受け入れ先を探すしかない。
リベル殿下にもララシャを病院か施設、それでも問題を起こすならば、修道院にいれるつもりであること。自分の立場を弁えさせるためにも、ロアンスラー公爵家から籍を抜いても、問題ないかということを訊ねることにした。
翌日、サイラスがララシャを迎えに行くことになった。
「お兄様、エミアンが結婚するのよ!ビックリしちゃったわ!あの子も大人になって、結婚だなんて。私もついに不本意だけどおばあさまになるのね、若くて可愛いおばあさまになるんだから!」
ソアリスがいたら、肥え太った樽のようなお祖母様の間違いだと、言われるに違いない発言だが、ララシャは本気で思っている。
「そうか」
「そうかって、それだけ?私のエミアンが結婚するのよ?エミアンなら王家にも相応しかったけど、公爵家なら…まあ合格だわ」
サイラスはまだそんなことを言っているのかと思ったが、決別の文が書いてあったはずなのに、どうしてそんなに嬉しそうなのだと感じていた。だが、次の言葉でやはりと思うことになった。
「いつ頃、迎えに来るのかしら…長かったわ」
ララシャは頬に手を当てて、悩ましい表情をしていたが、サイラスは腹が立つために、目を細めて直視しないようにした。
「迎えに来ると書いてあったのか?」
「ええ、当たり前じゃないの!私はエミアンの大好きな母親なのよ?」
「それで、返事は書いたのか?」
思い込んでいるだけかと思うが、深く聞く気もない。もしも、本当に迎えに来るのならば、ロアンスラー公爵家に連絡があるはずである。
結婚することになった、イコール、一緒に住みたい、迎えに来てくれると解釈しているのではないかと思われる。
「そうだったわ!これを清書して、ソアリスに渡して頂戴」
ララシャは封筒にも入っていない便箋だけを差し出し、サイラスもこれなら何か書いてあるか読むのは、容易いなと判断した。
「清書する必要はない、このまま渡して置く」
「っえ、でも…」
「母親が娘に宛てるのだから、何か問題があるのか?ないだろう?」
「…ええ」
ララシャは自分の字が美しくないとは思っていないが、マルシャにすらちゃんとした字を書きなさいと否定されていたために、当然清書して貰えると思っていたが、強く否定する気もない。
「病院に入ることは聞いたな?」
「エミアンが迎えに来るのよ?」
「いつ来るんだ?」
「まだ分からないわ!でもまずは結婚式に出席しなくてはいけないから、ドレスも用意しなくてはいけないわね」
ロアンスラー公爵家宛てには、ソアリスは難しいだろうことは分かっているので、可能ならば結婚式に出席して欲しいことは書かれていた。
そんなエミアンローズがララシャに出席して欲しいなどと、思うとも思えない。リベル殿下も、ピデム王国も許可するはずもない。
「とりあえず、検査は終わったから、ロアンスラー公爵家に戻って貰う。ただし、監視付きでお前に従う者はいない。わがままも許さないし、金はも出さない。もし、従わなければ、修道院に行って貰う。いいな?」
「は?」
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