31 / 70
31.人生終了
しおりを挟む
「お昼ご飯食べよ」
響が食堂に入っていく。
今のは、一緒に、ということだろうか。そのまま一緒に食べるのが自然な流れではある。
俺も食堂に入ったが、それは食事をとるためではない。寮の裏口から出てコンビニに行くには、食堂を通り抜けて行くのが早いからだ。
響はおそらく、今から俺も食堂で昼食をとると思っているだろう。
案の定、響は注文用のタブレットの前で、「今日はなに食べる?」と俺に訊ねてきた。
「あ、俺は……」
食べないとは言い出しづらい状況になってしまった。
「ヤッホー! 響ちゃん、体調はどう?」
俺と響の間に割り込んできたのは、エリカだった。
これはチャンスかもしれない。エリカと響が一緒にご飯を食べる流れになれば、俺は一人で抜けやすい。
「昨日はありがとう。おかげでだいぶよくなった」
響がにっこり笑った。
「なら、よかったぁ。けっこう心配してたの」
エリカが響の両手を取って、ブンブンと縦に振った。
響の視線が、エリカの手首の辺りでさまよっている。校長から聞いた自傷行為のことが気になるのだろう。
だが、エリカの手首の傷は、制服の袖に隠れていて見えない。
「朝のこと、まだ怒ってる?」
俺はエリカに恐る恐る聞いた。
「やだぁ。本気で怒るわけないじゃ~ん!」
エリカが声を立てて笑った。今は機嫌がよさそうだ。
「てか真人のクラスの金髪の奴って、拓也だっけ? ちょっと変わってるね」
エリカが、辺りを気にしながら声をひそめる。周囲に拓也の姿はない。
「フィギュアって誰のフィギュアかって、めちゃしつこく聞かれたんだけどぉ!」
「えっ」
俺は嫌な予感がした。
授業が終わった後、拓也は廊下を走っていた。急いでいると言っていた。俺はもう一度周囲を見渡したが、食堂に拓也の姿はない。
「あたしニャンロボ詳しくないしぃ」
「ミサキちゃん」
俺が呟くと、「あたし、エリカだけど?」とエリカが俺を見上げた。
「フィギュアの子の名前だよ。拓也に教えた?」
エリカはううんと、首を横に振った。
「だってあたし、アニメの女の子の名前なんてはっきり覚えてないもん」
「けど、ニャンロボってことは教えたんだよな?」
「うん。それくらいは知ってたから」
「拓也、なんて言ってた?」
俺は焦って聞いた。
「う~ん。なんて言ってたかなぁ?」
エリカの答えを待つ時間がもどかしい。
「俺、ちょっとコンビニ行ってくるわ。二人で昼飯食べてて」
「ちょっと真人ぉ」
「真人くん?」
二人の声を無視して、俺は走り出した。
これは一大事かもしれん。
****
俺はコンビニに着くと、すぐに雑誌棚の下を確認した。
嫌な予感は的中した。昨日の場所に、ミサキちゃんはいない。既に連れ去られた後だった。
俺は店内を一周し、レジに向かった。
「あっ!」
拓也の金髪が目に入った。
会計台に置かれた買い物カゴには、ジュースやらお菓子やらが山盛りになっている。フィギュアの箱が入っているかどうかは、ここからは見えない。
俺は拓也に駆け寄った。
「よぉ!」
拓也が俺に気がつき、片手を上げた。頬が緩んでいる。随分と機嫌がよさそうだ。
俺は拓也の前のカゴを覗き込んで、全身が震えた。
お菓子やジュースの下に隠れるように、フィギュアの箱が入っている。パッケージは隠れてほとんど見えない。
だが、俺にはわかる。お菓子の袋の隙間から目だけが見える。この愛くるしい目は俺の嫁で間違いない。
「お前、これ買うのか?」
俺は拓也に聞いた。
「ん?」
拓也が俺を見る。拓也の手には、生徒証が握られている。
「お買い上げありがとうございました」
レジの音声が、俺に人生終了の合図を告げた。
いや、俺は諦めない。まだ諦めないぞ。
俺は殺気立っていた。拓也と全力で戦うつもりだ。
「そのフィギュア、俺が買うつもりだったんだが」
恨みがましい声が出た。
「へー」
拓也は備え付けのビニール袋に、買ったものを次々と詰めていく。
「おい、聞いてんのか?」
「お前が買うつもりだったんだろ? でも俺が先に買った」
拓也は最後に、フィギュアをビニール袋に入れた。
「じゃあな」
拓也がその場を立ち去ろうとする。
「ちょっと待ってくれ」
俺は早々に作戦を変更した。
今のは、俺の高慢な態度がいけなかった。拓也みたいなやつには、下手に出た方が効果的だろう。
「頼む。それ、俺に譲ってくれないか?」
俺は拓也にすがりついた。
「代わりに俺の今日の5000円を全部拓也にくれてやる。なんでも買っていいぞ」
俺は生徒証を、拓也の前に差し出す。90度腰を曲げて頭を下げた。
「ミサキ以外に俺、別に欲しいもんないし」
拓也の声に俺は頭を上げた。思わず握りこぶしに力が入る。
こいつ、俺のミサキちゃんを呼び捨てにしたな。馴れ馴れしく呼ぶんじゃねぇ。
カッとなりそうな気持ちを、俺はなんとか落ち着かせた。
「俺、ニャンロボのミサキが好きなんだ。毎週かかさずアニメを見ていたんだ」
拓也が照れ臭そうに言う。
「けどお前がアニメを見ていたっていうのは、作られた記憶の中だけの話だろ?」
「だからなんだよ」
拓也の声にイラつきが混じる。
俺は違う。作られた記憶などではない。本当にリアルタイムで毎週アニメを見ていたんだ。ミサキちゃんへの想いが、拓也とは桁違いなんだ。
拓也にそう言いたいが、言えないのがもどかしい。
「俺だって5歳の時、毎週アニメを見ていたんだ」
俺の記憶だって作りものにすぎないと言われるかもしれない。
「は? 嘘がバレバレだぞ。本当にニャンロボ好きなのかよ」
拓也が呆れたように言う。
「嘘じゃない」
「これ、2年前に始まったアニメだぞ。当時俺らは13歳だ。5歳なはずがない」
こいつなに言ってんだ?
俺は首をかしげた。拓也の記憶は間違っている。間違った記憶をプログラミングされているのか?
エリカほどは重大なエラーではない。修正するほどではないが、小さなエラーは他の生徒にもそこそこあるのかもしれない。
「じゃあな」
拓也がビニール袋を肩に引っかけ、帰っていく。
俺はその姿を黙って見送った……わけがない。
響が食堂に入っていく。
今のは、一緒に、ということだろうか。そのまま一緒に食べるのが自然な流れではある。
俺も食堂に入ったが、それは食事をとるためではない。寮の裏口から出てコンビニに行くには、食堂を通り抜けて行くのが早いからだ。
響はおそらく、今から俺も食堂で昼食をとると思っているだろう。
案の定、響は注文用のタブレットの前で、「今日はなに食べる?」と俺に訊ねてきた。
「あ、俺は……」
食べないとは言い出しづらい状況になってしまった。
「ヤッホー! 響ちゃん、体調はどう?」
俺と響の間に割り込んできたのは、エリカだった。
これはチャンスかもしれない。エリカと響が一緒にご飯を食べる流れになれば、俺は一人で抜けやすい。
「昨日はありがとう。おかげでだいぶよくなった」
響がにっこり笑った。
「なら、よかったぁ。けっこう心配してたの」
エリカが響の両手を取って、ブンブンと縦に振った。
響の視線が、エリカの手首の辺りでさまよっている。校長から聞いた自傷行為のことが気になるのだろう。
だが、エリカの手首の傷は、制服の袖に隠れていて見えない。
「朝のこと、まだ怒ってる?」
俺はエリカに恐る恐る聞いた。
「やだぁ。本気で怒るわけないじゃ~ん!」
エリカが声を立てて笑った。今は機嫌がよさそうだ。
「てか真人のクラスの金髪の奴って、拓也だっけ? ちょっと変わってるね」
エリカが、辺りを気にしながら声をひそめる。周囲に拓也の姿はない。
「フィギュアって誰のフィギュアかって、めちゃしつこく聞かれたんだけどぉ!」
「えっ」
俺は嫌な予感がした。
授業が終わった後、拓也は廊下を走っていた。急いでいると言っていた。俺はもう一度周囲を見渡したが、食堂に拓也の姿はない。
「あたしニャンロボ詳しくないしぃ」
「ミサキちゃん」
俺が呟くと、「あたし、エリカだけど?」とエリカが俺を見上げた。
「フィギュアの子の名前だよ。拓也に教えた?」
エリカはううんと、首を横に振った。
「だってあたし、アニメの女の子の名前なんてはっきり覚えてないもん」
「けど、ニャンロボってことは教えたんだよな?」
「うん。それくらいは知ってたから」
「拓也、なんて言ってた?」
俺は焦って聞いた。
「う~ん。なんて言ってたかなぁ?」
エリカの答えを待つ時間がもどかしい。
「俺、ちょっとコンビニ行ってくるわ。二人で昼飯食べてて」
「ちょっと真人ぉ」
「真人くん?」
二人の声を無視して、俺は走り出した。
これは一大事かもしれん。
****
俺はコンビニに着くと、すぐに雑誌棚の下を確認した。
嫌な予感は的中した。昨日の場所に、ミサキちゃんはいない。既に連れ去られた後だった。
俺は店内を一周し、レジに向かった。
「あっ!」
拓也の金髪が目に入った。
会計台に置かれた買い物カゴには、ジュースやらお菓子やらが山盛りになっている。フィギュアの箱が入っているかどうかは、ここからは見えない。
俺は拓也に駆け寄った。
「よぉ!」
拓也が俺に気がつき、片手を上げた。頬が緩んでいる。随分と機嫌がよさそうだ。
俺は拓也の前のカゴを覗き込んで、全身が震えた。
お菓子やジュースの下に隠れるように、フィギュアの箱が入っている。パッケージは隠れてほとんど見えない。
だが、俺にはわかる。お菓子の袋の隙間から目だけが見える。この愛くるしい目は俺の嫁で間違いない。
「お前、これ買うのか?」
俺は拓也に聞いた。
「ん?」
拓也が俺を見る。拓也の手には、生徒証が握られている。
「お買い上げありがとうございました」
レジの音声が、俺に人生終了の合図を告げた。
いや、俺は諦めない。まだ諦めないぞ。
俺は殺気立っていた。拓也と全力で戦うつもりだ。
「そのフィギュア、俺が買うつもりだったんだが」
恨みがましい声が出た。
「へー」
拓也は備え付けのビニール袋に、買ったものを次々と詰めていく。
「おい、聞いてんのか?」
「お前が買うつもりだったんだろ? でも俺が先に買った」
拓也は最後に、フィギュアをビニール袋に入れた。
「じゃあな」
拓也がその場を立ち去ろうとする。
「ちょっと待ってくれ」
俺は早々に作戦を変更した。
今のは、俺の高慢な態度がいけなかった。拓也みたいなやつには、下手に出た方が効果的だろう。
「頼む。それ、俺に譲ってくれないか?」
俺は拓也にすがりついた。
「代わりに俺の今日の5000円を全部拓也にくれてやる。なんでも買っていいぞ」
俺は生徒証を、拓也の前に差し出す。90度腰を曲げて頭を下げた。
「ミサキ以外に俺、別に欲しいもんないし」
拓也の声に俺は頭を上げた。思わず握りこぶしに力が入る。
こいつ、俺のミサキちゃんを呼び捨てにしたな。馴れ馴れしく呼ぶんじゃねぇ。
カッとなりそうな気持ちを、俺はなんとか落ち着かせた。
「俺、ニャンロボのミサキが好きなんだ。毎週かかさずアニメを見ていたんだ」
拓也が照れ臭そうに言う。
「けどお前がアニメを見ていたっていうのは、作られた記憶の中だけの話だろ?」
「だからなんだよ」
拓也の声にイラつきが混じる。
俺は違う。作られた記憶などではない。本当にリアルタイムで毎週アニメを見ていたんだ。ミサキちゃんへの想いが、拓也とは桁違いなんだ。
拓也にそう言いたいが、言えないのがもどかしい。
「俺だって5歳の時、毎週アニメを見ていたんだ」
俺の記憶だって作りものにすぎないと言われるかもしれない。
「は? 嘘がバレバレだぞ。本当にニャンロボ好きなのかよ」
拓也が呆れたように言う。
「嘘じゃない」
「これ、2年前に始まったアニメだぞ。当時俺らは13歳だ。5歳なはずがない」
こいつなに言ってんだ?
俺は首をかしげた。拓也の記憶は間違っている。間違った記憶をプログラミングされているのか?
エリカほどは重大なエラーではない。修正するほどではないが、小さなエラーは他の生徒にもそこそこあるのかもしれない。
「じゃあな」
拓也がビニール袋を肩に引っかけ、帰っていく。
俺はその姿を黙って見送った……わけがない。
10
あなたにおすすめの小説
未来スコープ ―この学園、裏ありすぎなんですけど!? ―
米田悠由
児童書・童話
「やばっ!これ、やっぱ未来見れるんだ!」
平凡な女子高生・白石藍が偶然手にした謎の道具「未来スコープ」。
それは、未来を“見る”だけでなく、“触れたものの行く末を映す”装置だった。
好奇心旺盛な藍は、未来スコープを通して、学園に潜む都市伝説や不可解な出来事の真相に迫っていく。
旧校舎の謎、転校生・蓮の正体、そして学園の奥深くに潜む秘密。
見えた未来が、藍たちの運命を大きく揺るがしていく。
未来スコープが映し出すのは、甘く切ないだけではない未来。
誰かを信じる気持ち、誰かを疑う勇気、そして真実を暴く覚悟。
藍は「信じるとはどういうことか」を問われていく。
この物語は、好奇心と正義感、友情と疑念の狭間で揺れながら、自分の軸を見つけていく少女の記録です。
感情の揺らぎと、未来への探究心が交錯するSFラブストーリー、シリーズ第3作。
読後、きっと「誰かを信じるとはどういうことか」を考えたくなる一冊です。
オバケの謎解きスタンプラリー
綾森れん
児童書・童話
第3回きずな児童書大賞 奨励賞をいただきました! ありがとうございます!
――七不思議を順番にめぐると、最後の不思議「大階段踊り場の鏡」に知らない自分の姿が映るんだって。
小学六年生の結菜(ユイナ)が通う三日月(みかづき)小学校では、そんな噂がささやかれていた。
結菜は難関中学に合格するため、塾の夏期講習に通って勉強に励んでいる。
だが一方で、自分の将来にひそかな期待と不安をいだいてもいた。
知らない自分を知りたい結菜は、家族が留守にする夏休みのある夜、幼なじみの夏希(ナツキ)とともに七不思議めぐりを決意する。
苦労して夜の学校に忍び込んだ二人だが、出会うのは個性豊かなオバケたちばかり。
いまいち不真面目な二宮金次郎のブロンズ像から、二人はスタンプラリーの台紙を渡され、ルールを説明される。
「七不思議の謎を解けばスタンプがもらえる。順番に六つスタンプを集めて大階段の鏡のところへ持って行くと、君の知らない君自身が映し出されるんだ」
結菜と夏希はオバケたちの謎を解いて、スタンプを集められるのか?
そして大階段の鏡は二人に何を教えてくれるのか?
思春期に足を踏み入れたばかりの少女が、心の奥底に秘めた想いに気付いてゆく物語です。
未来スコープ ―キスした相手がわからないって、どういうこと!?―
米田悠由
児童書・童話
「あのね、すごいもの見つけちゃったの!」
平凡な女子高生・月島彩奈が偶然手にした謎の道具「未来スコープ」。
それは、未来を“見る”だけでなく、“課題を通して導く”装置だった。
恋の予感、見知らぬ男子とのキス、そして次々に提示される不可解な課題──
彩奈は、未来スコープを通して、自分の運命に深く関わる人物と出会っていく。
未来スコープが映し出すのは、甘いだけではない未来。
誰かを想う気持ち、誰かに選ばれない痛み、そしてそれでも誰かを支えたいという願い。
夢と現実が交錯する中で、彩奈は「自分の気持ちを信じること」の意味を知っていく。
この物語は、恋と選択、そしてすれ違う想いの中で、自分の軸を見つけていく少女たちの記録です。
感情の揺らぎと、未来への確信が交錯するSFラブストーリー、シリーズ第2作。
読後、きっと「誰かを想うとはどういうことか」を考えたくなる一冊です。
今、この瞬間を走りゆく
佐々森りろ
児童書・童話
【第2回きずな児童書大賞 奨励賞】
皆様読んでくださり、応援、投票ありがとうございました!
小学校五年生の涼暮ミナは、父の知り合いの詩人・松風洋さんの住む東北に夏休みを利用して東京からやってきた。同い年の洋さんの孫のキカと、その友達ハヅキとアオイと仲良くなる。洋さんが初めて書いた物語を読ませてもらったミナは、みんなでその小説の通りに街を巡り、その中でそれぞれが抱いている見えない未来への不安や、過去の悲しみ、現実の自分と向き合っていく。
「時あかり、青嵐が吹いたら、一気に走り出せ」
合言葉を言いながら、もう使われていない古い鉄橋の上を走り抜ける覚悟を決めるが──
ひと夏の冒険ファンタジー
ミラー★みらくる!
桜 花音
児童書・童話
楠木莉菜、中学一年生。
それはわたしの本来の姿。
わたしは莉菜という存在をずっと見ていた、鏡の中にいる、もう一人のリナ。
わたしは最初から【鏡】の中にいた。
いつから、なんてわからない。
でもそれを嫌だと思った事はない。
だって鏡の向こうの〈あたし〉は楽しそうだったから。
友達と遊ぶのも部活も大好き。
そんな莉菜を見ているのは楽しかった。
でも唯一、莉菜を悩ませたもの。
それは勉強。
そんなに嫌?逃げたくなるくらい?
それならかわってあげられたらいいのに。
その瞬間、わたしと莉菜が入れ替わったの。
【鏡】の中で莉菜を見ていたわたしが、束の間の体験で得るものは……
【完結】またたく星空の下
mazecco
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 君とのきずな児童書賞 受賞作】
※こちらはweb版(改稿前)です※
※書籍版は『初恋×星空シンバル』と改題し、web版を大幅に改稿したものです※
◇◇◇冴えない中学一年生の女の子の、部活×恋愛の青春物語◇◇◇
主人公、海茅は、フルート志望で吹奏楽部に入部したのに、オーディションに落ちてパーカッションになってしまった。しかもコンクールでは地味なシンバルを担当することに。
クラスには馴染めないし、中学生活が全然楽しくない。
そんな中、海茅は一人の女性と一人の男の子と出会う。
シンバルと、絵が好きな男の子に恋に落ちる、小さなキュンとキュッが詰まった物語。
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
【奨励賞】おとぎの店の白雪姫
ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】
母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。
ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし!
そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。
小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり!
他のサイトにも掲載しています。
表紙イラストは今市阿寒様です。
絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる