異世界に来た私のチートは、秩序ある混沌でした。

ぬるちぃるちる

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Godcrew……。

ゴッドクルー?

スマートフォンの画面を眺める。

会社に電話が、無理だったから、
当然、インターネットも無理だと思いつつブラウザを開くと現れたのが、
検索エンジンのロゴ、Godcrewゴッドクルー

表示は、元の世界にあった、
Gから始まってeで終わる6文字の検索エンジンに劇的に似ている。

「何処につながってるんだろ?」
 思わず、誰もいないのに声に出して呟いてしまった。

Godcrewゴッドクルーは、この世界の創世神のデータベースを参照しています。』
 おっと、音声認識がオンになっていた。
表示された日本語の答えに、それが本当ならこのスマホは、エシュロンより強いと確信した。

「システム参照。」
 特に意味はないけど、何となく。

パラレルOSってなに?
異世界仕様のオペレーティングシステムって事?
データはデフォルトでオンラインに保存されるのか。
え?異世界、サーバーとかあるの?
鉄板の中世ファンタジー系じゃないの?

まあいいや。
画像データの保存先変更不可。
こっちで写真撮っても元の世界には持って帰れないのね。

そして……、すぐに飽きた。
OSオペレーティングシステムが変わっても、音声認識と、
ユニバーサルデザインなアイコンのおかげで、何とかなりそうだ。
良かった良かった。

「現在地」
 ゴッドクルーマップが起動した。

『現在地▼カルディアの森』
うん。
全然知らない地名しかない。

あ、そうだ。
「元の世界に帰る方法」

『ないよ。』
 ……おっと、パラレルOSさん、なれなれしい。
siriさんや羊はもっと丁寧。

「スマホとか食べ物みたいな呼び出せるものの制限って何?」

『元の散らかった部屋に有った物なら出せるよ。』
 散らかってた。
確かに腐海一歩手前でした。
でもね?事実とはいえ、ちょっと失礼なんですけどー。

「散らかった部屋って言わないでよへこむ……。
 あれでもどこに何があるかちゃんと把握してたんだから。」
 可及的速やかに、配慮を要求しますね。

『元の秩序ある混沌タルティーブファウダーに有った物なら出せるよ。』
 人工知能(仮)に気を使わせたら、中二病翻訳された!

「数の制限は?」

『ないよ。』
 あなたが神か!
そして、召喚したものを売りさばいて、大富豪になれるやつか!
めんどくさそうだから、ほどほどで良いけど……。

「呼び出すものに、チートの付与は?」

『そこはかとなく可能。』
 なぜゆえに古語。
まあ、制限無いならそれはおいおいやってみよう。

そろそろお風呂入りたい。
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