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入学式に王様がいたんだぜ
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学校のでかすぎる門をくぐった瞬間、ルフトは自分と同じ、白い制服を着た集団に遭遇した。
そして、今までイケてると思っていた自分の顔が普通である事に気がついてしまった。
むしろなぜ、今までいけてると思っていたのか疑問に思うくらいだ。
良かった、天狗になって無くて。
しかし、なんなんだ、この顔面偏差値の高い世界は……。
公立中学校でトップだったのに、高校で、進学校に行った途端、成績が真ん中になるような、相対的順位の低下を感じてしまったのだ。
で、天狗ってなんなの?
他にも、疑問に思うようなことは、あった気がするが、きらきらしい顔面の同級生に囲まれて、それどころでは無い。
ほとんど、自分と同レベルだけど、ところどころに、類い希な美貌の男女が紛れている。
つまり、自分はモブなんだろうと思った。
まあ、モブがなんなのかよくわからないけど。
悪目立ちするよりは、没個性なレベルの顔で良かったかなとも思う。
下級貴族の小市民スピリッツ的には何の不満も無い。
みんなで、入学式の会場である講堂へぞろぞろ向かう。
保護者は来ないのが慣習らしい。
去年は、王子様が、新入生代表の挨拶をしたらしいけど、今年は誰なんだろう。
お客様気分で、静かに指定された椅子に座って待つ。
しばらくして、部屋が暗くなった。
ステージの演台にスポットライトが当たる。
「諸君は、今日から、栄えある王立キラキラ魔法学園の学生となった……」
なんか、すごく、威風堂々っていう言葉が似合いそうな人が、よく通る声で、ちゃらちゃらした学校名を口にするの、違和感しか無い。
って、あれ、王様じゃん!!
まじで!?
入学式、王様が来ちゃうの!?
王立だから?
わあ、来て良かった。
なんか小市民的にテンション上がる。
地元の駅で、電車待ってるテレビのコメンテーター見たとき位、テンション上がる。
よくわかんないけど。
全然頭に入ってこない、王様のスピーチが終わると、銀色のふわふわ髪の女の子が壇上に上がった。
新入生代表かわいいなあ。
そして、今までイケてると思っていた自分の顔が普通である事に気がついてしまった。
むしろなぜ、今までいけてると思っていたのか疑問に思うくらいだ。
良かった、天狗になって無くて。
しかし、なんなんだ、この顔面偏差値の高い世界は……。
公立中学校でトップだったのに、高校で、進学校に行った途端、成績が真ん中になるような、相対的順位の低下を感じてしまったのだ。
で、天狗ってなんなの?
他にも、疑問に思うようなことは、あった気がするが、きらきらしい顔面の同級生に囲まれて、それどころでは無い。
ほとんど、自分と同レベルだけど、ところどころに、類い希な美貌の男女が紛れている。
つまり、自分はモブなんだろうと思った。
まあ、モブがなんなのかよくわからないけど。
悪目立ちするよりは、没個性なレベルの顔で良かったかなとも思う。
下級貴族の小市民スピリッツ的には何の不満も無い。
みんなで、入学式の会場である講堂へぞろぞろ向かう。
保護者は来ないのが慣習らしい。
去年は、王子様が、新入生代表の挨拶をしたらしいけど、今年は誰なんだろう。
お客様気分で、静かに指定された椅子に座って待つ。
しばらくして、部屋が暗くなった。
ステージの演台にスポットライトが当たる。
「諸君は、今日から、栄えある王立キラキラ魔法学園の学生となった……」
なんか、すごく、威風堂々っていう言葉が似合いそうな人が、よく通る声で、ちゃらちゃらした学校名を口にするの、違和感しか無い。
って、あれ、王様じゃん!!
まじで!?
入学式、王様が来ちゃうの!?
王立だから?
わあ、来て良かった。
なんか小市民的にテンション上がる。
地元の駅で、電車待ってるテレビのコメンテーター見たとき位、テンション上がる。
よくわかんないけど。
全然頭に入ってこない、王様のスピーチが終わると、銀色のふわふわ髪の女の子が壇上に上がった。
新入生代表かわいいなあ。
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