3 / 5
新入生代表の公爵令嬢の激レスを受けた
しおりを挟む
新入生代表は、キリッとした顔立ちの賢そうな、かわいい女の子で、そして、公爵令嬢だった。
上位貴族とか、雲の上の人だもんなあ、学校にアイドルがいるみたいな感じかな?
とか思ってたら、目が合った。
短い間だったけど、確実に!がっつりと!目が合った。
アイドルのコンサートとかだったら、こういうの、激レスって言うのかな?
で、アイドルのコンサートって何なんだろうね。
ぼんやり眺めていると、新入生代表の挨拶が終わった時にまた目が合った。
なんとなく得した気分になった。
その後も、滞りなくプログラムは進み、何のトラブルも無く入学式は終わった。
そして、式が終わり、教室に移動した。
クラスは、8クラスあって、銀のスペードになった。
スペードのクラスは、剣や風魔法が得意な子が集まりやすいらしい。
入学前に、パパが言ってた。
どうやらクラスメイトは自分と同じ、下位貴族が中心みたいだ。
一部、金持ちの平民が混ざっている。
金持ちの平民と言っても、数代遡れば、上位貴族の三男、四男だったりするかもしれないので、あまりなめた態度はとらない方が良いのは常識だ。
王立学園に通える知力、学力、魔力があると言う事は、将来もそれなりに約束されているのだから、みんな仲良く、平和が一番。
特別に顔の良い子は二人居て、ピンクの髪の女の子の透き通るような存在感は、また一段と別格だったので、今後の動向に注視したい。
いや、別にその子とどうこうなりたい訳では無い。
クラスに読モの子がいても、恐れ多くて仲良くなれるなんて思わないよね。
読モが何なのかわかんないけど。
で、友達が出来たかというと……。
……まあ、初日だし、友達なんてゆっくり作れば良いよね。
終礼が終わると、どんどん教室から、人が居なくなって、最後の一人になった。
今日は、パパの仕事帰りに馬車で拾って貰うので、教室でゆっくり待ってる。
うちは別に特別に貧乏貴族って訳じゃ無いけど、仕事帰りに、拾って貰えるならそれで良いかなって、思う。
窓から、下校するみんなの姿を眺めながら、明日からの学校生活に思いをはせる。
明日からは、いよいよ授業が始まるのだ。
中でも特に楽しみなのは魔法の授業だ。
最初の授業で、適性に応じて杖が決まるらしい。
かっこいい杖に憧れる反面、飽きが来ないようなシンプルな杖の方がしっくりくる気もする。
どっちにしろ、自分の杖に決まったら、大事にしたいと思ってる。
そろそろ馬車乗り場に行こうかと思ったとき、教室に足音が近づいてきた。
忘れ物を取りに来たのだろうか?
上位貴族とか、雲の上の人だもんなあ、学校にアイドルがいるみたいな感じかな?
とか思ってたら、目が合った。
短い間だったけど、確実に!がっつりと!目が合った。
アイドルのコンサートとかだったら、こういうの、激レスって言うのかな?
で、アイドルのコンサートって何なんだろうね。
ぼんやり眺めていると、新入生代表の挨拶が終わった時にまた目が合った。
なんとなく得した気分になった。
その後も、滞りなくプログラムは進み、何のトラブルも無く入学式は終わった。
そして、式が終わり、教室に移動した。
クラスは、8クラスあって、銀のスペードになった。
スペードのクラスは、剣や風魔法が得意な子が集まりやすいらしい。
入学前に、パパが言ってた。
どうやらクラスメイトは自分と同じ、下位貴族が中心みたいだ。
一部、金持ちの平民が混ざっている。
金持ちの平民と言っても、数代遡れば、上位貴族の三男、四男だったりするかもしれないので、あまりなめた態度はとらない方が良いのは常識だ。
王立学園に通える知力、学力、魔力があると言う事は、将来もそれなりに約束されているのだから、みんな仲良く、平和が一番。
特別に顔の良い子は二人居て、ピンクの髪の女の子の透き通るような存在感は、また一段と別格だったので、今後の動向に注視したい。
いや、別にその子とどうこうなりたい訳では無い。
クラスに読モの子がいても、恐れ多くて仲良くなれるなんて思わないよね。
読モが何なのかわかんないけど。
で、友達が出来たかというと……。
……まあ、初日だし、友達なんてゆっくり作れば良いよね。
終礼が終わると、どんどん教室から、人が居なくなって、最後の一人になった。
今日は、パパの仕事帰りに馬車で拾って貰うので、教室でゆっくり待ってる。
うちは別に特別に貧乏貴族って訳じゃ無いけど、仕事帰りに、拾って貰えるならそれで良いかなって、思う。
窓から、下校するみんなの姿を眺めながら、明日からの学校生活に思いをはせる。
明日からは、いよいよ授業が始まるのだ。
中でも特に楽しみなのは魔法の授業だ。
最初の授業で、適性に応じて杖が決まるらしい。
かっこいい杖に憧れる反面、飽きが来ないようなシンプルな杖の方がしっくりくる気もする。
どっちにしろ、自分の杖に決まったら、大事にしたいと思ってる。
そろそろ馬車乗り場に行こうかと思ったとき、教室に足音が近づいてきた。
忘れ物を取りに来たのだろうか?
1
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした
高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!?
これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。
日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。
悪役令息の継母に転生したからには、息子を悪役になんてさせません!
水都(みなと)
ファンタジー
伯爵夫人であるロゼッタ・シルヴァリーは夫の死後、ここが前世で読んでいたラノベの世界だと気づく。
ロゼッタはラノベで悪役令息だったリゼルの継母だ。金と地位が目当てで結婚したロゼッタは、夫の連れ子であるリゼルに無関心だった。
しかし、前世ではリゼルは推しキャラ。リゼルが断罪されると思い出したロゼッタは、リゼルが悪役令息にならないよう母として奮闘していく。
★ファンタジー小説大賞エントリー中です。
※完結しました!
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる