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第十六章:「岐路」
・16-7 第274話:「国家宰相の憂鬱」
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・16-7 第274話:「国家宰相の憂鬱」
家庭を築き、後継者を定める。
自身の身を固めることをエドゥアルドは真剣に考えると約束してくれた。
彼は、今年で二十歳になった。
まだ若くはあるが、この時代の慣習では、もう結婚していてもまったくおかしくはない年齢だ。
だからこうして妻帯することに向き合ってくれることは、良いことだ。
なのだが。
(どうにも、心に決めておられる方がいらっしゃるご様子……)
謁見(えっけん)を終え、自身が帝都・トローンシュタットでの拠点としている場所に馬車で帰還しながら、国家宰相・ルドルフ・フォン・エーアリヒは、自身が直感したそのことについて思考を巡らせていた。
これまで代皇帝がまともに妻を娶(めと)ることを考えていた様子はなかったが、彼の周辺には年頃の女性の姿が幾人もあった。
エドゥアルドも、肉体的には十分に成熟した[大人]と言ってよい。
恋愛のひとつやふたつ、していてもおかしくもなんともない。
問題となるのは、その、恋の相手だった。
本人も自覚しているのに違いないが、代皇帝の婚姻相手ともなると、諸勢力の様々な思惑や事情が複雑に絡み合い、政争の対象ともなる重大事だ。
臣下としても気になるところだったし、できれば、円滑に事が運ぶように仕向けたい。
(あのように言い渋っておられる、ということは……。
公にはし難いお相手なのだろうか……)
指先で顎(あご)を揉みしだきながら、思案する。
普段は比較的はっきりと自身の意見を口にするあの青年があれだけ言い澱むということは、彼の想い人は世間的に言ってあまり好ましい相手ではないのかもしれない。
いったい、エドゥアルドの気持ちは誰に向けられているのか。
気になるところだった。
別に、ルドルフに詮索(せんさく)する趣味があるわけではない。
代皇帝の気持ちが向いている先が誰なのかによっては、あらたな争いの火種になりかねないと危惧しているのだ。
エドゥアルドがすでに気持ちを寄せている相手がいるのだとして。
その正体によっては、「自身の妹を」と提示して来た公爵たちは不満を抱くことになるだろう。
「自分のかわいい妹を妻として差し出そうというのに、いったい、何が不満なのか!? 」
貴族にだって家族の情は存在するし、もしも[格下]と見なされるような相手が后(きさき)として選ばれたのならば、場合によってはそれを侮辱(ぶじょく)と捉えてしまう可能性もある。
そうなれば帝国の今後の政治に大きな悪影響が生じてしまうだろう。
アリツィア王女と、ユーフェミア王女。
エドゥアルドの身近にいる女性として真っ先に思いつくのはこの二人で、彼女たちならば何の懸念もなかった。
それぞれの母国の立場から見ても代皇帝との婚姻は十分に魅力的な話であるはずで、交渉はうまくまとめられるはずだったし、公爵たちも一国の王族が相手となれば納得するだろう。
しかし、どうにも、その二人ではない様子。
(何とかして、お相手を探り出せないだろうか)
場合によっては巨大な国難になるかもしれないと不安を抱かざるを得なかったルドルフは、密かに行動することに決めて、知恵を絞ることにした。
「でしたら、陛下にネックレスを献上なさってみてはいかがでしょうか? 」
そう策を授けてくれたのは、エドゥアルドのブレーンとして活躍して来たヴィルヘルム・プロフェートだった。
彼はここしばらくの間、帝国に独自の諜報機関を設立するべく働いており、その進捗状況を共有するために国家宰相の下を訪問した際に相談を受けると、すぐにそう答えてくれた。
「ネックレスを? 」
「はい。
それも、代皇帝から女性への贈り物として十分な格式を持ったものでございます」
そういった装飾品を男性が身につけることもあったが、エドゥアルドは普段、使用することはない。
であるのに、なぜネックレスを送るのかと不思議に思って確認するルドルフに、ヴィルヘルムはいつもの柔和な表情を崩さないまま教えてくれる。
「私(わたくし)が知っている故事に、このようなことがございました。
とある国の王には複数の后がおりましたが、その中でいったい、誰がもっとも寵愛(ちょうあい)を受けているのかが分からない。
誰が一番に大切にされているのかを知りたいと思っていた臣下は、ある時、王に美麗な装飾品をいくつか献上したのです。
よろしければ、お后様たちにお送りくださいませ。
きっと喜んでくださるでしょうから、と。
その贈り物にはそれぞれ、等級が設けられておりました」
「ふむふむ……。
それで、それにはいったい、どういう意味があったのですかな? 」
「その王は喜んで、愛する女性たちにその装飾品を送りました。
すると、中でももっとも素晴らしいものを王が送られた相手が、深く愛情を得ている女性であると分かったのでございます」
「なるほど! 」
ルドルフは思わず膝(ひざ)を打っていた。
エドゥアルドに女性のためのネックレスを送れば、彼はそんなものを必要としないから、手元に置かずに必ず贈り物とする。
そしてその相手は、心を寄せている相手となるのに違いない。
誰しも、好きになった相手の笑顔はいつだって、いくらでも見ていたいものだからだ。
そしてそれが分かれば、後はこちらであれこれと根回しをして、手筈を整えてやればよい。
そうすればあの青年は想い人と結ばれて幸福だし、事前に対策を打てるので、婚姻を巡って発生するかもしれない混乱を未然に防止することもできてしまう。
しかも根掘り葉掘り詮索(せんさく)せずに、自然な形で意中の相手を知ることができるのだ。
「ヴィルヘルム殿、良い思案をいただき、感謝申し上げますぞ! 」
大喜びで礼を述べたルドルフは、急いで自身の頼りとする腹心、執事のコンラートを呼んで、代皇帝が想い人に贈るのにふさわしいネックレスを調達させた。
家庭を築き、後継者を定める。
自身の身を固めることをエドゥアルドは真剣に考えると約束してくれた。
彼は、今年で二十歳になった。
まだ若くはあるが、この時代の慣習では、もう結婚していてもまったくおかしくはない年齢だ。
だからこうして妻帯することに向き合ってくれることは、良いことだ。
なのだが。
(どうにも、心に決めておられる方がいらっしゃるご様子……)
謁見(えっけん)を終え、自身が帝都・トローンシュタットでの拠点としている場所に馬車で帰還しながら、国家宰相・ルドルフ・フォン・エーアリヒは、自身が直感したそのことについて思考を巡らせていた。
これまで代皇帝がまともに妻を娶(めと)ることを考えていた様子はなかったが、彼の周辺には年頃の女性の姿が幾人もあった。
エドゥアルドも、肉体的には十分に成熟した[大人]と言ってよい。
恋愛のひとつやふたつ、していてもおかしくもなんともない。
問題となるのは、その、恋の相手だった。
本人も自覚しているのに違いないが、代皇帝の婚姻相手ともなると、諸勢力の様々な思惑や事情が複雑に絡み合い、政争の対象ともなる重大事だ。
臣下としても気になるところだったし、できれば、円滑に事が運ぶように仕向けたい。
(あのように言い渋っておられる、ということは……。
公にはし難いお相手なのだろうか……)
指先で顎(あご)を揉みしだきながら、思案する。
普段は比較的はっきりと自身の意見を口にするあの青年があれだけ言い澱むということは、彼の想い人は世間的に言ってあまり好ましい相手ではないのかもしれない。
いったい、エドゥアルドの気持ちは誰に向けられているのか。
気になるところだった。
別に、ルドルフに詮索(せんさく)する趣味があるわけではない。
代皇帝の気持ちが向いている先が誰なのかによっては、あらたな争いの火種になりかねないと危惧しているのだ。
エドゥアルドがすでに気持ちを寄せている相手がいるのだとして。
その正体によっては、「自身の妹を」と提示して来た公爵たちは不満を抱くことになるだろう。
「自分のかわいい妹を妻として差し出そうというのに、いったい、何が不満なのか!? 」
貴族にだって家族の情は存在するし、もしも[格下]と見なされるような相手が后(きさき)として選ばれたのならば、場合によってはそれを侮辱(ぶじょく)と捉えてしまう可能性もある。
そうなれば帝国の今後の政治に大きな悪影響が生じてしまうだろう。
アリツィア王女と、ユーフェミア王女。
エドゥアルドの身近にいる女性として真っ先に思いつくのはこの二人で、彼女たちならば何の懸念もなかった。
それぞれの母国の立場から見ても代皇帝との婚姻は十分に魅力的な話であるはずで、交渉はうまくまとめられるはずだったし、公爵たちも一国の王族が相手となれば納得するだろう。
しかし、どうにも、その二人ではない様子。
(何とかして、お相手を探り出せないだろうか)
場合によっては巨大な国難になるかもしれないと不安を抱かざるを得なかったルドルフは、密かに行動することに決めて、知恵を絞ることにした。
「でしたら、陛下にネックレスを献上なさってみてはいかがでしょうか? 」
そう策を授けてくれたのは、エドゥアルドのブレーンとして活躍して来たヴィルヘルム・プロフェートだった。
彼はここしばらくの間、帝国に独自の諜報機関を設立するべく働いており、その進捗状況を共有するために国家宰相の下を訪問した際に相談を受けると、すぐにそう答えてくれた。
「ネックレスを? 」
「はい。
それも、代皇帝から女性への贈り物として十分な格式を持ったものでございます」
そういった装飾品を男性が身につけることもあったが、エドゥアルドは普段、使用することはない。
であるのに、なぜネックレスを送るのかと不思議に思って確認するルドルフに、ヴィルヘルムはいつもの柔和な表情を崩さないまま教えてくれる。
「私(わたくし)が知っている故事に、このようなことがございました。
とある国の王には複数の后がおりましたが、その中でいったい、誰がもっとも寵愛(ちょうあい)を受けているのかが分からない。
誰が一番に大切にされているのかを知りたいと思っていた臣下は、ある時、王に美麗な装飾品をいくつか献上したのです。
よろしければ、お后様たちにお送りくださいませ。
きっと喜んでくださるでしょうから、と。
その贈り物にはそれぞれ、等級が設けられておりました」
「ふむふむ……。
それで、それにはいったい、どういう意味があったのですかな? 」
「その王は喜んで、愛する女性たちにその装飾品を送りました。
すると、中でももっとも素晴らしいものを王が送られた相手が、深く愛情を得ている女性であると分かったのでございます」
「なるほど! 」
ルドルフは思わず膝(ひざ)を打っていた。
エドゥアルドに女性のためのネックレスを送れば、彼はそんなものを必要としないから、手元に置かずに必ず贈り物とする。
そしてその相手は、心を寄せている相手となるのに違いない。
誰しも、好きになった相手の笑顔はいつだって、いくらでも見ていたいものだからだ。
そしてそれが分かれば、後はこちらであれこれと根回しをして、手筈を整えてやればよい。
そうすればあの青年は想い人と結ばれて幸福だし、事前に対策を打てるので、婚姻を巡って発生するかもしれない混乱を未然に防止することもできてしまう。
しかも根掘り葉掘り詮索(せんさく)せずに、自然な形で意中の相手を知ることができるのだ。
「ヴィルヘルム殿、良い思案をいただき、感謝申し上げますぞ! 」
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