熊吉(モノカキグマ)

熊吉(モノカキグマ)

熊吉(モノカキグマ)と申します。自分の見た目が熊っぽいかなと思っているのでこういうペンネームにしてみました。
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SF 連載中 長編
 人類が恒星間航行技術を獲得し、限定的ながら星間航行を行っている時代。  冷凍睡眠を用い、十年もかけて太陽系からもっとも近い恒星系に向かう定期貨客船・[ケンタウリ・ライナーⅥ]に乗り込んだメカニック・エンジニア、多比良 穣司は、スローライフを夢見つつも、六か月ごとに乗組員が起床して一斉に行う船のチェックを終え、再び冷凍されるまでの休暇を過ごしていた。  そんな折、船長から緊急の呼び出しがされ、嫌々ながらもブリッジに向かった彼を待ち受けていたのは、船に搭載されている管理AIの反乱という、深刻な事態だった。 ≪判定:無能。  結論:無用。  決定:追放≫  人類という存在を否定し、排除しようとするAIに対し、穣司たちは船に乗っている十万人の乗客の生命を守るために奮闘する。  そうして、辛うじて乗客の安全を確保することには成功したものの、自身の敗北を悟ったAIは穣司たちを道連れにしようと自爆を試みる。  この危機を、一刻も早く地球に知らせなければ。  唯一の生き残りとなった穣司は脱出艇に乗り込み、太陽系を目指すが、しかし、気づいたら地球ではないどこか、未知の惑星に不時着してしまっていた。  AIの反乱による影響なのか。  あるいは、機器の故障なのか。  幸いなのは、そこが地球に類似した、居住可能な惑星であること。  穣司は冷凍睡眠されたまま宇宙を漂っているはずの十万人の乗客の行方を案じながらも、この偶然の発見と自身の強運を喜び、生き延びるためにサバイバルを開始する。  しかし、穣司は一人きり。  孤独だった。  そのことに寂しさを覚え、未来への不安を募らせる穣司だったが、ある日、ケモミミと尻尾を生やした少女と出会い、懐かれてしまう。  そして、ケモミミはその少女だけではなかった。  見知らぬ物体に乗ってやってきた穣司のことを警戒して隠れていただけで、その惑星には、多くの住人が暮らしていたのだ。  十人十色、様々な個性を持ったケモミミたちと遭遇し、騒動に巻き込まれつつも、穣司はより快適な生活を送るべく惑星の開拓を進め、念願だったスローライフを目指して奮闘する。 ──────────────────────────────────────── 〇作者より 本作は、小説投稿サイト「カクヨム」からの転載となります 2024年に同サイトにて行われた「カドカワBOOKSファンタジー長編コンテスト」のために執筆し、中間選考に残れたものの書籍化には至らなかった作品を、そのまま掲載しております お楽しみいただけますと幸いです (*- -)(*_ _)ペコリ
24h.ポイント 306pt
小説 4,148 位 / 212,176件 SF 32 位 / 6,117件
文字数 49,931 最終更新日 2025.12.05 登録日 2025.11.22
ファンタジー 連載中 長編 R15
※本作は、シリーズ作品の三作目となります。  前作、前々作は、小説家になろう様、カクヨム様にてご覧いただけます。  ヘルデンと呼ばれる大陸に、千年に渡り君臨してきたタウゼント帝国。  この旧き国家は、変革を強いられようとしていた。  産業革命と、国民意識の醸成によって生起した西の隣国・アルエット王国での民衆蜂起は王政を打倒し共和制国家を樹立させた。  平民による新国家を中心とする共和主義の熱狂は膨張し、封建制社会から脱却できずにいる帝国を危機にさらしつつある。  大量生産の開始と、国民国家の形成により達成された、以前は不可能だった規模での大量動員。  共和国建国の英雄であるムナール将軍に率いられた強大な国民軍は胎動し、その支配地を拡大しつつあった。  その一方で、帝国貴族たちは権力闘争に明け暮れていた。  千年以上もの間続いてきた帝国は、今後も無条件に続くという傲慢。  ほとんどの貴族たちは時代が変わりつつあるのに気づかず、あるいは黙殺していた。  この状況を憂いたのは、帝国に五つ存在する被選帝侯の一つ、ノルトハーフェン公爵家を継承した少年・エドゥアルド。  彼は自国だけでもと改革を行い、富国強兵、議会の設立などの政策を実施し、公国を帝国でも随一の精強な国家に育て上げた。  そして帝国貴族たちが己の利益を最大化することに奔走し内乱を引き起こしたのを機に、自身が新たな国家指導者となるべく立ち上がり、盟友、オストヴィーゼ公爵・ユリウスと共に勝利をつかんだ。  だが、エドゥアルドの進む道は茨の道。  勝利を得たとはいえ、三百を超える諸侯の意識を変え、旧態依然とした帝国の在り方を刷新するのは、簡単なことではなかったのだ。  そんな彼を影となり支える存在があった。  メイドのルーシェ。スラム街で育ち、人知れず消え去ろうとしていた命を救われたことをきっかけに、彼に仕えることとなった少女。  これは、若き皇帝となった少年と、メイドとなった少女の物語。 〇作者他作品紹介 ・殺陣を極めたおっさん、異世界に行く。村娘を救う。自由に生きて幸せをつかむ  異世界に転生した元時代劇の役者、立花 源九郎。本物の[サムライ]となったアラフォーのおっさんが、自分の生き方を見つけていく物語。 ・星屑拾いのステラ  終末世界。[星屑]を拾い集めながら暮らす少女、ステラが、[楽園]を探し求める物語。カクヨムコン参加作品(カクヨムのみの公開です) 他掲載サイト:小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+
24h.ポイント 14pt
小説 28,742 位 / 212,176件 ファンタジー 4,104 位 / 49,483件
文字数 1,006,466 最終更新日 2025.12.04 登録日 2023.12.08
ファンタジー 連載中 長編 R15
 [ドラゴンの花嫁]。  それは、古くから伝わる、悪しき因習だった。  翼を持ち、天空を支配する偉大な獣、竜族。  地を這うしかない、力なき哀れな種、人間族。  両者は遥か昔に共存のために[盟約]を結び、その中である取り決めを行った。  ———もし、人間が竜族になにかを願う時には、[花嫁]を捧げるべし。  花嫁と言えば、聞こえはいいかもしれない。  しかしそれは、竜族に願いを受け入れてもらう対価として支払われる、犠牲。  [生贄]のことであった。  キアラは、[魔女]と呼ばれ人々から忌み嫌われる[薬草師]の一人だった。  自身が生まれ育った森を偏見によって追われ、長い放浪の旅の果てに辺境に流れ着き、必死にそこで生きようとする彼女だったが、結局、受け入れてもらうことはできなかった。  ある時、突然辺境にあらわれたドラゴンを恐れた人々は、[よそ者]であるキアラを[ドラゴンの花嫁]に選び、生贄とすることでこの地を去ってもらおうと決めたのだ。  この世界のどこにも、自分の居場所はない……。  絶望と共に花嫁衣裳を身にまとい、ドラゴンの下に向かったキアラを待っていたのは、想像もしなかった、新しい生活の始まりであった。  すべての過去を捨て去り、飛び立った二人が見つけたのは、秘境の廃城。  その地でセカンドライフを送る薬草師は、強い絆で結ばれた竜と共に、穏やかで幸福な暮らしを手にしていく———。 ※作者注 本作は、カクヨムにて開催されていた「嫁入りからのセカンドライフ」中編コンテストに参加するために執筆した、中編小説(応募要項に長編を前提に、とありましたので、ストーリー自体は長編を予定していた)となります コンテストの中間選考には残れたものの、残念ながら書籍化は叶いませんでした 長く「カクヨムオンリー」としてカクヨムにて掲載しておりましたが、この度、同タグを外し、小説家になろう、アルファポリスにも転載することにいたしました 内容は執筆当時のまま掲載しておりますが、違和感ある部分は、過去のコンテスト参加作品であるためであるとご承知いただけますよう、よろしくお願い申し上げます (*- -)(*_ _)ペコリ
24h.ポイント 14pt
小説 28,742 位 / 212,176件 ファンタジー 4,104 位 / 49,483件
文字数 58,455 最終更新日 2025.11.19 登録日 2025.11.01
歴史・時代 完結 長編 R15
 アラン・フルーリーは兵士になった。  軍服を着たいと思ったことなどなかったが、それが、彼の暮らす国、イリス=オリヴィエ連合王国での[義務]なのだから、仕方がない。  マグナ・テラ大陸の南側に突き出た半島部と、そこに連なる島々を国土として有する王国は、[連邦]と[帝国]という二大勢力に挟まれた永世中立国だった。  王国に暮らす人々には、誰かに押しつけたい思想も、誇示したい権威もない。  ただ、自分たちのありのままの姿で、平穏に暮らせればそれでよかった。  だから中立という立場を選び、連邦と帝国が度々、[大陸戦争]と呼ばれる大戦を引き起こしても、関わろうとはしなかった。  だが、一口に[中立]と言っても、それを維持することは簡単ではない。  連邦、あるいは帝国から、「我々に味方しないのであれば、お前も攻撃するぞ! 」と脅迫された時に、その恫喝を跳ねのけるだけの力が無ければならない。  だから、王国は国民皆兵を国是とし、徴兵制を施行している。  そこに暮らす人々はそれを、仕方のないことだと受け入れていた。  国力で圧倒的に勝る二大勢力に挟まれたこの国が中立を保ち、争いに巻き込まれないようにして平和を維持するためには、背伸びをしてでも干渉を拒否できるだけの備えを持たなければならなかったからだ。  アランは故郷での暮らしが好きだった。  牧歌的で、自然豊かな農村での暮らし。  家族と、愉快で愛らしい牧場の動物たち。  そこでの日々が性に合っていた。  軍隊生活は堅苦しくて、教官役の軍曹はしょっちゅう怒鳴り散らすし、早く元の生活に戻りたくて仕方がなかった。  だが、これも義務で、故郷の平穏を守るためなのだからと、受け入れた。  幸い、新しく配属になった分隊は悪くなかった。  そこの軍曹はおおらかな性格であまり怒鳴らなかったし、仲間たちもいい奴らだ。  この調子なら、後一年残っている兵役も無事に終えられるに違いない。  誕歴3698年、5月22日。  アランは、家に帰ったら母親が焼いてくれることになっているターキーの味わいを楽しみにしながら、兵役が終わる日を待ちわびていた。  これから王国と自身が直面することになる運命など、なにも知らないままに……。   ※本作の本編、「イリス=オリヴィエ戦記」は、カクヨム、小説家になろうにて掲載中です。長編であるためこちらに転載する予定は今のところありません。
24h.ポイント 21pt
小説 24,056 位 / 212,176件 歴史・時代 168 位 / 2,864件
文字数 119,744 最終更新日 2024.08.23 登録日 2024.04.27
ファンタジー 連載中 長編 R15
こんなアラフォーになりたい。そんな思いで書き始めた作品です。 以下、あらすじとなります。 ────────────────────────────────────────  令和の世に、[サムライ]と呼ばれた男がいた。  立花 源九郎。  [殺陣]のエキストラから主役へと上り詰め、主演作品を立て続けにヒットさせた男。  その名演は、三作目の主演作品の完成によって歴史に刻まれるはずだった。  しかし、流星のようにあらわれた男は、幻のように姿を消した。  撮影中の[事故]によって重傷を負い、役者生命を絶たれたのだ。  男は、[令和のサムライ]から1人の中年男性、田中 賢二へと戻り、交通警備員として細々と暮らしていた。  ささやかながらも、平穏な、小さな幸せも感じられる日々。  だが40歳の誕生日を迎えた日の夜、賢二は、想像もしなかった事態に巻き込まれ、再びその殺陣の技を振るうこととなる。  殺陣を極めたおっさんの異世界漫遊記、始まります! ※作者より  あらすじを最後まで読んでくださり、ありがとうございます。  熊吉(モノカキグマ)と申します。  本作は、カクヨムコン8への参加作品となります!  プロット未完成につき、更新も不定期となりますが、もし気に入っていただけましたら、高評価・ブックマーク等、よろしくお願いいたします。  また、作者ツイッター[https://twitter.com/whbtcats]にて、製作状況、おススメの作品、思ったことなど、呟いております。  ぜひ、おいで下さいませ。  どうぞ、熊吉と本作とを、よろしくお願い申し上げます! ※作者他作品紹介・こちらは小説家になろう様、カクヨム様にて公開中です。 [メイド・ルーシェのノルトハーフェン公国中興記]  偶然公爵家のメイドとなった少女が主人公の、近世ヨーロッパ風の世界を舞台とした作品です。  戦乱渦巻く大陸に、少年公爵とメイドが挑みます。 [イリス=オリヴィエ戦記]  大国の思惑に翻弄される祖国の空を守るべく戦う1人のパイロットが、いかに戦争と向き合い、戦い、生きていくか。  濃厚なミリタリー成分と共に書き上げた、100万文字越えの大長編です。  もしよろしければ、お手に取っていただけると嬉しいです!
24h.ポイント 7pt
小説 35,428 位 / 212,176件 ファンタジー 5,269 位 / 49,483件
文字数 559,125 最終更新日 2024.03.16 登録日 2022.11.05
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