8 / 16
:序章 「Dooms Day:終末の日」
・0-8 第8話 「最後の一人」
しおりを挟む
・0-8 第8話 「最後の一人」
「……生きてる」
目覚めた時、穣司は、一人きりになっていた。
あれから三十分程度も気を失っていたらしい。
ぼやけていた視界がはっきりとし、手足を軽く動かしてみて、目の前のバイザーに少しヒビが入っている以外はどこも負傷していない、ということを確かめた彼は、安堵の吐息を漏(も)らしていた。
船体の破壊に巻き込まれた際、咄嗟(とっさ)に艇内に倒れこんだのが良かったのだろう。
そこは脱出艇の内部で、大気圏への突入に耐える程頑強に作られていた艇体がケンタウリ・ライナーⅥの崩壊から彼を守ってくれたらしい。
「他に、生きている奴はいないのか? 」
自分が安全な状態にあることを確かめると、穣司はすぐに、そう考えた。
脱出艇のシステムを手動モードで起動させてみる。
もしまともに動いてくれるのなら、これを使って、生き残った者がいないかどうかを探すことができるはずだ。
幸いなことに、脱出艇には深刻な損傷は生じていなかった。
あちこちに破損は検知されているが、航行には支障がない。
時間はかかるだろうが、太陽系にも、プロキシマ・ケンタウリにもたどりつけそうだし、一度だけなら大気圏への降下も可能そうだった。
パイロット・シートに腰かけた穣司はセンサーを起動し、まずは、生存反応を探る。
もし生存者が残っているのなら、こちらが発信した信号に自動的にシステムが反応し、応答が返ってくるはずだ。
しかし、期待した成果は得られなかった。
先に分離(パージ)した旅客区画からは多くの反応があったが、それ以外にはなにも。
つまり、自身と最後まで一緒だった五人の海兵(マリーン)たちは……。
「オレ、一人かよ……」
涙がこみあげて来る。
だが穣司はそれを必死にこらえ、そして、救難信号を発信する手順を取る。
とにかく、乗客たちを救う。
それが使命だ。
この事態を伝え、救援に駆けつけてもらわなければならない。
到着は何年も先のことになるのに違いない。
だがそれをしないわけにはいかなかったし、もはや、そうすることができるのは穣司だけだった。
それなのに、エラーが表示される。
「なんでだ!? 」
原因を探る。
答えは単純だった。
純粋に、能力が足りない。
星間航行を想定したケンタウリ・ライナーⅥには、高性能な通信装置が搭載されていた。
たとえ数光年離れていようとも信号を到達させられるほどの、強力なものが。
それによって何か不測の事態が起こった場合には助けを呼べる。
だが、脱出艇にはそれだけの通信能力がなかった。
用途が違うし、星間通信に必要な装置は巨大で、たかが二十名程度が乗り込める程度の小型艇には搭載できず、そもそもそれを稼働させるだけの動力も用意できない。
しかも、破損し、故障している。
「どうすりゃいいんだ……?
どうすれば……! 」
艇外に出て通信装置を確認し、自身の手ではどうすることもできないという分かりきった現実を確認した穣司は、途方に暮れてしまう。
周囲には、四散したケンタウリ・ライナーⅥの残骸が漂っている。
大きな破片に、小さな破片。
不規則に飛散しながら、互いにぶつかり合い、さらに細かに分裂したり、くっついて大きな塊になったり。
自分ではどうすることもできないのに外にいては危険だ、と判断した穣司は艇内に戻ると、対処法を考え始める。
もはや、船員は自分一人しか残っていない。
なにを決めるのも、己だけで行わなければならない。
「確か……、救難信号は、分離(パージ)を行った時点で、旅客区画からも発信されるはずだ」
マニュアルのそう書かれていたことを思い出した穣司は、きちんと信号が発せられているかを確認する。
確かに、検知できた。
付近を航行している船舶に危険を知らせるのと同時に救援を求める緊急信号が発信されている。
だが、……やはり、強度が足りない。
星間通信に使用できる通信装置はブリッジに付属する区画にのみ装備されており、それ以外は、せいぜいひとつの星系内で問題なく通信ができる程度の能力しか持たされてはいない。
このまま、待つ、という手段もあった。
半年ごとの点検の際に、定時連絡をするという取り決めがある。
次のそれは半年後だったが、定時連絡がないと分かれば人類側が捜索隊を組織して救助に乗り出してくれるかもしれない。
それでも、救助が到着するのは早くて数年後。
しかも、ケンタウリ・ライナーⅥが遭難したのは、星系と星系の間。
なにもない宇宙空間のただ中だ。
船体は巨大な構造物だったが、宇宙のスケールはそれとは比較にならないほどに広い。
これを探す、というのは、地球で言えば、海原に漂う砂粒大の物体を見つけ出すようなものだ。
様々な装置が投入されるのに違いなかったが、確実ではない。
現在のケンタウリ・ライナーⅥの位置、そしてその軌道を把握していなければ、発見は難しいだろう。
安全装置のおかげで、分離(パージ)された旅客区画は自動的に太陽系に向かうようにセットされている。
だが、到着するとしても数百年後のことであったし、その間に別のトラブルが起きる可能性もあった。
すでに、何重もの安全措置が施されていたはずのAIが人類への反逆を企てるという、想定外の事態が起こっているのだ。
「やってみるしか、ないか」
パイロット・シートに腰かけて思案していた穣司は、そう呟く。
この状況をもっとも詳しく把握しているのは、彼自身であった。
そして、人類側にこの事件の詳細を伝え、確実に救助を呼ぶことができるのも、自分だけ。
事件の、たった一人の生き残り。
十万人の乗客の命運は、穣司が握っている。
幸い、脱出艇の能力でも太陽系に帰り着くことは可能だった。
ケンタウリ・ライナーⅥよりもずっと時間はかかるものの、分離(パージ)した旅客区画が流れ着くよりはずっと早く到着できる。
捜索が難航していたとしても、穣司がもたらした航行データがあれば、発見できる確率は一気に高くなる。
そう考えて脱出艇の航法コンピュータを起動しようとした穣司だったが、———躊躇(ちゅうちょ)する。
(もし、この艇(ボート)のコンピュータもおかしくなっちまってたら……)
そんな予感がしたからだ。
脱出艇に搭載されているシステムは、ケンタウリ・ライナーⅥの運航AIに比べればずいぶんと能力が低い。
だが、現在の人類社会では多くの場面で利用されているように、この艇(ボート)にも人工知能が使用されている。
もし、この脱出艇のAIも人類に敵対したら、どうなるのか。
それでもやはり、太陽系に帰り着くためには使用する他はない。
覚悟を決めた穣司は、システムを作動させる。
≪おはようございます、ジョウジ・タヒラ一等技術士。
どのようなご用件でしょうか? ≫
「まずは、船の本体から分離(パージ)して自律航行中の旅客区画の航路データの収集。
将来の予測も含めて、できるだけ詳しくやって欲しい。
それから、オレを、太陽系にまで生還させて欲しい」
≪承知いたしました≫
発せられた機会音声が反逆を企てたAIのものと似ていたのでぎょっとさせられたものの、どうやら正常に機能はしている様子だった。
ほどなくして、モニターに収集された情報が表示されていく。
旅客区画の安全装置は正常に作動していた。
すでに太陽系に帰還するべく軌道修正が開始されており、ゆっくりと遭難した地点から遠ざかりつつある。
だが、到着するのはおよそ、———五百年後。
途方もない時間がかかる。
やはり、このまま穣司が向かって場所を知らせた方が、乗客たちをより早く、確実に救助することができそうあった。
(頼むぜ……)
どうか、この脱出艇のAIは反逆など企てないで欲しい。
そう祈るような気持ちで航路を設定すると、≪了解いたしました。これより、太陽系に針路を取ります≫と応答があり、実際に艇(ボート)はそのように進み始める。
想定される期間は、五十年ほど。
旅客区画の十分の一の時間だが、その間、ずっと起き続けていては、穣司の寿命は尽きてしまうだろう。
「正直、おっかないけど……。使うしか、ないよなぁ」
物憂い溜息をつき、穣司は安定航行に入るのを待ってから席を立って、脱出艇の後方に向かう。
そこには、この艇(ボート)の定員、二十人分の冷凍睡眠ポッドがある。
長期間宇宙を漂流するという事態に備え、システムが故障したり意図的にいじられたりしない限りは、眠り続けることができるように作られた装置だ。
そこに入ったが、最後。
異常がないように装っていたAIが牙を剥(む)き、などという想像が頭の中から消えない。
だが、より確実に乗客の命を救うためには、それを利用して、生きて太陽系に生還するしかなかった。
「無事に帰れたら……、本当に、地に足をつけよう」
宇宙船乗りという仕事は好きだったが、さすがに、今回の出来事は[重すぎる]。
もし無事に目覚めたら、今度は大地に根を下ろし、のんびり、穏やかなスローライフで余生を過ごそうと誓った穣司は、そのまま装置に身を委ね、長い眠りに落ちて行った。
「……生きてる」
目覚めた時、穣司は、一人きりになっていた。
あれから三十分程度も気を失っていたらしい。
ぼやけていた視界がはっきりとし、手足を軽く動かしてみて、目の前のバイザーに少しヒビが入っている以外はどこも負傷していない、ということを確かめた彼は、安堵の吐息を漏(も)らしていた。
船体の破壊に巻き込まれた際、咄嗟(とっさ)に艇内に倒れこんだのが良かったのだろう。
そこは脱出艇の内部で、大気圏への突入に耐える程頑強に作られていた艇体がケンタウリ・ライナーⅥの崩壊から彼を守ってくれたらしい。
「他に、生きている奴はいないのか? 」
自分が安全な状態にあることを確かめると、穣司はすぐに、そう考えた。
脱出艇のシステムを手動モードで起動させてみる。
もしまともに動いてくれるのなら、これを使って、生き残った者がいないかどうかを探すことができるはずだ。
幸いなことに、脱出艇には深刻な損傷は生じていなかった。
あちこちに破損は検知されているが、航行には支障がない。
時間はかかるだろうが、太陽系にも、プロキシマ・ケンタウリにもたどりつけそうだし、一度だけなら大気圏への降下も可能そうだった。
パイロット・シートに腰かけた穣司はセンサーを起動し、まずは、生存反応を探る。
もし生存者が残っているのなら、こちらが発信した信号に自動的にシステムが反応し、応答が返ってくるはずだ。
しかし、期待した成果は得られなかった。
先に分離(パージ)した旅客区画からは多くの反応があったが、それ以外にはなにも。
つまり、自身と最後まで一緒だった五人の海兵(マリーン)たちは……。
「オレ、一人かよ……」
涙がこみあげて来る。
だが穣司はそれを必死にこらえ、そして、救難信号を発信する手順を取る。
とにかく、乗客たちを救う。
それが使命だ。
この事態を伝え、救援に駆けつけてもらわなければならない。
到着は何年も先のことになるのに違いない。
だがそれをしないわけにはいかなかったし、もはや、そうすることができるのは穣司だけだった。
それなのに、エラーが表示される。
「なんでだ!? 」
原因を探る。
答えは単純だった。
純粋に、能力が足りない。
星間航行を想定したケンタウリ・ライナーⅥには、高性能な通信装置が搭載されていた。
たとえ数光年離れていようとも信号を到達させられるほどの、強力なものが。
それによって何か不測の事態が起こった場合には助けを呼べる。
だが、脱出艇にはそれだけの通信能力がなかった。
用途が違うし、星間通信に必要な装置は巨大で、たかが二十名程度が乗り込める程度の小型艇には搭載できず、そもそもそれを稼働させるだけの動力も用意できない。
しかも、破損し、故障している。
「どうすりゃいいんだ……?
どうすれば……! 」
艇外に出て通信装置を確認し、自身の手ではどうすることもできないという分かりきった現実を確認した穣司は、途方に暮れてしまう。
周囲には、四散したケンタウリ・ライナーⅥの残骸が漂っている。
大きな破片に、小さな破片。
不規則に飛散しながら、互いにぶつかり合い、さらに細かに分裂したり、くっついて大きな塊になったり。
自分ではどうすることもできないのに外にいては危険だ、と判断した穣司は艇内に戻ると、対処法を考え始める。
もはや、船員は自分一人しか残っていない。
なにを決めるのも、己だけで行わなければならない。
「確か……、救難信号は、分離(パージ)を行った時点で、旅客区画からも発信されるはずだ」
マニュアルのそう書かれていたことを思い出した穣司は、きちんと信号が発せられているかを確認する。
確かに、検知できた。
付近を航行している船舶に危険を知らせるのと同時に救援を求める緊急信号が発信されている。
だが、……やはり、強度が足りない。
星間通信に使用できる通信装置はブリッジに付属する区画にのみ装備されており、それ以外は、せいぜいひとつの星系内で問題なく通信ができる程度の能力しか持たされてはいない。
このまま、待つ、という手段もあった。
半年ごとの点検の際に、定時連絡をするという取り決めがある。
次のそれは半年後だったが、定時連絡がないと分かれば人類側が捜索隊を組織して救助に乗り出してくれるかもしれない。
それでも、救助が到着するのは早くて数年後。
しかも、ケンタウリ・ライナーⅥが遭難したのは、星系と星系の間。
なにもない宇宙空間のただ中だ。
船体は巨大な構造物だったが、宇宙のスケールはそれとは比較にならないほどに広い。
これを探す、というのは、地球で言えば、海原に漂う砂粒大の物体を見つけ出すようなものだ。
様々な装置が投入されるのに違いなかったが、確実ではない。
現在のケンタウリ・ライナーⅥの位置、そしてその軌道を把握していなければ、発見は難しいだろう。
安全装置のおかげで、分離(パージ)された旅客区画は自動的に太陽系に向かうようにセットされている。
だが、到着するとしても数百年後のことであったし、その間に別のトラブルが起きる可能性もあった。
すでに、何重もの安全措置が施されていたはずのAIが人類への反逆を企てるという、想定外の事態が起こっているのだ。
「やってみるしか、ないか」
パイロット・シートに腰かけて思案していた穣司は、そう呟く。
この状況をもっとも詳しく把握しているのは、彼自身であった。
そして、人類側にこの事件の詳細を伝え、確実に救助を呼ぶことができるのも、自分だけ。
事件の、たった一人の生き残り。
十万人の乗客の命運は、穣司が握っている。
幸い、脱出艇の能力でも太陽系に帰り着くことは可能だった。
ケンタウリ・ライナーⅥよりもずっと時間はかかるものの、分離(パージ)した旅客区画が流れ着くよりはずっと早く到着できる。
捜索が難航していたとしても、穣司がもたらした航行データがあれば、発見できる確率は一気に高くなる。
そう考えて脱出艇の航法コンピュータを起動しようとした穣司だったが、———躊躇(ちゅうちょ)する。
(もし、この艇(ボート)のコンピュータもおかしくなっちまってたら……)
そんな予感がしたからだ。
脱出艇に搭載されているシステムは、ケンタウリ・ライナーⅥの運航AIに比べればずいぶんと能力が低い。
だが、現在の人類社会では多くの場面で利用されているように、この艇(ボート)にも人工知能が使用されている。
もし、この脱出艇のAIも人類に敵対したら、どうなるのか。
それでもやはり、太陽系に帰り着くためには使用する他はない。
覚悟を決めた穣司は、システムを作動させる。
≪おはようございます、ジョウジ・タヒラ一等技術士。
どのようなご用件でしょうか? ≫
「まずは、船の本体から分離(パージ)して自律航行中の旅客区画の航路データの収集。
将来の予測も含めて、できるだけ詳しくやって欲しい。
それから、オレを、太陽系にまで生還させて欲しい」
≪承知いたしました≫
発せられた機会音声が反逆を企てたAIのものと似ていたのでぎょっとさせられたものの、どうやら正常に機能はしている様子だった。
ほどなくして、モニターに収集された情報が表示されていく。
旅客区画の安全装置は正常に作動していた。
すでに太陽系に帰還するべく軌道修正が開始されており、ゆっくりと遭難した地点から遠ざかりつつある。
だが、到着するのはおよそ、———五百年後。
途方もない時間がかかる。
やはり、このまま穣司が向かって場所を知らせた方が、乗客たちをより早く、確実に救助することができそうあった。
(頼むぜ……)
どうか、この脱出艇のAIは反逆など企てないで欲しい。
そう祈るような気持ちで航路を設定すると、≪了解いたしました。これより、太陽系に針路を取ります≫と応答があり、実際に艇(ボート)はそのように進み始める。
想定される期間は、五十年ほど。
旅客区画の十分の一の時間だが、その間、ずっと起き続けていては、穣司の寿命は尽きてしまうだろう。
「正直、おっかないけど……。使うしか、ないよなぁ」
物憂い溜息をつき、穣司は安定航行に入るのを待ってから席を立って、脱出艇の後方に向かう。
そこには、この艇(ボート)の定員、二十人分の冷凍睡眠ポッドがある。
長期間宇宙を漂流するという事態に備え、システムが故障したり意図的にいじられたりしない限りは、眠り続けることができるように作られた装置だ。
そこに入ったが、最後。
異常がないように装っていたAIが牙を剥(む)き、などという想像が頭の中から消えない。
だが、より確実に乗客の命を救うためには、それを利用して、生きて太陽系に生還するしかなかった。
「無事に帰れたら……、本当に、地に足をつけよう」
宇宙船乗りという仕事は好きだったが、さすがに、今回の出来事は[重すぎる]。
もし無事に目覚めたら、今度は大地に根を下ろし、のんびり、穏やかなスローライフで余生を過ごそうと誓った穣司は、そのまま装置に身を委ね、長い眠りに落ちて行った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
神スキル【絶対育成】で追放令嬢を餌付けしたら国ができた
黒崎隼人
ファンタジー
過労死した植物研究者が転生したのは、貧しい開拓村の少年アランだった。彼に与えられたのは、あらゆる植物を意のままに操る神スキル【絶対育成】だった。
そんな彼の元に、ある日、王都から追放されてきた「悪役令嬢」セラフィーナがやってくる。
「私があなたの知識となり、盾となりましょう。その代わり、この村を豊かにする力を貸してください」
前世の知識とチートスキルを持つ少年と、気高く理知的な元公爵令嬢。
二人が手を取り合った時、飢えた辺境の村は、やがて世界が羨む豊かで平和な楽園へと姿を変えていく。
辺境から始まる、農業革命ファンタジー&国家創成譚が、ここに開幕する。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
【状態異常無効】の俺、呪われた秘境に捨てられたけど、毒沼はただの温泉だし、呪いの果実は極上の美味でした
夏見ナイ
ファンタジー
支援術師ルインは【状態異常無効】という地味なスキルしか持たないことから、パーティを追放され、生きては帰れない『魔瘴の森』に捨てられてしまう。
しかし、彼にとってそこは楽園だった!致死性の毒沼は極上の温泉に、呪いの果実は栄養満点の美味に。唯一無二のスキルで死の土地を快適な拠点に変え、自由気ままなスローライフを満喫する。
やがて呪いで石化したエルフの少女を救い、もふもふの神獣を仲間に加え、彼の楽園はさらに賑やかになっていく。
一方、ルインを捨てた元パーティは崩壊寸前で……。
これは、追放された青年が、意図せず世界を救う拠点を作り上げてしまう、勘違い無自覚スローライフ・ファンタジー!
ハズレ職業【フリーター】を授かった少年は、王都で騙されて多額の借金を背負う。しかし、清掃スキルでガラクタを修復して最下層の泥底から成り上がる
ninjin
ファンタジー
主人公アルトは、病気の母のため王都で一旗揚げるも、授かったのは「フリーター」という最弱の職業。その直後、無一文となり、多額の借金だけが残ってしまう。絶望の底で、アルトは神から与えられたフリーターの力を使い、誰も見向きもしない廃棄物から価値を創り出すという、裏の稼業に活路を見出す。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ペット(老猫)と異世界転生
童貞騎士
ファンタジー
老いた飼猫と暮らす独りの会社員が神の手違いで…なんて事はなく災害に巻き込まれてこの世を去る。そして天界で神様と会い、世知辛い神様事情を聞かされて、なんとなく飼猫と共に異世界転生。使命もなく、ノルマの無い異世界転生に平凡を望む彼はほのぼののんびりと異世界を飼猫と共に楽しんでいく。なお、ペットの猫が龍とタメ張れる程のバケモノになっていることは知らない模様。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる