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2.英雄
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突然の侵略に押された我が王国も状況を把握するにつれて立て直し、死の国へ反抗を開始した。
地の利を生かした効果的な奇襲攻撃、奴らの占領政策の拙さ、そして僭越ながらボクの活躍もあって現在戦線はこちらに有利となっている。
いまのボクは、個人としては異常な強さだ。
ボクなら、ボクを相手にしたくない。
疲れを知らず100人に囲まれても息一つ切らさず戦える。
筋力も見た目を完全に裏切っていて、剣が持つなら相手を鎧ごと粉砕できる。
多少の怪我ならみるみる回復するし、衝撃にも強い。
鎧兜に身を包みひたすら戦場を血の海に染めるバーサーカーとして恐れられた。
ボク自身としては別に狂って戦っているわけではないので不本意な呼ばれ方だと思う。
個人で殺せる数はたかがしれているとは言え、確かに殺傷数が桁違いに多いのは認める。
士気に与える影響も大きいだろう。
味方もそれをよくわかっていて、ボクを味方への戦意高揚と敵に対する厭戦に利用するようになった。
まず、真っ赤に塗り上げた専用の鎧が用意された。
少数ながらも部隊を与えられた。
隊旗は真っ赤な生地にオレンジ色でアルシアの紋章が刻まれている。
誰が見ても一目でわかる、バカみたいに目立つ旗だ。
皆殺しにされたアルシアを忘れるな、と言ったところだろう。
ボクはこの旗を直視できない。
与えられた部下たちも同じような境遇の者が多かった。
敵への執拗かつ徹底的な破壊は恐怖を産む。
降伏者も皆殺しにした。
戦闘後には生存者を念入りに探し、殺してまわった。
この戦争で家族や仲間を失った者たちは容赦なかった。
ボクだけじゃなかった。
彼らをみてボクは安堵した。
ボクだけじゃない。
そうだ。
無慈悲でいい。人間性など捨ててしまえ。
残虐でいい。社会性など不要だ。
戦い、殺し、奪う。
もちろんこんな戦い方をすれば消耗率も高い。しかしボクの部隊への志願者が途絶えることはなかった。それだけ奴らも残虐だったのだ。
シの国が侵攻時期に選んだ冬。奇襲にはよかったが、その後は牙をむかれた形になった。
アルシアを瞬時に陥落させ、さらに深く王都へ向けて電撃戦。こちらが自体を把握できないうちに奥深くまで侵攻、あわよくば王都陥落さえ狙っていたのだろうか。
だが侵攻速度を優先するあまり攻略した街や村を破壊しすぎた。
兵站は伸びにのび、ボクらの急襲にシの国は苦戦を強いられた。ゲリラ戦となれば地の利があるこちらが有利に決まっている。
電撃戦のショックから立ち直った国軍は徐々に戦線を押し戻し、春先を迎える頃には要所であるシバルス城塞を奪い返した。
そして、ついにアルシア奪還戦が始まる。
ボクの記憶だとアルシアの街は死んでいる。井戸を殺され、焼き払われたからだ。
この数ヶ月で新たな井戸を掘削できるとは思えないし、あの火の勢いなら街としての機能は壊滅だろう。
今までのシの国のやり方からみて、捕虜もおるまい。
…いないでくれ。
真実を知るものは皆殺しにあっていてくれ。
戦争初期の悲劇の地。
抵抗する間もなく大軍をもって攻め滅ぼされたアルシア。
奴らの執拗な破壊と殺戮はシの国の残忍さを煽るために大げさに伝えられていた。
アルシアはその姿を大きく変えていた。
あんなに立派だった城門は崩れ落ち、修復もされず街中が覗いて見える。
その街並みもほぼ数ヶ月前のまま放置されているようだ。
生活感が感じられず、おそらく住人は虐殺されたものと思われる。
さも無念そうに斥候が報告をあげた。
「心中穏やかでなかろう。お察しする」
ボクがアルシアの出生であることは広く知られている。
斥候の報告を黙って聞くボクを気使ってくれる上官や同僚たち。
「お気持ちに感謝する。
城壁は機能していないこと。
こちらの士気は高く、あちらは敗戦続きで疲弊している。
時間を与えることは利敵行為でありましょう。
白昼堂々と正面突破を計る、と見せかけてはいかがでしょうか」
アルシアでのボクの痕跡を消し去り、後顧の憂いを断つ。
派手に音楽をかき鳴らし、行軍が始まる。
抵抗もなく進軍が続く。城門目前のところでついに反撃が開始され矢が射掛けられた。
そもそも城門、城壁が機能していないので効果的な防衛攻撃行動が取れないが、数だけはたいしたものだ。
このバカみたいな正面突破作戦の影で、ボクの部隊が奇襲を掛ける。
街の地形を詳しく知るボクを起用したのは正しい。
そしてもし生存者がいれば口封じもできるのでボクにとっても都合がいい。
このアルシア攻略戦には、ボクの命運が掛かっている。
手加減はない。
例の鎧は目立ちすぎるので今回は姿を隠しやすい軽装。
久しぶりの単独行動だ。
部下は合図あるまで動かない。
焼け落ちたとは言え懐かしい街並みに心が揺れ動く。
慎重に見張りを殺し中心部へと近づく。
予定通り騒々しい本隊に手を取られ他方面は手薄。
街に人気はない。斥候の報告通りだった。
焼け落ちずに残っている行政館が本陣とみた。
敵の主力部隊は先立って撤退していたようで、本陣と言ってもお粗末なものだ。
時間稼ぎの捨て駒かと思えば哀れにも思える。
これでは正面から打って出られたらひとたまりもあるまい。
作戦通り撤収し報告してもいいが…
まさかのこともある。捕虜がいないか確認しなければならない。
行政館に忍び込む。
見張りも正面軍が気になって仕方ない様子で警戒心がお留守だ。
音もなく殺し、館内へ潜入する。
館内の人気も少ない。
ほとんどの部屋が空で使用されていた形跡もないが、念入りに一部屋づつしらみつぶしに調べていく。
そしてボクは見つけてしまった。
忘れられない顔を、ふたつ。
ひとりは殺したくてたまらない顔。
ひとりは愛おしくてたまらない顔。
「くそう、なんでオレがこんな貧乏くじみたいなしんがりをやらされるんだよ…クソがっ!」
先遣隊にいたあの男が吠え、罵って彼女に手を上げていた。
彼女はもうこんな日常に慣れきってしまったのか抵抗すらしない。
されるがままだ。
怒りでカッとなり、気づいたときには男の首が床に落ちていた。
もったいないことをした。
聞き出したいこともあったし、ボクの受けた屈辱を存分に味あわせてから殺したかった。
突然のできごとに自体の把握が追いついていなかった彼女だったが、突然の死と血の海をみて顔が恐怖でひきつる。
「もう…大丈…」
安心させようと声を掛けたが、潜入用に念入りに顔を隠したままだったことを思い出した。
慌てて素顔を晒そうとしたが不要だった。
「なっ…まさか、その声は…」
…部屋を出て、館に火を放った。
斬って。
斬って斬って斬って。
動くものがいなくなるまで刃を奮った。
なぜだろう、力加減がうまくできない。
ボクの力に負けて剣が砕けるように折れる。
新しい剣を拾い上げて再び振るう。
やがて館全体に炎が燃え移り、狼煙のように轟々と燃え盛った。
異変を察し部下が街へと侵入してきた。
残存部隊の本陣は壊滅。司令官も始末した。
部下に残敵掃討を命じる。
捕虜に扮したスパイの可能性を考慮し、万が一捕虜を発見しても同様に抹殺。
本隊突入前に終えるように厳命する。
部下に持ってこさせた忌まわしい真っ赤な鎧に身を包み、部隊旗を掲げさせてゆっくりと正門へ凱旋する。
これでいい。
ボクの過去を知るものは必要ない。
さようならアルシア。
行政館から延焼し、焼け残っていた中心街も炎に包まれていく。
懐かしいパン屋。よく朝から並んだっけ。
街路樹のあるカフェ。初デートはあそこだった。
打ち上げは決まって角の酒場。カウンター横のテーブルがぼくらの指定席だった。
あの時、あの部屋、あの瞬間。
見上げる彼女の憎悪に満ちた瞳に、ボクの心は耐えられなかった。
もういらない。
すべて灰になるがいい。
みんな消えてしまえ。
燃えろ。
燃えろ。
燃えろ。
地の利を生かした効果的な奇襲攻撃、奴らの占領政策の拙さ、そして僭越ながらボクの活躍もあって現在戦線はこちらに有利となっている。
いまのボクは、個人としては異常な強さだ。
ボクなら、ボクを相手にしたくない。
疲れを知らず100人に囲まれても息一つ切らさず戦える。
筋力も見た目を完全に裏切っていて、剣が持つなら相手を鎧ごと粉砕できる。
多少の怪我ならみるみる回復するし、衝撃にも強い。
鎧兜に身を包みひたすら戦場を血の海に染めるバーサーカーとして恐れられた。
ボク自身としては別に狂って戦っているわけではないので不本意な呼ばれ方だと思う。
個人で殺せる数はたかがしれているとは言え、確かに殺傷数が桁違いに多いのは認める。
士気に与える影響も大きいだろう。
味方もそれをよくわかっていて、ボクを味方への戦意高揚と敵に対する厭戦に利用するようになった。
まず、真っ赤に塗り上げた専用の鎧が用意された。
少数ながらも部隊を与えられた。
隊旗は真っ赤な生地にオレンジ色でアルシアの紋章が刻まれている。
誰が見ても一目でわかる、バカみたいに目立つ旗だ。
皆殺しにされたアルシアを忘れるな、と言ったところだろう。
ボクはこの旗を直視できない。
与えられた部下たちも同じような境遇の者が多かった。
敵への執拗かつ徹底的な破壊は恐怖を産む。
降伏者も皆殺しにした。
戦闘後には生存者を念入りに探し、殺してまわった。
この戦争で家族や仲間を失った者たちは容赦なかった。
ボクだけじゃなかった。
彼らをみてボクは安堵した。
ボクだけじゃない。
そうだ。
無慈悲でいい。人間性など捨ててしまえ。
残虐でいい。社会性など不要だ。
戦い、殺し、奪う。
もちろんこんな戦い方をすれば消耗率も高い。しかしボクの部隊への志願者が途絶えることはなかった。それだけ奴らも残虐だったのだ。
シの国が侵攻時期に選んだ冬。奇襲にはよかったが、その後は牙をむかれた形になった。
アルシアを瞬時に陥落させ、さらに深く王都へ向けて電撃戦。こちらが自体を把握できないうちに奥深くまで侵攻、あわよくば王都陥落さえ狙っていたのだろうか。
だが侵攻速度を優先するあまり攻略した街や村を破壊しすぎた。
兵站は伸びにのび、ボクらの急襲にシの国は苦戦を強いられた。ゲリラ戦となれば地の利があるこちらが有利に決まっている。
電撃戦のショックから立ち直った国軍は徐々に戦線を押し戻し、春先を迎える頃には要所であるシバルス城塞を奪い返した。
そして、ついにアルシア奪還戦が始まる。
ボクの記憶だとアルシアの街は死んでいる。井戸を殺され、焼き払われたからだ。
この数ヶ月で新たな井戸を掘削できるとは思えないし、あの火の勢いなら街としての機能は壊滅だろう。
今までのシの国のやり方からみて、捕虜もおるまい。
…いないでくれ。
真実を知るものは皆殺しにあっていてくれ。
戦争初期の悲劇の地。
抵抗する間もなく大軍をもって攻め滅ぼされたアルシア。
奴らの執拗な破壊と殺戮はシの国の残忍さを煽るために大げさに伝えられていた。
アルシアはその姿を大きく変えていた。
あんなに立派だった城門は崩れ落ち、修復もされず街中が覗いて見える。
その街並みもほぼ数ヶ月前のまま放置されているようだ。
生活感が感じられず、おそらく住人は虐殺されたものと思われる。
さも無念そうに斥候が報告をあげた。
「心中穏やかでなかろう。お察しする」
ボクがアルシアの出生であることは広く知られている。
斥候の報告を黙って聞くボクを気使ってくれる上官や同僚たち。
「お気持ちに感謝する。
城壁は機能していないこと。
こちらの士気は高く、あちらは敗戦続きで疲弊している。
時間を与えることは利敵行為でありましょう。
白昼堂々と正面突破を計る、と見せかけてはいかがでしょうか」
アルシアでのボクの痕跡を消し去り、後顧の憂いを断つ。
派手に音楽をかき鳴らし、行軍が始まる。
抵抗もなく進軍が続く。城門目前のところでついに反撃が開始され矢が射掛けられた。
そもそも城門、城壁が機能していないので効果的な防衛攻撃行動が取れないが、数だけはたいしたものだ。
このバカみたいな正面突破作戦の影で、ボクの部隊が奇襲を掛ける。
街の地形を詳しく知るボクを起用したのは正しい。
そしてもし生存者がいれば口封じもできるのでボクにとっても都合がいい。
このアルシア攻略戦には、ボクの命運が掛かっている。
手加減はない。
例の鎧は目立ちすぎるので今回は姿を隠しやすい軽装。
久しぶりの単独行動だ。
部下は合図あるまで動かない。
焼け落ちたとは言え懐かしい街並みに心が揺れ動く。
慎重に見張りを殺し中心部へと近づく。
予定通り騒々しい本隊に手を取られ他方面は手薄。
街に人気はない。斥候の報告通りだった。
焼け落ちずに残っている行政館が本陣とみた。
敵の主力部隊は先立って撤退していたようで、本陣と言ってもお粗末なものだ。
時間稼ぎの捨て駒かと思えば哀れにも思える。
これでは正面から打って出られたらひとたまりもあるまい。
作戦通り撤収し報告してもいいが…
まさかのこともある。捕虜がいないか確認しなければならない。
行政館に忍び込む。
見張りも正面軍が気になって仕方ない様子で警戒心がお留守だ。
音もなく殺し、館内へ潜入する。
館内の人気も少ない。
ほとんどの部屋が空で使用されていた形跡もないが、念入りに一部屋づつしらみつぶしに調べていく。
そしてボクは見つけてしまった。
忘れられない顔を、ふたつ。
ひとりは殺したくてたまらない顔。
ひとりは愛おしくてたまらない顔。
「くそう、なんでオレがこんな貧乏くじみたいなしんがりをやらされるんだよ…クソがっ!」
先遣隊にいたあの男が吠え、罵って彼女に手を上げていた。
彼女はもうこんな日常に慣れきってしまったのか抵抗すらしない。
されるがままだ。
怒りでカッとなり、気づいたときには男の首が床に落ちていた。
もったいないことをした。
聞き出したいこともあったし、ボクの受けた屈辱を存分に味あわせてから殺したかった。
突然のできごとに自体の把握が追いついていなかった彼女だったが、突然の死と血の海をみて顔が恐怖でひきつる。
「もう…大丈…」
安心させようと声を掛けたが、潜入用に念入りに顔を隠したままだったことを思い出した。
慌てて素顔を晒そうとしたが不要だった。
「なっ…まさか、その声は…」
…部屋を出て、館に火を放った。
斬って。
斬って斬って斬って。
動くものがいなくなるまで刃を奮った。
なぜだろう、力加減がうまくできない。
ボクの力に負けて剣が砕けるように折れる。
新しい剣を拾い上げて再び振るう。
やがて館全体に炎が燃え移り、狼煙のように轟々と燃え盛った。
異変を察し部下が街へと侵入してきた。
残存部隊の本陣は壊滅。司令官も始末した。
部下に残敵掃討を命じる。
捕虜に扮したスパイの可能性を考慮し、万が一捕虜を発見しても同様に抹殺。
本隊突入前に終えるように厳命する。
部下に持ってこさせた忌まわしい真っ赤な鎧に身を包み、部隊旗を掲げさせてゆっくりと正門へ凱旋する。
これでいい。
ボクの過去を知るものは必要ない。
さようならアルシア。
行政館から延焼し、焼け残っていた中心街も炎に包まれていく。
懐かしいパン屋。よく朝から並んだっけ。
街路樹のあるカフェ。初デートはあそこだった。
打ち上げは決まって角の酒場。カウンター横のテーブルがぼくらの指定席だった。
あの時、あの部屋、あの瞬間。
見上げる彼女の憎悪に満ちた瞳に、ボクの心は耐えられなかった。
もういらない。
すべて灰になるがいい。
みんな消えてしまえ。
燃えろ。
燃えろ。
燃えろ。
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