96 / 171
キトラとシルメリア
しおりを挟む
「・・・強き風よ、切り裂け!」
キトラが岩山をタタン、タン、といつの間にか大きくなった胸を揺らしながら軽快に登る
そして目の前の巨大な敵に向けて魔法を唱える
「アルテミスアロー!」
構えた弓からは光の矢がまるでビームの様に発射され、触れる空気を、塵を焦がしながら突き進む
「ドラゴニックドライブ」
シルメリアは人の姿のままで、しかし頭にはドラゴンの角が生え、ドラゴンの尾が生えている
美しきドラゴニュートの真の姿である
ガガガガガァン!
キトラの光の矢が貫く
「とどめ!シルメリアー!」
「うん、キトラ」
2人が放つ魔法は風と竜魔法の極地
だがその発動の瞬間を狙われる
「ガアアアアアッ!!!」
その巨大な体から発せられた咆哮は二人の魔法をキャンセルする
「っく・・・!マジックキャンセラーの咆哮ってきらーい!」
「キトラ・・あれ・・お願い」
「うん!」
キトラはシルメリアに風の付与魔法を唱える
それは以前の付与魔法とは比べ物にならない強さをシルメリアに与える
シルメリアの周りに渦巻く見えない風は彼女の速度を何倍にも上げて体中の筋力を負荷のかからないようアシストする
加速ー
ドンッー
シルメリアが消えたと思えば、すでに彼女は敵の後ろまで移動しており遅れた音・・音速を超えた音だけが辺りに響いた
敵はー何があったのかすらわからないままに絶命する
ズズズズン
大きな音を立てて崩れたそれは
ベヒモスだ
「ふー、やっぱり結構つよいねー」
ぴょんぴょんと軽く跳ねるというより飛ぶような感じでキトラはシルメリアに近寄る
飛ぶたびにその大きく育った胸が揺れるのだが、シルメリアはその胸を
ぎゅむ
ぎゅむぎゅむ
思わず握ってしまう
「きゃー!ちょっとやめてシルメリアー!いつもなんで揉むのー!」
「・・・・なんで・・・こんなに大きくなるの・・・・」
自分の貧相な胸と比べながらキトラの胸を揉みしだいていると
「ん。なかなかじゃの、及第点は十分にやれるな」
ふわりと降りてくる漆黒の少女
「あ、むーたん助けてー!」
「むーたんはかわいい・・」
シルメリアは今度はむーたんの胸を見つめて
ホッとしたように安堵するシルメリア
すたりと降り立つむーたん
その正体はバハムートの化身である
今キトラとシルメリアは暇を持て余していたむーたんにみっちりと指導してもらっていたのだ
その過程でキトラは成長期が訪れ、一気に成人した姿になった
シルメリアも、戦神形態というドラゴニュートに変化できるようになっていた
キトラとシルメリアは強く美しく成長している
わずか1年たらずでここまで強くなれたのにはその血統も理由の一つだ
キトラは巫女であり姫だった
シルメリアはドラゴンの姫
だが二人はそんなことは知らずに育っているし、知っていても気にはしないだろう
仕留めた獲物を解体しながら
「これでキャサリンとカンザキさんの足手まといにならないかなー?」
キトラはむーたんに問いかける
「んむ?十分じゃないかのーお主らの成長は素晴らしいものじゃ、今いる冒険者の中でも、まぁ…ほぼ頂点なのは間違いなかろう?」
「でも・まだ・・キャサリンとカンザキは・・・」
「ま、あの二人は次元がちょっと違うからの・・まぁミナリくらいには強くなっておるよ」
「あーミナリちゃん!何してるかなぁ」
「それにしてもお主・・キトラは育ちすぎじゃの・・・」
「ずるい・・・」
キトラは能天気に帰ることを考えているが
「これは皆がキトラを見るのが楽しみじゃの」
むーたんはキシシと笑った
それから1週間、ダンジョンをのぼりながらカンザキのリクエストにあった獲物などを狩りつつ皆がまつ焼肉ゴッドへと帰っていく
ダンジョン100層ー
ここには猫の店がある
そこで色々と冒険の中で手に入れた不用品などを売却したり壊れた物を直してもらったり、消耗品の補充などができる
それで今は売却をしようと査定をしてもらっている所である
「これはまた・・大量だにゃ」
店の中に入りきらないので外でどんどん広げていると
その異様な光景に周りに冒険者たちが集まってくる
「お・・・おい・・・あれは何のモンスターだ?」
「俺に聞くなよ・・・つーか見たことのないモンスターばかりじゃないか・・」
ガヤガヤと数人が集まっている
現在の100層到達の冒険者はおよそ30人弱なのだが、これ以上の、それも200層までといえば未だ0だ
だからこの猫の店を拠点にしている冒険者は数多くいて、偶然居合わせたパーティがキトラとシルメリアの冒険の戦果を戦慄の目で見ているのだ
「あれ・・キメラか?」
「そ、そうだろ・・猫の店で買ったこのモンスター図鑑に載ってる・・・グランシスキメラ出現階層不明・・」
「不明?」
「不明なのになんでそんなモンスターが図鑑に載っているんだ・・・」
そこに一人の禿げた冒険者が近寄ってくる
「なんだ知らないのか?ある冒険者が最下層まで行って調べていたらしいぜ」
「マジか・・」
その図鑑をペラペラめくると、どこが美味いとかここは毒だとか書いてある
「これ書いたやつ・・食ったのかな・・」
言うまでもなくカンザキのメモのモンスターの部分だけの写しである
階層が不明なのはあまりにも深いダンジョンに冒険者が絶望しないようにとの配慮で、ねこさんが消したのだ
ざわっ・・
一瞬騒然とする
巨大な黒い角だ
「にゃ・・キトラちゃんこれひょっとして?」
「ベヒモスの角だよー」
「にゃにゃにゃ!?!」
久々に見る大物にねこさんのテンションも急上昇している
「おい姉ちゃん、アンタがこいつら仕留めたのかい?」
冒険者の一人がキトラに寄って話しかける
「そだよ~!あーーーーー!!」
「な、なんだよ」
「久しぶりグレリさん~」
「え?あ、会ったことあったかな?」
「うん、キトラだよー!」
ざわり
ここにいる冒険者のほとんどはミナリの教えを受けている
そして当然、最初のころのほんのわずかな時であるがキトラやシルメリアにも会っているのだ
「え?キトラ嬢ちゃん!?なんかデカくなってねぇかい!?色々と!?」
「えへへーキトラ成長したんだよー?」
ありえねぇ!とか、キトラーとか色々な声援が飛んでいる
シルメリアはその声を聴きながら
「なんで・・あんなに成長・・」
ぶつぶつ言っていると
ゾワッ
殺気を感じ取る
しかもこの殺気の強さはダンジョンで出会ったどのモンスターよりも巨大なものだ
「・・・キトラ!!!!」
「わかってる!」
シルメリアは一瞬で戦神形態へと変化し、防御魔法を掛ける
そしてキトラもその周りにる冒険者を守るべく風と光の防御魔法を発動し、魔法壁を作る
だがしかし
「甘い!!!」
一瞬でシルメリアは捉えられて首筋に剣を突き付けられてしまった
「っく!!!」
キトラがシルメリアを助けようと跳ねようとしたその時
「あれ!?キャサリン!!」
そこにいたのはキャサリンだった
二人が感じた殺気・・それに気づいたのは二人が強くなったという証でもある
その証拠にほかの冒険者は一切何があったのかすら分かっていない
そう、殺気すら感じられていなかったのだ
そしてさらにキャサリンはキトラが防御魔法壁を張り巡らす前にすでに傍まで寄っていた
それほどのスピードだった
「おお!?キトラでかくなってない!?」
キャサリンが驚きの表情を見せる
そしてキトラに近寄り
ぎゅむぎゅむぎゅむむむむ!!!
胸をもみしだいた
キトラの耳が痺れるようにびびびびっと反応する
「やめてー!!!!!って、いたっ!いたいー!」
そしてキャサリンはシルメリアの方を向き・・・・何もなかったかのようにスッと目を逸らした
「キャサリン・・・大丈夫、私はまだまだ大きくなる・・・ハズ」
「そ・・・そうね・・・」
実際のところ、キトラは身長も伸びているためシルメリアやキャサリンよりもかなり高くなっている
「んーこういう種族だったかなぁ?」
キャサリンはかつてのキトラの仲間を思い浮かべるが、
「うーん・・・」
「まぁキトラは覚醒しておるからの。身体的特徴として表れているんじゃろ」
「あ、むーたん。キトラとシルメリアの面倒見てくれてありがとうね」
「えんじゃ、暇じゃったからの」
キャサリンとむーたんは目を合わせて笑う
「今夜はおいしいお酒、あるから飲まない?」
「酒か、ええのう。頂こうかの」
実は竜はドワーフに負けるとも劣らずなほど酒は好きだ
酒には弱いんだけど
「にゃ。査定はしてあとで届けるから帰っててもいいにゃよ?」
「あ、ねこさんありがとー。んじゃ帰ろうかなーシルメリア、キャサリンむーたん!帰ろ!!」
そして4人は猫の店の裏にある転送陣からウルグインの街へと帰って行った
残された巨大な角と素材を見ながら
「にゃー・・・・しかしこれは重すぎて運べにゃいにゃ・・マサ呼び出して運ばせるにゃ」
しかし、とんでもない冒険者が増えてきたものだとねこさんは思う
本当に時代が変わったものだと・・・
◇
街へと戻った4人は一まず先に服を買いに服屋に寄っていた
成長したキトラの為である
「キトラ!あんた鎧の下全裸じゃないの!!」
「だって服ないんだもん・・・」
シルメリアは全然変わっていないので服は今まで通りだが、それでも汚れていたりボロボロになっていたりするので追加で買うのだ
「ありえないわー・・ていうか、私よりも胸大きいじゃない!!!」
ぎゅむむ!!
「いたーーーーーーー!!」
そうしてキトラの服をえらんでいるその向こうでシルメリアは
「な・・・なんてこと・・・・・ありえない・・」
ズボンをはこうとして、履けない・・・
「どうしよう・・お尻が・・・」
「ふむ・・・お主は尻がでかくなったようじゃの・・・シルメリア」
「ありえない・・・」
シルメリアも成長していない訳ではない
戦神形態になったときに、少しだけサイズアップはしているのだ
その影響で普段の人化も変わっているのだが、胸が変わっていないので気づいて無かった様だ
騒がしい4人組は、なんとか服を1通りは買って帰路につく
カンザキの待つ焼肉ゴッドへと
そしてまた2人は修行の冒険の旅へでる為の休息を取るのだ
「さて、次はどこにいこうかな・・シルメリアはどこ行きたい?」
そういえばカンザキが以前言っていた。
あそこにだっていけると
だからそう
「私は・・月・・・かな」
「うん!よし!じゃ、月にいこー!」
きっと2人で行けば、どこまでもいけるのだと信じているのだから
キトラが岩山をタタン、タン、といつの間にか大きくなった胸を揺らしながら軽快に登る
そして目の前の巨大な敵に向けて魔法を唱える
「アルテミスアロー!」
構えた弓からは光の矢がまるでビームの様に発射され、触れる空気を、塵を焦がしながら突き進む
「ドラゴニックドライブ」
シルメリアは人の姿のままで、しかし頭にはドラゴンの角が生え、ドラゴンの尾が生えている
美しきドラゴニュートの真の姿である
ガガガガガァン!
キトラの光の矢が貫く
「とどめ!シルメリアー!」
「うん、キトラ」
2人が放つ魔法は風と竜魔法の極地
だがその発動の瞬間を狙われる
「ガアアアアアッ!!!」
その巨大な体から発せられた咆哮は二人の魔法をキャンセルする
「っく・・・!マジックキャンセラーの咆哮ってきらーい!」
「キトラ・・あれ・・お願い」
「うん!」
キトラはシルメリアに風の付与魔法を唱える
それは以前の付与魔法とは比べ物にならない強さをシルメリアに与える
シルメリアの周りに渦巻く見えない風は彼女の速度を何倍にも上げて体中の筋力を負荷のかからないようアシストする
加速ー
ドンッー
シルメリアが消えたと思えば、すでに彼女は敵の後ろまで移動しており遅れた音・・音速を超えた音だけが辺りに響いた
敵はー何があったのかすらわからないままに絶命する
ズズズズン
大きな音を立てて崩れたそれは
ベヒモスだ
「ふー、やっぱり結構つよいねー」
ぴょんぴょんと軽く跳ねるというより飛ぶような感じでキトラはシルメリアに近寄る
飛ぶたびにその大きく育った胸が揺れるのだが、シルメリアはその胸を
ぎゅむ
ぎゅむぎゅむ
思わず握ってしまう
「きゃー!ちょっとやめてシルメリアー!いつもなんで揉むのー!」
「・・・・なんで・・・こんなに大きくなるの・・・・」
自分の貧相な胸と比べながらキトラの胸を揉みしだいていると
「ん。なかなかじゃの、及第点は十分にやれるな」
ふわりと降りてくる漆黒の少女
「あ、むーたん助けてー!」
「むーたんはかわいい・・」
シルメリアは今度はむーたんの胸を見つめて
ホッとしたように安堵するシルメリア
すたりと降り立つむーたん
その正体はバハムートの化身である
今キトラとシルメリアは暇を持て余していたむーたんにみっちりと指導してもらっていたのだ
その過程でキトラは成長期が訪れ、一気に成人した姿になった
シルメリアも、戦神形態というドラゴニュートに変化できるようになっていた
キトラとシルメリアは強く美しく成長している
わずか1年たらずでここまで強くなれたのにはその血統も理由の一つだ
キトラは巫女であり姫だった
シルメリアはドラゴンの姫
だが二人はそんなことは知らずに育っているし、知っていても気にはしないだろう
仕留めた獲物を解体しながら
「これでキャサリンとカンザキさんの足手まといにならないかなー?」
キトラはむーたんに問いかける
「んむ?十分じゃないかのーお主らの成長は素晴らしいものじゃ、今いる冒険者の中でも、まぁ…ほぼ頂点なのは間違いなかろう?」
「でも・まだ・・キャサリンとカンザキは・・・」
「ま、あの二人は次元がちょっと違うからの・・まぁミナリくらいには強くなっておるよ」
「あーミナリちゃん!何してるかなぁ」
「それにしてもお主・・キトラは育ちすぎじゃの・・・」
「ずるい・・・」
キトラは能天気に帰ることを考えているが
「これは皆がキトラを見るのが楽しみじゃの」
むーたんはキシシと笑った
それから1週間、ダンジョンをのぼりながらカンザキのリクエストにあった獲物などを狩りつつ皆がまつ焼肉ゴッドへと帰っていく
ダンジョン100層ー
ここには猫の店がある
そこで色々と冒険の中で手に入れた不用品などを売却したり壊れた物を直してもらったり、消耗品の補充などができる
それで今は売却をしようと査定をしてもらっている所である
「これはまた・・大量だにゃ」
店の中に入りきらないので外でどんどん広げていると
その異様な光景に周りに冒険者たちが集まってくる
「お・・・おい・・・あれは何のモンスターだ?」
「俺に聞くなよ・・・つーか見たことのないモンスターばかりじゃないか・・」
ガヤガヤと数人が集まっている
現在の100層到達の冒険者はおよそ30人弱なのだが、これ以上の、それも200層までといえば未だ0だ
だからこの猫の店を拠点にしている冒険者は数多くいて、偶然居合わせたパーティがキトラとシルメリアの冒険の戦果を戦慄の目で見ているのだ
「あれ・・キメラか?」
「そ、そうだろ・・猫の店で買ったこのモンスター図鑑に載ってる・・・グランシスキメラ出現階層不明・・」
「不明?」
「不明なのになんでそんなモンスターが図鑑に載っているんだ・・・」
そこに一人の禿げた冒険者が近寄ってくる
「なんだ知らないのか?ある冒険者が最下層まで行って調べていたらしいぜ」
「マジか・・」
その図鑑をペラペラめくると、どこが美味いとかここは毒だとか書いてある
「これ書いたやつ・・食ったのかな・・」
言うまでもなくカンザキのメモのモンスターの部分だけの写しである
階層が不明なのはあまりにも深いダンジョンに冒険者が絶望しないようにとの配慮で、ねこさんが消したのだ
ざわっ・・
一瞬騒然とする
巨大な黒い角だ
「にゃ・・キトラちゃんこれひょっとして?」
「ベヒモスの角だよー」
「にゃにゃにゃ!?!」
久々に見る大物にねこさんのテンションも急上昇している
「おい姉ちゃん、アンタがこいつら仕留めたのかい?」
冒険者の一人がキトラに寄って話しかける
「そだよ~!あーーーーー!!」
「な、なんだよ」
「久しぶりグレリさん~」
「え?あ、会ったことあったかな?」
「うん、キトラだよー!」
ざわり
ここにいる冒険者のほとんどはミナリの教えを受けている
そして当然、最初のころのほんのわずかな時であるがキトラやシルメリアにも会っているのだ
「え?キトラ嬢ちゃん!?なんかデカくなってねぇかい!?色々と!?」
「えへへーキトラ成長したんだよー?」
ありえねぇ!とか、キトラーとか色々な声援が飛んでいる
シルメリアはその声を聴きながら
「なんで・・あんなに成長・・」
ぶつぶつ言っていると
ゾワッ
殺気を感じ取る
しかもこの殺気の強さはダンジョンで出会ったどのモンスターよりも巨大なものだ
「・・・キトラ!!!!」
「わかってる!」
シルメリアは一瞬で戦神形態へと変化し、防御魔法を掛ける
そしてキトラもその周りにる冒険者を守るべく風と光の防御魔法を発動し、魔法壁を作る
だがしかし
「甘い!!!」
一瞬でシルメリアは捉えられて首筋に剣を突き付けられてしまった
「っく!!!」
キトラがシルメリアを助けようと跳ねようとしたその時
「あれ!?キャサリン!!」
そこにいたのはキャサリンだった
二人が感じた殺気・・それに気づいたのは二人が強くなったという証でもある
その証拠にほかの冒険者は一切何があったのかすら分かっていない
そう、殺気すら感じられていなかったのだ
そしてさらにキャサリンはキトラが防御魔法壁を張り巡らす前にすでに傍まで寄っていた
それほどのスピードだった
「おお!?キトラでかくなってない!?」
キャサリンが驚きの表情を見せる
そしてキトラに近寄り
ぎゅむぎゅむぎゅむむむむ!!!
胸をもみしだいた
キトラの耳が痺れるようにびびびびっと反応する
「やめてー!!!!!って、いたっ!いたいー!」
そしてキャサリンはシルメリアの方を向き・・・・何もなかったかのようにスッと目を逸らした
「キャサリン・・・大丈夫、私はまだまだ大きくなる・・・ハズ」
「そ・・・そうね・・・」
実際のところ、キトラは身長も伸びているためシルメリアやキャサリンよりもかなり高くなっている
「んーこういう種族だったかなぁ?」
キャサリンはかつてのキトラの仲間を思い浮かべるが、
「うーん・・・」
「まぁキトラは覚醒しておるからの。身体的特徴として表れているんじゃろ」
「あ、むーたん。キトラとシルメリアの面倒見てくれてありがとうね」
「えんじゃ、暇じゃったからの」
キャサリンとむーたんは目を合わせて笑う
「今夜はおいしいお酒、あるから飲まない?」
「酒か、ええのう。頂こうかの」
実は竜はドワーフに負けるとも劣らずなほど酒は好きだ
酒には弱いんだけど
「にゃ。査定はしてあとで届けるから帰っててもいいにゃよ?」
「あ、ねこさんありがとー。んじゃ帰ろうかなーシルメリア、キャサリンむーたん!帰ろ!!」
そして4人は猫の店の裏にある転送陣からウルグインの街へと帰って行った
残された巨大な角と素材を見ながら
「にゃー・・・・しかしこれは重すぎて運べにゃいにゃ・・マサ呼び出して運ばせるにゃ」
しかし、とんでもない冒険者が増えてきたものだとねこさんは思う
本当に時代が変わったものだと・・・
◇
街へと戻った4人は一まず先に服を買いに服屋に寄っていた
成長したキトラの為である
「キトラ!あんた鎧の下全裸じゃないの!!」
「だって服ないんだもん・・・」
シルメリアは全然変わっていないので服は今まで通りだが、それでも汚れていたりボロボロになっていたりするので追加で買うのだ
「ありえないわー・・ていうか、私よりも胸大きいじゃない!!!」
ぎゅむむ!!
「いたーーーーーーー!!」
そうしてキトラの服をえらんでいるその向こうでシルメリアは
「な・・・なんてこと・・・・・ありえない・・」
ズボンをはこうとして、履けない・・・
「どうしよう・・お尻が・・・」
「ふむ・・・お主は尻がでかくなったようじゃの・・・シルメリア」
「ありえない・・・」
シルメリアも成長していない訳ではない
戦神形態になったときに、少しだけサイズアップはしているのだ
その影響で普段の人化も変わっているのだが、胸が変わっていないので気づいて無かった様だ
騒がしい4人組は、なんとか服を1通りは買って帰路につく
カンザキの待つ焼肉ゴッドへと
そしてまた2人は修行の冒険の旅へでる為の休息を取るのだ
「さて、次はどこにいこうかな・・シルメリアはどこ行きたい?」
そういえばカンザキが以前言っていた。
あそこにだっていけると
だからそう
「私は・・月・・・かな」
「うん!よし!じゃ、月にいこー!」
きっと2人で行けば、どこまでもいけるのだと信じているのだから
0
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
異世界異話 天使降臨
yahimoti
ファンタジー
空から天使が降って来た。
落ちたんだよ。転生かと思ったらいきなりゲームの世界「ロストヒストリーワールド」の設定をもとにしたような剣と魔法の世界にね。
それも面白がってちょっとだけ設定してみたキャラメイクのせいで天使族って。こんなのどうすんの?なんの目的もなければ何をしていいかわからないまま、巻き込まれるままにストーリーは進んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる