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土曜日?
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前日はぐっすり寝れた
楽しみすぎたのか、夢の中でお兄さんと一緒にクレーンゲームをしている夢だった
あれは中学生だったか、高校生の頃だったか、初めて付き合った男の子とデートをした時の思い出と、その夢がごちゃまぜになっていた気がする
だから凄い楽しくて暖かい夢だった
あの時の彼にはすぐに捨てられてしまったけど
キスだけ、はしたなぁ…
そんな苦い思い出
岡田さん
それがお兄さんの名前だ
だけど私の脳内ではお兄さんと変換されてる
なぜだろ…
早く寝てたせいもあって、今日はすごく早く起きた
ひさびさにお出かけするということもあって、ちょっとだけ気合が入る
シャワーを浴びて、メイクをする
へんっしんっ!
とわー!
あはは、なんか楽しいね、夢のせいもあるけど
今日は楽しくなる予感しかしないなぁ
いやほんと、デートなんていつぶりなんだろ
え?
デート?
まって、いつから私今日のこと、デートだと思ってたの?
思い出すと、昨日の金曜日には既にデートだと思ってたっぽい
お兄さんの連絡先を手に入れた前後から、そんな気になってた?
そこまで考えて、わたしは考えるのをやめた
ま、考えてもしゃーないしどうでもいいか!
とりあえず今日は楽しんでいこー!
悩むなんて私らしくないし!
胸のドキドキをごまかすように私は気分を切り替える
男の人と二人きりだなんてそりゃぁドキドキする
でも何も起こらない確信みたいなものもあるから
その予感を信じることにするのみです
いつものように家を出てはっとする
あ、今日は迎えに来てもらうんだった
外をぼーっと眺めていると、すぐにお兄さんの車がきた
嬉しくなってにやりと笑ってしまう
「おはようございます!すみません、来ていただいて」
「おはよう、大丈夫だよ」
「じゃあ行こうか。でもまだ開いてないよね」
「あ、あそこの近くにある珈琲店知ってます?モーニング食べませんか?それとも朝食べちゃってます?」
おなかすいた。
というか、今日の計画は昨日色々練ってた
早めに来てもらったのは一緒にごはんでも食べようと思ったから
それを言うのを忘れていてしまったなぁと思ってた
ごはん食べてきてたら私は今日お昼まで腹ペコだったから
「食べてないよ。さっき起きたばかりだから。んじゃ行きます」
「今日はどうもありがとうございます」
「え?何が?」
「ちょっと欲しい景品があるんですよね!でも一人だと取れる自信なくて」
「あー、じゃぁ今日は取れるまで?」
「そのつもりです!すくない手数で取れたらいいなぁ」
そんな会話をしながら、珈琲店に行ってもらう
そこでモーニングを食べながら私は思ったことを言う
「ここ良く寄るんですよー。言ったら悪いですけど、朝だとお客さん少なくて落ち着くんですよね。夜も少ないですけど。昼間だと結構年配の人がいたりして騒がしいんですけどね」
そういえば
「岡田さんって彼女とか奥さんいるんですか?」
とか
「あはは。そうなんですね、じゃぁ彼女とかも居ないんですか?」
とか
「ええ!?居るかもしれないなぁとか思ってたんですけど」
そうそう、岡田さんは39らしい。ちょうど私と一回りちがうねーとか思ってた
ほんと、私にとっては「ちょうどいい」よね
食べ終わってお会計の時、岡田さんは
全部払おうとしてくれた
「あ、自分の分は出しますよ!」
「いいのに」
「いえいえ、申し訳ないですから」
私はほっとする
なんか奢られると、対等と見てもらえてない気がして嫌だったから
そしてゲーセンにいくと、まだ人が少ない店内にちょっとテンションがあがる
一番乗りじゃん!
私は駆けだしそうになって、岡田さんがいるのを思い出す
でも早く行きたい
岡田さんの手を握って、
「あ、こっちです!」
彼を連れて行く
夢の中では彼が手を握ってくれていた
だから今度は私から握る
楽しい!
そのあと私は岡田さんに色々おしえてもらっていくつか景品もとれた
その度にテンションがあがって、岡田さんに抱き着きそうになる
いけないと思って自重するけどこの喜びを岡田さんと分かち合いたい
岡田さんが店を出ていくので、置いて行かれないように付いていく
目の前を歩く岡田さんの背中は大きい
いや、ほんとにでかい
なんというか熊?パンダ?
抱き着くと幸せそうな気がするとウズウズするのを抑えて、車に乗り込んだ
「あー、楽しかったぁ」
「そうだね、よく取れたよ」
「ホントですよー、こんなに取れると思いませんでした」
幸せが過ぎるなぁ
こんなに楽しいのっていつぶりだろう?
はぁ…あ、おなかすいた!
「あ、おひる!何か食べに行きますか?」
なんと私はすっかり岡田さんに慣れてしまった気がする
「あー、そうだな、とんかつ屋でもいい?」
「お!良いですね。私とんかつ好きです」
いいですねーほんと丁度とんかつ食べたかったんですよ
岡田さんの背中見てたら…って冗談は言わずにおいた
私、できる子なので!
そして一緒にたべたとんかつ定食はめっちゃ美味しかった
また食べたい
楽しい時間も終わりが近づいている
私のアパートにつくから
ああ、楽しかったなぁ…でもこの寂しさは辛いなぁ
また明日も遊んでくれないかなぁ…だめかなー
そうだ、連絡先!
先にそれ抑えておかなきゃ!遊びたいときに誘えないもんね
「今日はありがとうございました。あの、良かったらメッセージアプリのID交換しませんか?やり取り楽になると思うんで」
「ああ、いいよ」
「あと、携帯番号も教えてください!」
「お、おう」
ふひひ、携帯番号げっとだぜー!
部屋に戻り、一人になると今日の事を思い出していた
すっごい楽しかった
今まで一人で遊ぶことの方が楽しいと思ってた
けど、なんでだろう
岡田さんと遊ぶとめちゃくちゃ楽しい
うん、やっぱり明日も一緒に遊べないかな…
そういえば明日は温泉行くとか言ってたなぁ…私も行きたいなー…
「今日はどうもありがとうございました、楽しかったです。また家宝が増えちゃいました!それで、ですが、明日日帰り温泉行くって言われてましたよね?良かったら私も連れて行ってくれませんか?」
気が付けば、私はそうメッセージを送信していたのだった
楽しみすぎたのか、夢の中でお兄さんと一緒にクレーンゲームをしている夢だった
あれは中学生だったか、高校生の頃だったか、初めて付き合った男の子とデートをした時の思い出と、その夢がごちゃまぜになっていた気がする
だから凄い楽しくて暖かい夢だった
あの時の彼にはすぐに捨てられてしまったけど
キスだけ、はしたなぁ…
そんな苦い思い出
岡田さん
それがお兄さんの名前だ
だけど私の脳内ではお兄さんと変換されてる
なぜだろ…
早く寝てたせいもあって、今日はすごく早く起きた
ひさびさにお出かけするということもあって、ちょっとだけ気合が入る
シャワーを浴びて、メイクをする
へんっしんっ!
とわー!
あはは、なんか楽しいね、夢のせいもあるけど
今日は楽しくなる予感しかしないなぁ
いやほんと、デートなんていつぶりなんだろ
え?
デート?
まって、いつから私今日のこと、デートだと思ってたの?
思い出すと、昨日の金曜日には既にデートだと思ってたっぽい
お兄さんの連絡先を手に入れた前後から、そんな気になってた?
そこまで考えて、わたしは考えるのをやめた
ま、考えてもしゃーないしどうでもいいか!
とりあえず今日は楽しんでいこー!
悩むなんて私らしくないし!
胸のドキドキをごまかすように私は気分を切り替える
男の人と二人きりだなんてそりゃぁドキドキする
でも何も起こらない確信みたいなものもあるから
その予感を信じることにするのみです
いつものように家を出てはっとする
あ、今日は迎えに来てもらうんだった
外をぼーっと眺めていると、すぐにお兄さんの車がきた
嬉しくなってにやりと笑ってしまう
「おはようございます!すみません、来ていただいて」
「おはよう、大丈夫だよ」
「じゃあ行こうか。でもまだ開いてないよね」
「あ、あそこの近くにある珈琲店知ってます?モーニング食べませんか?それとも朝食べちゃってます?」
おなかすいた。
というか、今日の計画は昨日色々練ってた
早めに来てもらったのは一緒にごはんでも食べようと思ったから
それを言うのを忘れていてしまったなぁと思ってた
ごはん食べてきてたら私は今日お昼まで腹ペコだったから
「食べてないよ。さっき起きたばかりだから。んじゃ行きます」
「今日はどうもありがとうございます」
「え?何が?」
「ちょっと欲しい景品があるんですよね!でも一人だと取れる自信なくて」
「あー、じゃぁ今日は取れるまで?」
「そのつもりです!すくない手数で取れたらいいなぁ」
そんな会話をしながら、珈琲店に行ってもらう
そこでモーニングを食べながら私は思ったことを言う
「ここ良く寄るんですよー。言ったら悪いですけど、朝だとお客さん少なくて落ち着くんですよね。夜も少ないですけど。昼間だと結構年配の人がいたりして騒がしいんですけどね」
そういえば
「岡田さんって彼女とか奥さんいるんですか?」
とか
「あはは。そうなんですね、じゃぁ彼女とかも居ないんですか?」
とか
「ええ!?居るかもしれないなぁとか思ってたんですけど」
そうそう、岡田さんは39らしい。ちょうど私と一回りちがうねーとか思ってた
ほんと、私にとっては「ちょうどいい」よね
食べ終わってお会計の時、岡田さんは
全部払おうとしてくれた
「あ、自分の分は出しますよ!」
「いいのに」
「いえいえ、申し訳ないですから」
私はほっとする
なんか奢られると、対等と見てもらえてない気がして嫌だったから
そしてゲーセンにいくと、まだ人が少ない店内にちょっとテンションがあがる
一番乗りじゃん!
私は駆けだしそうになって、岡田さんがいるのを思い出す
でも早く行きたい
岡田さんの手を握って、
「あ、こっちです!」
彼を連れて行く
夢の中では彼が手を握ってくれていた
だから今度は私から握る
楽しい!
そのあと私は岡田さんに色々おしえてもらっていくつか景品もとれた
その度にテンションがあがって、岡田さんに抱き着きそうになる
いけないと思って自重するけどこの喜びを岡田さんと分かち合いたい
岡田さんが店を出ていくので、置いて行かれないように付いていく
目の前を歩く岡田さんの背中は大きい
いや、ほんとにでかい
なんというか熊?パンダ?
抱き着くと幸せそうな気がするとウズウズするのを抑えて、車に乗り込んだ
「あー、楽しかったぁ」
「そうだね、よく取れたよ」
「ホントですよー、こんなに取れると思いませんでした」
幸せが過ぎるなぁ
こんなに楽しいのっていつぶりだろう?
はぁ…あ、おなかすいた!
「あ、おひる!何か食べに行きますか?」
なんと私はすっかり岡田さんに慣れてしまった気がする
「あー、そうだな、とんかつ屋でもいい?」
「お!良いですね。私とんかつ好きです」
いいですねーほんと丁度とんかつ食べたかったんですよ
岡田さんの背中見てたら…って冗談は言わずにおいた
私、できる子なので!
そして一緒にたべたとんかつ定食はめっちゃ美味しかった
また食べたい
楽しい時間も終わりが近づいている
私のアパートにつくから
ああ、楽しかったなぁ…でもこの寂しさは辛いなぁ
また明日も遊んでくれないかなぁ…だめかなー
そうだ、連絡先!
先にそれ抑えておかなきゃ!遊びたいときに誘えないもんね
「今日はありがとうございました。あの、良かったらメッセージアプリのID交換しませんか?やり取り楽になると思うんで」
「ああ、いいよ」
「あと、携帯番号も教えてください!」
「お、おう」
ふひひ、携帯番号げっとだぜー!
部屋に戻り、一人になると今日の事を思い出していた
すっごい楽しかった
今まで一人で遊ぶことの方が楽しいと思ってた
けど、なんでだろう
岡田さんと遊ぶとめちゃくちゃ楽しい
うん、やっぱり明日も一緒に遊べないかな…
そういえば明日は温泉行くとか言ってたなぁ…私も行きたいなー…
「今日はどうもありがとうございました、楽しかったです。また家宝が増えちゃいました!それで、ですが、明日日帰り温泉行くって言われてましたよね?良かったら私も連れて行ってくれませんか?」
気が付けば、私はそうメッセージを送信していたのだった
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