45 / 72
マルガレーテが「惚れ薬」を飲んだら (完)
しおりを挟む
「よし! どうにかこうにか『惚れ薬』が出来上がったぞ! あとはこれをマルガレーテに口移しで飲ませるだけ……。フェリクス殿、ここまで協力してくれてありがとう!」
「惚れ薬」が入った小瓶を手にしたミラン第三王子は、満面の笑みだった。これで、愛しい婚約者、マルガレーテは自分を好いてくれる。
「『王家に認められた若い女の金の髪』だけがどうしても手に入らなくて、もうだめかと思ったけれど、まさかフェリクス殿、君が女性だったとは……」
小躍りする第三王子を傍で静かに見つめていたフェリクスは、ミランの言葉に頷いた。フェリクスは結局ミランに自分の髪を差し出した。差し出したと言っても、ほんの一掴み分なので、彼女の髪型にさほど変わりはなかった。
数日後、マルガレーテを王宮の人気のない場所に呼び出したミランは、すばやく「惚れ薬」を口にし、彼女に口移しした。
「何をするんですの!」
突然のことにマルガレーテはミランを突き飛ばした。目に怒りがこもっている。
「わたくしに何を飲ませたんですの? なんて乱暴な……ううっ」
マルガレーテは苦しみだした。
「マルガレーテ!」
突き飛ばされたミランはマルガレーテに駆け寄った。彼の心には期待が膨らんでいた。
これで、彼女は僕のことを好きになってくれるはず。
今までさんざんそっけなく、冷たい態度だったけれど、それも今日までさ。
これからは、僕とマルガレーテは、ユリアン兄上たちのように、愛し合う婚約者同士になるんだ……!
「ミラン、殿下……」
「なんだい、マルガレーテ。水臭いな。ミランって呼んでよ」
「ミラン……ミラン……、いやああああああ!」
「えっ?」
マルガレーテは悶え苦しみ、体がどんどん大きくなって、ついには、魔物になってしまった!
「なんてことだ! マルガレーテが巨大な魔物になってしまった!」
ミランは後ずさりし、その場に尻もちをついた。苦しむ巨大魔物……元マルガレーテがミランを押しつぶそうとするかのように、大きな足を振り上げた。
「ミラン殿下!」
物陰から様子を見ていたフェリクスが飛び出し、腰を抜かしているミランを素早く救出した。
「ミラン殿下、しっかりして下さい」
「フェリクス殿、どういうことなんだ? どうしてマルガレーテがあんな魔物になってしまったんだ? 惚れ薬が失敗したのか?」
ミランはなんとか立ち上がり、フェリクスにしがみつきながら問うた。そのはしばみ色の目は戸惑いに揺れている。
対してフェリクスは冷静に、だか若干気まずそうにこう言った。
「いいえ。惚れ薬は成功しているはずです。あの、これは私の憶測ですけれど……『拒絶反応』というやつじゃないでしょうか。マルガレーテ様はミラン殿下を好きになることを、その……どうしても受け入れられなかったのかと」
「なんだってーーーー!?」
フェリクスの言葉を聞いたミランは驚愕の声を上げ、またその場にくずおれた。
「そんなに僕のことが嫌だったのか……」
少なからずミランに心惹かれていたフェリクスは、意気消沈し、俯くミランの肩をそっと抱いた。
その肩が震えている……泣いているのかも知れない。
「ミラン殿下、私が傍にいますから」
「フェ、フェリクス殿?」
ミランが顔を上げる。国王似の端正な顔は、涙と鼻水でびしょびしょに濡れていた。
「国の王子が、そんなお顔ではいけませんよ」
フェリクスは、制服からハンカチを取り出すと、ミランの顔を拭いてあげた。
「あ、ありがとう。君は、優しいね」
ミランは初めて、フェリクスを女性として意識した。彼女の青い瞳を見つめる。
「ぎゃおおおおおおおーーーーん」
――見つめ合う二人をよそに、魔物となったマルガレーテは縦横無尽に暴れまくっていた。
王宮の建物を片っ端から破壊していく彼女が、魔法師団総勢で捕獲されたのは、三時間後のこと――。
惚れ薬の効果が切れて、元の姿に戻ったマルガレーテの証言から、事の次第はすっかりばれ、ミランは王族としての権利をはく奪、王宮から追放されてしまった。もちろんマルガレーテとの婚約は取り消しである。
フェリクスも使い込みの件を黙っていた上に、ミランに加担したとして、魔法師団を解雇されて王宮を追い出された。
「あ~あ、国王も、なにも二人そろって追放しなくてもいいのに……。ごめんよ、フェリクス殿。僕のせいで」
「あんな騒ぎを起こしてしまった以上、仕方ないですよ。王宮を完全に直すのに、魔法を用いても数か月かかるそうですし」
一般人となったミランと、無職になったフェリクスは、王都を二人並んでとぼとぼ、あてもなく歩いていた。
行き交う人々が、二人を見てはなにやらひそひそ笑っている。
子供の集団が、すれ違いざまに指さしてゲラゲラ笑った。
「やーい、追放コンビ~!!」
「変な薬を作って、女をモノにしようとしたんだぜ」
「やだ~、信じられない~」
王子と魔法師団の団長が不祥事で王宮追放されたというニュースは、魔法動画で国民に知れ渡り、今や二人はエルドゥ王国中の笑いものである。
「フェリクス殿、君は女性に戻って、実家に帰ったらどうだ? もう男装している意味もないだろう」
ミランが提案した。確かに、フェリクスはフェリシアに戻ってしまえば、またやり直せる。
だけど……。
「ミラン殿下は行くあてがあるんですか」
「もう殿下じゃないからその呼び方はやめてくれ。……父上からひと月分の宿代はもらったけど、働き口があるかどうか。貴族学校も卒業できずに辞めなければならないし」
「だったら、私は実家に帰らず、もう少し、フェリクスとしてミラン様のお傍にいますよ。一般学校を卒業するまで私が貴方を養います。学校は卒業したほうがいいですからね」
「ほ、本当!?」
ミランの顔がぱっと明るくなった。本心ではその言葉を期待していた、と言わんばかりだ。
まったく、この王子……いや、元王子はしょうがない。
「私が傍にいる、と約束しましたからね」
「ありがとう、フェリクス殿! ずっと一緒だよ!!」
ミランは街中であるにもかかわらず、フェリクスに抱きついて来た。
フェリクスは、フェリシアの心で、体が熱くなるのを感じた。
ずっと一緒に……そうできたらいいな……。
高鳴る胸の鼓動を何とか抑えつつ、フェリクスはそう思いはじめている自分に自分で驚く。
今はフェリクスでも、いずれ、フェリシアとして。
二人の第二の人生(?)はまだ始まったばかり――。
終わり。
※かなり初期の段階でなんとなく考えていた展開です。
マルガレーテが惚れ薬を飲んで拒絶反応を起こすという案をはじめ考えていました。
当初はミランがもっとどうしようもない王子で、恋愛色ももっと薄めのコメディ短編にしようと考えていましたが、色々あって現在の展開になりました(笑)。
「惚れ薬」が入った小瓶を手にしたミラン第三王子は、満面の笑みだった。これで、愛しい婚約者、マルガレーテは自分を好いてくれる。
「『王家に認められた若い女の金の髪』だけがどうしても手に入らなくて、もうだめかと思ったけれど、まさかフェリクス殿、君が女性だったとは……」
小躍りする第三王子を傍で静かに見つめていたフェリクスは、ミランの言葉に頷いた。フェリクスは結局ミランに自分の髪を差し出した。差し出したと言っても、ほんの一掴み分なので、彼女の髪型にさほど変わりはなかった。
数日後、マルガレーテを王宮の人気のない場所に呼び出したミランは、すばやく「惚れ薬」を口にし、彼女に口移しした。
「何をするんですの!」
突然のことにマルガレーテはミランを突き飛ばした。目に怒りがこもっている。
「わたくしに何を飲ませたんですの? なんて乱暴な……ううっ」
マルガレーテは苦しみだした。
「マルガレーテ!」
突き飛ばされたミランはマルガレーテに駆け寄った。彼の心には期待が膨らんでいた。
これで、彼女は僕のことを好きになってくれるはず。
今までさんざんそっけなく、冷たい態度だったけれど、それも今日までさ。
これからは、僕とマルガレーテは、ユリアン兄上たちのように、愛し合う婚約者同士になるんだ……!
「ミラン、殿下……」
「なんだい、マルガレーテ。水臭いな。ミランって呼んでよ」
「ミラン……ミラン……、いやああああああ!」
「えっ?」
マルガレーテは悶え苦しみ、体がどんどん大きくなって、ついには、魔物になってしまった!
「なんてことだ! マルガレーテが巨大な魔物になってしまった!」
ミランは後ずさりし、その場に尻もちをついた。苦しむ巨大魔物……元マルガレーテがミランを押しつぶそうとするかのように、大きな足を振り上げた。
「ミラン殿下!」
物陰から様子を見ていたフェリクスが飛び出し、腰を抜かしているミランを素早く救出した。
「ミラン殿下、しっかりして下さい」
「フェリクス殿、どういうことなんだ? どうしてマルガレーテがあんな魔物になってしまったんだ? 惚れ薬が失敗したのか?」
ミランはなんとか立ち上がり、フェリクスにしがみつきながら問うた。そのはしばみ色の目は戸惑いに揺れている。
対してフェリクスは冷静に、だか若干気まずそうにこう言った。
「いいえ。惚れ薬は成功しているはずです。あの、これは私の憶測ですけれど……『拒絶反応』というやつじゃないでしょうか。マルガレーテ様はミラン殿下を好きになることを、その……どうしても受け入れられなかったのかと」
「なんだってーーーー!?」
フェリクスの言葉を聞いたミランは驚愕の声を上げ、またその場にくずおれた。
「そんなに僕のことが嫌だったのか……」
少なからずミランに心惹かれていたフェリクスは、意気消沈し、俯くミランの肩をそっと抱いた。
その肩が震えている……泣いているのかも知れない。
「ミラン殿下、私が傍にいますから」
「フェ、フェリクス殿?」
ミランが顔を上げる。国王似の端正な顔は、涙と鼻水でびしょびしょに濡れていた。
「国の王子が、そんなお顔ではいけませんよ」
フェリクスは、制服からハンカチを取り出すと、ミランの顔を拭いてあげた。
「あ、ありがとう。君は、優しいね」
ミランは初めて、フェリクスを女性として意識した。彼女の青い瞳を見つめる。
「ぎゃおおおおおおおーーーーん」
――見つめ合う二人をよそに、魔物となったマルガレーテは縦横無尽に暴れまくっていた。
王宮の建物を片っ端から破壊していく彼女が、魔法師団総勢で捕獲されたのは、三時間後のこと――。
惚れ薬の効果が切れて、元の姿に戻ったマルガレーテの証言から、事の次第はすっかりばれ、ミランは王族としての権利をはく奪、王宮から追放されてしまった。もちろんマルガレーテとの婚約は取り消しである。
フェリクスも使い込みの件を黙っていた上に、ミランに加担したとして、魔法師団を解雇されて王宮を追い出された。
「あ~あ、国王も、なにも二人そろって追放しなくてもいいのに……。ごめんよ、フェリクス殿。僕のせいで」
「あんな騒ぎを起こしてしまった以上、仕方ないですよ。王宮を完全に直すのに、魔法を用いても数か月かかるそうですし」
一般人となったミランと、無職になったフェリクスは、王都を二人並んでとぼとぼ、あてもなく歩いていた。
行き交う人々が、二人を見てはなにやらひそひそ笑っている。
子供の集団が、すれ違いざまに指さしてゲラゲラ笑った。
「やーい、追放コンビ~!!」
「変な薬を作って、女をモノにしようとしたんだぜ」
「やだ~、信じられない~」
王子と魔法師団の団長が不祥事で王宮追放されたというニュースは、魔法動画で国民に知れ渡り、今や二人はエルドゥ王国中の笑いものである。
「フェリクス殿、君は女性に戻って、実家に帰ったらどうだ? もう男装している意味もないだろう」
ミランが提案した。確かに、フェリクスはフェリシアに戻ってしまえば、またやり直せる。
だけど……。
「ミラン殿下は行くあてがあるんですか」
「もう殿下じゃないからその呼び方はやめてくれ。……父上からひと月分の宿代はもらったけど、働き口があるかどうか。貴族学校も卒業できずに辞めなければならないし」
「だったら、私は実家に帰らず、もう少し、フェリクスとしてミラン様のお傍にいますよ。一般学校を卒業するまで私が貴方を養います。学校は卒業したほうがいいですからね」
「ほ、本当!?」
ミランの顔がぱっと明るくなった。本心ではその言葉を期待していた、と言わんばかりだ。
まったく、この王子……いや、元王子はしょうがない。
「私が傍にいる、と約束しましたからね」
「ありがとう、フェリクス殿! ずっと一緒だよ!!」
ミランは街中であるにもかかわらず、フェリクスに抱きついて来た。
フェリクスは、フェリシアの心で、体が熱くなるのを感じた。
ずっと一緒に……そうできたらいいな……。
高鳴る胸の鼓動を何とか抑えつつ、フェリクスはそう思いはじめている自分に自分で驚く。
今はフェリクスでも、いずれ、フェリシアとして。
二人の第二の人生(?)はまだ始まったばかり――。
終わり。
※かなり初期の段階でなんとなく考えていた展開です。
マルガレーテが惚れ薬を飲んで拒絶反応を起こすという案をはじめ考えていました。
当初はミランがもっとどうしようもない王子で、恋愛色ももっと薄めのコメディ短編にしようと考えていましたが、色々あって現在の展開になりました(笑)。
0
あなたにおすすめの小説
崖っぷち令嬢は冷血皇帝のお世話係〜侍女のはずが皇帝妃になるみたいです〜
束原ミヤコ
恋愛
ティディス・クリスティスは、没落寸前の貧乏な伯爵家の令嬢である。
家のために王宮で働く侍女に仕官したは良いけれど、緊張のせいでまともに話せず、面接で落とされそうになってしまう。
「家族のため、なんでもするからどうか働かせてください」と泣きついて、手に入れた仕事は――冷血皇帝と巷で噂されている、冷酷冷血名前を呼んだだけで子供が泣くと言われているレイシールド・ガルディアス皇帝陛下のお世話係だった。
皇帝レイシールドは気難しく、人を傍に置きたがらない。
今まで何人もの侍女が、レイシールドが恐ろしくて泣きながら辞めていったのだという。
ティディスは決意する。なんとしてでも、お仕事をやりとげて、没落から家を救わなければ……!
心根の優しいお世話係の令嬢と、無口で不器用な皇帝陛下の話です。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
【完結】側妃は愛されるのをやめました
なか
恋愛
「君ではなく、彼女を正妃とする」
私は、貴方のためにこの国へと貢献してきた自負がある。
なのに……彼は。
「だが僕は、ラテシアを見捨てはしない。これから君には側妃になってもらうよ」
私のため。
そんな建前で……側妃へと下げる宣言をするのだ。
このような侮辱、恥を受けてなお……正妃を求めて抗議するか?
否。
そのような恥を晒す気は無い。
「承知いたしました。セリム陛下……私は側妃を受け入れます」
側妃を受けいれた私は、呼吸を挟まずに言葉を続ける。
今しがた決めた、たった一つの決意を込めて。
「ですが陛下。私はもう貴方を支える気はありません」
これから私は、『捨てられた妃』という汚名でなく、彼を『捨てた妃』となるために。
華々しく、私の人生を謳歌しよう。
全ては、廃妃となるために。
◇◇◇
設定はゆるめです。
読んでくださると嬉しいです!
1度だけだ。これ以上、閨をともにするつもりは無いと旦那さまに告げられました。
尾道小町
恋愛
登場人物紹介
ヴィヴィアン・ジュード伯爵令嬢
17歳、長女で爵位はシェーンより低が、ジュード伯爵家には莫大な資産があった。
ドン・ジュード伯爵令息15歳姉であるヴィヴィアンが大好きだ。
シェーン・ロングベルク公爵 25歳
結婚しろと回りは五月蝿いので大富豪、伯爵令嬢と結婚した。
ユリシリーズ・グレープ補佐官23歳
優秀でシェーンに、こき使われている。
コクロイ・ルビーブル伯爵令息18歳
ヴィヴィアンの幼馴染み。
アンジェイ・ドルバン伯爵令息18歳
シェーンの元婚約者。
ルーク・ダルシュール侯爵25歳
嫁の父親が行方不明でシェーン公爵に相談する。
ミランダ・ダルシュール侯爵夫人20歳、父親が行方不明。
ダン・ドリンク侯爵37歳行方不明。
この国のデビット王太子殿下23歳、婚約者ジュリアン・スチール公爵令嬢が居るのにヴィヴィアンの従妹に興味があるようだ。
ジュリエット・スチール公爵令嬢18歳
ロミオ王太子殿下の婚約者。
ヴィヴィアンの従兄弟ヨシアン・スプラット伯爵令息19歳
私と旦那様は婚約前1度お会いしただけで、結婚式は私と旦那様と出席者は無しで式は10分程で終わり今は2人の寝室?のベッドに座っております、旦那様が仰いました。
一度だけだ其れ以上閨を共にするつもりは無いと旦那様に宣言されました。
正直まだ愛情とか、ありませんが旦那様である、この方の言い分は最低ですよね?
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
山賊な騎士団長は子にゃんこを溺愛する
紅子
恋愛
この世界には魔女がいる。魔女は、この世界の監視者だ。私も魔女のひとり。まだ“見習い”がつくけど。私は見習いから正式な魔女になるための修行を厭い、師匠に子にゃんこに変えれた。放り出された森で出会ったのは山賊の騎士団長。ついていった先には兄弟子がいい笑顔で待っていた。子にゃんこな私と山賊団長の織り成すほっこりできる日常・・・・とは無縁な。どう頑張ってもコメディだ。面倒事しかないじゃない!だから、人は嫌いよ~!!!
完結済み。
毎週金曜日更新予定 00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした!
エス
恋愛
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」
華奢な男がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。
縁談はことごとく破談し、兄アルベルトも王太子ユリウスも頭を抱えていた。
そんな折、騎士団長ヴォルフがユリウスの元に「若い女性を紹介してほしい」と相談に現れる。
よく見ればこの男──家柄よし、部下からの信頼厚し、そして何より、圧巻の筋肉!!
「この男しかいない!」とユリウスは即断し、テレーゼとの結婚話を進める。
ところがテレーゼが嫁いだ先で、当のヴォルフは、
「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」
と何やら焦っていて。
……まあ細かいことはいいでしょう。
なにせ、その腕、その太もも、その背中。
最高の筋肉ですもの! この結婚、全力で続行させていただきますわ!!
女性不慣れな不器用騎士団長 × 筋肉フェチ令嬢。
誤解から始まる、すれ違いだらけの新婚生活、いざスタート!
※他サイトに投稿したものを、改稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる