1 / 1
ある王妃の末路
しおりを挟む「マドレーヌ公爵の令嬢レードルよ!お前はこの騎士爵の娘ミレットに対して、階段から突き飛ばす、毒を盛る、あらぬ悪評を流すなど、やることが酷すぎる!貴様とは婚約破棄だ!
そして、貴様の取り巻きも、全員死刑!」
そう、学院の卒業式の後のパーティーにて王子が、自分の婚約者レードルに激昂して言ったのがこの言葉。
公爵令嬢レードル
「マッスルヘッド王子!どうかお考え直して下さい!あなたはその女にだまされているのですよ!」
だまされているって、ひどいわね~。だから言ってやったの。
ミレット(わたし)
「王子様!この公爵家は、私を散々騙してきました!皆さんも知っているでしょう!嘘だと思うなら、真贋の魔道具を使えばいいのです。
あなた方の詐欺で、どれだけ血と涙を流さないといけなかったか。」
公爵令嬢レードル
「まぁ、なにをおっしゃる事やら。良いでしょう、爺や?持ってこさせなさい。
王子?その嘘つき女のウソと、私の身の潔白が証明されたら、国王陛下にはマッスルヘッド王子の退位と平民への降格!そして、王太子様の離婚と私と王太子結婚を慰謝料として求めます。」
国王陛下
「な!さりげなく、無茶苦茶な事を言うでない!」
公爵令嬢レードル
「いいえ!もともとは私が王太子様の婚約者!
無茶苦茶でもなく、元に戻るだけ!私の代わりに結婚したクソ妹は、死刑!」
そんな事を言っている間に真贋の魔道具が運ばれて来た。
この真贋の魔道具の水晶玉。ウソだと判定すると青く光る。本当だと判定するとオレンジに光る。
国王
「汝(なんじ)、マドレーヌ公爵の令嬢レードルよ!騎士爵の娘ミレットに詐欺を働いた事はあるのか?」
思いっきりオレンジに光る玉。
マドレーヌ公爵の令嬢レードル
「う、ウソよーーー!この判定はウソ!」
マッスルヘッド王子
「もう一度聞く。騎士爵の娘ミレットを騙したのか?」
さらにオレンジに輝く玉。
ミレット(私)
「公爵家は、散々騙してきましたね?」
もっと光る玉!
そして、公爵家令嬢レードルは婚約破棄された。
あれから、私はマッスルヘッド王子と一応結婚して、王太子妃のレードルの妹を毒殺して、王太子も内乱の鎮圧と時にぶった斬って、王太子妃になった。
あら?おかしいって?
細腕で斬る事なんて無理?
いえいえ、私は元々異世界召喚されたキャリアウーマンだったのよ。
魔王を倒して、その褒美に王太子との婚約があったのに、魔王討伐の後はこれまでの褒美の約束なんて全て反故にして!ボロボロのあばら家に、銀貨10枚なんて端金を投げつけるだけ!
なぜ、学園では何もしていないはずの公爵令嬢レードルが、ウソつき判定になったか?
簡単よ! 私に報酬約束をした時に奴もいたからよ。
だから、詐欺をしたからウソつきだと判定されただけ。あの魔道具が故障とかしたのでは無いの!
あのあばら家に入れられた時は、酷かった~。
外は吹雪! すきま風は吹いてくる。 食べ物は無い。 城から、貴族街から聞こえてくる喧騒に、ぶちギレたわよ!
すぐに異世界召喚された時の女神に文句を言うために、教会に行ったわ!
しかし、魔王を倒してからはうんともすんとも答えない。
これまでの、早く倒せ!とか散々言ってきたのに!
シスターや司教達が、「用済みは帰った!」とか言うから、「なら、元の世界に帰せ!」と言ったら、やっと返事をした。
女神は、「無理です。力を使いすぎました。諦めて下さい。そのあなたに対する扱いは私の責任ではありません。」とか言い出す。なので、「無理矢理連れて来たお前達の責任でも有るだろ!責任とれや!」と言ってやったら、女神が「どうにでもしろ!」とか言う。
どうにでもしろ?
つまりだな、何をやってもいいと?
女神は、しばらく休むとか言っていた。
「さっさと帰れ!ブス!」とかいう、シスター達。
ええ!私は美人ではないブスですよ!
あ!なるほど! その時私は悟ったわ。
魔王軍の強敵以外には使わなかったチートスキルを作って快適に過ごせってことね。
そして、自分の思い通りにするのが報酬なのね。
なら、今から報酬をもらいましょう?
まずは美人なシスター?あなたからよ!
スキル強奪!
それから、美貌!若さ!名声!を歩く資源から回収していったわ~。
もちろん正当に回収する私に対する誹謗中傷も強奪して、その記憶も強奪してネズミとか猫に付与しておいたわよ。
そして、17の身体と美貌と大金を得た私は、学園に入る事にした。
魔法とか既に使える。私がなぜ学園に入ったかというのは、本当に異世界召喚した私にひどい仕打ちをした事を、悪いと思っているのか?と、これまで罪人達から罰として、美貌とか強奪して来たけど、本当に罪人なのか?
実は知らなかったとかで、冤罪だったのではと強奪を乱射していて、怖くなったのもあるのよ。
3年間の年なんて、また誰かから若さを調達すれば良いと思って、調べたわ~。
結果は真っ黒だった。
使い捨ての犬としか思ってなかったのよ!
「そろそろ、吹雪と飢えで死んだ死体が出てくるかもね~!」なんて言った美人な侯爵令嬢達の美貌と年を強奪して、偽装の魔法をかけておいたわ~。
パーティーの途中で、つい彼女達にかけた偽装の魔法が解けてしまって、「バケモノー!」という叫びが出た時は、見られないように笑いをこらえるのが苦しかった~! 笑いで震えていた時に、あのマッスルヘッドが近づいてきたのよ~。
もう容赦しなくてもいいと感じた私は、あの卒業パーティー婚約破棄事件の後に、6ヶ月後には王太子妃になり、あの公爵家によるに乗り込んで、あのレードルの絶世の美貌も回収して、私のデブ体質を無理矢理付与して全員死刑にしたわ。
あの当時は、いそがしかっわね~。
隣の王国も滅ぼして、いそがしかった。
今年で中身は60?かな?身体は18。
最近太ったのと懐かしくなったので、城の宝物庫で見つけた魔法の鏡に聞いてみた。
かがみ~?私の地元で一番美人なのはだれ~?
魔法の鏡
「あなたが、肥満体質を無理矢理付与してそのままあなたの妹の子供に転生したレードルこと、(令努流 れいどる)17才です。
最近日本で販売された、体脂肪の油を溶かす薬を飲んで、肥満から抜け出してモテるようになり、今の男友達は15人。下僕は20人。付き合っているのは30人。
地下アイドルからデビューして1ヶ月後には、メジャーデビューして年収1億。
特に中世貴族モノの演劇は、大御所俳優すら(負けた!)と言わしめるほどの演技力で、既にアイドルの枠を超えている売れっ子です。」
は?
まぁ、日本一美人にはなれないとは思って、地元一の美人は?とかきいたけど予想のかなり上の回答が来た。
あいつ、転生していたのか。
体脂肪の油を溶かす薬?へ~、元の私の昔の顔のレードルが、痩せたらモテてる?
そして、鏡に聞いた。なぜ太ったのか?
レードルが、痩せたから肥満体質が私に帰って来た?
ハァ、いらないわよ!
しかし、いくら鏡越しにレードルに押し付けても、ヤツは薬ですぐに痩せる!
なので、金塊を薬局に投げつけて強奪でその痩せる薬を1年分こちらに取り寄せた。
へ~!すっごく油が出るでる~!
一気にお腹周りがぺったんこなったわ~!
そして、ある日身体が動かなくなった。
あれ?どうしたの?
疲れているのか?と思って、休日のレードル観察をすると、
レードル
「あう~!」
とか言って、寝込んでいた。
よく見ると、Gカップあった巨乳がゼロカップになっている。Aすらない。あばら骨が見えていた。
え?
よく見ると、ガリガリだ。
もう3ヶ月間も水と少しの砂糖での生活の身体だ。1週間前と全く違う。
そして、ヤツが病院で見ているテレビのニュースで常飲している痩せ薬の事を言っていた。
は?1日1つ容量を守らないで、3つ飲んでいたオーバードーズ?異常服用のせいで、レードルが入院したって、報道されていた。
まさか…。
鏡の向こうでは、ピーーー!という電子音の警報と共に、看護師達の怒号と「電気ショック用意!」「1、2、3、!1、2、3!」と心臓マッサージの掛け声が聞こえてきた。
突然来た腹痛!
出る油と、しおれるGカップのバスト!肌!
流れる油汗。
助けてーーー!
10
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
妹の初恋は私の婚約者
あんど もあ
ファンタジー
卒業パーティーで、第一王子から婚約破棄を宣言されたカミーユ。王子が選んだのは、カミーユの妹ジョフロアだった。だが、ジョフロアには王子との婚約が許されない秘密があった。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
『お前を愛する事はない』なんて言ってないでしょうね?
あんど もあ
ファンタジー
政略結婚で妻を娶った息子に、母親は穏やかに、だが厳しく訊ねる。
「『お前を愛する事は無い』なんて言ってないでしょうね?」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる