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第1章 生き抜く事は大変!
第4話 王都の森の異変 その1
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カザトは、やっと生活が出来るようになってホットしていたが、少し気になっていた事もあった。
磯部 珠のことである。
あの王女と勇者に選ばれた生徒会長共は、女子高生達が他の部屋に移された途端にオレのステータスのことをなじりだして、俺を城から放り出した。
まぁ珠のヤツは、あれでもたくましいから生きて行けるだろうな。
だが、珠のヤツ、妙な事を言っていたな…
女神様?
スキル?
付与?
スキルを選ぶ?
思い出して見る。
まず、このろくでもない勇者召喚は学校の教室で始まった。
思い出して見る。
オレは授業中に寝ていたのか?
いや、寝ていない!
あの担任は教師をやってはいけない性格だが、授業だけは真面目にするので真面目に聞いていた。
あの時いきなり床が光って、そして、目の前が真っ暗になった。
そして、あの王城の広間である。
あの、いきなり目の前が真っ暗になっていた時だよな?確か、近くの工場の昼休みサイレンが鳴って、2分位後に床が光ってから真っ黒になったんだ。
そして、あの広間にいたときに見たスマホの表示は、その定時サイレンの5分後。
つまり、この異世界と地球の時間の流れが同じだと仮定して5分間位の空白がある。
それが、あの真っ黒な時間。
おそらくラノベ的には、自称・女神?と主張する存在が俺達を拉致するのを手伝ったと自白して、スキルを選ばせて、それをクラスメート達に付与した。
そして、あのクソ王女様主演の追放劇だよな。
問題は、何が狙いだ?
あの王様らしきオッサンが何を演説ぶっていたのか?
それとなく、冒険者ギルドで聞き耳を立てているが、魔王とかの話は無い。
世界滅亡とかの噂話もない。
と、なると…
戦争奴隷兵としての戦力の確保か!
だから、ステータスの数字史上主義だったのか!
では、帰るアテの確保だよな~。
魔法が、存在している事はわかった。
あとは、転移魔法とかの移動手段と、それを起動させるためのエネルギー。
まず、普通に考えて帰る手段が有るのは城だろう!
そして、この世界の住民で信用出来るヤツが今はいない以上、自分で転移魔法を会得しないといけないだろうな。
エネルギー供給システムも大事だ!
城の奴らが、どのエネルギーを使っているのか知らないが、異次元に地球に繋がる穴を開けないと異世界転移なんて出来ない。
しばらく帰るためには、力をつけないといけない。
だけど、魔力ってステータスの項目にはあるにはあるが…。
どうやって、使うのか…
この異世界だと、人との接触も極力避けねば誰が敵だかわからない。
それ以前にオレの鑑定能力に翻訳能力があったから、何とか生活できているが言葉もマスターしないと。
そして、珠が言っていた自称・女神?の存在だ!
女神だと名乗っていたらしいのだが、個人名は名乗ってはいなかったから、珠達は自称・女神と呼んでいたみたいだ。
女神と名のるぐらいだから全知全能だろうと、仮定して当たり前だろうな。
つまり!召喚の時に、わざと俺を除け者にした。
これは、間違いない。
女神の本当の狙いはなんだ?
これだよな!
つまり、この世界のルールが全て俺に牙を剥く!
そう考えていいだろうな。
まぁ、疲れたな~今日は、一日寝て休むか?
グーグー!
カザトが朝からまた、寝息を立てて寝た頃…
冒険者ギルドでは、血まみれの冒険者達のパーティーが命からがら逃げ帰ってきていた。
「ギルドマスターに、連絡!王都の森の奥深くの探索にて調査対象のオーガを発見!
そして、多数の名前付きのゴブリンジェネラルに複数のゴブリンキング!そして、名前付きゴブリンエンペラーを、発見しました。他の調査隊は全滅!(ガクッ!)」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「なんてことだ!副ギルドマスター!すぐに、登城して陛下に連絡!今すぐ行け!
冒険者達に緊急招集をかけろ!逃亡は許さん!急げ!」
受付嬢マーベル
「ギルドマスター!圧倒的に、戦力が足りません!他の街のギルドに強制収集許可と、万が一の時の緊急事態避難の用意の許可を!」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「そうだ!例のA級冒険者をギルドに呼べ!」
受付嬢マーベル
「例のA級冒険者?誰です?」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「名前付きのオーガが森から出てきていたのを報告した、A級のカザトって言う冒険者だ!」
受付嬢マーベル
「ハァ?彼は、ほぼ一週間前に登録した新人のF級ランクですよ!」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「なんだって?いや、オレのカンはそうは言ってないぞ!成績を出せ!」
受付嬢マーベル
「ギルドマスター、ついにボケたのですね!」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「ボケとらんわ!
何?
薬草採取が…あの、薬草の在庫の山はこの冒険者が原因か!
ホーン・アライグーマ討伐だと!
あの商業ギルドに、高く売れたやつか!
ホーン・アライグーマを、あそこまでキレイに斬って倒せるなら、最低でもE級の上かD級の下だぞ?
ランクアップさせて、緊急招集に組み込め!
こいつは、例の城の召喚勇者だろ?うまく戦わせろ!」
受付嬢マーベル
「確かに城からは、監視対象だと極秘で通達が来てますが、まだ無理ですよ!」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「うるさーい!やれと言ったらやれ!
そうだ!薬草の供給に貢献したから、D級にしろ!」
こうして、いきなり飛び級することになったカザト。
そして、冒険者ギルドは、敵か味方か?
磯部 珠のことである。
あの王女と勇者に選ばれた生徒会長共は、女子高生達が他の部屋に移された途端にオレのステータスのことをなじりだして、俺を城から放り出した。
まぁ珠のヤツは、あれでもたくましいから生きて行けるだろうな。
だが、珠のヤツ、妙な事を言っていたな…
女神様?
スキル?
付与?
スキルを選ぶ?
思い出して見る。
まず、このろくでもない勇者召喚は学校の教室で始まった。
思い出して見る。
オレは授業中に寝ていたのか?
いや、寝ていない!
あの担任は教師をやってはいけない性格だが、授業だけは真面目にするので真面目に聞いていた。
あの時いきなり床が光って、そして、目の前が真っ暗になった。
そして、あの王城の広間である。
あの、いきなり目の前が真っ暗になっていた時だよな?確か、近くの工場の昼休みサイレンが鳴って、2分位後に床が光ってから真っ黒になったんだ。
そして、あの広間にいたときに見たスマホの表示は、その定時サイレンの5分後。
つまり、この異世界と地球の時間の流れが同じだと仮定して5分間位の空白がある。
それが、あの真っ黒な時間。
おそらくラノベ的には、自称・女神?と主張する存在が俺達を拉致するのを手伝ったと自白して、スキルを選ばせて、それをクラスメート達に付与した。
そして、あのクソ王女様主演の追放劇だよな。
問題は、何が狙いだ?
あの王様らしきオッサンが何を演説ぶっていたのか?
それとなく、冒険者ギルドで聞き耳を立てているが、魔王とかの話は無い。
世界滅亡とかの噂話もない。
と、なると…
戦争奴隷兵としての戦力の確保か!
だから、ステータスの数字史上主義だったのか!
では、帰るアテの確保だよな~。
魔法が、存在している事はわかった。
あとは、転移魔法とかの移動手段と、それを起動させるためのエネルギー。
まず、普通に考えて帰る手段が有るのは城だろう!
そして、この世界の住民で信用出来るヤツが今はいない以上、自分で転移魔法を会得しないといけないだろうな。
エネルギー供給システムも大事だ!
城の奴らが、どのエネルギーを使っているのか知らないが、異次元に地球に繋がる穴を開けないと異世界転移なんて出来ない。
しばらく帰るためには、力をつけないといけない。
だけど、魔力ってステータスの項目にはあるにはあるが…。
どうやって、使うのか…
この異世界だと、人との接触も極力避けねば誰が敵だかわからない。
それ以前にオレの鑑定能力に翻訳能力があったから、何とか生活できているが言葉もマスターしないと。
そして、珠が言っていた自称・女神?の存在だ!
女神だと名乗っていたらしいのだが、個人名は名乗ってはいなかったから、珠達は自称・女神と呼んでいたみたいだ。
女神と名のるぐらいだから全知全能だろうと、仮定して当たり前だろうな。
つまり!召喚の時に、わざと俺を除け者にした。
これは、間違いない。
女神の本当の狙いはなんだ?
これだよな!
つまり、この世界のルールが全て俺に牙を剥く!
そう考えていいだろうな。
まぁ、疲れたな~今日は、一日寝て休むか?
グーグー!
カザトが朝からまた、寝息を立てて寝た頃…
冒険者ギルドでは、血まみれの冒険者達のパーティーが命からがら逃げ帰ってきていた。
「ギルドマスターに、連絡!王都の森の奥深くの探索にて調査対象のオーガを発見!
そして、多数の名前付きのゴブリンジェネラルに複数のゴブリンキング!そして、名前付きゴブリンエンペラーを、発見しました。他の調査隊は全滅!(ガクッ!)」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「なんてことだ!副ギルドマスター!すぐに、登城して陛下に連絡!今すぐ行け!
冒険者達に緊急招集をかけろ!逃亡は許さん!急げ!」
受付嬢マーベル
「ギルドマスター!圧倒的に、戦力が足りません!他の街のギルドに強制収集許可と、万が一の時の緊急事態避難の用意の許可を!」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「そうだ!例のA級冒険者をギルドに呼べ!」
受付嬢マーベル
「例のA級冒険者?誰です?」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「名前付きのオーガが森から出てきていたのを報告した、A級のカザトって言う冒険者だ!」
受付嬢マーベル
「ハァ?彼は、ほぼ一週間前に登録した新人のF級ランクですよ!」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「なんだって?いや、オレのカンはそうは言ってないぞ!成績を出せ!」
受付嬢マーベル
「ギルドマスター、ついにボケたのですね!」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「ボケとらんわ!
何?
薬草採取が…あの、薬草の在庫の山はこの冒険者が原因か!
ホーン・アライグーマ討伐だと!
あの商業ギルドに、高く売れたやつか!
ホーン・アライグーマを、あそこまでキレイに斬って倒せるなら、最低でもE級の上かD級の下だぞ?
ランクアップさせて、緊急招集に組み込め!
こいつは、例の城の召喚勇者だろ?うまく戦わせろ!」
受付嬢マーベル
「確かに城からは、監視対象だと極秘で通達が来てますが、まだ無理ですよ!」
王都冒険者ギルドマスター・バッカー
「うるさーい!やれと言ったらやれ!
そうだ!薬草の供給に貢献したから、D級にしろ!」
こうして、いきなり飛び級することになったカザト。
そして、冒険者ギルドは、敵か味方か?
応援ありがとうございます!
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