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第1章 生き抜く事は大変!
第47話 ガス王家速報4!王女達の行方
しおりを挟むカザト達が、やっと信用出来る存在に出逢って深い眠りについた頃…
カザトの不幸の原因の一つ!
ガス王国第1王女ブレーダー・ド・ガスは、勇者達と共にゲルー王国のとある村で人が居ないことをいい事に物色していた。
王女?ブレーダー
「クソ!なぜ王女たる私がバトルドレスを脱いで、こんな村娘の服を着ないといかないのよ!」
側近
「姫様!ゴブリンから逃げるのが、先でございます!
帝国の避難船に乗れるのは一般人のみ!ご覚悟を!」
王女?ブレーダー
「わかっているわよ!で?勇者達は、なぜ戦わないのかわかったの?」
側近
「始めっから、戦う気がないのですよ!
勇者と言う名前だけで贅沢三昧の生活を送れると、信じ切ってます。
この際、冒険者ギルトに放り込むか、奴隷の首輪をつけて戦わせるか?
どちらかしか選択肢はありません。
完全に、王権を舐めきってます。」
王女?ブレーダー
「わかった。この召喚は陛下の命令でもある。
陛下にも責任を取ってもらうわ。
で!「ゴミ」をラッド公爵は、捕獲したのでしょうね?」
側近
「姫様!現実をみてください!
彼は、ゴミでは無かった。
そして、邪神戦争を勝った前勇者達の血をひくもの。
そして、あの戦闘!!
(王権)は、彼に効きません。
陛下は、敵対するなと正式に命令されました。
陛下の決定に楯突くのですか?」
王女?ブレーダー
「ち!違うわよ!だけど、あのゴブリン共を殺させないと…」
側近
「(こいつ!まだ反省していないな!このままだと、私達も本当に危ない。早く離脱するか?)
さ!荷物を、袋に入れて避難船に乗りますよ!避難中は、なまえは呼び捨てですからね。
偽名を考えないと!」
生徒会長・勇者
「オイ!俺たちは着替えたぞ!そろそろ行くぞ!」
側近
「今から、姫様の名前はポッチです!わかりましたね!
ブレーダーの(ブ)も出てはだめなのですよ!」
ポッチ(ブレーダー王女)
「わかったわよ!ポッチね。ハァ~」
こうして、ポッチ(王女)と、勇者達は、避難船に紛れ込んで乗り込んでいた。
□□
その頃、ボベー帝国の療養所では、
ゲルー王国・国王
「皇帝、すまない。ゲルー王国を頼む。
王子と娘を頼む。
娘はあの城の秘密を動かす鍵だ。
あの城は、ゲルー王城は、古代勇者召喚神殿なのだ!
だが、使ってはならない。
この世界の創世の管理者神が交替されたときに使用禁止になったのだ。
前の創世の管理者神様は、この世界に地球の避難民を受け入れていた。
我らはその子孫だ。
そして、帰る事を決意した者、やることをするために地球に帰る者だけが、地球帰還魔法陣を使った。
だが、次の第2世代管理者神フェイクは全く方針が違った!
管理者神であっても修行しないといけないのだが、やりたくなかったらしい。
そこで考え出されたのが、[魔王ホイホイ]だった。
異界からの魔王に美味そうな侵略出来そうな世界にこの世界を似せて、侵略させてこの世界を苦しめさせる。
その時、この世界の民は瘴気を吐き出す!
そして、生命を散らす為に民が育てて来た魔力を散らす。
それを、まず第2世代管理者神フェイクが、吸収する。
そして、民に勇者召喚をさせる!
このとき、3割増しに魔力を使わせて過剰分を第2世代管理者神フェイクが、また吸収する。
そして、勇者に魔王を討伐させる。
その時にさらに、魔王が討伐された時に放出する魔力を、さらにまた吸収する。
そして、勇者を帰還させる時に貸し与えた、勇者に育てられたスキルを強制的に回収してさらにパワーアップする!
その時、勇者帰還の魔力を消費するが、それ以上に第2世代管理者神フェイクは、パワーアップすると言う仕組みだった!
だが、あまりにも帰還した勇者達がボロボロになっていたので、地球の管理者神からかなり、勇者召喚ではなく
勇者奴隷化ではないかと疑われたらしい。
そして、前勇者の時に第2世代管理者神フェイクの(魔王ホイホイ簡単パワーアップ詐欺)作戦が、破綻した!
前勇者達は、まずこの世界の民を苦しみから助けた事により、民が瘴気を吐かなくなった。
そして、さらに前勇者達は、第2世代管理者神フェイクが、勇者召喚時に与えたスキルを全く使わず、自分の持つ固有スキルと、自分達が編み出したスキルのみを使って、魔王を叩きのめして反省させて、天界に出頭させた。
前勇者達いわく、自分の力でないモノに頼って戦っていては、自分の成長なんてない!
そして、遂に勇者帰還となったが、まず当時のボベー皇帝と皇主は、全く魔力が足りない事に気がついた。
そこで、前勇者達に聞いた途端、(魔王ホイホイ簡単パワーアップ詐欺)の破綻が露呈した。
なので当時の皇主は、(魔王ホイホイ簡単パワーアップ詐欺)計画を隠すために、前勇者達にハニートラップを
かけたのだが、失敗した。
そして、第2世代管理者神フェイクに相談する。
第2世代管理者神フェイクは、勇者達に、この世界にどどまるように命令するが、約束違反を指摘され、逆ギレする。
そして、当時の皇主は説得が成功したら天使に取り立てると、第2世代管理者神フェイクに言われて、自らの論理を振りかざして前勇者に説得という名の服従を強要するが、もちろん失敗した。
そして、帰還をしようとする前勇者と、勇者を奴隷にして天使になりたい当時の皇主は戦闘を開始!
そして、第2世代管理者神フェイクも参戦する事により、邪神戦争が始まる。
これが、本当の史実なのは各王家の王たちだけの秘密だった。
問題は、次だ!
その戦争のさなか我がゲルー王族の者に第2世代管理者神フェイク様は、創世の管理者神の使っていた勇者召喚神殿を封印することを命令する。
理由は、創世の管理者神と第2世代管理者神フェイクとは、神格に雲泥の差があり創世の管理者の魔法陣をもし使ったなら、力不足の第2世代管理者神フェイクは魔力の補填を出来ないので、この世界のエネルギーが自動使用されてしまい、その結果この世界は崩壊すると言う事になるらしい。
なので勇者召喚神殿は、ゲルー王城として隠蔽されたのだ。
ゲルー王国を、勇者達に渡すと、この世界は終わるのだ!
この世界をたのんだぞ!
(ガクッ!)」
言いたいことだけ言ってゲルー国王は、亡くなった。
とんでもない事を聞かされたボベー帝王は、実はよく似た全く別のろくでもない話も聞いたことがあり、ゲルー国王が言った事が本当か判断がつかなかったので、悩むが決意した!
今回勇者召喚をしたガス王家と、前回の責任者の末裔である神聖皇国に、丸投げしようと!
そして、ガス王家と神聖皇国にゲルー皇太子と姫様とゲルー国王の遺言の書かれた書状を添えて、神聖皇国に、送り出した!
□□
神聖皇国
ガス国王
「ボベー帝国に、遺言伝達官なんて役職は有ったのか?」
ガス王国宰相
「わからん。だが、これはまずいぞ!ボベー帝国は一切勇者達に協力する気は無いと、これでわかった。
そして、冒険者カザトをこの世界に留まらせる役を俺等に投げたと…
いや、召喚した俺等に責任を取らせる気だ!」
皇主
「その、遺言はおかしい!
我々は、古代勇者召喚神殿の場所を既に調べて調査隊を送ったが、ゲルー王国ではないぞ!」
ガス国王
「なんだって!
では、もしも古代勇者召喚神殿が確定したら、あの元ゲルー王家の者達は?」
ガス王国宰相
「平民として、生活するか、一度チャンスを与えて武を示させて、爵位を与えるにふさわしいか決めるのがこの世界のルール。」
皇主
「しばらく、ゲルー王族から聞き取り調査をしないと。」
しかし、ゲルー王国の元王太子は、元の地位を保証されて当たり前の考えの持ち主だった為に聞き取りは、難航した。
元王女は、わりと素直に答えたので良かったのだが。
ゲルー元王女
「そう、父(ゲルー国王)からは、聞いてはいます。
しかし、その神殿は城の中にあり、えーと、皇主様が、昔訪問されたときの大広間を覚えていらっしゃいますか?」
皇主
「うむ。」
ゲルー元王女
「あの、玉座の真裏にあるのです。
一度、忍び込んだ事があったのですが、レンガで埋められて真っ暗のハズなのに薄く黄緑色の光を放ち神殿のなかに、魔法陣が光っていて中央には、青黒い炎が立っており、その四方に黒い火が灯っておりました。」
皇主
「え?どこかで
聞いたような?読んだような?わかった。よくぞ言ってくれた。
あの王太子はものすごく協力的ではなかったが、君は協力してくれた。
この世界の王族のルールは知っているか?」
頷くゲルー元王女に勇者女性組と組んで武功を積み立てないか?と提案する皇主。
それを、受け入れるゲルー元王女。
そして、ガス王家主催の王家崩壊による、武功積立による爵位授与の予告の儀式が行われた。
元ゲルー元王太子とゲルー元王女が呼ばれて、それぞれに冒険者ギルトから冒険者ギルトカードを渡される。
モンスター討伐カウントによって、元王族として、扱われるのか?平民として、生きることになるのか?決めると言う事をガス王家主催の公開儀式場で発表されたのである。
(結局、勇者召喚の責任を取らされたガス王家)
この元ゲルー王族が、カザトに何をもたらすのかは未だ不明である。
□□
一方、
ガス王家王女?ブレーダー達の載った船は、危機を迎えていた。
勇者達が、自分達の事を全く隠さなかったからだ!
船員達は、帝国沖に近づくと真っ先に海に飛び込みゲルー元王国民も、海に逃げ出した!
勇者達が、バレた途端に船の中で居直って婦女暴行!金品略奪を始めたからである。
そのことを聞いたボベー帝国は、すぐに、ガス王家に公開抗議をして、元王女と勇者達を盗賊として捕らえるように命令した。
そして、ファイヤーボールの集中砲火によって爆発する船!
爆発少し前に、いやいやながらガス元王女は、偽装の足環を着けて男になりすまし海に飛び込む。
勇者達も、海に飛び込んだ。
男性勇者組の半数の15人は、ボベー帝国に盗賊として逮捕された。
しかし、全く反省していないという。
ブレーダー元王女と、その側近計5名は行方不明であった。
その一週間後、男性勇者組の残りの半数は国境砦ににてゴブリン軍と戦っている混乱のさなかに、ガス王国に逃げたのを目撃される。
そして、ボベー帝国の怒りの抗議がまた、ガス王家に届けられたのであった。
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