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第2章 動きだした凶悪な者達
第17話 カザトの偽者参上!
しおりを挟むガス王都では?
ガス王都冒険者ギルドマスター バッカー
「なんだ?アレは? もう、人ではないな! どうする? 想定外だぞ!」
商業ギルドマスター
「通常運転を装うか?」
魔導ギルドマスター
「そうするか!」
ギルドマスター会が、極秘に開かれていた。
王都に、天使に乗っ取られたガス国王が、やってきたのである。
事前にラッド公爵から情報が来て、ラッド公爵もその事をカザト達と相談して、税金をギルドが自主的に決める以外勝手にやらせといて、放置する方がいいという事も聞いていたので、ブレーダー王女と同じく放置する事にしたギルドマスター達。
ガス国王(勇者副担当天使)
「え~、なに?税金は、教会に収める定額制?
(下手に集めると、また邪神とか言われるのは嫌だから、任せておこう。)
宰相!まかせる!」
宰相
「ハ!その、ゴブリンエンペラー4匹対策といたしまして…」
宰相は、無難な事を言ってブレーダー王女が立てた、王都民全員特攻の全滅前提の自爆作戦を中止にしようとしていたが…
ガス国王(勇者副担当天使)
「え~、[チームカザート]だったか? 呼べよ!そして、戦わせろ、わかったな!」
それだけ言うと、寝てしまった。
しかし、ガス国王の身体は王城に着いたが、かつての500万兵士達はいない。
兵士の募集をして、国王?の命令通りに宰相は、ガス王都冒険者ギルドに来ていた、自称・カザートなる冒険者達が作る[チームカザート]に指名依頼を出した!
そう!宰相は、カザトを直接見たから知っている。
そして、王都の冒険者達も知っている!
本物のカザトを知っている!
髪型だけ似せたこの偽者は、オレはカザトだと言っているが皆、偽者だと知っている!
ナマ温かい目で見られ、まあまあゴブリンを討伐出来るこの偽カザトを王都民は、何故か保護していた。
そして、宰相は国王(天使)の名前間違えを利用して、[チームカザート]を命令通りに連れて来たのである。
宰相
「国王が、前よりも怖くなってしまったから、噂は噂であって、そんなに派手にゴブリンを討伐していないって言うのだぞ!
そんな事を言うと、あの勇者みたいに毎日絶叫して泣きながら、ゴブリンを斬りに行くことになっちまうぞ!」
偽カザト(カザート←本名)
「ハ、ハイ宰相様! その通り言う事も、任務ですか?」
宰相
「うむ。任務だと思っていい! いくら、ゴブリン討伐義務があるといっても、勇者たちみたいになりたくなかったら無難な事を言っとけ!」
偽カザト(カザート←本名)
「はい、宰相様。」
[チームカザート]
○カザート(男)
ジョブ 戦士
レベル 15
○ドワイライト(男の娘)
ジョブ 魔導師
レベル 16
○エルジー(女)
ジョブ 魔法使い
レベル 15
○エルブー(女)
ジョブ 火使い
レベル 16
○バーベル(男の娘)
ジョブ 拳闘家
レベル 17
○フーベル(男の娘)
ジョブ ヒーラー
レベル 17
の、よく集まったな!と思える様なパーティーである。
全員偽名ではない!本名である。
なので、冒険者ギルドカードにもそのまま出ている、かなりレアな戦える偽者なのだ!
なので、ガス国王(天使)の真偽眼でも、ウソはついてないとしか出なかった。
そしてここがこの天使の失敗だったのだが、カザト本人の容貌とか知ろうと思えばすぐに出来たのに、確認しなかった。
無理矢理借りているガス国王の記憶を、ガス国王の人格ごと押さえつけなかったら、本人を見た記憶が有るのだから間違えるはずがないほど、似てない奴をカザトだと思い込むことも無かったのだ。
しかし、失点を回復しないといけない義務を持った天使は焦ってしまったのと、ブレーダー王女の暴走を止めて
本気で邪神ゴブリンエンペラーを勇者に倒させないといけないので、違和感が有ったが、[チームカザート]を雇ってゴブリン討伐を命令した。
この、[チームカザート]は実は、レベル15~17の壁と呼ばれる冒険者としての成長壁にぶち当たった者達の
集まりだったが、偶然、カザト達とよく似た名前だったからネタで作ったパーティーだった。
王都で、一旗上げてその後派手に解散するつもりだったが、まさか、指名依頼されるとは…内心ブルっていたのだが、何故かこの王都の冒険者達は優しい。
相談に乗ってくれて少しづつだが、レベルがあがってきたのだ。
先輩冒険者達のアドバイスで、ブレーダー王女の勇者一行が近くにいるときは、仮面を被って行動する[チームカザート]は派手ではないが堅実な戦い方をするようになり、レベル15~17の壁を突破して、全員めでたくレベル18になった。
しかし、ついに災害がやってくる!邪神ゴブリンエンペラーの1体が動き出した!
ゴブリン150000匹
ゴブリンジェネラル150匹
ゴブリンキング1匹を、一個師団とするゴブリン軍が20師団来襲!
対するガス王都戦力は、
主力 ガス国王(天使)
近衛兵 650
一般兵(元ガス王都兵士) 1500
一般兵(退役した兵士) 1000
一般兵(元冒険者・傭兵) 500
一般兵(未鍛練・新兵) 1000
とても、足りないのである。
冒険者ギルド
冒険者AからC級 1000
D級 500
全ての王都戦力でも、7000足らずだ。
よく、冒険者ギルド1500でこれまで保っていたな!!という、状態なのである。
そして、そんな過労状態の冒険者ギルドは、今回休む事にしたのだ。
ギルドマスターのバッカーが「冒険者達は過労状態なので国王が復帰された以上、防衛軍の指揮権を返上して、冒険者達は休養に入ります。」
なんて言ったのだが、ガス国王(天使)は自分の昇進の為に、タダで扱き使って当たり前だと思っていたのでかなり反発したが、ゴブリン討伐報奨金の入金が既に尽きているので、これまで、自主的にゴブリン討伐をしてきて王都を維持してきた以上、それまでのゴブリン報奨金を出してくれと言われて、黙るしかなかった。
ガス国王(天使)
「宰相! なんとかしろ!冒険者を働かせろ!」
宰相
「(これは、これまでの鬱憤を晴らすチャンス!)
陛下!軍事費をほとんど、第2世代管理者神フェイク様のご意向だと天使の神託がきたのだとか言って、使い込んだのは陛下ですぞ!
500万いた兵士のを行方不明にさせたブレーダー王女の神託を採用した結果が、この状態です!
本当に500万の兵士をどこにやったのですか!
本当に、全知全能の管理者神様の神託だったのですか?
勇者は、悲鳴を上げていますが、ゴブリン討伐はやっています。
しかし、何故かレベルが上がりません!
そのことを司祭達に管理者神様に聞かせても、返事が!神託が!ありませんよ!
このままでは、陛下!邪神に騙されたとか言われても、反論出来ないところまで既に悪化しているのですぞ!
目を覚ましてください!
予定通りに、国王陛下主催の勇者出陣の儀を執り行います!
既に、司祭達の準備もできています!
この儀をしても、勇者達がレベルを上げる事が出来ない状態が続くと、邪神に、騙された…
または、考えたくもないですが、第2世代管理者神フェイク様の邪神疑惑が起こるでしょう!
陛下!訳のわからない事を、言ってないで真剣に儀式に取り組んでください!」
宰相は相手が天使だとわかって、わざとガス国王の天使乗っ取りを知らないフリをして、かなりイヤミたらしく言った。
もし、ガス国王(天使)が反発したり、儀式をしなかったり、勇者が戦えない状態が続いたら、宰相は解任されたとして逃亡するつもりだった。
ガス国王(天使)
「(やっべー!どうしようか!元々、上司の奴が勇者達の経験値を無理矢理フェイク様に流しているのが、原因だから…。
だけど、そのことを言って降格は嫌だが、勇者達のレベルが成長しないと[魔王ホイホイ]計画が、前のように破綻して邪神戦争になりかねない。
かと言って、こいつ(ガス国王)の身体から任務だから抜け出せない…
困ったぞ~。宰相の奴が言う事は確かに本当だからな~。)
わかった…。
では儀式の準備をしよう。」
そこにドワーフ・カズンが、ドワーフ王国の平和特使兼鍛冶ギルド再開任務と、ドワーフ王国トスカ女王就任の報告特使として、ガス王都に帰ってきた。
宰相はイヤミを言おうとしていたが、カザト達が打った剣をガス王家、王都帰還祝いとして献上したので、武器代が物凄く浮いたのを物凄く喜んだ。
しかも、新兵用ゴブリン討伐マニュアルつき!
ドワーフ・カズン
「(やはり、カザト殿の予想通りガス国王は乗っ取られたか!では、作戦通りに動く!)
ガス国王陛下!帰還祝い申し上げます。
ドワーフ王国内の混乱は治まり、女王陛下の親書を持ってまいりました。」
ガス国王(天使)
「(足りなかった武器が来たか!良かった~!え~、女王の信任…?後見人カザト?どこかで聞いたことが?
[ゴミ]のカザートとよく似ている名前だな!
まぁ、オレの利益になるように動いている奴は、信任するしかないな!
それに、この武器!けっこういい質だな!
神殿に献上するレベルじゃないか!女王が直に打ったモノも、うん、人のレベルだがよく出来ている!)
うむ!神殿に献上出来る素晴らしいレベルの武器だ!
信任しよう!
副女王!後見人も天界公認である!
素晴らしい!
素晴らしい剣だ!」
ガス国王(天使)が、国王の演技を忘れて素で褒めるので、ドワーフ・カズンは、悪い気は全く起こらなかった。
どうやって天使に、信任させるか?
かなりの難関だと思っていたがあっさり成功する。
そして、
ドワーフ・カズン
「隣国にも、協力してもらって対ゴブリン戦闘に関するマニュアルができました。
ゴブリンを斬った後、劣化していく剣のメンテナンスを改良して、討伐を早める事に成功しています。
その成果を、献上いたします。」
もう、ガス国王(天使)は大喜びである!
そして、勇者出陣の儀式が始まった。
ブレーダー王女は、内部の天使にガス国王に上役の天使が内部にいるから、国王の言うことを聞け!と言われたので、天使がいることを利用した強権強行が出来なくなった。
そして、しおらしく儀式に参加する。
ブレーダー王女が、内部の天使すらオドオドするほどの、ガス国王(天使)が第2世代管理者神フェイクに対してあげる祝詞原文要望書を出すと…
いや…実際は祝詞をあげると言うよりも、ガス国王の中の勇者副担当天使と第2世代管理者神フェイクの執務室に閉じ籠もっている勇者担当天使のケンカなのだが…
結局、他の部署からもこのままだと、邪神疑惑が立つとまずい!と言われて、勇者達からの経験値搾取を半分にしたのであった。
そのことを、内部の天使に聞いたブレーダー王女は、勇者達絡みの苦労の原因が勇者担当天使だったとわかってブチギレしていたが、神託なので暴れる訳にはいかず、その日は祝いとして出された酒を飲んで元王女から王女に戻って、権力を正式に使うことを許される事で黙るしかなかった。
生徒会長・勇者達は身体の異変がわかったが、いつものペインヒールのせいで披露していたので、儀式と祭典が終わった時点で宿舎で寝ていた。
次の日、ドワーフ・カズンの次の任務が始まる。
まず、休業中の冒険者ギルドに向かう。
名目は鍛冶場再開と鍛冶ギルド再開報告なのだが、ギルドマスター、バッカーに女王からのとカザトからの密書を届けることである。
密書を読んだ、バッカーは[魔王ホイホイ]の事を知る。
バッカー祖父から、どうも王族の奴らが死んでも秘密にしている、何かの計画があるみたいだと聞いてはいたが、まさかカザトが解き明かすとは!と、感慨深いものがあった。
そして、[一応勇者支援作戦]を了承する。
バッカーから、王都民全員での偽者カザトパーティー支援作戦を聞いたカズンは、大声を出すわけにはいかないので、口を押さえて笑った。
そして、[一応勇者支援作戦]が始まる。
いつも通り、やって来たブレーダー王女一行!
カズンが、前勇者達の残した記述から作られたとか言って、勇者支援装備をつけさせる。
まず、赤と白の三角帽子!
派手な色のミスリル繊維のシャツ!
ミスリル繊維の派手な色の短パン!
少し尖った派手な色の安全靴!
生徒会長・勇者
「オイ!コレじゃ!アホのピエロアニメの間抜けなゴン太君(準主役)じゃないか!」
ブチギレる生徒会長!
賢者の奴は、そのアニメの賢いピエロのデキル君モデルだ!
ドワーフ・カズン
「(よし、ブレーダー王女は、防音対策をしたギルドマスター室で話し込みだしたな!)
これは、カザト殿からの密書です。
勇者、いや…生徒会長殿かな?
カザト殿は、神聖皇国の皇主から君達の現状を聞いて、かなり苦労してその装備を作り上げたのだよ!
おそらく、経験値が全く入って来なくて、レベルが上がらない状態なのだと、カザト殿は予想された。
なので、全く生徒会長殿とは違う人格になりすまして、経験値搾取機構を混乱させて不完全起動状態にする事によって、生徒会長殿達のレベルを上げやすくするという狙いがある。
既に、女性勇者達でこの理論は実証実験をして、成功している。
その装備をつけているときだけ使える、この魔導マシンガンと言う装備をつけて完成だ!
魔法が使えなくても、この装備をつけると装備が勝手に魔力を吸い取って、魔導マシンガンに流して魔力の弾を作り出して、攻撃できるようになる!
オート射撃モード
マニュアルモードがある。」
賢者(副学級委員長)
「だけど、ゴン太君は…ププププププププププ!」
担任・賢者
「女子高生組で、実験済みだと!
そういえば、女子高生組はレベル上げの景気が良くなったって、報告が来ていたな!
まさか、カザト絡みの実験の成果だったのか!」
生徒会長・勇者
「テメーーーーーー!」
ドワーフ・カズン
「(なるほど、予想どおりだな)
カザト殿は、そこに経験値搾取機構の穴が有るのを発見した!
勇者という、アプリが起動しないなら!ゴン太という生徒会長殿とは関係なく、ほとんど情報共有されない別人格のアプリを導入して、起動するしかないと考えたらしい。」
賢者(副学級委員長)
「な!なるほど!別のアプリか?
確かに完璧超人の生徒会長とは対局だから、生徒会長とは思わない…
会長?二三日お試しで、使ってみたら?
ミスリル繊維とかも、これってかなりいいやつだろ?
カザトのヤツかなり金を使ったのでは?」
ドワーフ・カズン
「ええ!一着で一軒の家が立つでしょうな。
それくらい、本気で心配していたのですよ。」
生徒会長・会長
「あ、あぁ!わかった。
(確かに、凄いイイ服だ!城の兵士が着ていたフルプレートアーマーなんかよりも、断ぜん凄くいいものだと俺でもわかる)
使って見よう!」
半ば、ヤケクソでゴン太くん(笑)会長達は、その日変な物を見る目つきのブレーダー王女様に、見守られ(監視され)ながら魔導マシンガンをぶっ放す!
ゴン太くん(笑)会長・勇者
「ヒッャハー!
(カザトのヤツ、いいものを作りやがった! こんなに気持ちいいものを作るとは、あいつの事を見直さないと!)
あーーーーーーー!やめられね~!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ゴクリゴクリ!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドド
ゴクリゴクリ
魔導マシンガンを撃っては、魔力が無くなるとマナポーションをがぶ飲みする!
これまで、ゴブリン討伐で苦痛だったのが、楽に楽しくなると止まらない!
やめられない!
勇者達が、ラリって笑ってゴブリン達を撃つ姿はを見て、やっと真面目にゴブリンを討伐し始めたか~なんて、思っていたブレーダー王女だったが。
3時間経って。
そして…
6時間経つと、ブレーダー王女は次第に、ラリって笑っている勇者達に引きだした!
ブレーダー王女
「(え?私…何か、コイツラのイケナイ扉を開けてしまった?)
きょ!今日は、このくらいに、しておきましょう!」
宿舎に帰った勇者達に、もはや、この装備は離せないモノになっていた。
生徒会長・勇者
「今日からオレはゴン太だ!」
「今日から、オレはスゲ田だ!」
「今日からオレはでき田だ!」
︙
︙
︙
そして、勇者系統とは違うスキル[銃撃]が習得されて、しかも、レベルが皆3にあがった!
もはや、宿舎は宴会騒ぎになる。
それを、王城からブレーダー王女と見る国王は、あの奇妙な装備も認めざる得なかった。
天使の勇者像とは違うが、王城の前のゴブリンを一掃したのは評価するしかなかったのだ。
冒険者ギルドマスターのバッカーや、ドワーフ・カズンもしたり顔だった。
この日ガス王都にとんでもない、殺ゴブリンピエロのコスプレ戦士集団が現れたのだ。
そして、彼らの称号にはマナポーションドランカー1が、追加されていた。
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