[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

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第3章 爆闘!魔王の墳墓と呼ばれたダンジョン

第1話 ここは、あの塔の地下らしい。

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 俺は、ポチッとハイを押した。

 通信中………通信中……通信中……

ピロリン♪

メール📩が送られて来た表示が来た。

from コスモ(本体です♪)
to  築石 風人(つくし かざと)様

本部

 ありがとうございます。
 詳しく説明すると、その空間(無限界牢)はカザト様が精霊の城として掃除していたエリアから、旧魔王領域として認識していた、所を見た時に見た黒い塔の地下に存在しています。

 実は、前魔王を討伐したとされるカザト様のご先祖さんたちが討伐したのは、ここに閉じ込められた邪神・魔神達の一部(垢とか、抜け毛とか)が、少しその空間からガス抜きとして放出された瘴気に混じって出たモノを主体にして、それに邪なる意志が宿ったモノに過ぎません。

 そのままだと、フェイクランド世界は無限界牢ごと爆発します。


 え~、戦い方は身体を動かしてもらって確認士てもらうしかないのですが、フェイクランドの通常魔法とかはつかえません。

 闘気術などは使えます。
 魔力は使えますが、使い方は10次元世界とは全く違います!
 鑑定能力で魔力の流れを見て、作るしかないです。

 では、よろしくお願いいたします。



 トワイライト達は、無事みたいだから良かった。

 やるか…!

 つまり、ここは無限回廊ダンジョン!
 フェイクワールドでの名前は…
 魔王の墳墓の地下ダンジョン?ということか…

 あれ?

 それの討伐を俺に頼んだってことは…
 フェイクは、もう討伐する気は無いとか、邪神側だと天界にみなされた???

 い、いや…

 考えないでおこう…。
 これ以上、深く考えると…
 頭が痛くなる…。

 あれ?
 垢とかが、魔王なら…
 待てよ…
 このダンジョン…
 スライムとか、魔王級かも…
 マップスキルが起動して、マッピングが開始したのを確認してあるき出す。

 ひたひたひたひた…

 あ!
 裸足?
 げ!全裸?
 え~、魔力出して物質化するみたいにして、服を作る。

 鎧も作るか?
 デザインは、いつも通りにするかな?

 なるほど…
 かなり、感触がいつもと違うな。

 公然猥褻物陳列罪状態から、鎧姿になったカザトは慎重に警戒しながら歩いていく。

 ぷよン!!
 ぷぷぷよン!

 向こうのT字路となっているところから、青いオパールみたいな質感のスライムがやって来たのだ!

 質感すら違う!
 宝石みたいだな!
 ゴクリと、緊張するカザト!
 スライムはカザト見つけると止まり、口をにゃっとして、いきなり槍に変形してカザトに襲いかかった!


 問答無用かよ…。
 鑑定眼が、既に起動している。


鑑定

オパールスライム
種族 邪神の鼻くそ

相対戦闘強度比較 カザトよりも10%強い。


 10%奴の方が強いのかよ。
 鼻くそか…

 槍を避けると、槍の背から横に剣が突き出てくるのでそれを弾い時に、槍の持ち手の所に核らしきものが見えたので、掌底を撃ち込む。

 バン!

 振動を発生させて、強く撃ち込んで核を砕くと、槍に変形したスライムは溶けて消えていった。


 フォン!

 アレ?
 カザトは、少し力が増した感覚がした。
 レベルアップみたいなものか?

 素手だけど、戦えそうだ!
 だけど、かっこよく魔力の剣とか作りたいのだけどね、ひょろひょろとした物しかまだ出来なかったんだよね~。
 どうもレベル不足な感じだ。

 また来たよ。
 オパールスライム!
 今度は赤色だ!

 え?
 赤色だけどオパールなんだな…

 赤色オパールスライムは、溶岩みたいな変形を始めた。

 ジュオ~!
 とか音がするのだか?

 試しに、ひょろひょろな剣にならなかった剣…
 まぁ棒だな!
 ヒノキの棒にすらならなかった…
 うん…
 枝みたいな細さのガタガタな形の棒を、スライムの核に突き刺した!

 ジュオ~!
 うわ!溶けてる!
 枝が、溶けてるぞ!
 クソ!
 生成!生成!

 なんとか、魔力を送り込んで枝の先を硬くイメージしながら核に当てて突き刺した!

 ゴス!

 バリン!

 スライムの核が割れて、消えていく。
 地上のダンジョンとは違い、魔石のドロップとかはないのだが、何かの力強さが獲得しているのが感じてはいる。

 ステータスを見ると、
(霊格神化)レベル0.75→2になっていた。
 なるほど、この項目がこの無限回牢ダンジョン世界での身体強度レベルなのか。


 しかし、敵は待ってくれなかった。
 ブルー色のオパールスライムがやって来たのだが、なんとなくひんやりしている感覚が有るな。

 体当たりしてきた!
 なんとなく、避けたときに横から枝で突きを入れたが、凍ってしまった!

 く!
 熱いイメージをして、枝を燃やしながらスライム中に突き刺す!

 ガリン!

 スライム核が割れて、スライムが消えていく。

 ふぅ~。

 なかなか、疲れるな。
 完全に初心者冒険者のやり直しだ。

 ひょっとしたら、オパールって何かの固有名詞であって、想像しているような宝石のオパールとか違うのか?と、 カザトは思いながら襲ってくるスライムを、枝で突き刺しながら進んでいく。

 15匹位倒した時だろうか?
 やっと、枝の丸形からヤイバの形に安定して変形出来るようになった。

 う~ん…。
 変形細剣?
 レイピアってほど、高級感はない(笑)
 変則枝分かれしている、枝ホウキの剣版だな…

 そうなると、戦い方も剣で斬るというよりも、切れる剣らしきモノで撲殺する?
 あと、先っちょで突き砕くというような戦い方のスタイルになる。

 カッコ悪いが、スライムを素手で叩くなんて闘気とか、まだ安定して纏えないから危なくてとても出来ない。


 げ!
 スライムが、三匹来たぞ!
 囲まれたら面倒だ!

 すぐに、スライム一匹撲殺したら、すぐに後ろに飛び跳ねて距離を取る。
 二匹が同時に槍形態で突っ込んで来た!

 奴らは、横からも身体を変形して攻撃してくるから、ぎりぎり避けるという事は悪手であるので、槍を叩き落として上から一匹を撲殺する。

 そして、距離を取ってスライムが攻撃してくるのに対応してカウンター撲殺をする。

(霊格神化)レベル2→5

 やっと、オパールスライムを安定して一撃で倒せるようになった。


 さて、またスライムがやってきたな!
 レベル5になって、枝がなんとなくまっすぐにイメージできるようになって、魔女がよく乗っている枝箒っポイものが出来る。

 もう、箒でいいや!
 箒の槍として、箒槍(ほうきヤリ)と名付けて武器ととして、ダンジョンの通路を進む。



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