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第3章 爆闘!魔王の墳墓と呼ばれたダンジョン
第29話 エルフ軍の行方と、ギルドマスターバッカーの奮闘!急ぐカザト達!
旧魔王領域の残る5つの邪悪なる瘴気を天に登らせるダンジョンを目指して、そらとぶ馬車は急いで、進行していた。
カザト
「ハァ?
デカい瘴気が動いた?!
なんだ?あのブタの形の瘴気は?
オークか?
それに、旧リーンゴ王国跡のでかいネズミ型の瘴気が、動こうとしているな。
でかい!
あの皇帝クモの親玉のクモ邪神の全開状態の戦闘能力じゃないか!
キスカ!聞こえるか!
防戦に、徹しろ!
決して攻め込むな!
リーンゴ王国跡に、攻め込むな!
すぐに、隙をつかれるぞ!」
キスカ副女王
(パートナースキル通信)
「はい!あの巨大瘴気ですよね!
パートナースキルでよく感じられます。
やばいですよね?
ラッド国王達が、こちらに逃避してきたら受け入れていいでしょうか?」
カザト
「かまわないと思う。
出来るだけ、早く踏破する。」
地下水水源近くの、ダンジョンの前についたカザトたちは、すぐに野営を貼りミラージュと、トスカ女王が野営の警備に入る。
最速の体制で、ダンジョンに突入したカザト達であった。
□□□□□□□
ズン!
ズン!
ズン!
邪神ラット・リーヴが、動き出した!
実は、動き出した理由が水であった。
ゴブリンの瘴気で汚染された海!
ゴブリン臭い瘴気汚染のされた川!
ネズミのラットタイプの邪神であるリーヴたちにとって、臭くてたまらないものである。
そう!
水を求めて動き出したのだ!
邪神ラット・リーヴ
「眷属ども!
水を、探してこい!
あと、腹が立つから、吹き飛ばしてやる!」
お怒りの邪神ラット・リーヴは、リーンゴ王国跡の国境門を出た所で、こちらに攻めてきたゴブリンエンペラー軍と退治する。
ゴブリンエンペラー
「ネズミの邪神よ!
我がゴブリンの邪神様から、軍門に下るなら飼ってやろうとの、ありがたい御言葉あるぞ!」
邪神ラット・リーヴ
「ひんだら!ノンダズ!ポイ!」
魔法を、使う邪神ラット・リーヴ!
ドーーン!
黒いキノコ雲が立つ爆発が起る!
ゴブリンエンペラーが爆散する。
ラット軍が、ゴブリンエンペラー軍を襲う!
戦闘は30分すらかからなかった。
ゴブリン達は、ラット軍の餌となる。
そこにやってきたのは、エルフ軍…
エルフ騎士団長は、体制を整えて攻め込む事によって新生ガス王国を脅して、世界樹の大精霊達と会談させようと、かなり!当て外れなことをしようとしていたが、邪神ラット・リーヴに見つかった!
エルフ騎士団長が、ガクガクと震えながら逃げる事を選択する。
しかし、遅すぎた!
後ろに、新生ガス王国軍と、ガス王国貴族軍が控えていた。
ラッド国王は、通信珠でのエルフの最長老と、会談したあとカザトと、冒険者ギルド新生ガス王国統括ギルドマスター・バッカーと、かなり深い話をした。
エルフ軍の事である。
カザトは、エルシーとエルファーの事があるために、エルフ軍は恐らく精霊の館(城)地域に入る事は、否決されるだろうと報告した。
バッカーは、エルフ軍は邪神討伐の戦力となるのか?と、カザトに見通しを聞く。
ラッド国王は話しだした。
実は昔、若き日のアホの王子時代のガス国王が、エルフの女性に一目惚れして婚約をガス先王の許可をもらって、申込みに行ったことがあったらしい。
その時に、ガス国王の同伴をさせられたのだが、一言でいうと、エルフのナンバー2である国王はひどかったらしい。
罵詈雑言という表現すら、生易しいというほどの悪意ある言葉の乱射!
ラッド国王は、それを見て人は姿で選んだら、不幸になると肝(きも)どころか骨を貫通して脳の底まで叩きこまれたと、すごいトラウマ体験を思い出して青くなっていた。
「ガス国王や、ブレーダー王女を超えるゲスの臭いがする集団となっていますから、無視してください。」
とは、エルフ最長老と、国王の娘のエルフ最強騎士の言葉である。
しかし、そんなヤツら、いつ魔王側に寝返るか?
そこで、今回の作戦だった。
エルフ軍に決断を迫る。
エルフ騎士団長は、あまりにも自分達の行動の先読みをする、この新生ガス王国軍とニュー冒険者ギルド軍をみて、相手を見くびり過ぎたので無いかと、思い出していた。
完全に、疑われていた?
グランド王国から、無傷で出てきたからか?
確かに、邪神と戦うことを放棄したといえばそうなるな。
エルフ副騎士団長
「騎士団長!奴らの心を魔道士隊に読ませましたが、明らかにこちらの行動原理を読んでます。」
エルフ騎士団長
「我々は、戦わない!
世界樹の防御が先だ!
世界樹の使いなのであるエルフが、ガス王国などに協力するなんて事は以(もっ)ての外だ!」
しかし、戦況はそんな、エルフ最長老達ですら訳がわからない考え方を許さなかった。
邪神ラット軍は、ゴブリン軍を全て食べ尽くした。
エルフ軍は、恐怖して逃げ出す!
後ろから新生ガス王国軍が迫る!
かくなる上は、ベイントス公国に強制入国して、逃げること!
しかし、恐ろしい事が起こる!
ベイントス公国の国境砦から、元リーンゴ王国
軍を、主体とするベイントス公国第2国軍が抜剣して出てきたのだ!
盾をエルフ軍に向けて構える!
エルフ軍騎士団長は、ベイントス公国の垂れ幕にエルフの古代文字で書いてある文を読んだ。
「お前たちは、世界樹と大精霊に最長老達を裏切ったな!
今度は、人をやめて魔王側に立つのか?」
エルフ副騎士団長
「クソーーーーーー!
者共(ものども)!かか……」
エルフ騎士団長
「グランド王国に、退却!」
ブチギレて、ベイントス公国を占領してやると、号令をかけようとしていた副騎士団長の命令を騎士団長が、拒否するように退却する命令を飛ばす!
エルフ副騎士団長
「なぜ!」
エルフ騎士団長
「か、勝てない!見たか?
アイツラの後ろにいたエルフ達を!
アイツラはグランド王国の者ではない。
あの鎧は、前代勇者時代に勇者側に立ったエルフ族の鎧だ。
なんて、魔力の濃さだ。
我らの魔力の総量を超えている。
武力と魔力戦力は、あのベイントス公国軍が上だ。
とんでもない、闘気だ!
こうなったら、邪神ゴキブリと邪神オークの争いで両者がつかれたときに、討ち取って世界樹様にご帰還を求めるか、新たな場所に招き入れてもらわないといけない。
副騎士団長
「そ!!そうです!
奴らの、疲れたときに討ちましょう!」
[速報]エルフ軍、邪神軍の前に戦わずに離脱しているのを全土放送される。
エルフ軍が離脱したあと、邪神軍が旧リーンゴ王国の帰っていった。
何故だ?
あれ?
水源からラット型ネズミが水を汲んで帰っていった。
え?
デカいネズミが、Vサインをして帰っていった。
ラッド国王
「水か…少し向こうに泉を広げよう。
そうすることで、時間稼ぎが出来るならやってみようか。」
ベイントス公国第2軍団長
「すぐに、議長に報告します。聖者様が言われた事が…水が大事とは…もっと奥が深いのかもな…」
こうして、新生ガス王国のひとまずの危機が避けられた。
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