[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

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第4章 お姫様達と黒の宮廷魔術師と、そいつらが使役したモノ達。第1部 洗い出して出てくるもの。

第16話[幕間]あの娘達の近況と、女の戦い1

 この[幕間]回で、戦闘ヘリとの地上戦戦闘などの場面から数話続く予定でしたが、現実の諸事情により、削除して書き直しております。
 一部のは、小型個人所有ジェット機との、少し無理な表現になっております。
 申し訳ございません。後でまた書き直す可能性があります。そして、かなり削除した都合上第4章第2部を早めに切り上げて、平行して進行する物語をクローズアップして、本編に追いつかせることになりました。
 そのために、アップ時間を午前0時20~30分に予約投稿しておりましたが、そのルーティンを変更することになりました。
 申し訳ございません。

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 なぜ、こんなところに来ないといけないのよ!

 こんなところ、来たくもない!

 と、内なる心のなかで憤慨する女子高生が、いた…。

 磯部 珠(いそべ りん)
初期の頃に、勇者ゴン太達と共に、フェイクワールドに勇者召喚されてしまった勇者女子高生組の一人で、勇者女子高生組はカザトがゴブリンエンペラー(魔神化)を討伐するのと引き換えに、この地球に再び帰還させるという変則技で帰ってこれた者達の一人であり、唯一カザトに普通の対応をしていた人間である。


 しかし、彼女の祖父や、祖母の代は違った。
カザトの一族に対しては、かなり悪どい事をしてきた忍びの一族であった。

 が、何故か?
彼女の父親の時代になって、急に方針が彼女の家だけ変わった。

彼女の父親曰く…

ある日突然…
子供の頃に寝ていたら…幽体離脱して、
空を上がり、地球を宇宙から見ながらさらに真っ暗な星の光しかない空間を進み、白い部屋に行ったらしい。

その白い部屋で、とんでもない高位な存在にカザトの家に対する仕打ちを、散々問い詰められたそうだ。

そして、父親が教え込まれた、

(カザトの家に害をなすのは、上様の命令なので正義だ!)

(カザトの家に害をなすのは、上様の先祖の失敗の濡れ衣を、部下に着せるのは当たり前だからだ!)

(カザトの家に害をなすのは、上様の名誉を守り、喜んですることである!)

なんて、今から考えると狂人というべき思考から、徹底的にシバかれて!殴られ!叩きのめされて!目を覚まされた、とか言っていた。

そして、祖父、祖母達のその考えを実行する時に抵抗するしようとすると、何故かものすごく力が湧いて、祖父の部下をしばき倒したとかも、子供の身体で出来たらしい。

そうして、私[磯部 珠(いそべ りん)]が、生まれた頃になると、私の家だけは上様もカザトの家を害する事を命令しなくなった。


だが、祖父の代で途絶えた呼び出しが、今回あったのだ。

嫌だな…。

だが…我慢!これも作戦だ!
この作戦には警視庁と、とある業界(陰陽師)で表として有名な名家と、裏として有名な名家が関わっていた。

まさか…
カザトが、裏で有名な名家の人の上位の方と友達だったとは…

裏で有名な(陰陽師)家の総帥様からのバックアップも受けて、私の両親は安全圏にいるのだが、祖父と祖母は、未だに上様の子孫史上主義だ。

カザトが戦っているのだから、私も戦う!

警察庁、警視庁合同極秘捜査の協力として、祖父達の呼び出しに応じた形で、地図上だと国立公園となっている、ある森の中の地下にある空間に、珠はリムジンに乗ったまま入っていく。



地下空間のには、江戸時代期様式の大きな大名屋敷があった。

中に入る珠…。


「上様の、おな~り~!」

奥が御簾(スダレみたいなもの)で見えないようにされている畳の部屋に、黒いスーツに黒のグラサンをかけた、筋肉質な男二人が左右にいて、声を出した途端…
あのセリフだったとは…

吹き出しそうになりながら、我慢して気配察知スキルを起動している。

あれから、私も鍛えた。
殺るなら、この周りに潜む奴らも殺れるレベルだが…
 
上様?
「フン!!
面倒な事になったな?
で?
なぜ?俺の甥達(勇者男子組・カザトを除く)は異世界から帰って来なかった?
言い訳ぐらい聞いてやる。」


とりあえず、簡単に経緯を話す。

上様?
「美人(ブレーダー王女の事)な~。
ハァ…
いいか?
お前の祖父と祖母は、お前が言う事を聞いていれば、健康に暮らせる。
あいつら(勇者ゴン太達)も、今から連れて帰ってこい。」


磯部 珠(いそべ りん)
「全ては、上様の責任。
そして、能力的に不可能です。
空間を操る…
できれば、既に世界征服なんて完了できているでしょう。」

「貴様!上様の命令は絶対だ!
すぐにやれ!」

「まったく!困った奴だ!
これだから、最近の若いもんは!
やれ!それだけが、忍びの生きる理由だ!」


磯部 珠(いそべ りん)
「出来ないからこそ、あなたは達は生きている。」

珠の背後から、押さえつけようとする屈強な男を片手で抑えつけて、珠は言う。

磯部 珠(いそべ りん)
「この程度か…。
ハァ…。
私ですら、ザコなのにこれでは終わりですね。」


「な!貴様!1人ぐらい抑えたぐらいで粋がるなよ!ヤレ!」

上様は、黙っているが…
意識的に黙っていたのが、次の瞬間に言葉が出ないという、状態になった。

ボキボキ!
ガキ!
ボキボキ!

磯部 珠(いそべ りん)
「面倒だから、骨を折っておきますよ!」

30人の珠の家の以外の忍びの家の精鋭が、山となって積まれていた。


珠の祖父
「あ、ぁぁぁぁぁぁ、り、りん?
珠や?
頼むから、じいの言う事を聞いてくれ。」

磯部 珠(いそべ りん)
「まず、勇者ゴン太は異世界でブレーダー王女にゾッコンで本人達は言う事を聞きません。

あれ?勇者ゴン太?
え?生徒会長の名前が変わっている?」

上様??
「そこなのじゃよ!そこ!
我らは、江戸時代より狙われることが多い!
故に、戸籍改偏なんて、かなりした。

だが…
今回、住民記録すら全て昔の名字に戻っているのだ!

何故か、あいつだけ…
勇者ゴン太だ…?
名字が、勇者になってしまっていた。
しかも、写真がピエロのゴン太くんのコスプレをした姿に変わっている。

スケープゴートにした、築石 風力左衛門の子孫以外の、異世界召喚された男は、全てピエロ姿になっている!
しかも、勇者ゴン太以外に、パシリ1号?バッターマン1号?

そして今回は、人間の姿ですら無くなった!
オークだと!
一応、他の男共も、我が一族の血を引く者!
それが、ほとんどオークになっている!
訳がわからん!
なぜ?築石家だけ、変わっていない?」


磯部 珠(いそべ りん)
「わかりません。今、写真を見ましたが…
え???

最後に見たときは、まだ人間でしたけど…
オークに、バッタ人間ですか…

こうなることが、わかっていたから早く逃げろって風人(カザトの本名)が、言っていたのかもな~。

生徒会長達は、全く聞かずにメイドさん達を追いかけていたから、わかりません。

(道行く人を、男女関係なく襲ったことや、ペットを襲ったことは、言うのも気分が悪くなるので言わなかった。)

風人(カザトの事)は、私達をこの世界に帰す為にも、相当の【貸し】を各国の大統領レベルの権力者達に作ってやっと、実現した希少な帰還の機会だったのに…。」

と、勇者ゴン太達が制御不能だと強調する珠は、何気なくカザトが相当の武力を持っている事をにじませて言う。

その時である。


「上様!お逃げください!
正体不明の武装集団が、ここに向かっております!」


「おい!県警本部長!すぐに…
(ポン!)
ハァ?」

並んで座っていた、県警本部長が煙と共に消えた…。

木の葉が一枚残っているだけ。

「は?」

「へ?」

他の警察関係者達も消えた。
自衛隊関係者達も消えた。

焦りだす上様??達。

磯部 珠(いそべ りん)は、台本どおりに、言うことにした。
「さ!すぐに!移動の用意を!」

珠に、促されて脱出する上様達。
珠は、上様??の特殊装甲ジェット機を見送って、千○県内のホテルに行くことになった。

磯部 珠(いそべ りん)
「ハァ?
あれ?
勇者ゴン太…いや、生徒会長様のご両親様ではないですか?
どうされました?」

行き先のホテルからのテレビ電話に現れたのは、生徒会長・勇者ゴン太のご両親達だった。

次の行き先なのだが、心の中でため息を吐いて、対応する。

オンナの戦いはつづく。


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