[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

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第4章 お姫様達と黒の宮廷魔術師と、そいつらが使役したモノ達。第1部 洗い出して出てくるもの。

第26話 何だったのだアレは?

 カザト視点

 先程…

 ダンジョン内部に誰か転移してくるような、空間の歪みを感じたカザトは、戦闘体制を整えて気づかずに小屋を作っているフリをしていた。
 
 出てきた部下天使達が、俺を見て…叫びだすのだが…

 あ…一体は転移していった。
 うん…転移先は前にブックマークをしていた、恐らくフェイクの執務室と呼ばれる空間だろうな~?って感じの空間に転移していったが、残りの部下天使達は空間通路を開いて、かなり上位の空間目指して飛んで行った。

 ホワイトマーキュリーは、見られていない。

 小屋で隠したからだ。

 やれやれ。

 ダンジョンからの蒸気はかなり収まって来たので、そろそろ中に入るか?

 




 5時間後…
 マッピング完了。
 ここが、フェイクの執務室空間につながる転移ポイント、いわゆるワープポイントだな…

 カザト達5人の顔が、暗く笑う。

近くのダンジョンのくぼみに、ホワイトマーキュリーを組み立てだして、ダンジョンの奥から流れてくる瘴気汚染水を焼き!高濃度聖水に変えて、それを今度はフェイクの執務室空間に流し込む!!

イェーイ!
今度は、フェイクの所に聖水を流し込んでやるぜ!

なんて、もう掃除ばっかりで、精神的に変なハイ状態の5人は、さっさと聖水流し込みを実行して、ダンジョンの奥に向かった。




1時間後…
ボス部屋…

ボス
アイアンデーモンは、杭に縛り付けられて、聖水に浸かったボス部屋で溺れてないように、口に筒を埋め込まれて、瀕死の状態で発見された。
 そして…
 カザト達が近づこうとする時には、崩れるように消えていった…。
 全く、これまでのダンジョン攻略とは違う感覚に、調子が狂うカザト達。

 あった!
 これが、フェイクワールド仮想龍脈設定装置なのか!

 龍脈…まぁよく言われる、土地からの精気とか?で、これが池みたいな所にたどり着くとパワーがたまり龍穴とか、パワースポットとか言われる、いわばパワーの川なのだが…。

 高圧洗浄機で、トワイライト達が洗う間に、フェイクが設置したダンジョンコアをカザトが作った偽物コアに取り替えてしまう。

 フェイクの部下天使が転移してきたら、こことは別の空間に飛ばされて、瘴気システムが正常稼働しているッポイわけわからん機械が稼働している物を見せられて、ついでに先程のダンジョンボスらしき姿の、ゴーレムが働いているところを見たら、自動的にフェイクの執務室に強制転移してしまうシステムを、空間魔法で作り出すのだ。

 30時間後…

カザト
「やっとできた。
ハァ…。間に合ったか?」

 このダンジョンのモンスターの分布構成も解析できたので、そっくりさんゴーレムを配置した。

 トワイライト達が、洗浄完了した途端に仮想龍脈装置が起動して、勝手にメンテナンスを始めて大量の廃棄物や、瘴気ヘドロを吐き出して今は正常稼働を、始めた。

 ゴミ?廃棄物?
 全て、瘴気廃棄炉・聖水転換炉ホワイトマーキュリーの中に入れて燃やしている。

 ゴーレムが、瘴気ヘドロをせっせと運ぶ運ぶ!
 これで、なんとかフェイク・プロデュースの、ダンジョンを、踏破できた?

「「「「「
   ハァ~。 
 何だったのだ?この攻略は…。
     」」」」」

 カザト達は、戦闘はしていないが戦闘以上に疲れていた。実際やっていた事は掃除だったのだから。
 さて、大地のエネルギーを復活させて、それをどこに流すか?

 一応、オート設定で流しておく。
 復活した、管理者室にこのシステムを任せて
この元ボス部屋を結界で隠蔽してから、リフォームする事にした。
 というよりも、全員疲れていたからベッドを設置した途端に寝てしまった。





 その頃、ガス王国・王都では異変が起こっていた。
 ガス国王たちが、500万いた兵士達の行方の手がかりを探していた。
 こんなに、邪神がやってきたのだから500万の兵士は、絶対探さないと!勝てない!

 ガス国王は、悲壮な決意で当時の書類を見るのだが、カンターレはそんなガス国王達を横目に寝ることにした。
 フェイクが、変化していっている。
 恐らく、この感覚だと目の前にいるガス国王や宰相・ブレーダー王女みたいに、冒険者カザトに命令して、カザトが奴隷の如く言う事を聞いて当たり前みたいな感覚で、フェイクの中の元王妃や、元王女達がカンターレに…


 恐らく、狂ったように当たり前に命令してくるだろう。

 また、人をこき使うだけだろうな。
 元々、カンターレはあの王妃達に忠誠を誓ってなんていない。
 儀式とかの形ですら忠誠を誓っていない。

 元々黒き魔導師カンターレは、むか~し、むか~しの地球のあった皇王制国家フロントバーレ諸国連合に、滅ぼされた村の生き残りだ。
 フロントバーレ諸国連合と、言って王政・皇帝制政治の国の連合体だ。

 よく、内戦をしていた諸国連合でもあった。
 それも、今の地球世界との異世界ドッキングをして、いきなり地球上に国家が増えた途端に、内戦を辞めるしかなかった、どうしようもないクズ王政国家群だ。
 諸国連合内の意思統一という、訳のわからない政策のせいで、カンターレが都に魔法学を学びに行っている間に、故郷の村は滅ぼされていた。

 なぜ?虐殺されたのか?
 後でわかった事だが、土地が痩せていて、貧しくて税金が満足に払えないのは、忠義が足りないせいだから殺そう!と、書類に書かれていた。

 復讐の為に派遣バイト登録をして、一応アルバイト魔導師なんて感じで王宮の魔導具メンテナンスのバイトとして、潜入した。
 村の虐殺を命令をしたもの達をダイナマイトを仕掛けて、爆殺する事を思いついて臭い硝石製造に手を出したり、苦手な空間収納魔法を血を流す苦労をして会得して、全属性をマスターした。

 正規兵や、正規魔導師になんてならなくてもいい!
 デカい爆発で、皇帝の部下ごと吹き飛ばせばいいのだから!と、頑張って全属性魔法を、マスターしたが…。

 事態は、予想を越えて突き進んでいた。


つづく






 
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