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第4章 お姫様達と黒の宮廷魔術師と、そいつらが使役したモノ達。第1部 洗い出して出てくるもの。
第30話[幕間]真実を追え!なぜガス王国は逃亡しないといけなかったのか!!その1
しおりを挟む新生ガス国王の公都マトの街
その外側に作られた、外待ちの一番外の城壁に作られた、新設の最外エリアに旧外街の者達は移動させられていた。
そう!マトの街は拡大して、ついに城になっていたのだ!
邪神達との戦闘に耐えるための城!
その用意は、進んでいたのだ。
ガス王国貴族の者達の宿
[ボッタクリですよ3号店]
の大食堂では、ガス貴族達が会議が行われていた。
「おい!!スキル(予言)をもつ元近衛魔導師団共よ!
なぜ!国王を裏切った!
なぜ!逃亡した!
やはり、旧ガス王城に逃げないと、ガス国王が滅びるなんて(予言)は嘘だったのか?
このガス国王の状態を見ろ!
貴様ら!!
(予言)した以上!責任も取ってもらうぞ!」
「そして…、聞いてやろう!500万の兵は、どこに行った?おい、答えないつもりだ!ムチを打ってやれ!」
バシッ!
バシッ!
バシッ!
︙
︙
︙
ここでは、カザトが召喚された時に、王城から投棄されてすぐの頃、ガス国王に対してすぐに逃亡するように、(予言)を出した者達が全て捕まって、並べられていた。
ここに、集まったガス王国貴族たちは、新生ガス王国のラッド国王とは、派閥が違った為にかなり、疎んじられていたのだ。
マトの街の内壁エリアには、未だに立ち入り禁止!
最近は、ラッド国王に謁見禁止!
そして…最外エリアにガス貴族用の伝言専用の役所、伝言室なんて出来た。
ガス貴族達は、ものすごく苛立っていた。
まさか…国王から疎んじられていたラッド公爵が、国を分割して国王になるとは予想外である。
まぁ、自分達がラッド国王にやった同じことをされているだけなのだが…。
ラッド国王には、ガス王国貴族達に頭を下げる義務もない。
度重なる援助も無償でやって来た。
ガス先王のワガママで、いくら腹を立てていても何度も弟のガス国王を助けてきた。
だが、カザトからの情報で既に邪神軍団の降臨が始まっている。
結局のところ、ガス国王と宰相、ブレーダー王女にガス先王は勇者召喚の責任をとって邪神討伐なんてしなかった。
今は城の防備と食料の確保に、武器の生産と忙しい!
ガス貴族達は、そんな新生ガス王国を見ていて、焦っていた。
完全に自分たちの存在意義の正当性がヤバい!
そんなときに、自分達の部下のスキル(予言)を持つ部下達が、一斉に言い出したのはガス王国貴族の滅亡の予言だ!
冒険者カザトを呼び出して早く邪神を討伐させようとしているが、呼び出せていない。
冒険者ギルド(仮)本部が、マトの街に出来てからマト最外エリア冒険者ギルト支部で冒険者カザトを呼び出すように命令するが、冒険者カザトは魔王のダンジョン攻略中だと言うことで、ワールドルールすら使えない。
そして…自領を邪神に滅ぼされた貴族が出てきたのだ。
焦っていた。
そして…、(予言)の検証になった。
元近衛魔導師団・団長
「私が、陛下達から離れたのは、ガス国王陛下から罷免されたからです。
裏切ったなんて濡れ衣を着せるなんて貴族としての品格すら捨てられましたか?
ボケたのですか?
罷免された時にあなた達も現場にいましたよね?
私がここにいるのは、あの(予言)の本当の意味を知るためにここにいるだけ!
こんな縄なんてすぐに焼ける!
元近衛魔導師団員を舐めるのもここまでだ!」
魔導師団員を縛っていた縄が焼ける。
そう!
魔導師団員たちは、かつてガス王国のトップオブトップの戦力!
縄程度すぐに焼ける。
某公爵
「では、答えてもらおう!
私達は、君たちが嘘を言っていたとの疑惑を持っている!
(予言)通り、ガス王都を捨てて旧ガス王城に移動した!
だが!!なんだ!!この状態は!
ラッド公爵の兄貴は、独立して国を作ったぞ!
だが、俺達のこの状態はなんだ!
壊滅寸前だろうが!
ついには、(予言)でガス王国貴族の滅亡まで、言われだしたぞ!
どういう事だ!」
元魔導師団員A
「ハァ…。
あの当時、ガス国王陛下たちは、命の危機に立っていたということですな!
我々が、逃亡の旅の途中で食料を出すのが嫌だから罷免だと言い出したガス国王陛下と宰相陛下には既に集めた情報で、おおよその予想は言っております。」
元魔導師団員B
「今の状態から、逆算すれば公爵陛下達の失敗でもあることが明白です。
始まりの失敗は、まさしくブレーダー王女が勇者召喚されたばかりのカザト殿を城から生贄投棄したことですな!」
元魔導師団員C
「その後、我々も馬鹿ではないので調べましたよ!
そして…確信に至ったのは(仮)ガス国王として、ラッド臨時ガス国王が臨時即位した時にガス王城にカザト殿を招き入れたときでした。
ガス王城に、城全体が魔導反応を起こしました。
それを感知した我々は、さらなる情報を得ました。」
元魔導師団員D
「カザト殿は、前勇者召喚者達の最強の剣士の子孫であった。
あの、帰還できなかった不幸で怒り狂った最強の勇者の子孫。
お忘れですか?公爵様方??
ガス王家は、一度滅びかけた。
今の冒険者(仮)グランドマスターのバッカーの祖父のお情けで、なんとか末の王女のみが邪神戦争の後の処罰から、生きることを許された存在だった事を!
そして…、大いなる慈悲によって子供を産む事を許されたおかげで今の貴方達がいる。あなた方はバッカーに足を向けて寝るなんて不敬を許されない存在だと言う事を!
バッカーの対応ですら、扱いはかなり厳しく要注意なのです!
では、これから勇者召喚禁止を破って連れてこられた最強勇者戦士の子孫の為に、祖先の勇者達は何もしていなかった?
いや、何か仕掛けでもしていたのでしょうな。
冒険者カザトを使い潰そうとすると、間違いなくあなた方も皆殺しになる仕掛けを…
いや、暴走阻止の安全装置を城やあなた方の遺伝子に仕込んでいた可能性がありましたな!
全く何も安全策を残していないなんて、あまりにも甘すぎる展望だと思いますが?」
某公爵
「た、確かに…。
それに…冒険者カザトは強い。
勇者召喚禁止を、破ればその報いが来ると、言われていたな…。」
某子爵
「つまり、あのカザトに命令した途端に、俺たちが皆殺しにされたという、素っ頓狂な解釈もあり得たのか…。
カザトは、強い。
そして、ワールドルールを既にこなしていて、魔王討伐の義務を強制できないらしい。
これまで、魔王なんてこんなに出現することはなかった。
で?
どうすれば、カザトが邪神討伐に動くのか?
その(予言)を出してもらおうか!」
元魔導師団団員E
「冒険者カザトの事が見える前に、あなた方の未来が2つ見えます。
悪魔として、カザト達に盗伐される貴族様方の姿と、邪神達に頭から食べられていル姿の2つです。」
ガス貴族達
「「「「ハァ?」」」」
元魔導師団員F
「それしか、出てきません。
結論として、あなた方はやりすぎました。
立場を見誤りましたな。
例え、公爵陛下であってもドワーフ王国の女王の伴侶、いわゆる国王陛下相当の地位と公認で認められた立場の方を、見下して命令するなんて不敬でありますな。
あの執事達なんて、礼儀すらない。
呼び出す?
なんて不敬で傲慢な態度が身を滅ぼすのでしょうな!」
元魔導師団員G
「ベイントス公国では、公然の秘密の聖者です。
国家首脳を、超える立場の方を呼び捨てにしている、ここにもいる子爵様や男爵様もいましたな。
不敬ですな。
つまり、ぶっ殺される理由が、貴族ルールでも発生しています。
ガス国王から、切られて食べるものも無く、さまよっていた私達を拾ってくれて、冒険者ギルドに推薦状を書いてくれたカザト殿を怒らす貴族なんて…
まして礼儀すらない貴族なんて…、もう仕えたくもない!」
元近衛魔導師団 団長
「礼儀のない貴族は、盗賊未満ですな。
ハァ。
みんな、すまなかったな。
こんな事を最後の報告として言うために、わざと捕まってムチで叩かれて。
すまなかった。
さて、あなた方はラッド国王陛下も怒らせていることをお忘れか?
そして、今の私達は自称だがカザト様の下僕だ!
だかな、これまでガス王国の給料をもらって来たからな、最後の仕事を終わらせたまでよ!
さて、では任務に入ろうか!
では、捕まってもらいます!
女神よ!!我らの目の前の敵を麻痺させて、地にしばりつけたまえ!
パラライズ!」
ウギャー!
元宮廷魔導師団員達が放つ麻痺の魔法がガス王国貴族達を貫く!
護衛達が、状態異常抵抗のマジックアイテムを使用して絶えるが、既に宿は新生ガス王国軍と、ベイントス公国軍に包囲されていた。
チキショー!
そんな叫び声が、その日から最外街の地下にある牢屋から、聞こえるようになったという。
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