185 / 334
第4章 お姫様達と黒の宮廷魔術師と、そいつらが使役したモノ達。 第2部 復讐の邪神vs フェイクROUND1
第1話 見ていたのはカザトだけではなかった。
しおりを挟む
ガス王都での戦いを見ていたのはカザトだけでは無かった。
邪神達もである。
邪神達の共通認識は、カンターレもフェイクも魔力を消費しすぎていて、弱体化しているとの認識である。
それを証明するかの如く、カンターレ達は空を飛ばずに馬車で移動していた。
その頃、フェイクの執務室空間ではブチギレていたフェイクが、部下天使達に当たり散らしていた。
そして…
ここからは、フェイクの内部になります。
王妃
「く!カンターレめ!」
王女
「まさか…こんなに魔力がすぐに枯渇するなんて、思わなかった。
どうなっているのよ!」
フェイク元主体の王女
フロンダーパ
「魔力しか、貴方達は使えないに対して私は生まれつき仙気が使えたら、管理者神の素質があったのよ。
まぁ、そのせいで魔力を使うのが壊滅的に下手で貴方達にバカにされていたけどね。
管理者神クラスになるには、いくら魔力が高くてもダメ!
仙気、神気を使えないといけない。
瘴気を変換して魔力を作るのは、暗黒側の人間であり、まぁそのプロフェッショナルが、お姉様方やカンターレなのだけど、管理者神側は魔力は、理力を使って混じり気のない魔力を集めて使うのよ。
つまり、力の使い方が違うのよ。
そういう意味でも、カンターレの言葉は的を射る言葉だった。
お姉様方は壊滅的に管理者神とは逆の方向にしか進んでないのよね。
だけど、そうはいかないから下界の人間に災害ストレスを与えて発生させた瘴気を吸い込んで魔力にしていたけど、どうも瘴気発生ダンジョンも、攻略されたわね。」
王妃
「セバスチャン7は、もういない。
どうするのよ!」
王女A
「ねえ?なぜ私の名前がAなのよ!
どういう事よ!
このことも、説明してよ!」
フェイク元主体の王女
フロンダーパ
「忘れたの?妹の最強王女フロントに、傀儡の術をかけて傀儡にしようとして、反撃にあった時に✩殺さないかわりに名前を取られて平民にされて城下町に目隠して歩いて300歩の時に目の前にいる一番近くの未婚の男と結婚することになったという事を。」
王女A
「そうだった!
あいつが城にいないときしか、城に帰れなかったのよ!
キー!腹が立つ!」
王女B
「思い出した。私も破れたのだった。
どうしよう。たぶんフロンなんとかという名前のはずだけど、思い出せない。」
王女C
「お母様の名前なんて、面倒だからって[王妃]にされてしまったからね。」
王妃
「そうだった。
クソ!
私のせいでは無いのに!
私のせいでは無いのに!
最強王女となったクソ義娘フロントのやつは、決められた婚約者が嫌で婚約破棄をしようとしていたけど、我が国の管理者神が指定したから無理だったのよ!
そのことを言っても、無駄だった。
あの娘の戦力は、私達が使って当たり前だったのも、全く理解しなかった。
だから、こんな惨めに事になった。」
フェイク元主体の王女
フロンダーパ
「いや、違うから!
義母さんもお姉さまもクソな妹もみんなそんな根性だから、復讐されたのよ。
だから、叩きのめされて名前を取られたのよ!
それに、騙されているわよ。
セバスチャン7は、生きている。
偽装して、死んだことにしたのね。
私にはわかるよ。執事長部下天使は生きているに決まっている。
まぁ、義母(王妃)が悪いのだけどね。」
王妃
「なぜ!私なのよ!」
王女L
「忘れたの?執事長セバスチャン7の本当の名前を魔法契約で奪い、楽しそうだからってマシンガンの試し打ちに執事長の故郷の住民を殺害したのは、お母様よ!
やっと、意識が出てこれた途端に、勝算があって邪神オークに突撃をかけたとおもったら、何も作戦すら無い突撃無だった。
普通は、呆れるわよ。」
王女N
「フロンダーパ姉さんは、勝算があって管理者神になったのでしょ?
そろそろ、作戦位話してもらっていればいい?」
フェイク元主体の王女
フロンダーパ
「作戦は、既に失敗よ!
貴方たちが、あの時執事長から、もう少し眠ってくれと言われたときに寝なかったから、計画は壊れたわよ。
それに、無理矢理なってみてわかったけど、あなた達から出てくる瘴気の多いこと!
赴任初期の頃の、体内瘴気濃度試験をパスするために、瘴気を極秘廃棄するのにどれだけ苦労したか、記憶が共有されているから、わかるでしょ!
終わりよ!終わり!
執事長が上司様を探して来たとしても、あなた達が引っ込む事が成功の大前提なのよ!」
王女U
「黙っていれば!
人をゴミみたいに言いやがって!」
フェイク元主体の王女
フロンダーパ
「なら、聞くけど下級管理者神免許を貴方達だったら取れたの?
無理でしょ!
あの化け物の妹王女のフロントでも、いくら最強でも無理だったのは知っているでしょ!
地上世界で暴力的な実力がいくらあっても、魂の素養を育てずにいたから、フロントでも無理だったのでしょ!
それに、あなた達は瘴気が悪魔級に濃すぎるのよ!」
王妃
「う!
そうだったわね。
で?
このまま、邪神様と言われて討伐されるの?」
王妃G
「嫌よ!
みんなそうでしょ!
まずは、経験値!邪神達を倒して、集めるわよ!」
王妃
「アレ喚ぶの?
あの中途半端に式神にもならなかった、モンスター化した奴なんて今生きているかしら?」
王妃O
「精霊召喚は、できていたわよね?
やってみたら?
カンターレもじわじわと、それで攻撃出来たら楽に吸収できるかもしれないわよ。」
と、いう議論の流れによって中の王女達の式神を喚び出し外界に放つ事にしたフェイク。
王女たちが、中途半端の式神を呼び出してその後、冒険者カザトを式神に襲わせて、カザトが疲労でフラフラになった隙をついて、王妃の強力スキル[魅了]を使ってカザトを操り経験値を獲得するつもりらしい。
その頃、カンターレ達は…馬車を急がしていた。
勇者ゴン太
「まじなのか?
おかしいとは、思っていたけどその話が本当なら、進攻というよりも復讐じゃないか!」
カンターレが語った事。
それは最初に勇者ゴン太のこの世界に対する愚痴から始まった。
勇者ゴン太
「クソ!何が勇者だよ!
ドラゴン倒せるくらいの力を貰って、倒しに行くとかの話しどころか邪神と言っても、オークにゴキブリにバッタにイナゴにねずみ?
どこにかっこいい勇者の物語がある?
ないだろ!
ゴブリンばっかり!
コカトリスとか?この世界自体庶民じみていて、ファンタジーが無いんだよ!」
勇者ゴン太の頭の中お花畑全開の叫びに、真面目に答えたのが、カンターレだった。
カンターレ曰く、お前達の住んでいた地球には昔はいたよ。
そして…ガス国王や宰相が、つばを飲み込みブレーダー王女が黙った最初の発言が、これだ!
カンターレ
「ゴン太を、捕まえたオークは、ひょっとして賢くなかったかい?
全年齢魔法属性に、計算とか数学理論を駆使するとか、人の倫理に詳しくて人の道を説くとか?」
勇者ゴン太
「そうそう!知り合いか?」
ガス国王
「ゴン太くん。オークは、オークキングになると人の言葉は話すが人の道は、説かないぞ!
欲望のまましか行動しない。」
宰相
「オークエンペラーでも、全魔法適性なんて聞いたことないぞ。」
カンターレ
「ゴン太よ!お前の頭の中の記憶を見たが、そうだなハリウッド映画の記憶だな。
サメとかの脳みそをいじった為に、知恵が発達しすぎた殺人ザメになる映画とかあるな?
それと、よく似た事例だ。
フェイクの中の者達が、昔の地球の王国国家の王妃と王女をやっていたのは話したよな。
その王国は科学技術の発達していたのが売りでな、ブタを改良することに飽きてしまって、生体兵器として改造を始めたのだ。
そして…二足歩行のブタが誕生した。
そうなると、マッドサイエンティスト達の何かを刺激したのだろうね。
今度は、その豚にステロイド剤を投与して筋肉増強を始めた。
その次にやったことは、高速浮遊量子スキャンという、そうだなゴン太の世界では、医療用のCTスキャンというやつの超高性能版だな。
それを使って、罪人魔法使いの脳みその魔法分野の部分の脳の構造を、分子レベルでその改造二足歩行戦闘ブタ戦士の脳にコピーしたのだ。
そして…、人権学者とか、拉致しては脳を調べてブタ戦士にコピーしたらしい。」
勇者ゴン太
「え?
それって、まさか。
それが、オークの始まりか?」
カンターレ
「そう。そしてお前が会った、フェイクのニセ勇者スキルを分離した邪神オークは、恐らくその当時の大量生産された、
[二足歩行戦闘高機能ブタ戦士 AWK0番型]の300体のうちの1体だな。」
勇者ゴン太
「マジか!」
カンターレ
「どうも、おかしい。
王女たちが、使い魔というか式神とかにしていたのが、確かゴキブリにイナゴにバッタにネズミだったな。
コウモリとかサソリもいたな。
そして、ブタ戦士にも使い魔の魔法契約魔法陣を脳にレーザーで刻んで無理矢理配下にした王女もいたな。
一番魔法が使えなかったのがお前たちがフェイクと呼んでいた王女だ。
奴ら、死んだときに式神や使い魔の契約を解除していないような気がする。」
そして、勇者ゴン太の発言につながる。
カンターレは、使い魔や式神が邪神になってこの世界というよりもフェイクに復讐に来たと、分析していた。
そして、その分析は最悪の形で当たる。
上空に使い魔の魔法陣や、式神を呼び出す式が浮かび上がったのだ。
そして、それをめがけて大量のイナゴやバッタに、ネズミ(ラット)にゴキブリの大軍がフェイクの執務室空間に向かって飛び出したのだ!
フェイクが、喚びだした以上執務室空間に入る事が出来る。
そして、上空からフェイクの悲鳴と怒号が全土に聞こえてきて、青い空が段々と赤くなったり、黄色になったりして、しかも温度が上がって来た。
どう見ても、この世界の執務室で戦闘が行われているのが庶民でもまるわかりな状態になってしまったのだ。
人魚島では。
そんな事になる少し前。
カザトがゴーレム達にガス王都の瓦礫を、撤去させて、冒険者ギルトの(仮)グランドマスターのバッカーの祖父が埋めたという、前代勇者の斬られた腕の骨を発掘させていた。
しかし…粉々に砕かれてしまったとは聞いていたから、恐らく雨でカルシウム成分も溶けてしまったみたいなのだが目的とモノの欠片は見つけた。
すぐに、埋め戻して線香を立てさせて
荷運び特化ゴーレムで全速輸送させる。
運ばせたモノをすぐに鑑定にかけて、分析と再現にかけるカザト。
そして、メリーとナタリーにたのんで、ラッド国王の子供達にも協力してもらい、ガス王家の血液を集めてあるものを作ろうとしていた。
カザト
「天界の許可は出たけど、なんだかマッドな気分だな。
だけどな、このままじゃだめだ。
アイツラには最後まで責任を取らせないといけない。」
カザトの前には、魔王となった前代勇者時代のガス狂魔王のわずかに残った皮膚の化石もあった。
それから、1週間の間に起こった事。
空の異変が起こり続けて、それによふ警備体制の変更につけ込んで脱走したガス王国貴族達達がカンターレに捕まってしまい、ガス王国達と同じく部下にされてしまった事件などが起きて、庶民の胸の中は不安で一杯になった。
邪神達もである。
邪神達の共通認識は、カンターレもフェイクも魔力を消費しすぎていて、弱体化しているとの認識である。
それを証明するかの如く、カンターレ達は空を飛ばずに馬車で移動していた。
その頃、フェイクの執務室空間ではブチギレていたフェイクが、部下天使達に当たり散らしていた。
そして…
ここからは、フェイクの内部になります。
王妃
「く!カンターレめ!」
王女
「まさか…こんなに魔力がすぐに枯渇するなんて、思わなかった。
どうなっているのよ!」
フェイク元主体の王女
フロンダーパ
「魔力しか、貴方達は使えないに対して私は生まれつき仙気が使えたら、管理者神の素質があったのよ。
まぁ、そのせいで魔力を使うのが壊滅的に下手で貴方達にバカにされていたけどね。
管理者神クラスになるには、いくら魔力が高くてもダメ!
仙気、神気を使えないといけない。
瘴気を変換して魔力を作るのは、暗黒側の人間であり、まぁそのプロフェッショナルが、お姉様方やカンターレなのだけど、管理者神側は魔力は、理力を使って混じり気のない魔力を集めて使うのよ。
つまり、力の使い方が違うのよ。
そういう意味でも、カンターレの言葉は的を射る言葉だった。
お姉様方は壊滅的に管理者神とは逆の方向にしか進んでないのよね。
だけど、そうはいかないから下界の人間に災害ストレスを与えて発生させた瘴気を吸い込んで魔力にしていたけど、どうも瘴気発生ダンジョンも、攻略されたわね。」
王妃
「セバスチャン7は、もういない。
どうするのよ!」
王女A
「ねえ?なぜ私の名前がAなのよ!
どういう事よ!
このことも、説明してよ!」
フェイク元主体の王女
フロンダーパ
「忘れたの?妹の最強王女フロントに、傀儡の術をかけて傀儡にしようとして、反撃にあった時に✩殺さないかわりに名前を取られて平民にされて城下町に目隠して歩いて300歩の時に目の前にいる一番近くの未婚の男と結婚することになったという事を。」
王女A
「そうだった!
あいつが城にいないときしか、城に帰れなかったのよ!
キー!腹が立つ!」
王女B
「思い出した。私も破れたのだった。
どうしよう。たぶんフロンなんとかという名前のはずだけど、思い出せない。」
王女C
「お母様の名前なんて、面倒だからって[王妃]にされてしまったからね。」
王妃
「そうだった。
クソ!
私のせいでは無いのに!
私のせいでは無いのに!
最強王女となったクソ義娘フロントのやつは、決められた婚約者が嫌で婚約破棄をしようとしていたけど、我が国の管理者神が指定したから無理だったのよ!
そのことを言っても、無駄だった。
あの娘の戦力は、私達が使って当たり前だったのも、全く理解しなかった。
だから、こんな惨めに事になった。」
フェイク元主体の王女
フロンダーパ
「いや、違うから!
義母さんもお姉さまもクソな妹もみんなそんな根性だから、復讐されたのよ。
だから、叩きのめされて名前を取られたのよ!
それに、騙されているわよ。
セバスチャン7は、生きている。
偽装して、死んだことにしたのね。
私にはわかるよ。執事長部下天使は生きているに決まっている。
まぁ、義母(王妃)が悪いのだけどね。」
王妃
「なぜ!私なのよ!」
王女L
「忘れたの?執事長セバスチャン7の本当の名前を魔法契約で奪い、楽しそうだからってマシンガンの試し打ちに執事長の故郷の住民を殺害したのは、お母様よ!
やっと、意識が出てこれた途端に、勝算があって邪神オークに突撃をかけたとおもったら、何も作戦すら無い突撃無だった。
普通は、呆れるわよ。」
王女N
「フロンダーパ姉さんは、勝算があって管理者神になったのでしょ?
そろそろ、作戦位話してもらっていればいい?」
フェイク元主体の王女
フロンダーパ
「作戦は、既に失敗よ!
貴方たちが、あの時執事長から、もう少し眠ってくれと言われたときに寝なかったから、計画は壊れたわよ。
それに、無理矢理なってみてわかったけど、あなた達から出てくる瘴気の多いこと!
赴任初期の頃の、体内瘴気濃度試験をパスするために、瘴気を極秘廃棄するのにどれだけ苦労したか、記憶が共有されているから、わかるでしょ!
終わりよ!終わり!
執事長が上司様を探して来たとしても、あなた達が引っ込む事が成功の大前提なのよ!」
王女U
「黙っていれば!
人をゴミみたいに言いやがって!」
フェイク元主体の王女
フロンダーパ
「なら、聞くけど下級管理者神免許を貴方達だったら取れたの?
無理でしょ!
あの化け物の妹王女のフロントでも、いくら最強でも無理だったのは知っているでしょ!
地上世界で暴力的な実力がいくらあっても、魂の素養を育てずにいたから、フロントでも無理だったのでしょ!
それに、あなた達は瘴気が悪魔級に濃すぎるのよ!」
王妃
「う!
そうだったわね。
で?
このまま、邪神様と言われて討伐されるの?」
王妃G
「嫌よ!
みんなそうでしょ!
まずは、経験値!邪神達を倒して、集めるわよ!」
王妃
「アレ喚ぶの?
あの中途半端に式神にもならなかった、モンスター化した奴なんて今生きているかしら?」
王妃O
「精霊召喚は、できていたわよね?
やってみたら?
カンターレもじわじわと、それで攻撃出来たら楽に吸収できるかもしれないわよ。」
と、いう議論の流れによって中の王女達の式神を喚び出し外界に放つ事にしたフェイク。
王女たちが、中途半端の式神を呼び出してその後、冒険者カザトを式神に襲わせて、カザトが疲労でフラフラになった隙をついて、王妃の強力スキル[魅了]を使ってカザトを操り経験値を獲得するつもりらしい。
その頃、カンターレ達は…馬車を急がしていた。
勇者ゴン太
「まじなのか?
おかしいとは、思っていたけどその話が本当なら、進攻というよりも復讐じゃないか!」
カンターレが語った事。
それは最初に勇者ゴン太のこの世界に対する愚痴から始まった。
勇者ゴン太
「クソ!何が勇者だよ!
ドラゴン倒せるくらいの力を貰って、倒しに行くとかの話しどころか邪神と言っても、オークにゴキブリにバッタにイナゴにねずみ?
どこにかっこいい勇者の物語がある?
ないだろ!
ゴブリンばっかり!
コカトリスとか?この世界自体庶民じみていて、ファンタジーが無いんだよ!」
勇者ゴン太の頭の中お花畑全開の叫びに、真面目に答えたのが、カンターレだった。
カンターレ曰く、お前達の住んでいた地球には昔はいたよ。
そして…ガス国王や宰相が、つばを飲み込みブレーダー王女が黙った最初の発言が、これだ!
カンターレ
「ゴン太を、捕まえたオークは、ひょっとして賢くなかったかい?
全年齢魔法属性に、計算とか数学理論を駆使するとか、人の倫理に詳しくて人の道を説くとか?」
勇者ゴン太
「そうそう!知り合いか?」
ガス国王
「ゴン太くん。オークは、オークキングになると人の言葉は話すが人の道は、説かないぞ!
欲望のまましか行動しない。」
宰相
「オークエンペラーでも、全魔法適性なんて聞いたことないぞ。」
カンターレ
「ゴン太よ!お前の頭の中の記憶を見たが、そうだなハリウッド映画の記憶だな。
サメとかの脳みそをいじった為に、知恵が発達しすぎた殺人ザメになる映画とかあるな?
それと、よく似た事例だ。
フェイクの中の者達が、昔の地球の王国国家の王妃と王女をやっていたのは話したよな。
その王国は科学技術の発達していたのが売りでな、ブタを改良することに飽きてしまって、生体兵器として改造を始めたのだ。
そして…二足歩行のブタが誕生した。
そうなると、マッドサイエンティスト達の何かを刺激したのだろうね。
今度は、その豚にステロイド剤を投与して筋肉増強を始めた。
その次にやったことは、高速浮遊量子スキャンという、そうだなゴン太の世界では、医療用のCTスキャンというやつの超高性能版だな。
それを使って、罪人魔法使いの脳みその魔法分野の部分の脳の構造を、分子レベルでその改造二足歩行戦闘ブタ戦士の脳にコピーしたのだ。
そして…、人権学者とか、拉致しては脳を調べてブタ戦士にコピーしたらしい。」
勇者ゴン太
「え?
それって、まさか。
それが、オークの始まりか?」
カンターレ
「そう。そしてお前が会った、フェイクのニセ勇者スキルを分離した邪神オークは、恐らくその当時の大量生産された、
[二足歩行戦闘高機能ブタ戦士 AWK0番型]の300体のうちの1体だな。」
勇者ゴン太
「マジか!」
カンターレ
「どうも、おかしい。
王女たちが、使い魔というか式神とかにしていたのが、確かゴキブリにイナゴにバッタにネズミだったな。
コウモリとかサソリもいたな。
そして、ブタ戦士にも使い魔の魔法契約魔法陣を脳にレーザーで刻んで無理矢理配下にした王女もいたな。
一番魔法が使えなかったのがお前たちがフェイクと呼んでいた王女だ。
奴ら、死んだときに式神や使い魔の契約を解除していないような気がする。」
そして、勇者ゴン太の発言につながる。
カンターレは、使い魔や式神が邪神になってこの世界というよりもフェイクに復讐に来たと、分析していた。
そして、その分析は最悪の形で当たる。
上空に使い魔の魔法陣や、式神を呼び出す式が浮かび上がったのだ。
そして、それをめがけて大量のイナゴやバッタに、ネズミ(ラット)にゴキブリの大軍がフェイクの執務室空間に向かって飛び出したのだ!
フェイクが、喚びだした以上執務室空間に入る事が出来る。
そして、上空からフェイクの悲鳴と怒号が全土に聞こえてきて、青い空が段々と赤くなったり、黄色になったりして、しかも温度が上がって来た。
どう見ても、この世界の執務室で戦闘が行われているのが庶民でもまるわかりな状態になってしまったのだ。
人魚島では。
そんな事になる少し前。
カザトがゴーレム達にガス王都の瓦礫を、撤去させて、冒険者ギルトの(仮)グランドマスターのバッカーの祖父が埋めたという、前代勇者の斬られた腕の骨を発掘させていた。
しかし…粉々に砕かれてしまったとは聞いていたから、恐らく雨でカルシウム成分も溶けてしまったみたいなのだが目的とモノの欠片は見つけた。
すぐに、埋め戻して線香を立てさせて
荷運び特化ゴーレムで全速輸送させる。
運ばせたモノをすぐに鑑定にかけて、分析と再現にかけるカザト。
そして、メリーとナタリーにたのんで、ラッド国王の子供達にも協力してもらい、ガス王家の血液を集めてあるものを作ろうとしていた。
カザト
「天界の許可は出たけど、なんだかマッドな気分だな。
だけどな、このままじゃだめだ。
アイツラには最後まで責任を取らせないといけない。」
カザトの前には、魔王となった前代勇者時代のガス狂魔王のわずかに残った皮膚の化石もあった。
それから、1週間の間に起こった事。
空の異変が起こり続けて、それによふ警備体制の変更につけ込んで脱走したガス王国貴族達達がカンターレに捕まってしまい、ガス王国達と同じく部下にされてしまった事件などが起きて、庶民の胸の中は不安で一杯になった。
31
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる