[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

文字の大きさ
229 / 334
第4章 お姫様達と黒の宮廷魔術師と、そいつらが使役したモノ達。3部 乱闘編 邪神vs フェイクROUND2と、乱闘に巻き込まれる者達。

第14話 何もかも石化させる邪神の襲撃!(フェイクの邪神宣言の前夜・ガス衝突暗黒地獄戦争)その9

 
   しかし、カザトの抜刀術は避けられた。
 さすが、管理者神であるというわけではなかった。

 管理者神マイネのの背後から、石化させようと邪神ゴベールの石化ブレスが発射されて、マイネは転移で移動。
 つまり、始めから一騎打ちは釣りでカザトを石化しようとする魂胆だったのだ。

 だが、邪神ゴベールはただではすまなかった。
 石化ブレスを切り裂くカザトの抜刀術の斬撃は邪神ゴベールの首に巻かれた呪物を斬ってしまう。

管理者神マイネ
「な!なんだと!アダマンタイトの怪物化安定の首輪を斬るだと!」

 カザトも、そこまで斬れるとは全く思っていなかったので、びっくりである。

 なんだか、身体が軽い!キズの治りが速い。
 今なら、マイネと戦える。
 マイネを追撃する。

 管理者神マイネが「鬱陶しい!」なんて言って、デカイ人一人分の等身長のハサミを召喚して来た。

 カザトも、刀から新作のツバインヘンダー型両手剣に持ち替えて、マイネのハサミに対抗する。

 ダイン!
 ダイン!
 ダイン!

 もはや、金属音ではない衝突音。
 しかし、カザトは焦っていた。
 トワイライト達は明らかに、オーバーパワーで戦っていたのでボロボロだ。
 今は、なんとか回復に徹していたのだが、戦士ミストラルが動き出して、トワイライトとこちらも一騎打ちになっている。

 カンターレも今はどちらかと言うと、ブレーダー王女がやらかした事で出来た不幸値を、投げ返した形なのだが、睡眠不足と同様にカザトに帰ってくる可能性が大であり、もしブレーダー王女の身体がこのまま封印できたとしても、カンターレが本体を呼び出した時点で、カンターレも動きだす。

 あまり時間がなかった。

 だが、マイネを斬り伏せるコトは難しい。
 既に、地上のガス貴族軍は沈黙というか、全員倒れて伏している。
 マトの街の騎士団も、機能しているがミストラル率いるハイエルフ達からの攻撃を防ぐので精一杯である。

 だが、ここで元凶の一角が動いた。
 (仮)管理者神見習いのフェイクだ。
 フェイクが、邪神ゴベールを操作して、ハイエルフ軍団と戦士ミストラルごと、トワイライト達を狙って石化ブレスを全力で放とうとし始めたのだ。

カザト
「まずい!く!」

管理者神マイネ
「貴様は、私が適当に戦力になるように改造してやるよ!」

 邪悪な笑みを浮かべてのマイネの猛攻!
 だが、はいそうですか。と、したがってやるつもりなんて無い。 

 コイツらの笑い方ってテンプレでも有るのかってくらい、勇者ゴン太や、歴代の学校の担任共にそっくりだ。
 本当に許せないのと、ぶった斬りってやると心を奮い立たせるクソ悪い笑みだ。

管理者神マイネ
「さあ!仕上げにかかりましょうかね~!」

 もう、本性を隠すことなんてしないマイネが、畳み掛けるように攻撃態勢に入ったが、その時カザトにはマイネのハサミに少し亀裂が入っているのが見えた。
 本当に偶然なのか、鑑定眼はいつも展開しっぱなしなのだが、それでも見えなかったものが見えたのだ。
 ツバインヘンダーを亀裂に全力で叩きつける。 

 バーン!

 マイネのハサミとツバインヘンダーが、砕けた。

 マイネは、舌打ちをすると今度はマグロ包丁を出してきた。
 ほとんど刀である。

 カザトももう一振りのツバインヘンダーを出したのだが、今度は邪神ゴベールが体当たりをしてきた。

 ガン!

 バリン!

 なんだと!
 邪神ゴベールの身体の硬度が高くて、ツバインヘンダーが、負けて砕けた。
 く!アダマンタイトコーティングが負けるとなるとは!

管理者神マイネ
「キャッハハハハハハハ!
 邪神ゴベールの身体は硬いよ!地球での硬度10は超えているからね。」

 体当たりの衝撃で、頭がクラクラする。
 これでは、まるで…。




 ボーとしてきた。
 そうだった。あれは、小1の担任がやらかして俺が東京に転校した時だ。
 旧友に出会ってからの、夏休みの課題のやり方を知らなくて、二人で図書館で調べていた時だったな。
 二人共星座早見盤って奴の使い方が、サッパリわからなかったから、図書館に行っんだ。
 大体、あれって○○座とか書いてあるけど、どういう事か意味不明な俺たちは図書館で検索して、調べた時にローマ神話とギリシャ神話にたどりついたのだったな。

 そう!あれはペルセウス座の物語だったな。
 見られたら、石にする。
 そんな、メデューサを討ちに行かされたペルセウスに対して、神々から送られたのは盾と、そらとぶ靴と、鎧と甲と、剣だった。

 そうだったな。
 何でも石に変えてしまうのに、対抗する武器から揃えたのだったな。

 その武器の1つがアマダンって言うもので出来た神が鍛えた剣だった。

 で?そのアマダンって言うギリシャ語は、なにの金属を指すのか、二人で調べた。
 候補に出たのが、古代ギリシャ時代の技術では溶かすことも加工もできなくて、一部は塊で採掘されていたが放置するしかなかった白金(プラチナ)の可能性。
 次に、候補が出たのが…。

 そうだったな!
 思い出した!
 確かに、ペルセウスの伝説でも後の映画でも目を合わさないようにして、盾を鏡代わりにしてとか戦っている描写があるが、そんなものこんな激闘の中では無理だ!
 まぁ、戦士ペルセウスは神の子でもあるから、可能かもしれないから否定はできないけど、かなりの難しいのではないか?
 
 だが、透明な神聖のオーラを含んだレンズ替わりになるものを通して見たら、石化は免れたのでは無いのだろうか!

 そして、天からの贈り物は日本での伝記や伝承などでは、隕石を意味する事がある。

 ペルセウスに武器を送ったのも、天だ。

 そこから出た二人の推論は、隕石ダイヤモンドが、ペルセウスのアマダンと言われた剣の材料だったのでは無いのか?という、小2二人の推論だったな。

 隕石ダイヤモンドだ!
 地球での天然ダイヤモンドの並の硬さの鱗を持つメデューサを斬るには、それよりも硬い六方格子の炭素配置を持つ隕石ダイヤモンドじゃないと斬れない。


 カザトは、リミッターを全て解除して腰のマジックポーチから、炭素(炭)を出して錬金術を全力で使う。

管理者神マイネ
「ハァ?錬金術が使えるだと!私の神鑑定眼ですら、なぜ貴様のステータスが見れない!
 どうなってやがる!
 六方格子ダイヤモンドだと!
 まさか!邪神ゴベールを斬るつもりか!
 こんないい玩具を斬らせるか!」

 全く腹の立つ言葉を吐いて、襲いかかって来るマイネ。
 
 動いて斬りつける事が、間に合わないのなら邪神ゴベールに届くデカさの剣を錬成するだけだ!材料なら炭も沢山ある。
 石化の波動を身体に纏って体当たりしてくる邪神ゴベールの影に隠れて、接近してくるマイネ。
 カザトは、明らかに東京スカイツリーよりも高い邪神ゴベールに対して目測のほぼ等身大の全長1キロメートルの六方格子ダイヤモンド大剣を錬成して、マジックポーチからロケットゴーレムのパーツを取り付けて発射した。

 もう、振り回すという事はカザトの頭には思い浮かばず、発射させた。

 グサリ!

 見事、邪神ゴベールを貫いて動けなくしたのだが、まさか発射するとはマイネも思っておらず阻止できなかった怒りをぶつけるように、飛んで来たので、カザトも発射直後で無手でぶつかるしかなかっだが。
感想 20

あなたにおすすめの小説

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します

burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。 その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。

異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい

木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。 下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。 キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。 家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。 隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。 一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。 ハッピーエンドです。 最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~

緋色優希
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

S級冒険者の子どもが進む道

干支猫
ファンタジー
【12/26完結】 とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。 父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。 そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。 その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。 魔王とはいったい? ※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

倒した魔物が消えるのは、僕だけのスキルらしいです

桐山じゃろ
ファンタジー
日常のなんでもないタイミングで右眼の色だけ変わってしまうという特異体質のディールは、魔物に止めを刺すだけで魔物の死骸を消してしまえる能力を持っていた。世間では魔物を消せるのは聖女の魔滅魔法のみ。聖女に疎まれてパーティを追い出され、今度は魔滅魔法の使えない聖女とパーティを組むことに。瞳の力は魔物を消すだけではないことを知る頃には、ディールは世界の命運に巻き込まれていた。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?