258 / 334
第5章 ついに始まった本当の戦い。
第6話 ラッド国王のお怒りで行われる、妙な儀式
ハトが飛んで、マトの街の郊外の公開牢屋にに文官が馬に乗ってやってきた。
ガス宰相
「ふ~。あの慌てよう。
やっと、長男のやつが説き伏せたか。
やれやれ。
まぁ、あの娘は無理矢理政略結婚をさせなくて正解だったな。
で、どうしようか。
ラッドの兄貴に命令なんてできない。
部下天使様がまだ、帰って来ていなくていないからな。
どうやって、説得するかだよな~。
もう、あのバカ(現ガス国王)処刑を確約して、他のガス貴族の助命をするか。」
なんて、ものすごく気楽な考えをするガス宰相殿。
文官
「ガス宰相殿は、教育が疎からしいな。」
開口一番が、この言葉だ。
文官
「侵攻して敗退したのに、ベイントス公国の国境で歓待しろだとか、カザト殿を散々こき下ろす言葉を吐いていたそうだぞ、あなたの嫡男殿は。」
ガス宰相
「ハァ?そ!そんなはずは、大体冒険者カザトの側にいるのは、わしの娘だぞ!
そろそろここから出せ!」
文官
「そんな馬鹿な発言しか出ないあなたは、本当に宰相か?
実は影武者で違うかもしれんな。
まぁいいか、聖騎士メリー殿がベイントス公国建国の頃に要望書を出していてな、自身を蹴り出して暗殺者を送り込んだ元実家の者が、権力をふるえると勝手に思い込んで、やりたい放題をしたなら、処刑場に送ってほしいと書いてあるのだよ。
家紋・紋章は、紋章官が確認して処刑場に送られたらしいよ。」
ガス宰相
「なに!」
黙ってしまったガス宰相。
それを聞いていたガス貴族やニャントゥ王国の偽女王達は、やはりあの建物は処刑場なのではと、震えだした。
では、その建物は何だろうか?
カザトがブチギレると、同じくブチギレていた者達がいた。
トワイライト達とラッド国王。
特に、ラッド国王のガス宰相に対する怒りはひどかった。
ガス宰相の事を聞いたカザトが出した感想はコウモリである。
暗い闇に潜み獲物を狙い、立場が悪くなったら手のひらを返すように裏切る。
そして、生き血が大好き。
特に、処女の血が好き。
うん、吸血鬼のイメージも入っているがこんなものだと、ラッド国王の使者にいった。
悪魔消滅の儀式でもやらないと、死なないのかな?なんて、使者と話していたのを聞いてラッド国王は、思いついた。
むか~し、むか~し読んだ絵本にある、牢屋に入れた悪魔に憑かれた人を、油の風呂に入れて徹底的に加熱して、悪魔退散をしたと言うお話である。
そう!公開牢屋ごと、油の風呂に入れて煮ろうというわけだ。
それに、今回はそうする理由がある。
あの元聖女統括フェルべーや、ブレーダー王女の例がある。
結局乗り移られたあの女性2人がやったことは、大邪魔神の召喚だ!
そして邪神ゴベール。
冒険者カザトが、なんとかしたと言っても、やはりあの恐怖はなかなか拭えない。
悪魔退散の儀式を、その大邪魔神の手下となって動いたガス宰相やガス貴族にするのは、当たり前だろうと考えたのだ。
その事をカザトや皇主に皇帝にも相談した。
使い魔などが潜んでいるかもしれないので、拡散する前に煮ろう!
皇主や、皇帝も考えたらしいが、大邪魔神のインパクトは強すぎた。
そして、その後のガス国王の行動が酷い。
何か悪魔が憑いているかもしれない。
それだけのインパクトがあったのだ。
そして、恐怖も。
カザト達は、その日にマトの街に向かった。
ある木箱をゴーレムに運ばせていたのだ。
ガタゴトと、箱の内部から音がする。
その度に、聖騎士メリーが木槌を棺桶みたいな木箱に打ち付ける。
しばらくすると、またガタゴト音がすると木槌で打つの繰り返しである。
カザト
「ハァ~。なるようにしか、ならないのか?」
と言うと聖騎士メリーが、
「小麦が多く収穫されましたから、よくまぶしてカラッと揚げましょう!この人でなしめ!」
と、また木槌で木箱を叩く。
あまりのメリーの怒りの形相にナタリーも、トワイライト達もタジタジだ。
その頃、ラッド国王のマトの街に向けたお知らせが発表された。
お知らせ
朕(私という意味)は、先程の大邪魔神がこの新生ガス王国を滅ぼそうと、悪魔の手先を連れて侵攻してきた事に対して、憤りをおぼえた。
と、同時にこれまでのガス王国の政治とは真反対の施策を邪神共が、危惧して広がらないように潰しに来たとも判断出来る事に、間違ではない施策をやってきたのだと言う自信をもった。
そして、今、朕(私という意味)は必要な決断をしないといけない。
大邪魔神の手先になって攻めてきた、ホビット族軍に、ガス貴族軍、ガス宰相達は、もはや人なのだろうか?
ここで、朕(私の意味)は少しだけ可能性をかけて、悪魔祓いの儀式をすることにした。
悪魔の如く活動するガス貴族の8割が牢に入っている今!たとえ、肉親が叫ぼうとも人間に戻って欲しいと思い、涙を飲んでここに悪魔祓いを実行する。
なんて、お知らせが出たのだ。
そのお知らせが書かれた板が、公開牢屋前にも立つ。
ちょうどカザト達がマトの街についた時だった。
嫌だー!
オレは、殺したけど貴族だから無実だー。
オレは無実だ!人殺しをしない貴様らが、悪魔だー!
俺は宰相だ!娘よ!俺の言いなりになって助けろー!
死にたくない死にたくない!
など、聞くと気分が悪くなる悲鳴しかない。
メリーの顔が既に怒りに染まっている。
カザトは、メリーを見て真っ青になる。
カザト
「油に煮るとは、まるで五右衛門だな。
だけどガス貴族の奴らって、なぜ反省しないのだろな。
仕方ない。
あれだけの事をやっちまったんだ。
見届けよう。」
なんて、言っている頃。
ガス王都の城では、ブレーダー王女が久しぶりに奇声を発していた。
ブレーダー王女
「なんですって!悪魔祓い?!
ガス宰相もその儀式を受けさせられるですって!
儀式って何よ!よくわからないの?」
そんな、怒鳴り声を聞いてやってきたのはガス国王である。そして、ガス先王も部屋に閉じこもっていたが、出てきた。
ガス先王
「悪魔祓いだと。
これが、出されたお知らせか。
邪神の下僕だと!
おい!どうするつもりだ!
黙って見ているのか!
なんとか言え!」
ガス先王が、ガス国王を締め上げる。
ガス国王
「ゲホゲホゲホゲホ。
兄貴に、ラッド兄貴にそんな事が出きる根性なんてあるか!」
ブレーダー王女
「では、ラッド叔父が直接しなければいいだけですよ。」
ガス先王
「確かにそうじゃ。
早く、魔導珠を出して通信の用意をしろ。
今から、ラッドに繋いでやめさせるのだ!
貴様が、誠心誠意謝れ!
それしか、もう回避の方法は無い!
ワンダフル王国の侵攻失敗は、かなり痛かった。
ガス防衛隊500万の内、今の戦力稼働率は30%で、全軍ですら20%も使えない。
兵数では、奴らの連合軍の同じだが戦力ではもう勝てないのだぞ!
わかっているのか!
それとも、ガス貴族達を見殺しにして貴様も攻められて処刑させるつもりなのか?!」
ここまで言われて、やっと動いたガス国王は、全土魔導珠放送を始めた。
公開放送にして、ラッド国王をなじり倒して、悪魔祓いという処刑をやめさせるつもりだが、なぜか答えるように出てきた映像は、公開牢屋に入れられたガス貴族達とガス宰相であった。
ラッド国王は、全く返答すらしないのである。
なぜって?
ガス衝突暗黒地獄戦争は、戦闘は終わったが、終戦条約なんて締結していない。
つまり、まだ戦闘中。
ガス宰相達の「早く助けろ!」の大合唱に対して、ガス国王の「早くラッドの兄貴を出せ!」との大合唱にラッド国王たちは、沈黙を貫く。
3時間後、疲れ果てたガス国王は放送を止めた。
ラッド国王側の官房長官クラスの文官が魔導通信で放送を始める。
「ラッド国王は、冒険者カザト様と共に今から始める悪魔祓いの為に、食事は菜食を取られ身を清めるために、冷水行(水を被って身を清める)を始められました。
先程の放送を見ましたが、国王、宰相ともあろうものが、ラッド国王陛下に生かされているとの感謝の言葉の1つもでずに、己が上だと言う邪念(理念では無い、妄想よりも上の格付け)によって、話すら噛み合わない場面がありました。
これは、悪魔祓いをしても手遅れかもしれないが、人に戻るよう前管理者神様に祈祷して、おられるのです。
皆様も、悪魔の思考と悪魔の行動にでる、ガス国王と宰相が、人間に戻るように祈って下さい。
もし人間に戻るのが嫌で死を選ぶなら、またこの世界に生まれ変わらないように、他の異世界に迷惑に、不幸をばら撒かないように、封印することにします。」
その模様を魔導珠で見ていたブレーダー王女は。
「はぁ?
生まれ変わらないように封印?
な、なんですって!
それって、本格的に悪魔に対応するつもりですか。
確かに、大邪魔神を召喚しましたけどね。」
ガス国王は、ホビット族の参謀を呼んで今の戦力の確認をするが、結果は変わらない。
いくら、ポーションを作ろうがエリクシールみたいな、部位欠損すら治すポーションではないのだ。
すぐに治る訳では無い。
だが、直接会談に行くと捕まって、悪魔封印の儀式の対象にされてしまう。
なんとかしろー!
なんて叫ぶガス国王の声が響くが、どうしようも無いのだ。
勇者ゴン太は、ヘロヘロの状態でやってきた。
勇者ゴン太
「何かネタは無いのか?
勇者帰還魔法陣を渡すから、兵を返してくれ~とか言って、交渉の場に向こうが応じるようにしないと、とても無理だぞ!」
勇者ゴン太は、そう言って自分も帰りたいので、帰る方法を1番知っているはずのブレーダー王女達を焚き付ける。
だが…。
ブレーダー王女
「無理よ!出来たら交渉の材料にしているわ。
それにね、カンターレ様に聞いたのよ。
帰還する方法があるのではないのかと。
あるのだけど、今は地球とフェイクランドの間の時空がねじまがっていて、フェイク様よりも強い管理者神クラスの存在でも、気を抜けばどこかの次元に飛ばされる位、危険な状態らしいのよ。
どっちみち、無理なのよね。」
勇者ゴン太は、無理ならととんでもない事を言い出した。
ガス宰相
「ふ~。あの慌てよう。
やっと、長男のやつが説き伏せたか。
やれやれ。
まぁ、あの娘は無理矢理政略結婚をさせなくて正解だったな。
で、どうしようか。
ラッドの兄貴に命令なんてできない。
部下天使様がまだ、帰って来ていなくていないからな。
どうやって、説得するかだよな~。
もう、あのバカ(現ガス国王)処刑を確約して、他のガス貴族の助命をするか。」
なんて、ものすごく気楽な考えをするガス宰相殿。
文官
「ガス宰相殿は、教育が疎からしいな。」
開口一番が、この言葉だ。
文官
「侵攻して敗退したのに、ベイントス公国の国境で歓待しろだとか、カザト殿を散々こき下ろす言葉を吐いていたそうだぞ、あなたの嫡男殿は。」
ガス宰相
「ハァ?そ!そんなはずは、大体冒険者カザトの側にいるのは、わしの娘だぞ!
そろそろここから出せ!」
文官
「そんな馬鹿な発言しか出ないあなたは、本当に宰相か?
実は影武者で違うかもしれんな。
まぁいいか、聖騎士メリー殿がベイントス公国建国の頃に要望書を出していてな、自身を蹴り出して暗殺者を送り込んだ元実家の者が、権力をふるえると勝手に思い込んで、やりたい放題をしたなら、処刑場に送ってほしいと書いてあるのだよ。
家紋・紋章は、紋章官が確認して処刑場に送られたらしいよ。」
ガス宰相
「なに!」
黙ってしまったガス宰相。
それを聞いていたガス貴族やニャントゥ王国の偽女王達は、やはりあの建物は処刑場なのではと、震えだした。
では、その建物は何だろうか?
カザトがブチギレると、同じくブチギレていた者達がいた。
トワイライト達とラッド国王。
特に、ラッド国王のガス宰相に対する怒りはひどかった。
ガス宰相の事を聞いたカザトが出した感想はコウモリである。
暗い闇に潜み獲物を狙い、立場が悪くなったら手のひらを返すように裏切る。
そして、生き血が大好き。
特に、処女の血が好き。
うん、吸血鬼のイメージも入っているがこんなものだと、ラッド国王の使者にいった。
悪魔消滅の儀式でもやらないと、死なないのかな?なんて、使者と話していたのを聞いてラッド国王は、思いついた。
むか~し、むか~し読んだ絵本にある、牢屋に入れた悪魔に憑かれた人を、油の風呂に入れて徹底的に加熱して、悪魔退散をしたと言うお話である。
そう!公開牢屋ごと、油の風呂に入れて煮ろうというわけだ。
それに、今回はそうする理由がある。
あの元聖女統括フェルべーや、ブレーダー王女の例がある。
結局乗り移られたあの女性2人がやったことは、大邪魔神の召喚だ!
そして邪神ゴベール。
冒険者カザトが、なんとかしたと言っても、やはりあの恐怖はなかなか拭えない。
悪魔退散の儀式を、その大邪魔神の手下となって動いたガス宰相やガス貴族にするのは、当たり前だろうと考えたのだ。
その事をカザトや皇主に皇帝にも相談した。
使い魔などが潜んでいるかもしれないので、拡散する前に煮ろう!
皇主や、皇帝も考えたらしいが、大邪魔神のインパクトは強すぎた。
そして、その後のガス国王の行動が酷い。
何か悪魔が憑いているかもしれない。
それだけのインパクトがあったのだ。
そして、恐怖も。
カザト達は、その日にマトの街に向かった。
ある木箱をゴーレムに運ばせていたのだ。
ガタゴトと、箱の内部から音がする。
その度に、聖騎士メリーが木槌を棺桶みたいな木箱に打ち付ける。
しばらくすると、またガタゴト音がすると木槌で打つの繰り返しである。
カザト
「ハァ~。なるようにしか、ならないのか?」
と言うと聖騎士メリーが、
「小麦が多く収穫されましたから、よくまぶしてカラッと揚げましょう!この人でなしめ!」
と、また木槌で木箱を叩く。
あまりのメリーの怒りの形相にナタリーも、トワイライト達もタジタジだ。
その頃、ラッド国王のマトの街に向けたお知らせが発表された。
お知らせ
朕(私という意味)は、先程の大邪魔神がこの新生ガス王国を滅ぼそうと、悪魔の手先を連れて侵攻してきた事に対して、憤りをおぼえた。
と、同時にこれまでのガス王国の政治とは真反対の施策を邪神共が、危惧して広がらないように潰しに来たとも判断出来る事に、間違ではない施策をやってきたのだと言う自信をもった。
そして、今、朕(私という意味)は必要な決断をしないといけない。
大邪魔神の手先になって攻めてきた、ホビット族軍に、ガス貴族軍、ガス宰相達は、もはや人なのだろうか?
ここで、朕(私の意味)は少しだけ可能性をかけて、悪魔祓いの儀式をすることにした。
悪魔の如く活動するガス貴族の8割が牢に入っている今!たとえ、肉親が叫ぼうとも人間に戻って欲しいと思い、涙を飲んでここに悪魔祓いを実行する。
なんて、お知らせが出たのだ。
そのお知らせが書かれた板が、公開牢屋前にも立つ。
ちょうどカザト達がマトの街についた時だった。
嫌だー!
オレは、殺したけど貴族だから無実だー。
オレは無実だ!人殺しをしない貴様らが、悪魔だー!
俺は宰相だ!娘よ!俺の言いなりになって助けろー!
死にたくない死にたくない!
など、聞くと気分が悪くなる悲鳴しかない。
メリーの顔が既に怒りに染まっている。
カザトは、メリーを見て真っ青になる。
カザト
「油に煮るとは、まるで五右衛門だな。
だけどガス貴族の奴らって、なぜ反省しないのだろな。
仕方ない。
あれだけの事をやっちまったんだ。
見届けよう。」
なんて、言っている頃。
ガス王都の城では、ブレーダー王女が久しぶりに奇声を発していた。
ブレーダー王女
「なんですって!悪魔祓い?!
ガス宰相もその儀式を受けさせられるですって!
儀式って何よ!よくわからないの?」
そんな、怒鳴り声を聞いてやってきたのはガス国王である。そして、ガス先王も部屋に閉じこもっていたが、出てきた。
ガス先王
「悪魔祓いだと。
これが、出されたお知らせか。
邪神の下僕だと!
おい!どうするつもりだ!
黙って見ているのか!
なんとか言え!」
ガス先王が、ガス国王を締め上げる。
ガス国王
「ゲホゲホゲホゲホ。
兄貴に、ラッド兄貴にそんな事が出きる根性なんてあるか!」
ブレーダー王女
「では、ラッド叔父が直接しなければいいだけですよ。」
ガス先王
「確かにそうじゃ。
早く、魔導珠を出して通信の用意をしろ。
今から、ラッドに繋いでやめさせるのだ!
貴様が、誠心誠意謝れ!
それしか、もう回避の方法は無い!
ワンダフル王国の侵攻失敗は、かなり痛かった。
ガス防衛隊500万の内、今の戦力稼働率は30%で、全軍ですら20%も使えない。
兵数では、奴らの連合軍の同じだが戦力ではもう勝てないのだぞ!
わかっているのか!
それとも、ガス貴族達を見殺しにして貴様も攻められて処刑させるつもりなのか?!」
ここまで言われて、やっと動いたガス国王は、全土魔導珠放送を始めた。
公開放送にして、ラッド国王をなじり倒して、悪魔祓いという処刑をやめさせるつもりだが、なぜか答えるように出てきた映像は、公開牢屋に入れられたガス貴族達とガス宰相であった。
ラッド国王は、全く返答すらしないのである。
なぜって?
ガス衝突暗黒地獄戦争は、戦闘は終わったが、終戦条約なんて締結していない。
つまり、まだ戦闘中。
ガス宰相達の「早く助けろ!」の大合唱に対して、ガス国王の「早くラッドの兄貴を出せ!」との大合唱にラッド国王たちは、沈黙を貫く。
3時間後、疲れ果てたガス国王は放送を止めた。
ラッド国王側の官房長官クラスの文官が魔導通信で放送を始める。
「ラッド国王は、冒険者カザト様と共に今から始める悪魔祓いの為に、食事は菜食を取られ身を清めるために、冷水行(水を被って身を清める)を始められました。
先程の放送を見ましたが、国王、宰相ともあろうものが、ラッド国王陛下に生かされているとの感謝の言葉の1つもでずに、己が上だと言う邪念(理念では無い、妄想よりも上の格付け)によって、話すら噛み合わない場面がありました。
これは、悪魔祓いをしても手遅れかもしれないが、人に戻るよう前管理者神様に祈祷して、おられるのです。
皆様も、悪魔の思考と悪魔の行動にでる、ガス国王と宰相が、人間に戻るように祈って下さい。
もし人間に戻るのが嫌で死を選ぶなら、またこの世界に生まれ変わらないように、他の異世界に迷惑に、不幸をばら撒かないように、封印することにします。」
その模様を魔導珠で見ていたブレーダー王女は。
「はぁ?
生まれ変わらないように封印?
な、なんですって!
それって、本格的に悪魔に対応するつもりですか。
確かに、大邪魔神を召喚しましたけどね。」
ガス国王は、ホビット族の参謀を呼んで今の戦力の確認をするが、結果は変わらない。
いくら、ポーションを作ろうがエリクシールみたいな、部位欠損すら治すポーションではないのだ。
すぐに治る訳では無い。
だが、直接会談に行くと捕まって、悪魔封印の儀式の対象にされてしまう。
なんとかしろー!
なんて叫ぶガス国王の声が響くが、どうしようも無いのだ。
勇者ゴン太は、ヘロヘロの状態でやってきた。
勇者ゴン太
「何かネタは無いのか?
勇者帰還魔法陣を渡すから、兵を返してくれ~とか言って、交渉の場に向こうが応じるようにしないと、とても無理だぞ!」
勇者ゴン太は、そう言って自分も帰りたいので、帰る方法を1番知っているはずのブレーダー王女達を焚き付ける。
だが…。
ブレーダー王女
「無理よ!出来たら交渉の材料にしているわ。
それにね、カンターレ様に聞いたのよ。
帰還する方法があるのではないのかと。
あるのだけど、今は地球とフェイクランドの間の時空がねじまがっていて、フェイク様よりも強い管理者神クラスの存在でも、気を抜けばどこかの次元に飛ばされる位、危険な状態らしいのよ。
どっちみち、無理なのよね。」
勇者ゴン太は、無理ならととんでもない事を言い出した。
あなたにおすすめの小説
倒した魔物が消えるのは、僕だけのスキルらしいです
桐山じゃろ
ファンタジー
日常のなんでもないタイミングで右眼の色だけ変わってしまうという特異体質のディールは、魔物に止めを刺すだけで魔物の死骸を消してしまえる能力を持っていた。世間では魔物を消せるのは聖女の魔滅魔法のみ。聖女に疎まれてパーティを追い出され、今度は魔滅魔法の使えない聖女とパーティを組むことに。瞳の力は魔物を消すだけではないことを知る頃には、ディールは世界の命運に巻き込まれていた。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。