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第5章 ついに始まった本当の戦い。
第29話 もう少しだったのに!なんて思った事はありませんか?
カザトは、焼いて焼いて3体の怪獣を怪獣魔石に変えた。
それにて、残る怪獣は2体。
アレ?
レイダーだけ残っている。
エルフに戻ったレイダーが、残っていた。
黙ったカザトは、まず怪獣魔石をマジックポーチに入れるフリをして、亜空間倉庫にいれる。
そして、魔導通信をガス王城に詳しい者に繋いでもらって、王城の地下牢の場所を聞く。
そこに、縄で縛ったレイダーを牢に入れた。
各国の王達は沈黙している。
小王国の王が口を開いた。
「なぁ、邪神討伐を頼むわけにはいかないのか?
邪神討伐を頼むのは、悪なのか?」
ラッド国王
「彼にとって、この世界の基準なんて通じない。
彼は彼である。そして地球という、かつてこの世界の見本となった世界から召喚、いや拉致された被害者である。
だから、彼は言ったよ。
ご先祖様達が最終的に決定した、心情や行動を強制的に拘束する行為を、奴隷化とみなして自身を奴隷にしようとする者達を斬る、という決定は間違ってはいない。
そう、間違っては、いない。
だが、死んだら終わりではないらしい。
下手すればすぐに、生まれ変わらせられるらしいとな。
地獄で200 年ムチを打たれても、時間を片手間に操れる存在が、すぐに刑期を終えた魂を早ければ、死んだ直後の時間で生まれ変わらせるらしい。
そんな事も、試練の洞窟には描いてあった。
だから、腹が立ってもすぐに殺さなかったらしい。
最近、氷漬けにするのは、そういう事だと言うことだ。
だから、止めておいた方がいい。
奴隷にしようとするな。
そして、依頼をタダ同然の対価ですることを強制するな。
それ相応の、納得する対価を出せ。
前のゴブリンエンペラー討伐の時も、それ相応の対価を用意した。
偉そうな事を言うなら、それ相応の対価を用意しろ!
そして、もしそれを破って戦争を我らの先祖のように邪神戦争を起こそうというなら、貴様らだけで、勝手にやれ!
せっかく、立ち直ったこの国を他の再建国中の国を出汁に使って、カザト殿を奴隷にしようとするな。」
ポベー帝国 皇帝
「(斬り捨て御免)だったか?カザト殿に特権として認めようとおもうのだが?」
ブラー国王
「わしも本人に言ったが、断られた。
他の、特にガス貴族斬り放題になるから、やめておくと。」
ドワーフ王国 宰相
「トスカ女王の不調により、私が発言します。
レイダー、瘴気怪獣レイダーは既に人間を辞めたと思われます。
ワールドルールだと、討伐ですな?
どうします?
カザト様が、黙ってガス王城の地下牢に入れたという事は、様々な意味が含まれていると思われます。
牢屋に入れた以上、有罪と見ています。
その場で殺さずに黙って牢に入れたのは、我々が採決をする余地を残すようにするために忖度してくれたと、見られます。
つまり、試されてますな?
小王国群の方々は、どうされますか?」
会議は、終わらない。
カザトは、その会議を見ながら休憩していた。
は、は、忖度ね~。
まぁそういう事にするか?
実は、考えたらまたゲロを吐きそうなので、黙っていただけなのだが、まぁいいか。
レベルアップが、物凄く起こっている。
手が痺れる。
感覚が、麻痺している。
だが、今が散々カザトを苔にしてくれた原因のガス国王や、ブレーダー王女や、勇者ゴン太に一撃をいれる絶好のチャンスだ。
奴らは、いま怪獣[どう見てもデーモン]と死闘を繰り広げている。
あのデーモンっぽい粘菌の塊は、強いな。
そして、あの[デカい西洋人形]は、頬にアバタがある。第8話 悪魔祓いの儀式がはじまる。(狂った行動の理由の3割が判明編)
あれは恐らく、伝説の[牛飼いの天使]の人形だな。
確か、天然痘が流行する前に対天然痘抗原を持つ女のコを、教会が各都市に派遣して、天然痘による都市全滅を防いだと言われる伝承だったな。
つまり、あの怪獣の西洋人形は正義キャラの予定だったのか?
どんな映画を作ろうとしていたのだろうか?
ふと、カザトは今はフェイクに石にされて殺された(仮)管理者神見習いの作ろうとした映画を想像していた。
観察していると、確かにガス国王が攻撃を食らっても高速治療をしてすぐに元の身体に戻している。
他の貴族にもだ。
あ、鑑定眼に制限をかけ直す事を忘れていたな。
なんだ?
あの西洋人形の中に、人の魂がぎっしりと詰まってる。
160億人分の魂…。
怪獣に食らわれないように、(仮)管理者神見習いに怪獣の素にされないように、ストックしていたのか?!
なんだ?俺に気づいた?
不意に壁越しにカザト方に向く西洋人形。
カザトに何か、たどたどしく指文字を描く。
そういう事か。
わかった。
カザトは、魔力を練りだした。
その頃 とある異世界
その異世界では、既に50以上の異世界が衝突したあとであった。
まとめ役のどこかの王女
「では、始めます。我々が生き残るためには、フェイク(フロンダーパ)という、我らの(仮)管理者神見習い様達を殺した、邪神の統治する世界に衝突する前に、勇者召喚をして戦力を満たして挑まねばなりません。
もう、魔王役とか、勇者役とか言っている場合ではないのです!
50以上の異世界が、衝突合体して生き残ったわれらが、生かしてくれた者達の意思を継いで生き抜くのですよ!」
えい!えい!おー!
となって、魔王とか勇者や聖女達が力を合わせて、勇者召喚を始めたのだ。
そして、彼らは感知する。
「ジョブ勇者が、30万人いるぞ!
この者達を、仲間にして生き抜くぞ!」
え?
30万人も勇者ガ居るって、それって?!
ガス王都
カザト
「天に天を越えて存在する方々よ。
いま、なんとか耐えている者達の魂をそちらに導く事を我に赦し給え。
これからの…」
カザトが祝詞符丁のリズムで、祈願文を読むように祈りを捧げる。
[力制御]などのスキルを使うように、して力をまとめ上げて、聖気や仙気などの使える力を全て使ってなんとか、荒れ狂うフェイクランドの外の世界に天界への道標となる光の羅針盤となるように、光を発する。
カザト
「プロミネンスワールド、聖光結界、病原菌消滅結界、病原細胞分離消滅結界、光気飽和結界、全起動。」
ありったけの魔力や、様々な力を使って作り出した結界がガス王都の城の大広間に展開された。
いや、城そのものを包み込んで超高温状態になる。
既に光かがやく王都。
ドロッ!
ドロドロドロドロドロ
ついに、王都の城の石垣が高温で溶け出した。
ガス王都 大広間
ガス国王
「あ、熱い!熱い!熱い!クソ勇者スキルが全く効いていないぞ!
何がどうなった?
クソ!身体が、勝手に動く!
助けてくれ助けてくれ助けてくれ!
俺は戦闘ではなく、遊びたいのだ!
戦闘なんて勇者に押し付けたらいいのだ!」
(貴様は、もうジョブ[勇者]でしょ!)
ガス宰相
「クソ!せっかく男に戻れたのに!
熱い!熱い!熱い!」
ブレーダー王女
「なぜ、身体が操られているのよ!
く、熱い!私達を殺す気か!」
勇者ゴン太
「チキショー!誰かなんとかしろよ!
あのデーモンっぽい奴に、いくら攻撃しても無理なんだよ!ダメージが入っている感触が無いから、倒せないんだー!
熱い!助けてくれ~!」
デカい西洋人形?
「あの、やって来た人に賭けたのでしたが、頼んで正解でしたね。
我々が、やっと解放される。
みんないいですね!
天界に行って、あの管理者神がやった所業を訴えるのです!
私達を解放してくれた、あの方にこの行為が罪とさせるなら、免罪を頼むのです!」
どう見てもデーモン
「あ~、苦しかった。暴れないように自分を押さえつけるのが、どれだけしんどかったか。
あの男には、感謝だな。
しっかりと仕事をしろよなんて、酒の勢いで空に向かって怒鳴った途端に、白い気色悪い部屋に監禁されて、映画を取るための道具にしてやる、なんて言われてこんな姿にさせられて、どれだけ月日が経っただろうか。
ありがとうよ!」
2体の怪獣達が、抵抗を見せずにすぐに自らの身体を分解して、自ら焼かれて天界に旅立って行った。
カザト
「もう、行ったのか。
頑張れよ。
さて、次はこのフェイクランドの病の素だ!
ガス国王、ガス宰相、ブレーダー!、生徒会長!そして、碌でもない貴族達!
貴様らは、消毒だ!
フルパワー!
病理細胞分離魔法陣起動!
病理細胞指定開始!
優先分離病理細胞順位
1.ガス国王
2.ガス宰相
3.クソブレーダー!
4.こいつ ムダ?あれ?違ったな、なんて名前だったかな? ぶたのムダ? いや違うな、あ~もういいや、生徒会長!あ!そうだ、ゴン太!
5.ガス貴族!
6.更生プログラムを逃げ出し来た、ホビット大王とその一味!
発動!」
ガス国王
「熱い、ギョエーー!」
ガス貴族
「ギャーー!」
ブレーダー王女
「何?何よ!この雷!」
ガス宰相は、言葉を出せ無い状態である。
そして、勇者ゴン太も。
カザトガ、放った電撃が彼らの身体にまとわりつく。
病原菌消滅、病理細胞分離魔法だ。
カザト
「さぁ、病理細胞分離!」
「ワールドアナウンスです。
ガス国王達自身は、病理細胞そのものではありません。病理細胞として設定できません。
この世から、分離できません。
あの~。
え?管理者神世界から、分離指定なんてできません!」
カザトは、思いつくままになんとか、この世界の災害という病の元である、ガス国王達を分離しようと、頭の処理能力を最大限にする。
その時である。
いきなりガス王都にデカい魔法陣ガ現れた!
カザト
「なんだ!この魔法陣は、解析開始!
く!俺まで吸い込もうとしているな!
誰だ!邪魔をするやつは!」
突然現れた魔法陣から、触手というか、腕が出てきてカザトをつかもうとする。
カザト
「ファイヤーボール!✕60」
多数の魔法陣からの腕に対して、迎撃を試みるカザト。
なんとか、迎撃したがまだ魔法陣はカザトを飲み込むつもりだ!
カザト
「まさか、生徒会長(勇者ゴン太)の奴の中にあった魔法陣の文字と同じだな。
つまりだな、あいつ(勇者ゴン太)の抵抗か!
逃がすか!」
カザトは、徹底的に抗戦を始めた。
鑑定眼が、魔法陣がどこかの異世界に繋がっている事を解析した。
カザト
「逃がすか!プロミネンスファイヤー!プロミネンスウェーブ!ファイヤーボルト!ファイヤーバーン!…」
思いつく、広範囲攻撃スキルを魔法陣に撃ち込みながら、カザトさえ別の異世界に連れ込もうとする魔法陣の向こう側を攻撃するカザト。
その時、鑑定眼が魔法陣の魔力の質の解析を終えた。術式の15%は解析しているが、相手がどれくらいの力量かさっぱりわからないので、早めに勝負をつけるに限ると、カザトは判断した。
隙あらば、カザトを連れ去ろうとする魔法陣に、カザトは魔力波長を合わせた拳を叩き込む!
バーン!
魔法陣が、粉々に砕けていった。
邪魔者は消えた!
と、カザトが攻撃の為に病理細胞分離魔法陣に、注げなかった魔力を注ぎだした時に、それは起こった。
謎魔法陣の中央のまだ魔力が残っている部分から光の柱が立って、ガス国王たちが消えたのだ。
あ然とするカザト。
あ然とせざる得ないカザト。
ペタン!
カザトが、座り込んだ。
30分後…。
カザトは、まだ座りこんだままだったが、再起動する。
悔しさと怒りが、込み上げる。
解析結果は、なんと!勇者召喚魔法陣であった。
なんと!
ガス国王達は、どこかの異世界に勇者召喚されてしまったのだ!
カザト
「逃げられた!クソ!」
ドン!
地面を思いっきり叩くカザト!
ワールドアナウンス
「…………。
ガス国王達は、異世界に勇者召喚されました。」
【速報】現ガス王国軍全て、勇者召喚される。
□□□□□□□
その頃、魔導通信会議では。
ラッド国王
「ハァ?勇者召喚?」
小王国群のどこかの国王達
「ハァ?奴ら、本当に勇者だったのか!」
「だけど、勇者がいないから依頼できるよな。」
「今年、60歳の離婚歴750回のわしの妹を報酬に出すから…。」
会議は、無茶苦茶になったらしい。
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