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第5章 ついに始まった本当の戦い。
第47話 ガス国王再誕?知るか!こちらは忙しいんだよ!1
しおりを挟む何故か、フェイクランド中に広まっている、ガス国王が正反対のガス国王2と合体してラ性格が変わったという情報。
もちろん、裏国王となったブラック・レイダーの策略だ。
しかし、例え生き方が違った同一人物が合体して何が変わるかというと、結論から言うとカザトに取って害になるという結論は、変わらなかった。
頭の中では、少し変化が出たのだろうが言っている事は、カザトに邪神を討伐させて解決するなんていっているからである。
いい加減、このモンスター(ガス国王達)を討伐するか?
カザト側の女性陣でついに、討伐作戦会議が始まった。
その一方、病床のカザトは自分の深層意識層に潜り込んで、自分の前世を探していた。
天界の運命局の端末には、【無い】らしい。
情報も無い。
時間をおいて、それが物凄くおかしい事に気がついたカザトは、すぐに行動にうつした。
あの溶解して形が崩れたオブジェだ。
アレを、天界の運命局の端末に解析させよう。
そして、やってみたら、とんでもない事になった。
また、意識層に穴が空いたのだ。
落ちてゆくカザト。
何もないような、荒野をさまよう少年。
家は、魔導と武術の名家。
だが、その家に生まれた少年は、誰もが使える生活魔法と言われる、今で言うところのマッチやライター程度の火すら、出せない魔導での無能。
そして、何故か魔力が使えないので魔導武術が、型や技術を知っても使えない無能。
魔力そのものが、使えないの者は精霊や妖精術をマスターすると、魔力が使えるようになるというのが常識なので、精霊や妖精に会いに行ける森に行くが、「精霊王・妖精王の決定によって無理!」なんて言われて、精霊・妖精との契約すら拒否されて、どうしようも無い無能として、死ぬように小型飛行機(ヘリコプターらしきもの)から森に落とされてしまった少年。
カザトは、その少年の中にいた。
なんとか、上空からの降下中に気を失わずに、樹真ん中辺りで身体を回転させて落下威力を落とし、見えた森の湖に足のつま先を手で掴んで、水に衝突すると同時に手を離して、身体を開く事で威力を殺して、なんとか死を回避した。
カザトは、目を張ってみている。
なんだ?!このハードな世界は!
フェイクランドに、勇者召喚された時もゴブリン地獄で、狂うようにゴブリンを斬らないといけない世界だったが、この世界もたいがい酷いぞ!
ワイバーンとか、普通に飛んでる。
大蛇?百匹単位で移動しているやん!
スライムなんて、大木を体当たりで倒している。
誰だよ!スライムは雑魚なんて言ったやつは!
む!紫色の水の川に、マグマの池。
ど!ドラゴン?!
地竜か!
少年は、ジュラ○ックワールドやフェイクランドなんて、遊園地でした!なんて言える森の世界を、体術だけで生き延びて森から脱出を測る。
拳から、血が出る。
拳の骨も、使えるのは後3本。
すでに左手の拳の指の骨は全滅した。
痛む右手の痛点の(ツボ)を木に叩きつけて、神経を麻痺させて痛みをこらえる。
木の上からの、襲撃者がきた。
ライオット・カメレオンだ。
木に擬態して、攻撃してくる。
舌を伸ばして、毒を撃ち込んで相手を麻痺させて、相手を生きたまま食するモンスターだ。
少年は、木に駆け上がってカメレオンを蹴って地上に落とす。
そして、更に上からのケリ攻撃プラス着地によって、カメレオンをたおすのだ。
カメレオンの舌を少し切って、それを葉に塗る。
それを近くの小川の水に晒して、両手に塗る。
骨折の痛みが取れる。
とんでもない、麻痺毒だが使いようによっては麻酔になる。
少年は、その段階になってやっと手に添え木をして、折れた骨を元の形にして固定する。
そして、洞窟の中に樹の実を持って中に入った。
カザトは、考えていた。
サバイバル知識は、かなりある。
武術も、免許皆伝級では?
なぜ、この子に魔力が無いだけで、こんな地獄に落とした?
この子の親は、酷い。
それは確実だ。
さて、これは誰の記憶だ?
この子が、起きたな。
そして、やっと森から出たら荒野だった。
砂埃がすごい。
は?!
なんだ?アレ!
ミサイルだ!
ミサイルが飛んでいる!
それも、俺の映像で見た事があるミサイルとはどこか違う。
何が、何が違うのか?
そうだ、噴射口から出る炎の色が違う。
映像で見たのは、オレンジや赤!
だが、今見ているのは、薄い薄い青!
ほとんど透明。
つまり、完全燃焼で温度が地球のものよりも格段に高いということ。
そして、そんなモノがあるということは地球よりも技術水準が高いだろうと言うこと。
少年は、それを見て進行方向を変える。
そして先を急いだが、先程少年がいた地点にミサイルが着弾した。
爆風で、荒野の先の下り坂にダイブした少年は、丸まって転がって移動する。
そして、気がついた時はある村の救護所にいた。
あれから、転がって樹にぶつかり気絶していたらしい。
その時から、この村の住人になった少年。
なんだ?このむらは?
カザトの少年の生活を見ての感想である。
境遇が似ている者達が、続々と集まってくる。
ほとんどの共通項は、魔法が魔力が使えない、使えなくなった。
精霊・妖精から「キャパオーバーだから、調整ね!」なんて、ある日突然言われて契約解除されたおかげで無能扱いされて、街から追い出されたとか、無茶苦茶な理由が多すぎる。
この少年の面倒を見てくれるビィオラという少女は、魔導の大名家らしく魔法・魔術など一流なのだが、そんな無茶苦茶な理由で家から、街から、村から人を追放する方針の政府や実家に嫌気を指して、独立した少女もレアだがいた。
魔法体系が違うな…。
このビィオラという少女の使う魔法を見てわかる。
いかにも、フェイク世界の魔法が田舎魔法なのか。
魔法力の無駄遣いはしない。
無理矢理、その場の力場を力尽くで改変しないで、流れるように自分の自然な力場に改変していく。
カザトは、冷や汗をかいていた。
そして、村では基礎的な学問を教えていた。
ど~せ足し算、引き算と掛け算だな。
なんて、思っていたが違った。
は?
三次関数?
あの~?
この子、まだ小学校の歳でもないですよ?
ハァ?
上のクラスにでは幼稚園ぐらいのガキが、微分積分だと!
ざけんな!
だけど、やってるな…。
うわ~、この中にいる俺も勉強しないと。
ハァ?
魔法って、ファンタジーだと思っていたけど…次元化学って言う分類だったの?
ハァ?
ファイヤーボールが、出現する理屈ね~。
なぜ、魔力や魔法が使えないのに、そんなに魔法を学問として勉強しているのか?
魔導具って概念を、作ろうとしていた。
え?
そらとぶ小型飛行機(ヘリコプター)があったよね?
え?
あれは、エタノールエンジンの飛行機だと?!
魔法ではなく、物理化学…。
魔石を使った、魔力での動力機械がない。
それは皆魔法が使えるから、エンジンとかの機械があるので必要がないから開発しない。
だが、この村は石油・石炭とかのエネルギー資源がない。
電灯や、コンピューター・PCなどの電力は全て、太陽光発電と風力発電、時々、人力自転車。
しかも、魔獣が怪獣やモンスター、スーパーモンスターが出る地域。
モンスター達の体内にある、魔石なら山とある。
今、村で村長さん(どこかの国のトップクラスの科学者をやっていたらしい)たちが、作ろうとしているのは、トラクターと、脱穀機。
食料増産を、しようとしている。
どう見ても掘立小屋ばかりの村だが、中身は地球よりも遥かに進んでいる村。
服も、綿の白い服が標準。
だけど、服飾技術が物凄く詰まっていて、全く苦もない着心地。
全く、汗をかいてもベトベトしない。
ふろも、温泉。
飲水は、しっかりと浄水している。
下水は、細菌式にからレーザー方式の複合型で、全く臭いがしない。
だけど、姿は弥生時代。
ど派手な色が無いのだが、それだけ。
物凄く住みやすく、離れたくない心が温かい村だ。
物凄く、戦闘態勢だった少年の心が戦闘狂から普通に戻っていく。
それに連れて、学問を進んで勉強していく。
あ!この村にないのは娯楽だ。
いや、このハード過ぎる世界では、美味い水が飲めるだけで娯楽だ。
すごいな、竹槍の先に合成火薬をつけて発射させて、ミサイルを迎撃したぞ。
村が、時折あるどう見てもSFチックな装備の部隊とかに、襲われるが木の棒でレーザーサーベルと戦って勝っている。
レーザー砲に対して、竹の割ったもので作る盾で乱反射させている。
聞くと、重力だけをコントロールしているらしい。
まさか!よくラノベのSFに出てくる重力バリアとか、グラビティウォールってやつか!
いかん!いかん!いや、止まらない。
ワクワクが、止まらない。
カザトと、その少年も夢中になって、のめり込んだ。
そして、カザトが入っている少年は、魔力以外の力を複数、なんとか感じる事に成功して、その力を持つ荒行に身を投じていた。
この村に来て、すでに6ヶ月が過ぎていた。
楽しい。物凄く楽しい。
カザトも楽しんでいた。
え?そろそろ、自分の深層意識層に戻れ?
嫌だよ!
もう少し、見ていたい。
そんな気分にさせる村だ。
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