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第5章 ついに始まった本当の戦い。
第62話[主人公はお休み]その間違いは、少しズレではなく大き過ぎる間違いであった。
なんだこれは!
そこは、大きな宇宙を思わせる大きなドーム状の空間。
そして、天空に光る何かの記号。
あるエリアの、その記号は迷走を始めた。
それが、少し前の事である。
そこの主任と思われる存在は、言う。
「各管理世界の管理者達に、すぐに連絡を入れろ!
今すぐだ!
このままだと、管理世界同士が衝突するぞ!
早く連絡を入れて、軌道修正しろ!」
焦る主任らしき存在。
部下達も、連絡を入れていた。
聞こえて来るのは…。
「なに? 地球に避難するだと?
した後は、契約通り昇進させろだと?
なんだ?それは。
ハァ?契約を違えたらわかっているだろうなだと?」
「契約通り、今から地球に避難する?
後は、昇進の儀式をすぐにしろだと?
何をいっている、管理者神に繋げろ!
そして、すぐに軌道修正しろよ!
ハァ?フェイクに聞け?
天界特殊第四室に聞けだと?
契約通りにしないと、こちらにも考えがあるだと?
待て、どういう事だ!
避難開始だと?
切るな!こら!」
部下の応答の会話がこんな、訳のわからない会話になっている。
主任は、何かおかしなことが起こっていると、感じざる得なかった。
すぐに、上司に連絡を入れる。
日頃は、連絡を入れない。
入れたく無い。
だが、入れるしか無い。
だって、天界特殊第四室という、やばすぎるワードが出たから。
内の課の上司は、かなり上の存在のそこの主任と組んで、昇進するつもりだからだ。
責任を被らさせられる前に、先に先制攻撃をしておかないと!
ぷるるるるるるるるる!
ぷるるるるるるるるる!
出ないな。
まさか、逃げたか?
俺は隣の課の飲み友に連絡を入れた。
ヤツ(上司)がいるかどうかの確認だ。
「おお!今、連絡を入れようとしたところだ!
ヤバイぞ!
隣のお前んとのこ上司がつるんでいる、特殊第四室絡みの事で、あのクソ旧フロントバーレ諸国連合出身の王女がやっている、(仮)管理者神見習いの奴が、同僚100人前近くをぶっ殺したらしい。
そのせいで、今、お前の上司と内の課の上司が、特殊第四室に向かった。」
なんだと!
なんて事だ。
主任は、意を決した。
これを使おう。
暗所番号を打ち込んで、手をかざしてある金庫を開ける。
中には、ある特殊なプレートが入っていた。
それを、レトロな赤いダイヤル電話に差し込む。
そして、ダイヤルを回した。
ぷるるるるるるる!
ぷるる!
[はい、こちら監察室。]
「こちら、管理者世界軌道監視センター主任天使です。
恐ろしい情報が、入ったのですぐに上司に連絡をしたのですが、職務放棄してどこかに逃亡した疑惑が発生したので、通報します。
現在約100の世界が、一斉に制御不能に陥りました。
そして、ある情報でそこの管理者が、旧フロントバーレ諸国連合出身の王女が管理する世界で、皆殺しにしたとかいう、未確認情報が出回っています。
こちらでは、制御不能です。
上層部に直接のレポートを既に出しました。
はっきりと言うと、内の上司が怪しいです。」
なんて、通報する主任。
そして、大きな警報が鳴り響く。
なんだと!
あと、3時間で衝突開始だと!
フェイクランド?
あれ?前任者から、要注意のリスト引き継ぎの時に聞いた名前だな。
要注意・管理世界リストを開く。
え?
1位どころか、マイナス1位だと?
どういう事だ!
0位が、天界特殊第四室だ。
それよりも、上のヤバさだと?!
まずい!
監察室だけでは、根回しが足りない。
緊急事態のボタンを押す!
躊躇なく押す!
それが、処刑回避の最善手だと判断した主任は、非番の部下を呼び出して全力対応体制で臨む事にした。
上層部の全ての課に今の情報を書いて緊急事態メールとして送る。
そして、部下に管理世界の現地の者に制御するように強制命令を出させた。
ぷるるるるるるる!
ヒィ!
赤電話が鳴った!
上層部からだ!
「はい、こちら管理者世界軌道監視センター主任天使です。
只今、緊急事態です。」
上層部からの命令ではなく、中層部からだった。
なんとかしろ!
そう言われて、切られた。
ヤバイ!口封じと責任押し付けだ!
上層部に先程の責任押し付けの告発も入れて、報告する。
部下から、悲鳴が聞こえてきた。
「現地の奴らが、フェイクに責任をとらせろ!
パワーブースターが、起動しない。
管理者神の認証が、いくらパスワードを入れてもだめになった。
とか、言ってきました。」
「主任! 名義貸ししていた管理者神マイネの登録が、自動解除されてます。
これだと、パワーブースターや面舵が使えなくなります。
我々の出来る範囲を明らかに逸脱士ております。」
主任
「わかった。すぐに上層部に直接の報告する。
君たちは、制御出来る管理世界を誘導させろ!わかったな!」
主任は、すぐに書類をまとめて緊急事態用のエントリーカードをもって、上層部に向かった。
しかし、門番に捕まる主任。
緊急事態エントリーカードを見せて、連れて行かれたのは、上層部公聴会。
そこで、危機を訴えるがなぜだ?
なぜ?席の半数が空席なのだ?
しかも中立派も3席しか埋まっていない。
冷や汗がでる。
空いている席は、特殊第四室と対立していると言われている派閥なのだ。
しかし、おかしい。
特殊第四室派からの言葉が、全くない。
そして、中立派から言葉が投げられた。
「君達の特殊第四室派閥のアシストは、されない。
いつもなら、今の空席の者達がなんとか、ため息を吐いて対応してくれだが、今回は違う。」
主任
「私は、全くそんな派閥とは違います。
上司が、変な動きをしておりますが、職務に誠実にやってきました。
そして、監察室にも何度も通報しておりますが、上司を逮捕しなかったのは上層部の判断だと聞いて居ります。
管理者世界軌道監視センターは、派閥に関与していない以上、こうして直接報告してきたのです。」
「ハァ…。そうか、内部告発をしてきたと。
なら、前任者達の責任だな。
はっきりと言うと、今の状態だと対応は無理だ!
我々中立派の頭領は、静観することになった。
つまりだな、君達の判断1つで君達の運命も変わる。
そして、そちらで黙っている特殊第四室派閥の者達みたいに、とんでもない勘違いをしては困るから、赤子でもわかるように言うと、君たちがこれまで放置するなり、悪を助成してきたりしてきたのだから、最後まで責任を取って正常化しろと言うことだよ!。
静観するというのは、そういうこと。
お前達が、責任を取って正常化する機会を与えてやる。
とも言うが、基本我々は動かない。
これまで、全てのあの派閥に投げていた事もできないよ!
自力で正常化しなさい。
あぁ、注意しておこう。
我々に戦闘を、吹っ掛けるなら応じよう。
そして、あの派閥に戦闘を吹っ掛けるなら、俺達を巻き込むな。
そして、忠告だが自分達の得て勝手な天界の決まりを歪んだ解釈を押し付けての、あの派閥にたいする宣戦布告をするなら、天界の上層部の上層は、もう止めないと言うことだよ。
いったからね。
これは、公式記録しておく。
全公開設定にしておこう。
私の忠告を、また歪曲解釈されたら困るからね。
では、職場にて職務に戻るように。」
気がつけは、管理者世界軌道監視センターに戻っていた。
強制命令の転移だ。
そ、そんな…。
放置した責任を取れというのか?
なら、前任者も巻き込んでやる!
部下達から、先程の報告がライブ中継で全課に流されていたらしいと聞く。
あの中立派の者が言っていた事は、本気なのだろう。
主任
「管理者世界軌道監視センター警備部隊を喚べ!
全員出動だ!
前任者の拘束!
無理矢理連れてこい!
そして、課長を拘束しろ!
緊急事態エントリーカードを使う。
そして、次の部隊は管理世界フェイクランドに行き、(仮)管理者神見習いフェイクを逮捕しろ!
そして、フェイクランドに残されているはずの、他の世界の(仮)管理者神見習い達がもっていたはずの管理者キーを確保して、他の管理者世界を動かせ!
そして、次の隊は後からくる隊と共に、この管理センターの防御だ!
急げ!」
しかし、この采配は失敗だった。
普通なら、良い采配だろう。
だが、この主任…、派遣した警備隊の出自を全く見ていなかった。
そういった意味では、中立派の忠告を聞いていなかったと言える。
ここにも、間違いが発生していた。
ついでに言うと、甘い汁を吸った他の○○センター全てに、中立派はあんな対応をしていたらしい。
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