[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

文字の大きさ
321 / 334
第5章 ついに始まった本当の戦い。

第69話 カザト起きる。だが、バトルは進んでいた。


 あの激闘から三日後。
 カザトは、第7の試練の最上階で起きた。
 
 カザトは、戦闘の後半が覚えていない。
 いや、あの時は脳の記憶すると言う機能すら、全て戦闘に回したのだ。
 だから、記憶がないのはわかっていた。
 その後、どうなったのか?

 その事を、トワイライト達に言った。
 なるほどってトワイライトの顔は、物語っていた。

 目のまえに、物凄い先進的なシステムがあった。
 
第7の試練 管理AI
「ようこそ。攻略者よ!
 バトルフィールドの奴のイベントが入りましたので、攻略者様の従者様と先にいろいろ話しておりました。
 どうかご容赦下さい。」

カザト
「わかった。
 で?ここはどういう施設なのだ?」

 情報の拠点。
 簡単に言うと、フェイクランド、バトルフィールド世界の第一アンテナらしい。
 なるほど、フェイクの奴はこのアンテナを使っていたのか。

 管理AIは、愚痴る。
 なんでもフェイクは、割当られた全能力の3%のうち、たったその全体の1%!つまり、0.003%しか使っていないという。

 なるほど。
 使ってくれなくて暇だった?

 既に、フェイクの回線は隔離独立化。
 そして、管理室と接続しており、カザトがメイン登録者となっていた。

 あれ?
なんだあれ?
 画面に、ラッド国王が激ヤセで祈祷していた。

 ハイ? 
 悪魔退散?

 そして、ダイジェストでフェイクが流した放送を見た。
 この施設、魔導通信も全て傍受できるらしい。

 ハァ?地球にこの放送を流した?
 何を、狙っている。
 
 そして、暗号の解読もされていた。
 どこかに、援軍を求めた?

 そして、フェイクの一部であった王妃の素揚げはまだまだ続行中。
 
 カザトは、急遽新生ガス王国に行くことにした。
 このままでは、ラッド国王は死ぬまでま国王の義務として祈祷するだろう。
 確かに、悪魔の所業をやった奴らの1人だ。

第7の試練の管理AI
「転移でいけますよ。
 機能としての意味ありげなアナウンスをつけます。」

 そして、マトの街の公開牢屋に向かうカザト達。
 トワイライト達が、管理AIと話して着替えていた。
 聖女さん風の姿だ。
 メーベル以外はその服装で統一して、カザトも包帯はしているが、正装っぽくして転移で移動した。


 新生ガス王国 マトの街 公開牢屋

 ラッド
「悪魔退散!悪魔退散!この人民の不幸を作りそれを喜ぶ悪魔よ!前管理者神サマとの約束を破りし悪魔よ!
 退散せよ!」

王妃(元フェイクの一部)
「くがー!何が悪魔じゃー!
 こんな美しい、高貴なる管理者神にふさわしい者に、きさま~!」

ぽ~ん♫
「アナウンスです。
 第7の試練の終えた、カザト様がエキシビションマッチ  サブの仕上げとして、護摩行を行う為に転移で、ここに運ばれます。
 皆様、少しスペースをお開け下さい。」


 「おお!すぐに開けろ!」
 「国王陛下!もうすぐです。頑張って下さい!」

 カザトがやってきた時に、王妃は油槽から飛び出て、カザトに飛びかかった!

 メーベル
「そうは行くか!ホーリーチェーン!」

 光る鎖で縛られる王妃。
 メイド隊と、トワイライト達が両手を王妃に向ける。
 メリー達が駆けつけて、加わる。

 ブン!
 いくつも、炎太い棒が横に出てきて組み合わさっていく。
 護摩壇だ。
 
王妃
「ヒィ!貴様ら!」

カザト
「ファイヤーピラー」

 炎で、閉じ込められた王妃の地面下から、炎の柱が立つ!

王妃
「ギャー!」

カザト
「爾、悪葉化李巣流化羅 胃魔化羅 矢異手矢流……」

 カザトが、何か唱えだしてファイヤーピラーで、王妃を本格的に焼き出した。

王妃
「ボヘ~」


 なんだ?
 王妃の口から青白いタマらしきものが出てきて上に飛んでいく。

鑑定

人魂

リスト

現名前 勇者 ゴン太の父親
現名前 勇者 ゴン太の母親
現名前 勇者 ゴン太の第一継母



他多数。

 へ~。
 生徒会長の奴の継母が、こんなにいたの?
 まだいそうだな。
 現名前って、鑑定では本名が出て来って事らしいから、今の本名が勇者 ゴン太の○○ってことかよ。

 良かったな~。
 今、あいつは魔王になったからそろそろ魔王 ゴン太の○○に変わる前で。
 なんて思っていたら、

「そんな~!
 俺はこれからも、遊んで~。」

「クソ~、やっとセレブに~。」
「やりたい放題できる、勝ち組に~。」

 なんて、霊波の声が聞こえて来たので、聞きたくもないのでそのまま、王妃をじっくりと焼く事にした。

鑑定眼 制限解除!

 王妃の魂の身体に何か、魔法陣がざっと数えただけで300以上あるのが見える。

 そのうち、150は何か細い線だ。
 そう、まるでレーザーで焼いたような線だ。
 後は、書き方に癖があるから直接書いたのか?
 平面的ではなく3D?
 いやその空間の裏、つまり紙で例えると表と裏に別々の魔法陣が描いてある状態だな。

 頭にスキルアナウンスが来た。
「全ての魔法陣が記録されました。
 解析を始めます。
 アラート!
 アラート!
 レーザーで焼かれた魔法陣のうち、いくつかが他のエリアに隔離されている邪神達にかなり細い線ですが、繋がってリンクしております。

 レーザー以外で描かれた魔法陣は、この魂を魂魄)を改造して、出力ブーストして魂魄のランクを偽装する魔法陣と、それを強制的に持続させる魔法陣とかです。」

 
 その頃、天界では…。

『よし!食った魂を吐かせたか!』

『あれでは、まるで…。
 どうしましょうか?
 ハハハハハハハ。」

コスモ
「カザト君、あ~なるほど。
 太いレーザーで、焼く感覚で消すのか。」

「報告です。特殊第四室に異変です。
 室長と、幹部達が暴れていると。」

コスモ
「奴らが刻んだ術式でしたからね。
 帰っているのでしょう。
 さて、特殊檻を用意しましょうか。」

 
 バトルフィールド(フェイクランド)
新生ガス王国 王都マトの街

カザト
「く!なんだ、この魔法陣は。
 ネチャっとしていて、なかなか焼けないな。
 精神力の消費がすごいが使うしか無いか。
 サイコ・プロミネンスビーム!」

王妃(フェイクの一部であった)
「ギャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャ。」

 のたうち回ろうとするのを、トワイライト達の作る火の魔法の檻に焼かれながら結束されて、カザト高火力レーザーで魂に焼きつけられた魔法陣そのものを焼かれて、一つの記号、文字、念字、呪字を丁寧に焼いて消されていく。

 その度に、王妃は変調をきたし暴れようとする。
 だが、トワイライト達はそれを許さない!
 20時間かけて、全て焼かれ魔法陣は消された。

 ボン!

 そこには、ただの人となった王妃がいた。

カザト
「フェイクの一部よ!
 さぁ!仕上げ…
 え?」

 バァァァァーフォン!

 カザトが、仕上げに聞くこと聞いてから焼き尽くそうとすると、まるで残像のように消えてしまった王妃…。

 その場にいた者達は、謎の消え方に眼を丸くして佇んでいた。


 それを、確認したかのようにバトルフィールドアナウンスが、予選第2の対戦表をだす。

 エキシビションマッチ サブの時に乱入してきた天界の特殊部隊達の選抜である。

 それをみて、カザトは何が起こっているのか、よくわからなかった。
 フェイクが呼んだ援軍だろうと考えるのが妥当だと思われた。

 実際、魔王 ゴン太や、ガス魔王、ブラック・レイダー、ブレーダー王女達は、そういう認識だった。

 奴らがその後、フェイクに頭を下げたのはそれぞれ違う目的なのだったが。
 フェイクを含む共通の考えは、降伏などは認められず戦闘が、続けられる。
 サボタージュをすると、別世界の空間に組み替えられる。
 こちらでは、1秒だがその空間では1万年という世界になるという。
 
 では、どう安全に生きて傷つかずに戦闘を終わらせるか?
 もともと臣下のものだったという事にしたのだ。
 魔王 ゴン太の出自など、臣下の礼をとって一応不自然ではない。

 だから、一つのチームとして認められたのだが、カザトはその事を知ってあの王妃から、ある事を聞き出したかったが、奴は消えた。

 鑑定では、元の状態に戻った為に起こった。
としか、表示されていなかった。

 つまりだな、奴は超能力と魔法と精霊魔法が多数使えるが、不老不死になるまでのレベルを上げるなり鍛錬をしていなかった為なのと、管理者AIからの補足情報だと、自分の夫(皇帝)が、戦争の終わりと共にあの王女共を集めて、食事をしていたワインなどに、毒が入っていたらしい。

 そいつらの魂を、あの今のフェイク(フロンダーパ)が、集めて逃亡した。
 つまり、既に死んでいた者。
 魂に刻まれた、管理者神になる為に道理を曲げる魔法陣は消えた。
 あるべき所に、速攻強制的に移動させられたのだろう。

 カザト達は、マトの街に入りその日は休む事にした。
 しんみりの身体にしみる、果実水を飲みながら何故、魔王 ゴン太達の家族はこんなろくでもない世界に、喜んで参戦したのだろうかと、あの人魂をみて思ったのだった。

メーベル
「イキリ散らかしたかった?
 カザト様の言う、テンプレ勇者生活ができると思っていたのではないですか?」

 カザトの言う、テンプレ勇者。
 修行しなくても、絶大な力を管理者神が勇者に与えて楽に修行せずに、魔王を倒してハーレム作って、ウハウハ?

 ふと、気がついた。

 は???
 フェイク(フロンダーパ)って、テンプレ勇者の(仮)管理者神(見習い)版じゃね?と、再認識した。

 つい、口から出てしまった言葉。

 それを聞いた、定食屋の他の客や入ってきたラッド国王やバッカー達も目が点になっていた。

「バトルフィールドアナウンスです。
 テンプレ邪神、またはテンプレ・フロンダーパ。
 いいワードです。
 次から、使用させていただきます。」

 は?

 カザトも、目が点になった(笑)
感想 20

あなたにおすすめの小説

TS転移勇者、隣国で冒険者として生きていく~召喚されて早々、ニセ勇者と罵られ王国に処分されそうになった俺。実は最強のチートスキル持ちだった~

夏芽空
ファンタジー
しがないサラリーマンをしていたユウリは、勇者として異世界に召喚された。 そんなユウリに対し、召喚元の国王はこう言ったのだ――『ニセ勇者』と。 召喚された勇者は通常、大いなる力を持つとされている。 だが、ユウリが所持していたスキルは初級魔法である【ファイアボール】、そして、【勇者覚醒】という効果の分からないスキルのみだった。 多大な準備を費やして召喚した勇者が役立たずだったことに大きく憤慨した国王は、ユウリを殺処分しようとする。 それを知ったユウリは逃亡。 しかし、追手に見つかり殺されそうになってしまう。 そのとき、【勇者覚醒】の効果が発動した。 【勇者覚醒】の効果は、全てのステータスを極限レベルまで引き上げるという、とんでもないチートスキルだった。 チートスキルによって追手を処理したユウリは、他国へ潜伏。 その地で、冒険者として生きていくことを決めたのだった。 ※TS要素があります(主人公)

倒した魔物が消えるのは、僕だけのスキルらしいです

桐山じゃろ
ファンタジー
日常のなんでもないタイミングで右眼の色だけ変わってしまうという特異体質のディールは、魔物に止めを刺すだけで魔物の死骸を消してしまえる能力を持っていた。世間では魔物を消せるのは聖女の魔滅魔法のみ。聖女に疎まれてパーティを追い出され、今度は魔滅魔法の使えない聖女とパーティを組むことに。瞳の力は魔物を消すだけではないことを知る頃には、ディールは世界の命運に巻き込まれていた。

S級冒険者の子どもが進む道

干支猫
ファンタジー
【12/26完結】 とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。 父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。 そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。 その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。 魔王とはいったい? ※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~

緋色優希
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

少し冷めた村人少年の冒険記 2

mizuno sei
ファンタジー
 地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。  不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。  旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。

勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました

まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。 その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。 理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。 ……笑えない。 人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。 だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!? 気づけば―― 記憶喪失の魔王の娘 迫害された獣人一家 古代魔法を使うエルフの美少女 天然ドジな女神 理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕! ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに…… 魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。 「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」 これは、追放された“地味なおっさん”が、 異種族たちとスローライフしながら、 世界を救ってしまう(予定)のお話である。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。