転移した異世界が無茶苦茶なのは、オレのせいではない!

どら焼き

文字の大きさ
112 / 630
第4章 バボン王国・聖カルッティ王国乱闘編

第111話 用のステータスプレートの謎

しおりを挟む
  


  用がダンジョン攻略と、ゆみさんのレベリングをしていた頃、頭をかかえて困っている方々(かたがた)がいた。


   天界の中央管理システム部である。

【マルダス中央管理システム乗っ取り事件捜査本部】
 なる、どう見ても警察の捜査本部である看板が立っていた。

 なぜ(・・; …?

 まず、第1に本来の管理者が行方不明になっている事。
 まず、第2にもう一人の管理者補助の者の名前すら不明になっている事。
 そして、第3にもう一人、後に管理者候補とリハビリ?目的?で、管理者補助の項目でマルダス担当になる予定の者が、いた事。
 である。

(補足です。神様は一柱単位で数えられますが、わかりやすいように天界人の会話などで人単位で表記する事が多々あります。)


 そして、システム部では乗っ取られた間の記録解析は、実は終わっていた。
 そう!終わっていたのである。
 では、なぜ用のステータスプレートが表示されないのか?
 なぜ復旧していないのか?
 実はシステム部の最後責任者が、胃薬を飲みだした原因がこれである。
 マルダスシステムと同じもので再現実験したのだが、用のステータスプレートだけが表示エラーを起こすのである。
 
 わからない!わからないよ~!
 なんて声が技術部からも聞こえてくる。

 だいたいステータスプレート制なんて、地球のラノベでの異世界観であり、そんなゲームみたいな表示されるわけない。
 HPバーだけが表示される世界は、昔はあったが今は廃止されてもうない。

 マルダス世界には、ステータスプレート制などなかったのである。
 誰だ!こんなプログラミングをしたのは!
 そこから、調査が始まりプログラミングした者達のうち3人ほど行方不明になった。

 怪しい。
 (?)の正体も、人質(管理者神と、見習い)がいるような状態では強く出られない。

 今日は、かなり上の部署からの緊急視察だ。
 困った。重要な知らせがあるみたいだ。…

 胃が痛い…


       
 天界のかなり上の部署の方

 『はい、よく調査を頑張ってくれてますね。マルダス世界崩壊は、回避できましたか。』


システム部最高責任者

 「はい、なぜかあの世界は安定したのです。これもわかりません。」
 『安定した理由は、わかっています。
 まずマルダス世界の成り立ちから、説明しなければなりません。』

 『マルダスは表向きは、もともと地球からのどうしても馴染めない者達の避難場所として、作られました。
 実は違うのですが。』

 『しかし、ある時からある方を天界に呼ぶためと、そろそろ管理者になってもらおうとする意思の元に、マルダス管理システムが作られました。システムは私達の分身の劣化コピーを元に作られました。』

 「!!」

 『そうです。この報告書の第3の事は、心配しなくてもよいとの上からの言葉です。』

 「はい。わかりました。」

 『そうですね。今の名前は用賀 用ですね。
 あの方がいるから、前よりもマルダス世界が安定したのですよ。』

 「では、あの、システムがかかりっきりにサポートするのは?」

 『はい♪全く問題ありません♪
 むしろ、もうすぐあなた方の直接介入も許可されます。』

 「地球の管理者の方々も出陣したいと、要望書が来ているのですが。」

 『はい、調整中ですが、もうすぐ動きます。』

 『用さんは、前世?今はトップシークレットなので詳しく言えませんが、かなり大昔から地球で重要な仕事をしていました。』

 『管理者にならないか?と天界から誘いが来た時、まだまだ地上でやることがある。と言って自分に封印をかけ、力の一部を神宝玉に封印したのです。』

 『それが、システム管理部から盗まれていた、超神宝珠であり(?)が乗っ取りに使っていた力の元でした。』

 「え!」

 『だから、(?)の術も絶対神格防御も、用さんの前には意味が無かったのです。』

 「では、原因不明のレベルアップ時の頭痛は?」

 『恐らく、封印をレベルアップによって破壊している時に発生しているのでしょう。』

 「あと、ステータスプレートが表示されないことで悩んでいるとの報告がありましたがどうしましょう。
 新OSに換えても無理でした。」

 『私も見ていましたが、神格が出始めてますから特殊なパッチプログラムをつけられるように上に、要望します。』

 『あなた方も、用さんに管理者になってもいいな~なんて思うように対応してください。』


 「はい。では、用様呼びで?」

 『それでいいと思います。』 

 「あと、スキルブックが使えない問題は(?)の不正防止のため付与は原則廃止して、自力で編み出すシステムに移行すると、説明しましょうか?」

 『そうですね。それでいいと思いますよ。
 本来の用さんのスキルをコピーしたものが、かなりあるみたいですし、強制的に付与したら魂が持ちません!
 今、大戸 ゆみさんとの会話で、魂の負担を知ったみたいですから、その話をおりまぜて話して見ては?』

 「はい。」



 明かされた用のヒミツ。

 用 自身はまだ知りません。

 あと、用は人間です。管理者ではないです。

 今のところは。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

魔法筆職人の俺が居なくなったら、お前ら魔法使えないけど良いんだよな?!

川井田ナツナ
ファンタジー
俺は慈悲深い人間だ。 だから、魔法の『ま』の字も理解していない住民たちに俺の作った魔法筆を使わせてあげていた。 だが、国の総意は『国家転覆罪で国外追放』だとよ。 馬鹿だとは思っていたが、俺の想像を絶する馬鹿だったとはな……。 俺が居なくなったら、お前ら魔法使えなくて生活困るだろうけど良いってことだよな??

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!! 2巻2月9日電子版解禁です!! 紙は9日に配送開始、12日発売! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)

最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。

棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。

神々の間では異世界転移がブームらしいです。

はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》 楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。 理由は『最近流行ってるから』 数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。 優しくて単純な少女の異世界冒険譚。 第2部 《精霊の紋章》 ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。 それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。 第3部 《交錯する戦場》 各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。 人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。 第4部 《新たなる神話》 戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。 連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。 それは、この世界で最も新しい神話。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。 【あらすじ】   異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。  それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。  家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。  十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。   だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。  最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。  この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。  そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。  そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。  旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。 ☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。 ☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

処理中です...