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第10章「幻夢晴れて現れる、壊れた虚構」編
第571話 付録話その1 悪夢(ゆめ)を…みたもの その1
しおりを挟む時は遡る!
南米大陸太平洋岸の上空を飛んでいた戦艦クソデスは、ステルスシールドに当たってくる謎の荷電粒子の波がレーダー波だとわかり大騒ぎになった!
こちらのステルスシールドが、役に立っていないと言うことが、わかったからだ!
戦艦クソデスの艦長は、戦慄する。
つい最近、謎の巨大戦艦(テンアトミックランドの事)に全力攻撃をかけて、見事破れ太平洋に戦艦クソデスは、沈んだのだから!
部下達に対して、偏向シールドが演算コアのパワー制限で半分しか性能を発揮できなかったと、王は言ったが実はフルパワーで対応していた!
そう!完敗なのだ!
では、修理出来たからって、パワーアップしているのかと言うと、全くしていない!
それで、得意のステルスシールドも駄目だったって事になれば?
美味しい的になってしまうことに決定だ!
だが!こんな不幸な艦長を、天界は見捨てなかった?
情報ウインドウに、ブリスベンのフロント皇女が、二人の女に土下座しているじゃないか!
あの女はオレがまだ軍人ではなく、貴族学生ヲはしていた頃に、付き合おうと交際を申し込んだ時に、さんざん容姿の事でバカにしやがって振りやがった、とんでもない高飛車な女だとはっきりと記憶している!
そして、ゲス!でクズ!な皇女だと言うことは、公然の認識だ!
それが、土下座?
精霊王・妖精王全てと契約して、武力でも強いあの女が土下座だと!
ありえねーーー!
だが、やっている!
これは、どういうことか?
負けたな!
強すぎるプライド!
強すぎるクズメンタル!
深すぎるゲスの業!
これが、崩壊したに違いない!
チャンスだ!
このチャンスを活かすのだ!
恐らく、フロント皇女は全力で戦えまい!
そこに、オレが魔導生体装甲でフルパワーを使い横槍を入れてしまえば、フロント皇女暗殺が成立する!
五星隊も、あのカベーゲロ大佐すらも昔(旧地球時代)失敗した、フロント皇女暗殺を成功させれば、
万年…いや!数億年大佐だから…
億年大佐なんて、地位に我慢していたオレにやっと、素晴らしい王族への道が開けると言う事だ!
なに?
あのフロント皇女が、二人の女に負けたのだから、二人の女がいなくなってからの方が、暗殺できるのでは?
今、戦艦クソデスは撃破の危機に陥っているのだよ!
もう、撃って出るしかないの!
恐らく、得意の魅力で総司令官の地位を既に獲得しているフロント皇女を暗殺すれば、指揮系統は混乱して、南極大陸戦の救援作戦も成功する可能性が高くなる。
つまり!戦闘の分岐点なのだよ!
そして、止める馬鹿な副艦長のヤッテラ・レ・ネーに言ってやった!
「オレがフロント皇女を暗殺して、王女を娶って王族になる!」
そして、出撃した!
部下はついてこなかった!
後で、シバキ殺してやる!
いや…死ねないから無理か…
まぁいい!
まずは、フロント皇女暗殺だ!
ブリスベンに着いた…
「魔導生体装甲!出力最大!フルパワー!
喰らえ!ポイズン・クローーーーーー!」
ドカス!
しまった…
簡単過ぎて、力の限り撃ち込んだから、フロント皇女の身体は粉々になったかな?
まぁ、DNA鑑定すればいい!
と、思ったら一瞬目の前が慢真っ黒になった?
アレ?
魔導生体装甲のコックピットのモニターは?
いきなり目の前が鮮明になって、フロント皇女が土下座している。
アレ?なぜオレは、床に寝てる?
ガス!
左こめかみに、何かで踏まれた!
クソ!
これは、学生時代にフロント皇女にやられたぞ!
そして、何故か口から出たのが…
「クソフロント!貴様を許さん!」
だった。
そして、意識が無くなったようだ。
気がついたら、縄で簀巻きにされて部屋に転がされていた。
魔導生体装甲が、ボロボロにされて庭に転がっていた。
目の前で、火の精霊王が喚いている!
フロント皇女が土下座している。
だから、フロント皇女につい言ってしまった。
「ブ○」
フロント皇女が、こちらを向いた。
いつの間にか、オレは氷漬けになったらしい。
だか死ねないから、むーーだ!
「ブ○」と、ずっと言ってやる!
□□□□□□□□□□□□□□□□□
次回、「戦艦クソデスの勇姿」です。
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