3 / 61
3.領都
しおりを挟む
3.領都
昨日は、よく寝られなかった。
壁に穴を開ける夢だ。
嫌な雰囲気の夢なのだけど。
今日は[祝福の儀]の日だ。
予定よりも早いけど、宿の料金を考えると早めに終わらせるつもりらしい。
[祝福の儀]は、領都にある教会で行われるのだけど、その教会の前にはすでに別の村の列ができていた。
リーフ達は、最後尾の扱いだ。
で、この教会の中にはこの世界を作られたという女神様の御姿の像があるという。
そして、一人一人貴族とは順番とかは変わるけど、しっかりと祝福でスキルが一人一つ以上授けられるということを、教会から順番待ちの間に修道女さんが話している。
さて、段々と列は進んで行くと前の様子が見えてきた。
泣いている他の人村の子供とか見える。
「貴様! このベラボー家に生まれて、なんだこのスキルは!
貴様は、追放だ!」
貴族の子供だろうか?
父親に蹴られて、石畳に叩きつけられて血が流れていたが、放置されている。
貴族の父親は、騎士達を連れてどこかに行ってしまった。
うわ!
だけど教会の横に並んでいる人が、少女を、 運んで行ってしまった。
「貴様! 我がベラボー最強のこの私の子供なのに、こんなカススキルしか無いのか!
貴様は、廃嫡だ!失せろ!」
ガン!
今度は、少年だ。
父親らしき派手な男に、裏拳で立たれて教会の壁に激突して地面に叩きつけられた。
ベラボー家って、え?父親とおもわれる男は別人だった。
周りで見ていた人達のヒソヒソ話で、少女の方は子爵のベラボー家。少年の方は男爵のベラボー家だ。
村長の息子ガリ
「あ~、確かに両方ともベラボー家と言っていたな。
貴族様にも、階級ってやつがあるのだよ。
下から、雑兵爵、騎士爵、男爵、子爵、伯爵、侯爵と辺境伯、そして、公爵。
で一番上が王様だ。
家名(名字)が同じって事は親戚とか一族ということだよな。」
なるほど。
で、貴族だと[祝福の儀]で、先程この世界で生きていくために、女神様が授けてくださる祝福のスキルが、貴族基準に満たなかったら殺されるのか?
と、つい口に出ていた。
村長の息子ガリ
「ら、らしいな。つまりだぞ、ハンターでSランクになるはずのオレは、王族が多い公爵様の姫様か、王女様を娶るのは決まっているが、子供が貴族の基準のスキルを授けられなかったから、まさか、婿養子の俺まで追放なのか。」
え?
決まっている?
確か去年村長は、食料難なのに無茶苦茶村から食料を回収させて、戦争中の領主の辺境伯様に食料を送った功績で雑兵になったとか言っていたけど、ソレって雑兵爵という貴族階位のことだよね。
ハンターのSランクって、どういうランクなのだろう?
よくわからない僕は、いきなりガクブルしているガリを見ながら、[祝福の儀]の順番を待っていた。
歓声が上がる。
門の側にいた、何かの紋章をつけた男が手に持ったハンドベルをしきりに鳴らすと、鎧を来た騎士を連れたお役人風の男が、教会に走って行った。
どこかの村の子供を挟んで、我が家の騎士にふさわしいとか、誰かと言い争っている。
どうも、良スキルと呼ばれるものを授かったらしく、騎士にスカウトされているみたいだ。
あ~、アレが良スキルを授かった奴なのか。
そして、ついに僕達の番になった。
村長の息子ガリは、スキル下級剣術
ガリの従兄弟のゲリは、スキル 盾術
隣の幼馴染の女の子ボヘは、スキル火魔法
商店のむすめトトは、スキル回復魔法(弱)を筆頭に2~3のスキルを授かっていた。
他の奴らもスキル重量軽減とか、スキル大根栽培とか、農業耕作(弱)とかいろいろだったな。
最後にリーフの番がきた。
教会の司祭様
「よくぞ来たリーフよ。さぁ女神様に今日この日まで、この荒廃した世界で生きて来れた感謝のお祈りをして、この水晶玉に手を置きなさい。」
手を乗せたら、玉が光り目が眩む!
『…✲∨□△≠#&$?![$%』
よくわからない言葉?
目が光で視力がまだ戻らない。
やっと、視力が戻った時に司祭様は首をかしげていた。
え?とうした?
司祭様
「うむ、スキル ハッパ。
聞いたことが無いスキルじゃな。
スキル辞典でも、該当するスキルはない。
は行だと、スキル吐く位しかないな。
ユニークスキルとか言われなかったか?
まぁいい。
今日は、これにて終了だ。」
よくわからないスキルらしい。
どういうスキルかわからない。
ガリ達が、向こうの方で何か話し合っていたみたいで、やってきた。
村長の息子ガリ
「スカウト人も来なかったということは、良スキルではなかったのか。
よし、今からハンターギルドに登録をするぞ。
お前のよくわからないスキルでも、ハンターギルドなら何かわかるかもしれないな。」
僕は、ハンターにはならずに村に帰ると言うと、ガリ達に囲まれて無理矢理ハンターギルドに引きずり込まれた。
全く人の話を聞かないガリに疲れた僕は、なんとかして逃げようとしたがだめだった。
隣の幼馴染の女の子ボヘが言うには、村長が各家に辺境伯軍に食料を送るから、食い扶持を減らすために全員ハンターにさせるようにって、命令していたらしい。
初耳だけど!
だけど、ハンターギルドの美人な受付嬢のお姉さんは、その事を知っていたらしい。
そして、無理矢理ガリ達とハンターパーティーを組まされる事になってしまった。
ハンターギルドの鑑定玉という魔道具で、[祝福の儀]後のステータスをもう一度鑑定して、間違いが無いか登録内容を確認しての登録となった。
ハンターギルドの登録試験は、今回は村長の命令と、領主様の食料調達の為の処置としてのハンター登録義務の命令があって、免除らしい。
義務って…。
ついでに、ハンターギルドでのステータス鑑定玉で再鑑定してもらったが、やはり僕のスキルは(ハッパ)としか書いてなかった。
しかも、だった一つだけだった。
受付嬢 メイさんからの説明では、ハンターの個人ランクもパーティーランクも同じで、下の方からG→F→E→D→C→B→A→AA→S→SSとなるらしい。
一番上はSSランク。
Aランクから騎士爵扱い。
AAランクで、男爵扱い。
Sランクで、子爵扱いらしい。
AAランクパーティーでは、ドラゴンとの戦闘とかに指名クエスト(依頼)を指定されるという。
各ランクにクエストが割り振られていて、個人なら同ランククエスト(依頼)。パーティーで一つ上のクエストが受注することができる。
クエスト(依頼)を失敗すると罰金。
連続で失敗すると降格。
だけど、成功を積み重ねたら昇格すると言うことを聞いて、その日は宿に帰ることにした。
パーティー名はガリズ
村長の息子28男 ガリ ジョブ剣士
スキル 剣術 身体強化 俊足
村長の兄の息子33男 ゲリ ジョブ盾使い
スキル 守備強化 身体強化 重量増大
村の魔法少女22女 ボヘ ジョブ魔法使い
スキル 火魔法 魔力操作 魔力増大(弱)
村民23女 トト ジョブヒーラー
スキル 回復魔法(弱) 魔力増大(弱)
そして、僕リーフ。
リーフ ジョブ 斥候兼荷物持ち
スキル ハッパ
全員レベル1
生命力とか、魔力値とかのステータスの値は出ていのだが、[祝福の儀]の後のレベル1の時は、全員全ての値は幸運以外10と決まっているのだ。
その日から、パーティーガリズは活動することになった。
昨日は、よく寝られなかった。
壁に穴を開ける夢だ。
嫌な雰囲気の夢なのだけど。
今日は[祝福の儀]の日だ。
予定よりも早いけど、宿の料金を考えると早めに終わらせるつもりらしい。
[祝福の儀]は、領都にある教会で行われるのだけど、その教会の前にはすでに別の村の列ができていた。
リーフ達は、最後尾の扱いだ。
で、この教会の中にはこの世界を作られたという女神様の御姿の像があるという。
そして、一人一人貴族とは順番とかは変わるけど、しっかりと祝福でスキルが一人一つ以上授けられるということを、教会から順番待ちの間に修道女さんが話している。
さて、段々と列は進んで行くと前の様子が見えてきた。
泣いている他の人村の子供とか見える。
「貴様! このベラボー家に生まれて、なんだこのスキルは!
貴様は、追放だ!」
貴族の子供だろうか?
父親に蹴られて、石畳に叩きつけられて血が流れていたが、放置されている。
貴族の父親は、騎士達を連れてどこかに行ってしまった。
うわ!
だけど教会の横に並んでいる人が、少女を、 運んで行ってしまった。
「貴様! 我がベラボー最強のこの私の子供なのに、こんなカススキルしか無いのか!
貴様は、廃嫡だ!失せろ!」
ガン!
今度は、少年だ。
父親らしき派手な男に、裏拳で立たれて教会の壁に激突して地面に叩きつけられた。
ベラボー家って、え?父親とおもわれる男は別人だった。
周りで見ていた人達のヒソヒソ話で、少女の方は子爵のベラボー家。少年の方は男爵のベラボー家だ。
村長の息子ガリ
「あ~、確かに両方ともベラボー家と言っていたな。
貴族様にも、階級ってやつがあるのだよ。
下から、雑兵爵、騎士爵、男爵、子爵、伯爵、侯爵と辺境伯、そして、公爵。
で一番上が王様だ。
家名(名字)が同じって事は親戚とか一族ということだよな。」
なるほど。
で、貴族だと[祝福の儀]で、先程この世界で生きていくために、女神様が授けてくださる祝福のスキルが、貴族基準に満たなかったら殺されるのか?
と、つい口に出ていた。
村長の息子ガリ
「ら、らしいな。つまりだぞ、ハンターでSランクになるはずのオレは、王族が多い公爵様の姫様か、王女様を娶るのは決まっているが、子供が貴族の基準のスキルを授けられなかったから、まさか、婿養子の俺まで追放なのか。」
え?
決まっている?
確か去年村長は、食料難なのに無茶苦茶村から食料を回収させて、戦争中の領主の辺境伯様に食料を送った功績で雑兵になったとか言っていたけど、ソレって雑兵爵という貴族階位のことだよね。
ハンターのSランクって、どういうランクなのだろう?
よくわからない僕は、いきなりガクブルしているガリを見ながら、[祝福の儀]の順番を待っていた。
歓声が上がる。
門の側にいた、何かの紋章をつけた男が手に持ったハンドベルをしきりに鳴らすと、鎧を来た騎士を連れたお役人風の男が、教会に走って行った。
どこかの村の子供を挟んで、我が家の騎士にふさわしいとか、誰かと言い争っている。
どうも、良スキルと呼ばれるものを授かったらしく、騎士にスカウトされているみたいだ。
あ~、アレが良スキルを授かった奴なのか。
そして、ついに僕達の番になった。
村長の息子ガリは、スキル下級剣術
ガリの従兄弟のゲリは、スキル 盾術
隣の幼馴染の女の子ボヘは、スキル火魔法
商店のむすめトトは、スキル回復魔法(弱)を筆頭に2~3のスキルを授かっていた。
他の奴らもスキル重量軽減とか、スキル大根栽培とか、農業耕作(弱)とかいろいろだったな。
最後にリーフの番がきた。
教会の司祭様
「よくぞ来たリーフよ。さぁ女神様に今日この日まで、この荒廃した世界で生きて来れた感謝のお祈りをして、この水晶玉に手を置きなさい。」
手を乗せたら、玉が光り目が眩む!
『…✲∨□△≠#&$?![$%』
よくわからない言葉?
目が光で視力がまだ戻らない。
やっと、視力が戻った時に司祭様は首をかしげていた。
え?とうした?
司祭様
「うむ、スキル ハッパ。
聞いたことが無いスキルじゃな。
スキル辞典でも、該当するスキルはない。
は行だと、スキル吐く位しかないな。
ユニークスキルとか言われなかったか?
まぁいい。
今日は、これにて終了だ。」
よくわからないスキルらしい。
どういうスキルかわからない。
ガリ達が、向こうの方で何か話し合っていたみたいで、やってきた。
村長の息子ガリ
「スカウト人も来なかったということは、良スキルではなかったのか。
よし、今からハンターギルドに登録をするぞ。
お前のよくわからないスキルでも、ハンターギルドなら何かわかるかもしれないな。」
僕は、ハンターにはならずに村に帰ると言うと、ガリ達に囲まれて無理矢理ハンターギルドに引きずり込まれた。
全く人の話を聞かないガリに疲れた僕は、なんとかして逃げようとしたがだめだった。
隣の幼馴染の女の子ボヘが言うには、村長が各家に辺境伯軍に食料を送るから、食い扶持を減らすために全員ハンターにさせるようにって、命令していたらしい。
初耳だけど!
だけど、ハンターギルドの美人な受付嬢のお姉さんは、その事を知っていたらしい。
そして、無理矢理ガリ達とハンターパーティーを組まされる事になってしまった。
ハンターギルドの鑑定玉という魔道具で、[祝福の儀]後のステータスをもう一度鑑定して、間違いが無いか登録内容を確認しての登録となった。
ハンターギルドの登録試験は、今回は村長の命令と、領主様の食料調達の為の処置としてのハンター登録義務の命令があって、免除らしい。
義務って…。
ついでに、ハンターギルドでのステータス鑑定玉で再鑑定してもらったが、やはり僕のスキルは(ハッパ)としか書いてなかった。
しかも、だった一つだけだった。
受付嬢 メイさんからの説明では、ハンターの個人ランクもパーティーランクも同じで、下の方からG→F→E→D→C→B→A→AA→S→SSとなるらしい。
一番上はSSランク。
Aランクから騎士爵扱い。
AAランクで、男爵扱い。
Sランクで、子爵扱いらしい。
AAランクパーティーでは、ドラゴンとの戦闘とかに指名クエスト(依頼)を指定されるという。
各ランクにクエストが割り振られていて、個人なら同ランククエスト(依頼)。パーティーで一つ上のクエストが受注することができる。
クエスト(依頼)を失敗すると罰金。
連続で失敗すると降格。
だけど、成功を積み重ねたら昇格すると言うことを聞いて、その日は宿に帰ることにした。
パーティー名はガリズ
村長の息子28男 ガリ ジョブ剣士
スキル 剣術 身体強化 俊足
村長の兄の息子33男 ゲリ ジョブ盾使い
スキル 守備強化 身体強化 重量増大
村の魔法少女22女 ボヘ ジョブ魔法使い
スキル 火魔法 魔力操作 魔力増大(弱)
村民23女 トト ジョブヒーラー
スキル 回復魔法(弱) 魔力増大(弱)
そして、僕リーフ。
リーフ ジョブ 斥候兼荷物持ち
スキル ハッパ
全員レベル1
生命力とか、魔力値とかのステータスの値は出ていのだが、[祝福の儀]の後のレベル1の時は、全員全ての値は幸運以外10と決まっているのだ。
その日から、パーティーガリズは活動することになった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。
棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣
織部
ファンタジー
ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。
背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。
母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。
セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。
彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。
セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。
「セラ、ウミ」
「ええ、そうよ。海」
ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します!
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚…
スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて…
気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。
愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。
生きていればいつかは幼馴染達とまた会える!
愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」
幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。
愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。
はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる