9 / 61
9.領都ベラボーでは。(主人公お休み)
しおりを挟む
9.領都ベラボーでは(主人公お休み)
時は、リーフを裏切ったガリ達がハンターギルドで報告をした次の日になる。
ベラボー辺境伯領 領都ベラボー
ハンターギルド 領都ベラボー支部
受付嬢メイとベロアは、表向きは通常運転をしていたが、職員達はサブギルトマスターがいないことをハンター達にもギルトマスターにもバレないようにして、業務をこなしていた。
そんな時、受付嬢ベロアはギルトマスター室に呼ばれる。
襲われた時の為に、爆破魔石を隠し持ってギルトマスター室に向かった。
本来、そんな武器を持ってのギルドマスター室に入る事は禁止だが、残った職員達は黙認した。
それほど、ギルドマスターに対して警戒しているのだ。
受付嬢ベロア
「入ります。ギルドマスターどうされました?」
ギルドマスター ワッタ
「おかしい!おかしい! ここ一週間近くの記憶がない! 正確に言うと10日前からだ!
10日前の業務の内容は、わかるか?!」
受付嬢ベロア
「ハイ。 え~、Cランクパーティー ガリズのCランク、規定クエスト全完全達成によってのガリさんからのランクアップ申請が入りました。
パーティー ガリズとしての成績は、この支部始まって以来の好成績です。
規定通り、ハンターギルド本部と王国内統括本部の王都支部に通知して、王都でのランクアップ試験に入る予定でしたが、王都での王族の争いによる騒動で王都支部での試験のしばらくの停止によって、ギルドマスターが直接クエストを指定する事になりました。
ガリさんに、ギルドマスターが直接クエストを言うと言ってギルドマスター室で3時間ほど話されていたのは、職員全員しっております。
それが、10日前の事です。
9日前は、ギルドマスターは休暇の日でいつもの酒場で暴れて、苦情が来ておりました。
8日前ほ、パーティー ガリズをギルドマスター自ら出発を見届けました。
その後、ギルドマスターは近くのC級の[チワーターの巣窟]のダンジョンに行かせたと言っており、ハンター達も聞いております。
その言葉を、商業ギルド長も聞いております。
そして商業ギルドとの、魔石取引相場の相談とドロップ品の取引ですね。
7日前は、領主様に呼ばれて1日中会談でした。
6日前は、薬師ギルドとポーションの取引と会談。
5日前から3日前は辺境伯領主様とともに、砦に向かっておりました。
2日前は、休暇を取られました。
そして昨日は、王都支部に辺境伯領に高ランクハンターの派遣要請をして、ガリズのリーフさん殺害クエストの報告を受けました。」
ギルドマスター ワッタ
「高ランクハンターの派遣要請?
昨日していたのか。これか。確かにしているな。
あの、ガリが理由のわからないクエスト報告の前まで、全く覚えていない。
どういう事だ。 商業ギルドとの定期会談とかは、予定通りやったのか。
く、ガリ達を呼んでこい!どういう事か口を割らせないと!
それから、[死出のダンジョン]に調査の派遣するパーティーは、決まったか?」
受付嬢ベロア
「全員、Sランクダンジョンは無理だと言われて拒否されました。
この支部に、Sランクパーティーは今いません。
王都に応援を呼ぶしかないです。
え~、ガリさん達は今も救護院で意識不明の重体です。
ギルドマスター自らのアックスアタックが決まって、防具全損の全身打撲状態です。」
ギルドマスター ワッタ
「わかった。 それで、あの昇格クエスト票は、魔道具鑑定でも本物だったのだよな。
内容調査は? 確かに第3王子がこの支部に来る。だがこの資料だと王家で派遣が決定したのは、3日前だ!
おかしいだろ!なぜ10日前のクエスト票に決まってもない事が、書かれている。」
受付嬢ベロア
「それを書いたのは、ギルドマスターです。
職員全員、第3王子派遣を知ったのは3日前。それだけが、事実です。」
知らないはずの事が書かれたクエスト票。
謎が謎を呼んでいた。
その日の夕方。
テイムされた魔獣による、超特急馬車で王都にやってきたサブギルドマスターは、王都のハンターギルドに報告した。
王都ギルドマスター ブッチャー
「なんだってー! くそ!王都は王子達の後継ぎ争いで、すでに軍事衝突が起こっているのだよ!
わかってる?面倒事は、困るの。
それを、何もなかったかのように解決するのが貴様らの仕事だろうが!
なに! そういう問題ではない?!
は? 10日前の魔法インクで書かれたクエスト票だと?
どういう事だ! つまりだな占い師でもない、予言師でも教会の神託を受ける司祭でもない奴が、後継者争いの軍事衝突で第3王子が、単身派遣される事が書いてあるのか。
おかしいな。まさか、ワッタの奴は王家の争いに加担しているのか?
わかった。ギルドから不祥事を出すわけにはいかん。
Sランクパーティーを派遣して、すぐに解決させるぞ!わかったな!
殺されたくなかったら、黙って見ておけよ!」
王都のギルドマスター ブッチャーは隠蔽するみたいですね。
時は、リーフを裏切ったガリ達がハンターギルドで報告をした次の日になる。
ベラボー辺境伯領 領都ベラボー
ハンターギルド 領都ベラボー支部
受付嬢メイとベロアは、表向きは通常運転をしていたが、職員達はサブギルトマスターがいないことをハンター達にもギルトマスターにもバレないようにして、業務をこなしていた。
そんな時、受付嬢ベロアはギルトマスター室に呼ばれる。
襲われた時の為に、爆破魔石を隠し持ってギルトマスター室に向かった。
本来、そんな武器を持ってのギルドマスター室に入る事は禁止だが、残った職員達は黙認した。
それほど、ギルドマスターに対して警戒しているのだ。
受付嬢ベロア
「入ります。ギルドマスターどうされました?」
ギルドマスター ワッタ
「おかしい!おかしい! ここ一週間近くの記憶がない! 正確に言うと10日前からだ!
10日前の業務の内容は、わかるか?!」
受付嬢ベロア
「ハイ。 え~、Cランクパーティー ガリズのCランク、規定クエスト全完全達成によってのガリさんからのランクアップ申請が入りました。
パーティー ガリズとしての成績は、この支部始まって以来の好成績です。
規定通り、ハンターギルド本部と王国内統括本部の王都支部に通知して、王都でのランクアップ試験に入る予定でしたが、王都での王族の争いによる騒動で王都支部での試験のしばらくの停止によって、ギルドマスターが直接クエストを指定する事になりました。
ガリさんに、ギルドマスターが直接クエストを言うと言ってギルドマスター室で3時間ほど話されていたのは、職員全員しっております。
それが、10日前の事です。
9日前は、ギルドマスターは休暇の日でいつもの酒場で暴れて、苦情が来ておりました。
8日前ほ、パーティー ガリズをギルドマスター自ら出発を見届けました。
その後、ギルドマスターは近くのC級の[チワーターの巣窟]のダンジョンに行かせたと言っており、ハンター達も聞いております。
その言葉を、商業ギルド長も聞いております。
そして商業ギルドとの、魔石取引相場の相談とドロップ品の取引ですね。
7日前は、領主様に呼ばれて1日中会談でした。
6日前は、薬師ギルドとポーションの取引と会談。
5日前から3日前は辺境伯領主様とともに、砦に向かっておりました。
2日前は、休暇を取られました。
そして昨日は、王都支部に辺境伯領に高ランクハンターの派遣要請をして、ガリズのリーフさん殺害クエストの報告を受けました。」
ギルドマスター ワッタ
「高ランクハンターの派遣要請?
昨日していたのか。これか。確かにしているな。
あの、ガリが理由のわからないクエスト報告の前まで、全く覚えていない。
どういう事だ。 商業ギルドとの定期会談とかは、予定通りやったのか。
く、ガリ達を呼んでこい!どういう事か口を割らせないと!
それから、[死出のダンジョン]に調査の派遣するパーティーは、決まったか?」
受付嬢ベロア
「全員、Sランクダンジョンは無理だと言われて拒否されました。
この支部に、Sランクパーティーは今いません。
王都に応援を呼ぶしかないです。
え~、ガリさん達は今も救護院で意識不明の重体です。
ギルドマスター自らのアックスアタックが決まって、防具全損の全身打撲状態です。」
ギルドマスター ワッタ
「わかった。 それで、あの昇格クエスト票は、魔道具鑑定でも本物だったのだよな。
内容調査は? 確かに第3王子がこの支部に来る。だがこの資料だと王家で派遣が決定したのは、3日前だ!
おかしいだろ!なぜ10日前のクエスト票に決まってもない事が、書かれている。」
受付嬢ベロア
「それを書いたのは、ギルドマスターです。
職員全員、第3王子派遣を知ったのは3日前。それだけが、事実です。」
知らないはずの事が書かれたクエスト票。
謎が謎を呼んでいた。
その日の夕方。
テイムされた魔獣による、超特急馬車で王都にやってきたサブギルドマスターは、王都のハンターギルドに報告した。
王都ギルドマスター ブッチャー
「なんだってー! くそ!王都は王子達の後継ぎ争いで、すでに軍事衝突が起こっているのだよ!
わかってる?面倒事は、困るの。
それを、何もなかったかのように解決するのが貴様らの仕事だろうが!
なに! そういう問題ではない?!
は? 10日前の魔法インクで書かれたクエスト票だと?
どういう事だ! つまりだな占い師でもない、予言師でも教会の神託を受ける司祭でもない奴が、後継者争いの軍事衝突で第3王子が、単身派遣される事が書いてあるのか。
おかしいな。まさか、ワッタの奴は王家の争いに加担しているのか?
わかった。ギルドから不祥事を出すわけにはいかん。
Sランクパーティーを派遣して、すぐに解決させるぞ!わかったな!
殺されたくなかったら、黙って見ておけよ!」
王都のギルドマスター ブッチャーは隠蔽するみたいですね。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる