異世界勇者召喚失敗か?

どら焼き

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第2章 要塞建築編

第51話何を考えているのやら4 そんなチョロい存在だと思っていたのかよ!

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第51話何を考えているのやら4 そんなチョロい存在だと思っていたのかよ!

  異世界115日目 まだ昼です。

 外に出た三人。ふう~。ミレーヌさんはルンルン状態。
 ウン。すっごく美人な人が仲間になった。
 そして、マリーナとリーナにも言った。
 え?従者スキルでわかった?なるほど。

 その頃、実はレオラルド国王の使者は、国王の娘だと、ゲロさせた(元お嬢様組)。
 や、やるな!さすが!

 使者は、自分が人質になるとか言ったが、今回の聖大教会帝国の暴力沙汰とか、宣戦布告をした過ちの為に、人質として残ることになったと、マリーナが説明する。

 さてと、ここはその瀕死の勇者国王を助けに行くと見せかけて、勇者ジョブスキルを直接調べに行く事にするか。
 そして、[異世界クソ勇者達の王国の公式な処刑]を条件にもってきた。
 ウン?すっごく魅力がある提案だな。
 ほー、なかなかな人材が集まっているのか?あの国王は、人望があるらしい。
 
 聖皇 ダホア・ド・ハエマオも処刑か。わかった。断る理由はない。

 使者(第1王女)と共に、レオラルド国王に向かうことになった。


異世界116日目 昼
 
レオラルド国王

 レオラルド国王の使者からの報告が来て、騒然となる王宮。
 なんと、使者が柱にくくりつけられていたのが発見されたのだ。
 すぐに、オテンバ王女の犯行だとわかった。
 そして、その報告には[異世界クソ勇者達の王国の公式な処刑]が役にたったと、書いてある。
 しかも、聖皇 ダホア・ド・ハエマオの処刑も用意をしろとかいてある。

 しかも、オオベに何とか説得したのは、アークシスターだったというのだ。アークシスターは、自ら残ったという。
 だが、なぜ決して難航不落というアークシスターが残ったのかは不明。

 勇者達の監禁は、何とか続いている。
 聖皇 ダホア・ド・ハエマオには常に監視をつけていた。
 
異世界117日目 夕方

 なんとか、閉門までにレオラルド国王の王城についた。
 すぐに、王城大広間にとおされる。

宰相
「よく、おいでくださいました。と、言いたいが、ヒィー!」
 ガン!

 使者(王女)が、剣をぬいて、鞘を宰相に投げつけた!

使者(王女)
「コラ!貴様!アークシスターが、クソな事をしてきたボケ共(勇者国王や地元勇者やその他多数)の為に何とかしたのに、それを潰す気か!」

 大臣たちは黙った。

「本来なら、宣戦布告をしてきた勇者国王の救援をするつもりはなかったが、アークシスターのこれまでの積み重ねてきた徳をみて、話は聞くことにした。
 その結果、[異世界クソ勇者達の(罪人達の)王国の公式な処刑]を自らするというのか?
 そして、クソ(聖皇 ダホア・ド・ハエマオ)を消して世を正すというなら、協力はしよう。」

 大臣たちの半数は、暗い顔だな。つまり反対派?

 すぐに、現場(勇者国王の寝室)に向ったが、魔瘴気がかなり漂っているな。
 魔導師達が倒れる。
 へ~、自らの魂からの意欲であれに立ち向かうか?
 は~。やれやれ。手にファイヤーボールを出して留めて魔瘴気を焼く!

 は?と大臣たちは、全員びっくりしていた。
 光魔法と水魔法で回復魔法をかけて倒れた魔導師達から魔瘴気をすべて取り出して焼く!
 
 床にある魔方陣が壊れかけだ。
 どこから魔力を流していたのか聞いて、すぐに魔方陣を理解した。

 そして、すぐに[掌握]によって魔瘴気を集め風魔法で集めたように見せてその後に焼いた。

 あの時、食らったあのハムスターの一撃で、内蔵はすべて破裂している。
 そこに魔王達の毒とか、魔境魔法鑑定でみえるので、すべて傷口から見えるモノを物理的に取り出していく。

 目に見えて、勇者国王から沸き立つ魔瘴気が減っていくので、全員声を出さずに見守る。
 すべて鑑定で見えるだけのモノを取って、今度は、[再生 掌握 水魔法 土魔法]のこれまでで一番良かった組み合わせの回復方法で何とか、心臓とかから内蔵を復元させていく。

 何だ?この血の塊は?

鑑定
 血栓 放置してるとヤバい

 鑑定の説明がすっごくわかりやすいな~。
 掌握で、細胞の隙間を開けて取り出していくのが疲れるよ。
 は?大動脈瑠だと? 斬って再生させると治らないか?
 とりあえず血の塊をとってヒールかけて細胞をよみがえらせて、治していく。
 く、図書館でマンガの神様の医療モノの作品読んでなかったら、ゲロ吐いて逃げていた状態だぞ!
 お前!マンガの神様に礼拝ぐらい後でしておけよ!
 と、心で叫びながら鑑定して、魔境魔法鑑定もして、くまなく治していく。
 あ~、疲れるな~。耳の裏に毒を打たれた跡があるな?毒も抜いておくか。


異世界118日目 朝

 オペは終わった!と言ってもいいよな?医者免許はないけど!

 すーすー勇者国王が寝ているな。

 特級鑑定師も、泣いて喜んでいた。
 ふ~、人に恵まれたな。この国王。
 さてと、では今からフェスティバルだな。この苦労の対価か…。まぁ、奴らの[異世界クソ勇者達の王国の公式な処刑]が、実行するかどうかが、これからの方針が決まる。というか決める。
 
異世界118日目 昼

 宰相が、難しい顔をしてやって来た。
 「異世界召喚勇者達と、聖皇 ダホア・ド・ハエマオが、あなたと会わるらしいです。許してやると言ってます。良かったですね。」

「おい!罪人共の処刑をするという引き換え条件で、あの宣戦布告をした勇者国王を助けたが、貴様らはそういう物事を捻じ曲げる悪魔に外道共か!」

 宰相
「貴様!この国に逆らうとどうなるか!わか…。」

 いい終わる前に、スキル[掌握]を使う。
 うるさいだけ!やはり約束を反故したか。
 えー、魔法契約のこの契約書に魔力を通すのか!よし!完了!

 ギヤーー!
 と王宮から叫び声がした。
 ハイ、魔法契約違反が確定されました。もっと魔力をこめるか!

 ギヤーー!と城の外から聴こえる。?何かもっと魔力を込めよう!
 ギヤーー!と、更にひどくなる。

 しばらくして発狂したように宰相が、涙目でオレを見るが、あれ?鏡に写ったオレの姿に、ヤベ!となった。
 肩から赤い燃えるような霧が発生していたからだ。

 魔導師たちが、震えていた。
 精霊魔導師ってジョブの魔導師副団長のエルフの人が震えていた。そして、土下座し始めた。
 「この国の根性はよくわかった。罪人共はどこだ!」怒鳴ってやると、誰か走ってきた。

宰相
「そ、その」

「お前達、逃がしたのだな。」と、大臣に少し電撃を食らわせたら、大臣「魔族との戦闘になると、勇者戦力がいるのだ!間違った事はしていない!教会にいえ!我々は間違ってない!」
という事を行ってきたので、すべて[掌握]だけしておいた。

 既に勇者スキルの特性とか、よくわかった。
 間違いなく、この話しには裏がある。まぁ奴らを追いかけさせて処刑するか、この城を攻撃するのもいいが、裏がわかるまで泳がせるしかないのも、腹が立つが平穏な生活を手に入れる為だ。
 ここは我慢だ。

 王女がフラフラになって出てきて、王太子だと思われる奴も出てきたが、一言いっておいた。

「使者や、宰相が詐欺外交をした以上わかっているな。まぁ逃げた聖皇は知らんが、お前たちの事を思って身を投げた者を踏みにじったのだ。
 お前達は許さんが、こちらにも計画が有るから生かして置いてやる。」と、いっていたときに、それは起こった!

次話予定
 はい、主人公を苦しめていた奴らの登場です!

 
 
 

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