異世界勇者召喚失敗か?

どら焼き

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第2章 要塞建築編

第63話 ブリントン王国大戦3 勇者?みたかな?

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第63話 ブリントン王国大戦3 勇者?みたかな?

異世界161日目 深夜 2時

 眼の前飛んでいるのは、魔王アオダイショウ
 レオラルド王国は、城の有るエリアで火の光がよく見える。
 クソ召喚勇者達が敗走しているのが見えた。
 だが、ヘビ軍団に囲まれてしまったな。まぁ勇者なのだから頑張れや!

魔王アオダイショウ
「カパッ!」
 あ、熱死光線だな。すると突然魔王アオダイショウの頭が爆発して3つになって口から熱死光線を発射した!
 が、その時急降下して、やつの胴体に見えていた魔力探知で光る所と光る線を胴体を横に斬った!

 魔王アオダイショウの2つの頭が魔力バランスが崩れて自爆!そして、胴を斬った方をまた自爆するのかと、おもったが尾の方が魔力が高い!
 頭の方が爆発しようとした時、[掌握]して、見たらやつの魔力を取り出せた!それを尾の方に投げつけて爆発させた。
 上の頭の方は収納した。尾から再生したアオダイショウに、更に横に真っ二つにする。そして、同じようにした。

 爆発して尾から再生する魔王アオダイショウ。
 大分サイズが小さくなったな。
 
魔王アオダイショウ
「あーー!」
 魔境魔法鑑定! 自爆モード

 斬ったよ。もう徹底的に!
 魔石だけ残して、やつは自爆した。オレは魔石だけ回収しめ、高速離脱。[能力]での念力浮遊の方が、[掌握]よりも早く飛べるな。

 ドドドドドドーーーーーーーー!
 でかいキノコ雲が発生する。もう夜だ。帰ろう。
 すぐに、地下魔導都市タウリーンに帰った。

[異世界間災害指定モンスター 魔王ブルーデススネイク ランダーの討伐が確認されました。ヤッター! 経験値が入ります。スキルチケットが贈呈差れます。トラブルがありますと、福袋が送られます。]

[スキル(体験学習)が発動されます。威力3倍のレベルが上がりました。進化して威力10倍となります。]

 疲れたな。後は勇者に任せて寝よう。今日は頑張ったよ。オレ。


 異世界162日目 昼

 食事して、動向をみる。冒険者ギルド新聞は、ある程度把握していた。
 3魔王討伐を確認していたのだ。さすがだな。
 そして何と、レオラルド王国から、新聞で救援要請が出ていた。誰に出しているかは書いてない。
 優秀な宰相さんが頑張れや!
 オレは放置する事に決めていた。そして、闇魔法の魔導書を書架から出して、[掌握]を使って理解することにした。

ナツ(聖女Ver.)
「嫌がっていた、[掌握]読みを進んでするとは。」

「あの魔王アナコンダが使ったのだったか?尾にまとわりついた闇魔法の結果がこれだ!
 両手剣が溶かされていた、というよりも侵食という方がいいのかもしれない。
 闇魔法を習得したけど、この魔法を知らないとあの黒い魔王ヘビには歯が立たない気がするから今のうちに使い方だけでも頭に入れておく。それから、もしテーブル街から連絡が来ても疲労で、休憩中だといっておいて!」
 そして、すぐに積極的に闇魔法の知識を頭にいれる。

 魔力は魔導都市に流して貯蓄する。
リーナ達は、魔王ヘビの動向と、聖大教会帝国の神殿を見張っている状態だった。

異世界163日目 早朝

 そして、ついにレオラルド王国の新宰相達はプライドを捨てた。
 冒険者ギルド・レオラルド王国支部から通信魔導具を使って緊急救援要請がテーブル街のギルド支部に出た!が、ここでテーブル街のギルドマスターは悩む!迷う!頭痛に苦しむ!!

 前回の勇者国王治療詐欺の事と、そして、国境の壁の構築によるテーブル街の住民の、領主が誰であるかの意識の変化だ。
 ギルドマスターも、国境壁をみてオオベが領主であると、意識せざる得なかった。
 出入り口も無い国境壁が、完全に勇者国王治療詐欺に対する怒りを表している。

 そして、深夜の夜中に空を飛んでオオベが帰ってきたのをみていたギルドマスター。

 怒らせるのは得策ではない。
 すぐに、門前町と統治者(お嬢様組)に連絡をさせた。
 そして、ギルド本部にも連絡。虚偽の可能性の確認だ。
 そして、レオラルド王国支部に虚偽の可能性が有るために、救援を求めるなら本当だという証拠と保証を出せとだけ言って通信を切る。

 ものすごく乱暴なやり方だが、勇者国王治療詐欺をやったレオラルド王国の宰相のやり方もひどいので、許されなければいけないだろう。
 
異世界163日目 昼

 レオラルド王国支部から、ついに「速く救援に来い!」とか、上から目線の連絡がテーブル街の冒険者ギルドにきた。
 そのたびに、(救援を求めるなら本当だという証拠と保証を出せ!)と職員に返答させるギルドマスター。そして、門前町にも報告させるが、上から目線の救援要請が繰り返し来るようになる。

 それは既に地下で戦闘準備を進めていた、オオベたちも把握していた。
 3魔王の鉱物化した、部下達の素材を採取して、あるものを作っていたのだ。
 鉱物化したものは、すべて魔導都市の材料に使われている。

 銅、銀、金、チタン、黒鋼(鉄で魔力が濃い)、ミスリル、アダマンタイト、ルビウム、デルタライト(高度11相当 ダイヤよりも硬い 異世界産) ダイヤモンド(高度10) など計約3500万ひき分の素材(魔王除く、何があるのかわからないので、残り2匹の魔王討伐まで空間収納内で封印中。)約200トンの鉱物素材を用意していた。

異世界163日目  夕方

 テーブル街の冒険者ギルドの通信魔導具から、やっとレオラルド王国の新宰相達の悲鳴が聞こえてきた。だが、向こうもオオベの怒りがどこまですごいのか、やっとわかりだした?程度で、まだ右斜め上の目線だ。
 そんな冒険者ギルドに、オオベが直接やって来た。

ギルドマスター
「す、すいません領主さま!」

 あ、そうか!テーブル伯爵が王都の方が良いと言って離脱したから、オレが領主か。

「テーブル伯爵の街からの離脱は残念だった。しかし仕方ない。食料も滞りなく供給したのに、こんな仕打ちをする奴らよりも、これからの事を見て、慕ってくれる者を全力で守る事にする。」

 そこに、また通信魔導具で上から目線での救援要請だ。

「嘘をつけ!宰相がオレの力なんていらないと、豪語したよな!なら言葉通り実行しろ!」

 あ~、言っちまったけど、もう言うか。
「オレみたいなやつはいらないのだろ?もう詐欺られるのもお断りだ!」と言って通信を切ったら、また通信の呼び出しをしてくる。

 放置することにした。すると今度はギルド本部から通信が来た。
 
本部職員
「ギルドランクも上げます。報酬もこちらで保証します。お願いいたします。レオラルド王国に救援を!手遅れになる前に救援を!」

「断る。と言っても、そこまでキツくしない。まずは詐欺でない証拠として、宰相の処刑。そして、前の報酬のクソ召喚勇者達の処刑だ!
 前宰相は国家の信用問題だ!やれ!レオラルド王国の現場にいるのだから、辞めましたとか通用しないぞ!やれ!それが国家の信用問題だと言うことだ!」

 国家の信用問題。コレは冒険者ギルド云々ではなくて、国家がオオベを騙した。が、オオベは国家を持った。国家間問題になったのだ。
 既に聖大教会帝国は、アークシスターが95%の権力者となっていて、レオラルド王国が全面的に悪いと判断していると言う声明をだした。
 なので、教会が介入しないのが決定。
 すぐに、本部はレオラルド王国に言うと言うしかなかった。

 やっと、テーブル街のギルドの通信魔導具が沈黙した。

 
 
 
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