異世界勇者召喚失敗か？

第４章 魔王と邪神が怖がり逃げ出す者。

第123 話 え？どう言う事？何故か拝まれる。4

第123 話　え？どう言う事？何故か拝まれる。4

帰還5日目（異世界295日目）　午後7時

　余震がまだ続く。
　そして、扉が開いた。

　ん？

　どこかで見たような～人だよな…？
　あ！官房長官！（最近見たから、覚えていた。）
　どこかで見たような人は総理大臣だった。
　そして…。
　
総理大臣
「あ、主様！おかえりなさいませ。」

　は？？？？？？？？

ナツ（女神Ver.）
「いや～、地下だから思いっきり、気力を開放したら自我が吹っ飛んだらしくて！」

　え？？

　表の奴らは、ナツに総理大臣達が制圧というか、自我が折られたと知るや、とりあえずの処置として封印することにしたという。

　あれ？
　これって…。別の意味でやばくないか？
　まぁ、状況的に制圧しないといけない事態だ。
　次だよ。おそらくだけどあの白く輝く部屋にいた、2意志の存在の口ぶりだと魔王討伐をするように、持ってくるよな～。

　どうする？
　軍事政権なんてお断りだ。
　だが、政権が変わったからとか言っても、責任からは逃げられない。
　つまりだな、今の政権は魔王の大軍を討伐しないといけない。
　税金をとっているからには、当たり前だ。
　まず、［掌握］でこいつらの呪術もすべて封印した。

　さぁ！　すべての呪いもきれいにしましょうね！

　ギャー！とか言っているが、騙されてはいけない！
　御乎幤（おおべ）を［裏切りった］のだから、あとはすべて自分達でする！
　そして、御乎幤（おおべ）には押し付けない！
　そして、この非常事態は事態だから、報酬問題は１年待ってやる。
　そうそう！ここからが更に大事だな！
　ナツの戸籍を作れ！
　そして、俺達のこれからの生活を邪魔するな！

内閣総理大臣
「は、ハイ御乎幤（おおべ）さま！」

　う～ん、まぁ今はここまでにしておくか。
　さてと、やらないといけないことがある。
　まず、（お嬢様組）の異世界に言っている間の地位の回復とかしないといけない。
　そして、次は向こうの世界での役に立つものを、調べないと！
　知識チートは、まず反動がデカいという事もある程度わかる。
　種を100円ショップとかで買い集める。
　特に野菜だ！
　そして、その次は主食の米！
　水が無いところでも育てるので、陸稲。
　そして、次は小麦！
　いろいろやることが出てくるな。

　家に帰ることにした。
　だが、どうもおかしい。誰かに見られているよな？

　それに、家もボロボロにされていたから、建て直すか？
　空間部屋で休むことにした。

　さて、ステータスも確認するか。

　メールだ。
　お嬢様組とナツは風呂に行った。

　オレはメールを開く。
　拝啓　御乎幤（おおべ）の代表者である大縁　増田（おおべ　ますた）様。
　貴方のステータスは、［中層部の元担当者　デカンラー］によって強制的に凍結されていましたが、ついに崩壊してしまいました。
　修復は不可能です。
　しかし、魔王は復活してしまいました。
　あなたは知りませんので、先に情報提供しますが、某国が核を既に300発使いましたが破れまして、ほぼ占領されました。
　核も効かないとわかり、アメリカは駐屯はしていますが、戦力を残すつもりです。
　よって自衛隊では、討伐も不可能なので、動ける者が動くしか無い状態になりました。

　ステータス画面が無しの状態でも戦闘はできるので、頑張って下さい。

　
　廃棄ボタンはどこだ？
　なんだこれ？
　（承認しました。）というボタンがある。
　これ、どこか触れたら、ボタンを押したことになる詐欺だよな！
　
　触るな！考えろ！
　外に出て、御乎幤（おおべ）流の新技の新月の祓いで斬ってみた！

　スポンッ！とゴミ箱に入るように黒い穴の中に消えて行った。

　さて、もう一度ステータスを開こうとすると、メンテナンス中という表示になっていた。
　もう一度斬ってみた。

　すると、今度はやっとスキル　リアライズの画面になったのだけど、何をやらせるつもりか！
　ふ～、とやっと安心して、空間部屋に入った。


　総理官邸

「無理だ。某大国が消えた。自衛隊であの魔王や大妖怪には、勝てない。」

官房長官
「元陰陽寮所属の者達は、全滅しました。
　呪術師達も行動不可能だと。」


　天界では？
　中層部
　
　で？御乎幤（おおべ）は？

　寝たようです。

　は？

　その…、あの（無理やりメール）は斬られました。無理です。

　報酬を書かなかったからだよな？すぐに渡す報酬とか用意しなかったからだ！もう詐欺ばっかりだったからな、燃え尽きたのかもな。

　では、どうするつもりだ！

　責任を誰が取るかと、そして、どう我々が動くかだな～。

　待ってくれ！誰が責任を取るのだ！
　
　彼があの世界で討伐した魔王達の報酬も、考えないといけないぞ！

　確かにな。だが、一族を蘇らせろ？歴史が無茶苦茶になるぞ！

　じゃあ、泣き寝入りしてくれって土下座しに行くか？

　蘇らせろって、要求は引かないだろうな。

　特に両親と、親戚の六郎とその家族か。

　え～、その六郎の家族は［裏切り者］組です。因果応報ですね。死んだことに成っていましたが実は生きてました。
　そして、魔王に食われました。

　六郎は？

　その、何故かわかりませんが、火葬されたはずの肉体があるのです！
　それに、勝手に建てられた墓もなくなってました。
　今、中層部の資料を確認しています。

　大変だ！六郎の世界で、我々が生き返らせる事を、不当に拒否したとして、我々が関与できなくなっている。

　上層部から帰りました！タイヘンです！六郎に地球帰還を諦めさせる計画を実行できましたが、それを不当計画と認定されてしまい、関与禁止とあの計画を（魂の昇段試験）として、認定されました。

　ハァ？？？？？
　なぜだ！

　あの、我々が討伐を邪魔したとして、怒っていた第5世界監理者課が、あのケムケムの討伐の事で、御乎幤（おおべ）の事を聞いて、六郎養護にまわりました。

　は？？

　他の課も、我々の要請書を返して来ました。

　ハァ？

　それと上層部から、御乎幤（おおべ）の一族は、5000人位はいるはずだから、久しぶりにあって交渉したいと…！

　ハァ？

　え？上層部に、大縁　増田（おおべ　ますた）の事は？

　報告するわけないだろ？した途端に俺達全員は、課ごと降格だよ。

　ハァ？

　ハァハァうるさい！
　もう、六郎を生き返らせて、実質的な人質作戦は取れないな。

　なら、両親は？

　それが、天界の名簿にないのですよ。

　え？まさか、不当に地獄に？

　今、調べてますが…なんとも言えません。

　帰ってきました！ありません！地獄名簿にもありません。

　どういう事だ！


　怒鳴り会いが始まった。


　そのころ24 区の空間部屋では。

「あ！そうだ！地球に帰ってきたから、師匠の所に行くか！六郎兄の所にも行きたいけど、ひょっとしたら、ナツの身体の問題の何か知っているかもな。」

ナツ（女神Ver.）
「師匠様ですか？（え？だけどあの剣術とかスキルの使い方って、教えてできるものでは無いですよね。だけどなぜ主様が、白い部屋？で人間なら5分がリミットなのに、何時間も抵抗できたのか？は、確かに変です。）」
　


　謎が謎を呼ぶ。