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第40話 ルーファスとのお買い物
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リアがそんなことを考えていると、店員と奥の方へ行っていたルーファスが戻ってきた。
「これ、リアに似合うと思ったんだけど、どうかな?」
銀色のきれいな髪飾りだった。
つたと花をモチーフにした繊細な彫刻にところどころ青い小さい石がはめ込まれてるバレッタだ。
「わあ、きれい!」
思わずリアも感嘆の声をあげた。
「気に入った?」
ルーファスに聞かれ、リアは反射的に頷いた。
「髪の毛を下ろしてつけてみて。」
高そうだし、買ってもらうわけにはいかないけど、一回つけるくらいいいよね。
二度と来ることがないと思うと、誘惑に負けてしまい、ルーファスの言う通りにおさげをほどいた。
「メガネもはずして。」
ルーファスはそう言うと、メガネをはずしたリアの後ろにまわり、左右から少しずつ髪の毛をすくいパチンとバレッタをつけてくれた。
「うん、可愛い。似合ってるよ。じゃあ、これお願いします。」
いつの間にか近くに来ていた店員にルーファスが声をかけた。
えっ、ちょっと待って。
すごく可愛いとは思ったけど、買うとは言ってない・・・。
「先輩、こんな高価そうなもの・・・」
リアは断ろうと声をあげたが、ルーファスに一蹴されてしまった。
「私がこれをリアにあげたいと思ったんだから、気にしないでくれ。仕事を手伝ってくれたご褒美と思ってくれたらいい。」
リアがルーファスに口で勝てるわけがない。
ムニャムニャ言っている間に、ルーファスは購入の手続きを済ませてしまった。
「ありがとうございます・・・。大切にします。」
そして銀色のバレッタをつけたまま店を出ることとなった。
絶体なくさないようにしなきゃ。
万が一、返してくれって言われたら弁償とかできないし。
リアが心の中でそんなことを考えていたら、急に馬車が停止した。
ルーファスに促されるまま馬車に乗り込んだが、てっきりそのまま学院に帰ると思っていたのだ。
「どうしたんですか?」
「前から一回行ってみたいと思っていたカフェが、近くにあったんだ。リア、カフェにつきあってくれる?」
「カフェ?」
買い物で少し疲れたので、その提案は魅力的だった。
店に入ると、そのまま個室に案内された。
んっ?と思っていると、様々なケーキやスコーンなどが綺麗に盛り付けられた3段のスタンドが運ばれてきた。
見たことのない数々のお菓子にリアは目を丸くした。
「これ、今、王都で一番話題のお菓子らしいよ。ピエール・エミルの新作。」
「ピエール・エミル・・・」
シンシアが言ってたお店だ。
彼女はそういった流行りものに敏感なのだ。
”一般学生には高級すぎて手が出ないんだけど、すごく素敵なお菓子なの。いつか食べてみたいなあ。”
そう、確かシンシアはそう言っていた。
エリザベス様といいルーファス先輩といい、大金持ちの方たちって後輩にこういう事をしてあげるのが普通のことなのかしら。
なんだか自分の感覚の方がおかしいような気がしてきて、リアは深く考えることを放棄した。
せっかくピエール・エミルに来てるんだから楽しもう!
「これ、リアに似合うと思ったんだけど、どうかな?」
銀色のきれいな髪飾りだった。
つたと花をモチーフにした繊細な彫刻にところどころ青い小さい石がはめ込まれてるバレッタだ。
「わあ、きれい!」
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ルーファスに聞かれ、リアは反射的に頷いた。
「髪の毛を下ろしてつけてみて。」
高そうだし、買ってもらうわけにはいかないけど、一回つけるくらいいいよね。
二度と来ることがないと思うと、誘惑に負けてしまい、ルーファスの言う通りにおさげをほどいた。
「メガネもはずして。」
ルーファスはそう言うと、メガネをはずしたリアの後ろにまわり、左右から少しずつ髪の毛をすくいパチンとバレッタをつけてくれた。
「うん、可愛い。似合ってるよ。じゃあ、これお願いします。」
いつの間にか近くに来ていた店員にルーファスが声をかけた。
えっ、ちょっと待って。
すごく可愛いとは思ったけど、買うとは言ってない・・・。
「先輩、こんな高価そうなもの・・・」
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「私がこれをリアにあげたいと思ったんだから、気にしないでくれ。仕事を手伝ってくれたご褒美と思ってくれたらいい。」
リアがルーファスに口で勝てるわけがない。
ムニャムニャ言っている間に、ルーファスは購入の手続きを済ませてしまった。
「ありがとうございます・・・。大切にします。」
そして銀色のバレッタをつけたまま店を出ることとなった。
絶体なくさないようにしなきゃ。
万が一、返してくれって言われたら弁償とかできないし。
リアが心の中でそんなことを考えていたら、急に馬車が停止した。
ルーファスに促されるまま馬車に乗り込んだが、てっきりそのまま学院に帰ると思っていたのだ。
「どうしたんですか?」
「前から一回行ってみたいと思っていたカフェが、近くにあったんだ。リア、カフェにつきあってくれる?」
「カフェ?」
買い物で少し疲れたので、その提案は魅力的だった。
店に入ると、そのまま個室に案内された。
んっ?と思っていると、様々なケーキやスコーンなどが綺麗に盛り付けられた3段のスタンドが運ばれてきた。
見たことのない数々のお菓子にリアは目を丸くした。
「これ、今、王都で一番話題のお菓子らしいよ。ピエール・エミルの新作。」
「ピエール・エミル・・・」
シンシアが言ってたお店だ。
彼女はそういった流行りものに敏感なのだ。
”一般学生には高級すぎて手が出ないんだけど、すごく素敵なお菓子なの。いつか食べてみたいなあ。”
そう、確かシンシアはそう言っていた。
エリザベス様といいルーファス先輩といい、大金持ちの方たちって後輩にこういう事をしてあげるのが普通のことなのかしら。
なんだか自分の感覚の方がおかしいような気がしてきて、リアは深く考えることを放棄した。
せっかくピエール・エミルに来てるんだから楽しもう!
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