俺のノンフィクション

高城

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ノンフィクションだぜ!

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嫁との出会いは正直、最悪だった、と思う。

SNSなんて言葉が流行るなんて夢にも思わなかった頃の話。

当時の彼女に振られたんだよね、重いってさ。俺は20でそんときの彼女は17だったかな。
正直、俺は付き合う=結婚って考えで生きていたんだよね。誰かの人生の一部を俺のために無駄にして欲しくなかったし、軽く恋愛するとか意味分からなかったし。

告白された時は悩んだよね、未成年だしね。俺はずっと兄貴として接していたしね。
だけど、その子の誠実な気持ちが伝わって来たんだよ。怖い夜に付き合って朝まで話したりとか、その他色々、その子にとっては、そのときは理想の男性だったんだんだろうね。

その当時仲良かった女友達に相談したんさ、こんな感じでコクられたー、て。

したらさ、あんたがいいなら付き合ったらって言われたの。

その女友達もさ、その直前かな、俺のこと好きだって言ってくれたんだよ。俺も好きだったんだね。

だけどさ、その女友達も昔、その当時の進行形でね、他に好きな、本当に好きな人がいたんだよね。許されない関係だけどね。
だけど、俺はそれ知ってても好きだった、だろうね、今思うと。
本当は女友達と、いや、女友達を幸せにしてあげたかったんだなぁ。ちょうどワールドカップな年かな。二人で深夜電話しながらワールドカップ見てた。 俺は笑ってて欲しかったんだよね。

そんなこんなで、どんなこんなかわからんけど、妹だー、と思ってた子と付き合いだしたわけ。

あれだなぁ。男が全部そうかは知らんけど好きだった女の思い出に悪い事ってないね!

俺のが年上だけど、そんな感じも全然しなくて楽しかったなぁ。
俺が泣いた時も慰めるでもなく、話してくれて嬉しかったなぁ。

で、その彼女とも別れが来たわけ。一年位かな、俺が全部出しすぎたんだよね。
別れる前の喧嘩の理由、神がいるか、いないか、だったわ。
まぁ、いろいろ重いよねー。

俺は目に見えないものが信じることが出来なくて、大切な人が死んでも祈る先が無くて、手を合わせることが出来なかったんだよ。今も出来ないけどさ。

それで喧嘩?で、愛想尽かされたね。

その時、言えなかったけど本当に思った、グズだと思うけど、そんな俺を好きになってくれたんじゃなかったんだね、て。

わぁ!グズい!俺!

嫁との出会いは後々書こうかな。
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