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4︰ジュンビ
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〈兵藤陸〉
朝起きたらメールが五十件きていた。全部が同じ人からで全部同じ内容だった。
「りっくん!駅前の銅像前にて待ってます。
~あなたの絵里より~」
言いたいことはわかった。しかし一回でいいじゃないか。
まぁいい、とりあえず返事しておくか。
「OK。十三時に駅前で集合でいいか?」
と打って朝ごはんでも食べようかと立ち上がった瞬間に返事がきた。
「わかった。ちなみにデートではないからね!」
ア、ハイソウデスカ
ていうか返信早いな!
そして朝ごはんを食べ、洗濯をし、家の掃除をしてる間に気づけば時刻は十二時を回っていた。
「あ、やばそろそろ行かねば。」
〈駅前〉
急いで出たものの現在の時刻は十二時三十分。
微妙にはやくついてしまった。
「さて、どうしようかな…ってあれは」
俺が見たのは銅像の前に仁王立ちで構えているアホな俺の彼女だった。
~三十分前~
〈日向絵里〉
「どうしよう、楽しみだからってはやく来ちゃったなぁ」
そういって時計を確認しても時刻は十二時。
残りの一時間をどう過ごしましょうか
「とりあえず飲み物でも買いに行きますか。」
そう言って近くの自動販売機に行って最近お気に入りの紅茶を購入し、銅像前に戻りました。
「あぁ、なんか急に緊張してきたなぁ。初デートだもんなぁ。いやでもデートじゃないのかな?」
まぁそんなことはどうでもいいでしょう。
しかしながら周囲の視線が気になります。
なんででしょう。まぁ、堂々としてますか!
~現在~
〈兵藤陸〉
絵里、目立ってるな、もとから美人な分余計にだろう。
とりあえずこのまま放置はまずいので近づいて話しかけてみる。
陸「えーと、絵里さーんどうしたんですかー?
」
絵里「きゃっ!りっくんかぁビックリしたなぁ~っていうか早かったね。」
陸「俺もビックリだよ。彼女がデートの待ち合わせで仁王立ちしてるんだから、決闘かと思ったよ」
絵里「いやぁそれはそのぉ…だからデートじゃなくて!」
陸「じゃあなんのために呼び出したんだ?」
絵里「それはですね!修学旅行の準備のためです!」
…なるほどな、それでか。
絵里「ちなみにメグちゃんとカー君も誘ってあるから!」
カー君は昔からの海斗への呼び名で、メグちゃんは…多分成瀬のことだろ。
陸「そうなんだ。じゃあ待ちますか。」
絵里「あ、そのことなんだけど、二人との集合時間は二時になってます。さぁなんででしょう!」
と、突然なんだ?頭を強く打ったのかな?この子は
陸「わからん、自分が遅れることを予想して?」
絵里「ちがいますぅ!私はそんなにドジじゃありません!」
ドジではあると思うけどなぁ…
まぁそこはいいだろう。
陸「で、理由は?」
絵里「二人きりで回りたいから!」
なんと、そこまで頭が働くとは、成長したな絵里。
陸「なるほどね。ならはやく行こ、どこいくの?」
絵里「えーっとね、まだ決めてない!」
くそぅ、最後の最後で残念だ。
絵里「あのね、りっくんと一緒に決めたいなぁって…」
そう言って俺の彼女は上目遣いでこちらを見てくる。
くそぅ、可愛い…
絵里「あ、あそこに行きたい!」
陸「あそこ…ね、久しぶりだね。」
絵里「うん、今から楽しみだよ!」
そうして俺と絵里のデパートデートが始まった。
朝起きたらメールが五十件きていた。全部が同じ人からで全部同じ内容だった。
「りっくん!駅前の銅像前にて待ってます。
~あなたの絵里より~」
言いたいことはわかった。しかし一回でいいじゃないか。
まぁいい、とりあえず返事しておくか。
「OK。十三時に駅前で集合でいいか?」
と打って朝ごはんでも食べようかと立ち上がった瞬間に返事がきた。
「わかった。ちなみにデートではないからね!」
ア、ハイソウデスカ
ていうか返信早いな!
そして朝ごはんを食べ、洗濯をし、家の掃除をしてる間に気づけば時刻は十二時を回っていた。
「あ、やばそろそろ行かねば。」
〈駅前〉
急いで出たものの現在の時刻は十二時三十分。
微妙にはやくついてしまった。
「さて、どうしようかな…ってあれは」
俺が見たのは銅像の前に仁王立ちで構えているアホな俺の彼女だった。
~三十分前~
〈日向絵里〉
「どうしよう、楽しみだからってはやく来ちゃったなぁ」
そういって時計を確認しても時刻は十二時。
残りの一時間をどう過ごしましょうか
「とりあえず飲み物でも買いに行きますか。」
そう言って近くの自動販売機に行って最近お気に入りの紅茶を購入し、銅像前に戻りました。
「あぁ、なんか急に緊張してきたなぁ。初デートだもんなぁ。いやでもデートじゃないのかな?」
まぁそんなことはどうでもいいでしょう。
しかしながら周囲の視線が気になります。
なんででしょう。まぁ、堂々としてますか!
~現在~
〈兵藤陸〉
絵里、目立ってるな、もとから美人な分余計にだろう。
とりあえずこのまま放置はまずいので近づいて話しかけてみる。
陸「えーと、絵里さーんどうしたんですかー?
」
絵里「きゃっ!りっくんかぁビックリしたなぁ~っていうか早かったね。」
陸「俺もビックリだよ。彼女がデートの待ち合わせで仁王立ちしてるんだから、決闘かと思ったよ」
絵里「いやぁそれはそのぉ…だからデートじゃなくて!」
陸「じゃあなんのために呼び出したんだ?」
絵里「それはですね!修学旅行の準備のためです!」
…なるほどな、それでか。
絵里「ちなみにメグちゃんとカー君も誘ってあるから!」
カー君は昔からの海斗への呼び名で、メグちゃんは…多分成瀬のことだろ。
陸「そうなんだ。じゃあ待ちますか。」
絵里「あ、そのことなんだけど、二人との集合時間は二時になってます。さぁなんででしょう!」
と、突然なんだ?頭を強く打ったのかな?この子は
陸「わからん、自分が遅れることを予想して?」
絵里「ちがいますぅ!私はそんなにドジじゃありません!」
ドジではあると思うけどなぁ…
まぁそこはいいだろう。
陸「で、理由は?」
絵里「二人きりで回りたいから!」
なんと、そこまで頭が働くとは、成長したな絵里。
陸「なるほどね。ならはやく行こ、どこいくの?」
絵里「えーっとね、まだ決めてない!」
くそぅ、最後の最後で残念だ。
絵里「あのね、りっくんと一緒に決めたいなぁって…」
そう言って俺の彼女は上目遣いでこちらを見てくる。
くそぅ、可愛い…
絵里「あ、あそこに行きたい!」
陸「あそこ…ね、久しぶりだね。」
絵里「うん、今から楽しみだよ!」
そうして俺と絵里のデパートデートが始まった。
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