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死闘は暗闇の中で
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「まいったなあ、女の人に泣かれると断れないんすよね」
明るく、冗談を言うようなユーマさんの声でした。えっ? 私、いつから
泣いていたのでしょう。涙を拭うと、周りの肌が少しかさついてました。
嫌ですわ。暗い場所とはいえ、酷い顔をしていないと良いですけれど。
「じゃあ一回だけ確認しますけれど、レプリーさん、怪我……はしてない
のは確定として。本当に、大丈夫なんですね?」
「え、ええ。大丈夫ですわ!」
「わかりました! まあ、ちゃんと一回は外に出たわけですし。でも――
もしお爺さんに怒られるときは、一緒にお願いしますね」
ザシュッ、と洞窟へと入る小さな一歩の音と共に、出るときとは全く逆の
感覚が体を包みます。空気が一気に澱むようなものでした。
「うおっと。あれ、そっか。これ降りるのは前に抱えていると危ないな。
すいません、一旦降りてもらって、おんぶに変えても良いっすか?」
ハッと今更に気付きます。
「い、いえ。ごめんなさい気付かなくて! 私ってば、ずっと身をお任せ
してしまってましたけど、重かったですわよね。歩けますので、降ろして
下さって大丈夫ですわ!」
でもさすがユーマさんというか、男性の力ってすごいですわね。人を一人
背負って階段を上るって、想像しただけで疲れそうなものでした。それを
今まで少しも息をきらせることもなく――え、やっぱりすごすぎません?
「いや、全然重くなかったっすよ。これお借りしてましたから」
私をそっと座らせて下さるかたちになる直前に、何かがするりとお尻から
引き抜かれました。? 途端に少し肌寒く感じましたけれど、暗がりの中
よく見えません。くしゃりとした布か皮っぽい素材の何か……服の代わり
ではなかったのですね。って――
「あ」
「あ、もしかして。服……」
はらりと、上半身が下着だけになってました。ちゃんと後ろを留めきれて
なかったからですわ! よく見えないはずですし、そもそもユーマさんに
でしたら見られても構いませんけれど、はしたないのは恥ずかしいです。
「ご、ごめんなさい。今直しますわ」
「そっか、いや。寧ろ、そのままでちょっと両足上げて……中にすっぽり
入ってもらうのがいいかな」
いそいそと、その何かを地面に広げながら仰るユーマさんの言うとおりに
足で踏みましたら、わさわさと本当に全身が包まれてしまいました。って
これ、羽袋ですわーっ!?
「じゃあ失礼して、よっと。おお、これだともう重さゼロっすね」
すっぽり。あのときのタヌキさんのぬいぐるみのように首だけを羽袋から
出した私は、はしたないという範囲を軽く越えているような気がしますの
ですけれど……。
「あの、やっぱり私、自分で歩けますわ」
「いえいえ、レプリーさんのドレスって裾が長いですし。これなら絶対に
汚れないっすから」
「……では、せめて腕だけ出させて下さいな」
おんぶというか背負われた状態で、再び階段を下って洞窟の中へと降りて
行きましたら――月明かりが途絶えてから、瑠璃灯の存在しない間は真の
暗闇でした。思わずぞっとして、ユーマさんの胸元に回した腕をぎゅっと
強張らせてしまいます。
「闇が怖いなら、自らが闇だと思え。そっと静かに溶けこんで進むのじゃ
……って、お爺さんが言ってました。ここやっぱ、怖いっすよね」
ええ。真っ暗闇の中で階段を下るのは、上下左右が分からなくなるような
気持ち悪さがありました。自分の足で降りている訳ではありませんのに、
今にも足を踏み外してしまいそうな――大丈夫ですと即答できずに、少し
慎重になられていますユーマさんの足取りに固唾をのんでいましたら――
まもなく、道の先にぼんやりとした明かりが灯りました。ああ、ここから
ところどころの瑠璃灯が足元を照らしてくれるわけですわね。
「レプリーさんを助けに行くときは、喋るな足音を立てるなでもっと大変
だったんすよ。まあ今はあのお爺さんのこと、もう何もかも終わってそう
ですけどね」
「あの、本当に……ありがとうございます。もしユーマさんが助けにきて
下さらなかったら、私、こんなところで……」
ユーマさんの首筋に、額を預けます。そしてはしたないとは思いつつも、
両胸もぎゅっとお預けしてこのドキドキを届けようと――したのですけど
くしゃりとした感覚の向こうは岩のように硬くなってました。これ多分、
手ごたえなし。きっと羽袋の魔法の力のせいですわーっ
「あはは、ちょっと首、くすぐったいかな」
ユーマさんの声はずっと明るくて穏やかですけれど……再び地下深くへと
近づくにつれて――また臭いが、鼻につくようになってきました。
「あの、ユーマさんは、こんなところ怖くありませんの?」
「あ。ええ、今は全然ですね。正直に言うと、こんなダンジョンみたいな
すごい場所、折角なら一番奥まで見ておきたくて。ん……またこの先には
明かりないのかな。これ、取り外せますかね」
壁に掛かっていました最後の瑠璃灯をユーマさんが弄ると、それは簡単に
取り外せたみたいでした。良かったですけど、肩越しには少し眩しすぎる
気もします……ふと右を振り返って、つきあたりの左、あの部屋の入り口
へと視線を向けてみました。暗い部屋の穴――ユーマさんは何も仰らずに
すっと曲がってしまわれましたけれど、あの中には――。
「多分、嫌なものを見るってことは分かってますよね。やっぱり、やめて
おきます?」
「いいえ、最後まで……先ほど、ユーマさんが聞かない方が良いと仰った
ときに、思い出したこともあったのです。もしかして、あのお爺さん」
『――もゴミ――余を愚弄するつもりか――』
それはもちろん、私の声でもユーマさんの声でもありませんでした。地の
底から頭の中に直接響くような、何度聞いてもぞっとする声。
「まだ終わってないのか。気付かなかった」
ユーマさんの呟き声にも緊張がみられて、歩みがとまりました。
「どうします? やっぱり危険かも」
ごくりと唾を飲んでから、私は……覚悟を持って同じ言葉を選びます。
「いいえ、最後まで! この声の男が何者なのか、見届けさせて下さい。
ユーマさんは私が必ずお守りしますから!」
「そうこなくちゃ、かもっすね!」
ユーマさんの持つ瑠璃灯が、足早に闇を切り裂いてゆきます。
『――凍てつけ、恐怖の中で眠れ、滅びよ――』
近づくにつれ、更にはっきりと声が聞こえるようになってきました。でも
この感じ、ただの言葉ではなくてまるで、魔法を使うときの――
『――ぐおおおおッ――』
! また突然の咆哮に、身が竦みます。
「今更っすけど、この声、頭の中に直接聞こえてくるってのも、レプリー
さんも一緒でした?」
「え? はい。他の二人とは違って……奥に居たマオウという名の男の声
だけ、普通ではないみたいでしたわ」
「魔王!?」
なぜか過剰な反応でした。
「今、魔王って言いました?」
「ええ。どちらかの男が、マオウ様って言ってましたわ」
「まじっすか、やべーじゃん」
と仰る言葉の端に、なぜか笑い声を含ませられた気がします。もしかして
前に仰っていた、"ゲームの中の登場人物"の名前とかなのでしょうか。
『――来るな、下衆が、吹き飛べ! 来るな!――』
耳鳴りがしそうなほど大きな叫び声がまた響くと同時に、小さな上り下り
の先にありました洞窟の最奥が、ぼんやりと青白く浮かび上がりました。
先ほど連れてこられたばかりのときは気付いていなかったのですけれど、
部屋よりも大きな空間になっています行き止まりの天井には、ぽっかりと
天井に穴が開いているようでした。先ほどの外と同じように、昇り始めた
月の光が壁と、いくつかの岩の上のほうだけを照らしていました。中央の
階段状になっている先の岩だけが、やたらと細長く、まるで伸ばした腕の
ように見えるのがなぜか気になります。人影は――ありました。中央の岩
よりも右手の最奥に、うずくまって肩で息をしているような影と……その
ずっと手前に落ちています松明の傍らに、あの恐ろしいヒゲの片割れが、
半分岩に埋もれているようでした。
「口ほどにも無い。奇妙な魔法を使いおるといっても、最初の岩を動かす
程度のものがヤマじゃったな」
お爺さんの声が聞こえますけれど、姿は見当たりません。中央の岩の裏手
側にいるのでしょうか。
『――おのれ……せめてこの体が完全であれば、貴様のような老い――』
ドシュッ
肉に刃物が突き刺さるような音が、その声を一瞬遮りました。
『――グッアアアアッ――』
恐ろしい叫び声。うずくまっていた影が、少しのけぞった後で崩れ落ちる
ように倒れ伏す傍らで、お爺さんらしき影が浮かびます。杖……ではなく
剣のようなものを突きつけながら、ゆっくりと倒れた影の横へと。
「終わりか? 両腕両膝を砕かれれば、流石にもう何もできぬか」
青白い月明かりの下の、黒い、黒い影。よく分からないままですけれど、
どうやらちょうど、決着がついたようでした。お爺さんの声は頭の中へと
直接響くことはありませんけれど、同じくらい恐ろしく聞こえるのは気の
せいなのでしょうか。いいえ、私はきっと、人が人を殺すところを今から
はっきりと目撃することになるのでしょう――そういう予感がしました。
明るく、冗談を言うようなユーマさんの声でした。えっ? 私、いつから
泣いていたのでしょう。涙を拭うと、周りの肌が少しかさついてました。
嫌ですわ。暗い場所とはいえ、酷い顔をしていないと良いですけれど。
「じゃあ一回だけ確認しますけれど、レプリーさん、怪我……はしてない
のは確定として。本当に、大丈夫なんですね?」
「え、ええ。大丈夫ですわ!」
「わかりました! まあ、ちゃんと一回は外に出たわけですし。でも――
もしお爺さんに怒られるときは、一緒にお願いしますね」
ザシュッ、と洞窟へと入る小さな一歩の音と共に、出るときとは全く逆の
感覚が体を包みます。空気が一気に澱むようなものでした。
「うおっと。あれ、そっか。これ降りるのは前に抱えていると危ないな。
すいません、一旦降りてもらって、おんぶに変えても良いっすか?」
ハッと今更に気付きます。
「い、いえ。ごめんなさい気付かなくて! 私ってば、ずっと身をお任せ
してしまってましたけど、重かったですわよね。歩けますので、降ろして
下さって大丈夫ですわ!」
でもさすがユーマさんというか、男性の力ってすごいですわね。人を一人
背負って階段を上るって、想像しただけで疲れそうなものでした。それを
今まで少しも息をきらせることもなく――え、やっぱりすごすぎません?
「いや、全然重くなかったっすよ。これお借りしてましたから」
私をそっと座らせて下さるかたちになる直前に、何かがするりとお尻から
引き抜かれました。? 途端に少し肌寒く感じましたけれど、暗がりの中
よく見えません。くしゃりとした布か皮っぽい素材の何か……服の代わり
ではなかったのですね。って――
「あ」
「あ、もしかして。服……」
はらりと、上半身が下着だけになってました。ちゃんと後ろを留めきれて
なかったからですわ! よく見えないはずですし、そもそもユーマさんに
でしたら見られても構いませんけれど、はしたないのは恥ずかしいです。
「ご、ごめんなさい。今直しますわ」
「そっか、いや。寧ろ、そのままでちょっと両足上げて……中にすっぽり
入ってもらうのがいいかな」
いそいそと、その何かを地面に広げながら仰るユーマさんの言うとおりに
足で踏みましたら、わさわさと本当に全身が包まれてしまいました。って
これ、羽袋ですわーっ!?
「じゃあ失礼して、よっと。おお、これだともう重さゼロっすね」
すっぽり。あのときのタヌキさんのぬいぐるみのように首だけを羽袋から
出した私は、はしたないという範囲を軽く越えているような気がしますの
ですけれど……。
「あの、やっぱり私、自分で歩けますわ」
「いえいえ、レプリーさんのドレスって裾が長いですし。これなら絶対に
汚れないっすから」
「……では、せめて腕だけ出させて下さいな」
おんぶというか背負われた状態で、再び階段を下って洞窟の中へと降りて
行きましたら――月明かりが途絶えてから、瑠璃灯の存在しない間は真の
暗闇でした。思わずぞっとして、ユーマさんの胸元に回した腕をぎゅっと
強張らせてしまいます。
「闇が怖いなら、自らが闇だと思え。そっと静かに溶けこんで進むのじゃ
……って、お爺さんが言ってました。ここやっぱ、怖いっすよね」
ええ。真っ暗闇の中で階段を下るのは、上下左右が分からなくなるような
気持ち悪さがありました。自分の足で降りている訳ではありませんのに、
今にも足を踏み外してしまいそうな――大丈夫ですと即答できずに、少し
慎重になられていますユーマさんの足取りに固唾をのんでいましたら――
まもなく、道の先にぼんやりとした明かりが灯りました。ああ、ここから
ところどころの瑠璃灯が足元を照らしてくれるわけですわね。
「レプリーさんを助けに行くときは、喋るな足音を立てるなでもっと大変
だったんすよ。まあ今はあのお爺さんのこと、もう何もかも終わってそう
ですけどね」
「あの、本当に……ありがとうございます。もしユーマさんが助けにきて
下さらなかったら、私、こんなところで……」
ユーマさんの首筋に、額を預けます。そしてはしたないとは思いつつも、
両胸もぎゅっとお預けしてこのドキドキを届けようと――したのですけど
くしゃりとした感覚の向こうは岩のように硬くなってました。これ多分、
手ごたえなし。きっと羽袋の魔法の力のせいですわーっ
「あはは、ちょっと首、くすぐったいかな」
ユーマさんの声はずっと明るくて穏やかですけれど……再び地下深くへと
近づくにつれて――また臭いが、鼻につくようになってきました。
「あの、ユーマさんは、こんなところ怖くありませんの?」
「あ。ええ、今は全然ですね。正直に言うと、こんなダンジョンみたいな
すごい場所、折角なら一番奥まで見ておきたくて。ん……またこの先には
明かりないのかな。これ、取り外せますかね」
壁に掛かっていました最後の瑠璃灯をユーマさんが弄ると、それは簡単に
取り外せたみたいでした。良かったですけど、肩越しには少し眩しすぎる
気もします……ふと右を振り返って、つきあたりの左、あの部屋の入り口
へと視線を向けてみました。暗い部屋の穴――ユーマさんは何も仰らずに
すっと曲がってしまわれましたけれど、あの中には――。
「多分、嫌なものを見るってことは分かってますよね。やっぱり、やめて
おきます?」
「いいえ、最後まで……先ほど、ユーマさんが聞かない方が良いと仰った
ときに、思い出したこともあったのです。もしかして、あのお爺さん」
『――もゴミ――余を愚弄するつもりか――』
それはもちろん、私の声でもユーマさんの声でもありませんでした。地の
底から頭の中に直接響くような、何度聞いてもぞっとする声。
「まだ終わってないのか。気付かなかった」
ユーマさんの呟き声にも緊張がみられて、歩みがとまりました。
「どうします? やっぱり危険かも」
ごくりと唾を飲んでから、私は……覚悟を持って同じ言葉を選びます。
「いいえ、最後まで! この声の男が何者なのか、見届けさせて下さい。
ユーマさんは私が必ずお守りしますから!」
「そうこなくちゃ、かもっすね!」
ユーマさんの持つ瑠璃灯が、足早に闇を切り裂いてゆきます。
『――凍てつけ、恐怖の中で眠れ、滅びよ――』
近づくにつれ、更にはっきりと声が聞こえるようになってきました。でも
この感じ、ただの言葉ではなくてまるで、魔法を使うときの――
『――ぐおおおおッ――』
! また突然の咆哮に、身が竦みます。
「今更っすけど、この声、頭の中に直接聞こえてくるってのも、レプリー
さんも一緒でした?」
「え? はい。他の二人とは違って……奥に居たマオウという名の男の声
だけ、普通ではないみたいでしたわ」
「魔王!?」
なぜか過剰な反応でした。
「今、魔王って言いました?」
「ええ。どちらかの男が、マオウ様って言ってましたわ」
「まじっすか、やべーじゃん」
と仰る言葉の端に、なぜか笑い声を含ませられた気がします。もしかして
前に仰っていた、"ゲームの中の登場人物"の名前とかなのでしょうか。
『――来るな、下衆が、吹き飛べ! 来るな!――』
耳鳴りがしそうなほど大きな叫び声がまた響くと同時に、小さな上り下り
の先にありました洞窟の最奥が、ぼんやりと青白く浮かび上がりました。
先ほど連れてこられたばかりのときは気付いていなかったのですけれど、
部屋よりも大きな空間になっています行き止まりの天井には、ぽっかりと
天井に穴が開いているようでした。先ほどの外と同じように、昇り始めた
月の光が壁と、いくつかの岩の上のほうだけを照らしていました。中央の
階段状になっている先の岩だけが、やたらと細長く、まるで伸ばした腕の
ように見えるのがなぜか気になります。人影は――ありました。中央の岩
よりも右手の最奥に、うずくまって肩で息をしているような影と……その
ずっと手前に落ちています松明の傍らに、あの恐ろしいヒゲの片割れが、
半分岩に埋もれているようでした。
「口ほどにも無い。奇妙な魔法を使いおるといっても、最初の岩を動かす
程度のものがヤマじゃったな」
お爺さんの声が聞こえますけれど、姿は見当たりません。中央の岩の裏手
側にいるのでしょうか。
『――おのれ……せめてこの体が完全であれば、貴様のような老い――』
ドシュッ
肉に刃物が突き刺さるような音が、その声を一瞬遮りました。
『――グッアアアアッ――』
恐ろしい叫び声。うずくまっていた影が、少しのけぞった後で崩れ落ちる
ように倒れ伏す傍らで、お爺さんらしき影が浮かびます。杖……ではなく
剣のようなものを突きつけながら、ゆっくりと倒れた影の横へと。
「終わりか? 両腕両膝を砕かれれば、流石にもう何もできぬか」
青白い月明かりの下の、黒い、黒い影。よく分からないままですけれど、
どうやらちょうど、決着がついたようでした。お爺さんの声は頭の中へと
直接響くことはありませんけれど、同じくらい恐ろしく聞こえるのは気の
せいなのでしょうか。いいえ、私はきっと、人が人を殺すところを今から
はっきりと目撃することになるのでしょう――そういう予感がしました。
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