魔法が主流な世界だが、魔法が絶望的にクソ下手な俺は短剣一つで世界最強になりました

高本浩二

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え、その転生? 

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 「この短剣ください!」
 「はい、3000ゴールドな」
 「はい!」
 「毎度あり」

 少年は鍛冶屋で短剣をひとつ購入した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 12月24日、今日はクリスマスイブ。俺、東野勝ひがしのまさる、28歳は初めてできた彼女とデートの約束をしていた。

 現在午後2時50分。俺は予定時間の10分前に着いた。するとまさかの先に俺の世界一可愛い彼女、宮島咲みやじまさきが待っていた。
 
 俺は慌てて歩いていたのをやめて、走って咲のところに向かった。

 「ごめん! 待った?」

 「ううん、待ってないー」

 あれ? これ立場逆じゃね? 多分このことに関しては咲も思っていると思う。

 「そか、よかった。じゃあ行こうか」
 
 と言って俺たちはデートを開始した。

 手を寒そうにしていた咲の手を俺はそっと触れた。
 すると、咲は嬉しそうな表情を見せた。

 ショッピングモールなどに行ったりして楽しんだ。

 そして気がつけば午後6時。そろそろイルミネーションの場所に向かうことに。

 ーーだが、ここで事件は起きた。

 信号が赤から青になり咲と渡った。周りには誰もいない。
普通に歩いて渡っていたが何故か横から車が来た。赤のはずなのに。

 結構スピードが出ていてもうこれは轢かれると分かった。

 だから俺は咲の体をポンッと押した。

 「あぶな……」

 「あ、ちょっとなんで押すの?」

 
 ーーバン!!!!

 その時、俺は車に轢かれて血を流して倒れた。即死じゃなく、まだ意識はある。
 咲は俺が轢かれた音に気が付き後ろを見た。そして俺に近づいて俺の体を触る。

 「え……うそ……!」

 そして咲は泣き出した。こんな咲は初めて見た。

  ーーやばい、もう限界……

 「ねえ! 勝! ねえって……」

 何度も咲は俺の名前を呼ぶ。しかし俺は意識がもうろうとしてきてもう咲の声も聞こえにくい。

 
 そしてしばらくして俺は死んだ。
 
 ここからは咲のことなどは分からない。
 ただただ、俺は死んだ。でも、咲を守れてよかった。と思うばかり。あとは天国に行って生まれ変わるのみ……。

 ーー体が痛い。

 
 しばらくこの痛みは続いた。てか、いつまで俺の意識があるんだ? てか、なんならさっきより意識がある。

 でも視界は真っ暗。声も出ない。手足も動かせない。でも目は閉じられる。よし寝よう。

 しばらく俺は寝た。

 そして多分2時間くらい経った。そして俺は起きた。

 「んん……」

 目を開けるとそこには明るい日差しと草原が広がっていた。

 しかも確認したところ手足も動かせた。
 しかもよく見ると手もなんか小さい。

 「ここどこだ?」

 声も出せた。

 でも、ここがどこなのかは分からない。でもついさっきまでの記憶はしっかりとある。

 しばらく考えた。すると俺は1つの結論を出した。

 「これ、転生ってやつか?」
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