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大学生活
四月になって、僕は晴れて大学生になった。
あれからタケルとは連絡は取り合っていない。
卒業式では顔を合わせることも無く僕はそそくさと逃げるように帰った。
「ヒロキくぅ~ん」
大学で僕は女のコにモテている。
周りにタケルみたいなイケメンが居ないのも功を奏してる。
しかも、僕みたいな顔が今流行ってるんだって!
知らなかった~っ!最高!
「ねぇ、どっか寄って行こうよ~」
胸の大きい女の子は好きだ。
僕、ほんとにゲイじゃないから。
かわいい女の子は好きだし、そもそもゴツい男は嫌いだ。
さりげなく腕に当てられる柔らかい胸の感触を楽しみながら歩く。
入学して、そろそろ1ヶ月が経とうとしていた。
アイツは、きっと来ないだろう。
もう、いいんだ。
元から切ろうと思っていたし諦めてたんだから。
僕でこんなにモテるんだから、アイツなんて大学入ったらヤリ放題で今頃ウハウハだ。
僕のことなんてすっかり忘れてるさ。
空を見上げて、やっぱり、あの時に付き合わなくて良かったと胸に込み上げる寂しさを押し殺す。
付き合っても、どうせ遠距離になればすぐ捨てられるのが目に見えてたから。
英断だった、と自分を褒めて慰める。
「きゃーーーっ!あの人かっこいい!芸能人??」
大学の門の辺りが騒がしくなった。
遠くからでも一目で分かる背の高いイケメンが歩いて来る。
「うそだろ…」
僕の胸は高鳴って、腕に絡みつく女の子のことなんてすっかり頭から抜け落ちた。
そもそも彼女の名前も覚えて無かったけど。
「よぉ、久しぶり」
絶対に忘れるわけない。
ずっと、ずっと会いたかった人。
「────っ!」
声が出ない。
パクパクと口だけ動かす。
「ソイツ、なに?おいお前、ヒロキから離れろ」
女の子が動揺しながら僕から離れていく。
「───タケルっ」
ようやく声が出たけど、ひどく上擦ってて恥ずかしい。
顔が真っ赤になる。
「やっと迎えに来れた」
僕は、もつれる足をなんとか動かしてタケルの胸に飛び込んだ。
そのまま両腕で抱え込まれて足が宙ぶらりんになる。
「これで、俺のモンだな」
耳元で囁くタケルの低音が恐いのに嬉しくて指が震える。
「どんだけ待たせんだよ、ったく」
僕をそのままお姫様抱っこして歩き出す。えっ恥ずか死ぬんだけど!
「ちょっと、タケル!ここ大学!」
「じゃあ顔隠しておけ」
涼しい顔で、そのまま大学の外へ向かう。
周りは、きゃあきゃあと写真撮ったりしてるけどガン無視だ。
そして僕は顔を隠すのに必死だ。
これ、僕、大学でこれから絶対彼女は出来ないだろうな。
そんなことを思った。
振り返って、皆の見てる前で僕の額に口付けをすると、周りからわあっ!!と歓声が上がる。
「これで安心だな」
なにしてくれてんの?!
もう僕、明日から大学来れないよ!
顔を真っ赤にしながらタケルの胸に顔を押し当ててしがみつく。
「バカ!最低」
小声で毒吐くが、タケルには届かないらしい。
「あー、最高」
嬉しそうに独りごちるタケル。
もはや嫌がらせだろう。
大学の門近くに停めてあった軽自動車の助手席に乗せられた。
「え?車?」
僕は驚いてタケルを見やる。
運転席には、少し照れた表情のタケルがいた。
「母さんに借金して買った。大学入る前に急いで免許取って」
そして僕の顔を見つめる。
「ヒロキを助手席に乗せて走りたかったから」
真っ赤になってるタケルが、どうしようもなくかわいくて僕は身を乗り出してタケルの頬にキスした。
「かわいい」
そう呟くと、タケルが首まで赤くする。
「うっせぇ、かわいくねぇし!お前の方が100倍かわい・・・」
手で顔を覆ってる。
自分の言ったことに恥ずかしがってる。
タケルって、こんなだった?
「ねぇ、走ってみせてよ。僕、楽しみだな」
笑顔で言うと、タケルは真面目な顔になって車のエンジンをかけて、ゆっくりと走り出す。
隣から、じっとタケルの横顔を眺める。
かっこいい。
無駄にかっこいい。
「・・・あんま見んな。事故る」
恥ずかしそうに窓の外を見てる耳が赤い。
赤信号になったから、その耳をペロリと舐めてやろうと狙ってた。
ほらきた、今だ!
ぺろりと舐めあげると、タケルが分かりやすく全身をビクッと震わせる。
「────やめろよっ、そんなん、自分が何してんのか分かってんのかっ」
真っ赤になって怒るタケル。
でも、僕は楽しくて仕方ない。
「なにって?耳舐めただけだけど?何か問題でも?」
ふふっと笑う僕にタケルが恐い顔をする。
「お仕置きだな。それから、こんなこと絶対他の奴にやらないように」
「僕、他の子にやったりしないよ?僕の運命はタケルだけだもん」
今度は口を覆って首まで真っ赤にさせてる。
事故らないでよね。
「・・・覚えてろ」
車をしばらく走らせると小さなアパートに着いた。
「降りろ」
どうやらタケルの一人暮らしの部屋みたい。
中はワンルームで、ごちゃごちゃとしてるけど久しぶりに嗅ぐタケルの匂いで僕は身体が熱くなった。
部屋に入ると直ぐに、タケルに後ろから抱き締められる。
「長かった。ずっとお前のこと考えてた」
耳を舐められる。
それだけで、ぞくっと背筋がそり返る。
腰が自然と揺れる。
耳から首筋へと舌が移動していく。
こんなこと、今までタケルにされた事無かった。
「もう離さないからな」
僕の服を脱がせながら、また恐い目になってる。
この目、苦手なんだよ。
喰われそうで。
「あんまり見ないで?恥ずかしい」
全裸の僕を布団に押し倒してマジマジと明るい部屋で見るから。
思わず大事なところを隠してしまう。
その手を外され布団に縫い付けられて、更にじっくりと見られる。
タケルに見られてる。
ただそれだけで、僕の前は緩く立ち上がってしまう。
「綺麗だな」
僕の胸の突起を舌でつつかれる。
途端に腰に電流が走ったように、びくんとする。
「え?なに、今の」
タケルは目を細めて喜んでる。
「ココ、初めてか?」
僕は小さく頷く。
戸惑ってるのが分かったのか、更にタケルは嬉しそうに笑う。
「じゃあ、俺がヒロキの初めてもらうな」
僕は心臓が飛び出したと思う。
もう、僕は死んだも同然。
それくらいときめいた。
「───んんっ、あっんっ」
鼻にかかる甘い声が漏れる。
さっきから、タケルは僕の胸の突起を舐めたり、つついたり、吸い上げたり、と延々と味わっている。
僕の下半身は、もう待ちきれなくてウズウズしてるのに。
「も、下、さわって?」
待ちきれなくてお願いしても、全然聞いてくれない。
更にちゅぱちゅぱと音を立てて吸っている。
僕の乳首、もう取れるんじゃない?っていうくらい。
乳首は、すっかり赤く色付いてぷっくり膨らんでいる。
芯のコリコリとした歯ごたえを楽しんでるタケルの口の中で押し潰されてる。
「んんんっ、も、そこやらっ」
腰に快感が溜まっていく感覚。
全然解放されない。
タケルが僕の顔を見て笑う。
「その顔、すげぇそそる」
僕に見せつけるように舌を尖らせて乳首の先をツンツンと刺激する。
背中がそって、さらに胸をタケルに押し当ててしまう。
「ずいぶん、気持ちよさそうだな」
僕は自分の手を我慢出来ない下へと動かす。
もう待ちきれない。
吐き出したい。
タケルに、その手を掴まれる。
「自分で触るの禁止な?これから一生」
え、なに、恐い。
一生って言った?
まだ僕達、18なんだけど?
「も、つらいっ早く、して?」
上目遣いで強請ってみる。
効果はあるか分からな・・・いや、めちゃくちゃあった。
タケルが、急にガサガサと荷物の中を漁りローションを取り出して来た。
用意周到~ヒュー!
タラーっと僕の窪みとタケルの指にローションを垂らすと、くちゃくちゃと弄り始める。
余りに久しぶりの感覚に僕の身体が揺れる。
「ふっ、あっ、久しぶりっだから、やさし、く、して?」
また上目遣いで言う。
効果あるもんな、これ。
ところが、指の動きが激しさを増してグッチュグッチュと大きく深く突き刺さる。
うわー、なんで?逆効果?!
「あああんっ、や、やさ、しくっ、ああっソコだめっんっ」
クパクパとソコを何本も指を咥えさせられて拡げられて空気が入る。
そのまま僕のイイところを確実に押し上げてくる。
僕の前は透明な液体をダラダラ垂らしてる。
こんなことも、初めてされた。
気持ちよすぎて無理!
「も、ちょーだいっ?がまん、できな」
言い終わる前にズクンッと一気に奥まで押し入れられて、息が止まる。
久しぶりなんだから加減しろよ、こいつ!
「──────っくっはっ」
そのまま、トップスピードで腰を前後に揺さぶられる。
死ぬ!死ぬ!僕、ヤラれ死ぬ!
ゴリゴリと膨らみも力いっぱい擦り上げられ僕の清楚な屹立から白いのをとぷんとぷんと垂れ流しながら、奥も深すぎるくらい、どちゅんどちゅん突かれまくる。
僕の息を確認して?!
ちょっと!僕、瀕死だよ?!
かはかはと、ギリギリで合間に息をしてる僕を無視して、なおも深く打ちつけられる。
いったい、どこを目指しているのか。
僕の両脚を肩に担ぎあげて体重をかけて更に奥までねじ込んでくる。
「───っひぐあっっ!むっりっ!がはっ!」
恐怖しかない。
今までだって開いたことの無いところを強引に押し開かれる。
ぐぷんっ、とタケルの先の太いところがはまり込む。
目の前は雷が落ちたように真っ白。
イキ過ぎて苦しい。
もはや、意識朦朧とするくらいに苦しい。
息が出来ない。早く終わって。
涙を流しながらタケルを見ると、恍惚とした表情で僕を眺めている。
だが、僕の想いが伝わったのか
「もう、イきそうだ」
良かった!ありがとう、神様!
ホッとした僕の腰を抱え込むと、また更に加速された。
ブッチュブッチュと、卑猥な音を立てながら、さっき無理矢理開かれたところまで深すぎるストロークで腰を音速で打ちつけられる。
タケルの大学って、どんな訓練してるの?
これも授業で習ってる?
「───ひぃっ、まっ、やめっ」
身体を離そうとしても、がっちり腰を掴まれて奥まで貫かれていては僕の力では1ミリも抜け出せない。
目の前がチカチカして、火花が散っては消える。
たすけて!だれかーー!!もう、無理だよー!
とうとう、ようやくタケルが僕の奥の奥に精を吐き出した。とても長く感じた。
「すき、だ…タケル」
もはや、意識があるだけ僕は自分を褒めてあげたい。見上げると、タケルの額からも大量の汗が流れ落ちていた。
「悪い。煽られ過ぎて止まらなかった」
悪いと思ってない顔してるけど?
僕は動くことも頷くことも何も出来ずに全身の力を抜く。
へたり、とした僕を抱きしめて
「ごめん、夢中過ぎてひどくしたか?次は優しくするから」
地獄の2ラウンド目が宣言された。
「いや、いいって。マジで、ほんとに!一人にして!」
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