きらきら王子とハウスキーパー生活

にじいろ♪

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第一章

最高峰

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僕のPCに過去最高の作品が保存された。
僕の周りは、もはやティッシュの山。
呆然としながらも、繰り返し再生して観続ける。

『あーーっっイくーっゆいとぉーーーっ!!!』

健吾が僕の名前を呼びながらイった。
その声だけでご飯10杯いける。いや、100杯。
というか、もう一生分の栄養が貰えた。
淡い期待が僕の胸に灯る。
もしかして、健吾も僕のこと…?

いや、そんなはずはない。
僕のことなんて、あの神の化身である健吾が…でも、じゃあ…いや、そんな…

頭の中がグルグル回って倒れそうだ。
興奮も、一向に治まらない。

コンコン

僕の部屋の扉がノックされた。
ドキだか、ビクだか、とにかく僕の心臓が飛び跳ねた。

「その…唯人、起きてる?」

既に深夜だ。
寝てる振りもできる。
けど、ついさっき、あんな姿を見せてくれた健吾の実物も見たい。
僕は欲望に負けた。
急いでPCを落として返事をする。

「あ、ああ、起きてるよ?どうしたの?」

ティッシュも急いで片付けて扉を開けると、真っ赤な顔の健吾がいた。
手にはDVDとディルドとローション。
それだけで、エロ過ぎて股間が苦しい。
前かがみなことは、この際、許して欲しい。

「…こ、これ…その…ありがとう。でも、もう、その、使っちゃって、さすがに返せないからさ…後で代金は払うな?ごめん…」

なんて律儀なんだ。
後光が差している。
むしろ買い取りたいです、とは言えない。

ぷるぷる震えて恥ずかしいだろうに、それに堪えてきちんと謝罪に来たんだ。
こっそり盗撮やら何やらしてる汚い僕とは大違い。

「いいんだよ、そんなの。あげるつもりだったし。それよりさ、どうだった?その…良かった?」

興奮を抑えながらも、好奇心は抑えられない。
紅く染まる耳たぶを噛みたい。

視線をさまよわせながら、健吾は頷いた。
あー、ほんと正直だなー、もう。
エロ可愛すぎる。好き。

「その、なんていうか、初めての体験ていうか、俺、よく分かんなくなっちゃって…なんか、変なことも口走っちゃうし」

「ふーん…変なことって?どんなこと?」

更に真っ赤になって、健吾がローションやディルドを床にガシャガシャと落とす。

「あっごめんっ!」

慌てて拾おうとする健吾より早くディルドを取り上げる。

「これ、僕も大好きなんだ。ほら、ここにスイッチがあるでしょ?ここを押すとね」

健吾の目の前でディルドを振動させる。
いやらしい動きに、健吾の目が吸い寄せられている。
モジモジしているから、もしかして、またシたくなった?
仄暗い期待に、ゴクリと生唾を飲み込む。

「なかなか慣れないと、自分では上手く出来ないでしょ?良かったら、使い方もきちんと教えてあげようか?その方が安全だし。もし間違った使い方でケガしたら大変じゃない?」

そう言い訳を重ねながら、健吾の視線がディルドに釘付けなのを確認して、ほくそ笑む。
きっと今の僕は、悪魔に魂を売っている。

そのまま最高までディルドの振動を強くして見せる。
ブルブルと震えるディルドを熱に浮かされたように、ぽーっと見蕩れている健吾は、僕の提案に素直に頷いた。


「…嫌じゃ、ない?」

健吾が上目遣いで、恐る恐る聞いてくる。
かわいいが防波堤超えだ。

嫌なわけない。
むしろ、さっきから大興奮しっぱなしで、もう真っ直ぐ立てない。

「ううん?むしろ、僕と同じ趣味の人が出来て嬉しいよ」

なるべく自然を装って、健吾を僕のベッドへと誘う。
すんなりとついてくる健吾は、ぽーっとして、きっと良く分かってないんだろう。
ただ、気持よくなりたいと顔に描いてある。
ほんと、かわいい。
他の誰かに連れ去られないように、しっかり囲わなきゃ。

僕に言われるがまま素直に下衣を全て脱いだ健吾が、ベッドの上で、モジモジと両足を擦り合わせている。

目の前で、トロリと手にローションをたっぷり垂らす。
それすらも健吾がじーっと見ている。
好奇心が隠せないところも大好きだ。
愛してる。

「脚、開いて?」

ベッドの上でモジモジと座っていた健吾が、ぎゅっと目を閉じて、勢い良くガバっと大きく両脚を開く。
恥ずかしがりなのに、男らしくて潔い。スキ。
健吾の蕾は、さっきまで弄っていたから、まだテラテラと濡れていて、柔らかいままだった。
すぐに、細めのディルドを飲み込んでいく。

「あっ」

思わず声を出した健吾が、ハッとして恥ずかしそうに手で口を抑える。

「声は出した方がいいよ?その方が楽だし、もっともっと気持ちよくなれるから」

そう健吾の耳元で囁くと、真っ赤になりながらも素直に頷いている。
そのまま胸へと下がり、乳首をぺろりと舐めあげる。

「えっ?!ちょっと、なんで?」

戸惑っているけど、健吾は、さっき既に乳首の気持ち良さを知ってしまった。
戸惑うけど拒否はしないで僕の舌をじっと見つめている。

「ここは、こうした方が気持ちいいんだよ?」

チロチロと舌先でつつきながら根元から舐め上げる。
吸い付いて口の中でコロコロと転がす。

「やっあっだめっんっ」

健吾が感じている。
乳首がとんでもなく美味しい。
永遠に舐めたい。
興奮して、もう僕の下半身は痛いを通り越してる。


「んっ、ゆい、とぉ、もっと、こっちも」

反対の乳首も舐めてと、ねだる健吾。

こんなに思い通りなんて、いつもの僕の妄想の中だろうか。
もう、どっちでもいい。
嬉しい。
もっと、もっと僕を求めて。
乳首を両方舐めたり捏ね回したりとしながら、ディルドを奥までグリグリと押し付ける。
前立腺も刺激すると華奢な背中が反り返る。
前からぽたぽたと白濁が少しずつ垂れているけど、きっと健吾は気付いていない。
はぁはぁ、と焦点の合わない目で、ぼんやり僕を見てる。

堪らなくなって、健吾の立ち上がった屹立に吸い付いて喉の奥でしごく。
グップグップと激しく上下する。

「やぁっ、だめ、それぇっ、いっちゃ」

同時にディルドのスイッチを入れて振動させると健吾の身体が大きくビクりと跳ねてビュクビュクと白濁が口の中に放たれた。

健吾は、もはやぼんやりと宙を見ていて僕の声も聞こえていないようだ。
今なら、もしかしたら、と悪魔が囁く。

「ねぇ、健吾…もう少し大きいの挿れてあげるね。もっと気持よくなりたいでしょ?」

耳元で囁いても、健吾は反応しない。
ハッハッと整わない呼吸と焦点の合わない瞳。

僕は、そっとディルドを抜き出す。
ひくん、と健吾の身体が揺れて、残っていた白濁がタラリとこぼれた。
もったいないから、しっかり全部舐めて残りも吸い上げて美味しく頂いた。

僕のはちきれそうな屹立を、ぽっかりと開いた穴にくちゅりと押し当てる。
ヒクヒクと僕を誘惑しているソコから、ローションがシーツに垂れている。
まるで妄想のようだけど、妄想よりも興奮しっぱなしだ。

「いいよね?ちゃんと聞いたから、合意ってことで」

そう言い訳しながら、ゆっくりと僕を沈み込ませていく。
こんなの合意な訳ない。
きっと、僕は地獄へ墜ちる。
でも、健吾と一緒なら地獄も天国だ。

健吾のナカは、熱くて狭くて、ヌルヌルとまとわりついて、あまりに気持ちよすぎて、すぐに僕はナカで出してしまった。
童貞で、ごめんなさい。
ビュルビュルと中に注ぎ終わると、僕は健吾のナカをグチュグチュと掻き回す。
僕が出したモノが穴から溢れてくる。
一度出しても、僕のモノは全然萎えなかった。
割と大きめだと自負しているけれど、健吾を前にして、益々張り詰めて行く。

「はっあっ、やっ、やらっ、だめっ、ぬい、てっ」

健吾の喘ぎ声が絶え間なく聞こえる。
その度に健吾のナカがキュウキュウと締め付けてきて僕も理性を失う。

しっかりと腰を掴んで再びナカを掻き回しながら、前後にも大きく動かしていく。
腰を打ち付けると、パンパン、グチャグチャ、という音が部屋に響く。

「ひぃっーーあっやぁーーーっ!!」

僕の下で健吾が喘いでいる。
やっぱり、いつもの妄想かもしれない。
あの健吾と僕が、こうして繋がるなんてこと現実に起こるはずない。
でも、妄想の健吾よりも、この健吾の方が美しくて、可愛くて、愛しくて、気持ちよくて。
溶け合いながら、これは現実なんだ、健吾と繋がっているんだと、少しずつ実感していった。

幸福感に浸りながら、いつの間にか意識を失った健吾を揺すり続けていたら、気付いたら朝になっていた。

僕は意識の無い健吾の身体を拭いて綺麗にして健吾の部屋に運んで寝かせた。
ちゃんとナカも掻き出した。
最高の作業だった。毎日やりたい。
写真を何枚も撮ったし、動画もバッチリ。
残念ながら僕は今日も仕事だから手早く健吾の為の朝食を用意して、名残惜しいけれど寝ている健吾を置いて部屋を出る。

帰って来たら、我が家は恋人同士の愛の巣。
まさか!ありがとう神様!
こんな僕が、健吾と付き合えるようになるなんて!!
踊りだしそうな自分を抑えるのが精一杯。
笑ってしまうのは、許して欲しい。

あの憧れの健吾が!
僕の生まれて初めて出来た恋人になったんだ。

これから一生大切にする。
絶対に悲しませないし、僕の全身全霊で愛し続ける。
健吾のために、今からまでよりもっと稼がなきゃ。

そう思うと、仕事への情熱も湧き上がる。
いつもよりも効率良く仕事をこなして、退勤時間ぴったりにダッシュで職場を出る。

ケーキとワインも買ってしまった。
運転も絶好調。
窓の外の景色が、ビュンビュンと流れて行く。
あぁ、健吾が欲しい車があったら、それに買い換えてもいい。
いや、そうしよう。
僕の全てを健吾の色に染めて欲しい。

そうして、やっと我が家、いや愛の巣に着いた。
早く恋人に会いたくて、会いたくて仕方なかった。
急いで鍵を開けてドアを開ける。

「ただいま!」

部屋は真っ暗で、音がしない。
まさか、健吾のドッキリ?
恋人らしいイタズラに、胸がときめく。
こういうの、憧れてたんだ。

「けーんごー?どこー?」

甘く呼びかけながら、部屋を探して歩く。
見つけたいけど、見つけたら、この遊びが終わってしまう。
自然と笑いがこみ上げるが、健吾は、どこにも見当たらなかった。
健吾は、どこにいるんだろう?

ふと嫌な予感がして、健吾の部屋を開く。
荷物はある。けどリュックが無い。
いつも健吾が使うリュックが無かった。
なんだ、出掛けてるのか。

スマホにLI○Eを送る。
返事は無い。
少し待ってから、電話をしてみる。
着信拒否されていた。繋がらない。

「え?なんで?」

僕は持っていたケーキもワインも床に落としたけれど、そんなことは、どうでも良かった。

「健吾?どこ?」

僕の世界が、また灰色どころか、真っ暗になっていった。
あんなに、色鮮やかだった世界が、空気が、もう僕の全てを拒んでいる。
僕は、健吾の名前を呼びながら、街をさまよった。
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