ありふれた話 ~追放された錬金術師は、神スキル【物質創造】で辺境に楽園を築きます。今さら戻ってこいと言われても以下略

ゆきむらちひろ

文字の大きさ
20 / 43
第三章 追いかけてくる過去との対峙

20:村の収穫祭

しおりを挟む
 このエルダ村の広場は、何かあるごとに村人が集まり、楽しげに騒ぎまくる場所だ。なかでも今日は、僕がこの村に来てから最も温かく、幸せな喧騒に包まれていた。

 広場の中央には大きな焚き火が燃え盛り、その周りでは村人たちが手作りの楽器を奏で、陽気な音楽に合わせて踊っている。
 並べられたテーブルの上には、これでもかというほどのご馳走が並べられていた。大鍋で煮込まれた野菜たっぷりのシチュー。こんがりと焼き上げられた黄金色の小麦パン。瑞々しい果物をふんだんに使ったタルト。それらすべてが、僕たちがこの大地で育て上げた奇跡の恵みだった。

 今日はエルダ村が迎える、数十年ぶりの「収穫祭」の日だ。
 死んでいた大地が蘇り、初めて迎えた満ち足りた収穫。それは長きにわたる絶望の時代の終わりと、豊かな未来の始まりを祝う、村人たちの心からの祭典だった。

 僕はその喧騒から少し離れたところで、広場の端に立っている樫の木の根元に腰を下ろしていた。楽しそうに食べ、飲み、笑い合う村のみんな。そのかけがえのない光景を、ぼんやりと眺めていた。
 僕の膝の上では、祭りのご馳走でお腹いっぱいになったミミが、猫のように丸くなってすうすうと寝息を立てている。その隣では、ルナが穏やかな笑みを浮かべて、村人たちの踊りの輪を見つめていた。

「……すごいな」

 僕の口から、思わずそんな言葉が漏れた。
 ほんの数ヶ月前まで、この村は死にかけていた。人々は希望を失い、ただ静かに終わりを待つだけ。そんな有り様だった。
 それが今、この光景だ。明日への希望に満ち溢れていて、絶望なんてみじんも感じられない。

 僕は、自分がこの村に来てからのことを、一つひとつ思い返していた。

 すべての始まりは、サラというひとりの少女に乞われた一杯の水だった。
 あの時、僕のスキルは本当の覚醒を果たした。それは、ただアイテムを作るだけの【アイテム・クリエーション】ではない、世界の理そのものに干渉する神の御業――【物質創造】。

 あの力で、僕はまず、枯れた井戸に聖なる水を満たした。長年の渇きから解放された村人たちが見せた歓喜の表情を、僕は一生忘れないだろう。

 次に、邪竜の呪いに蝕まれた大地を、生命力に満ちた肥沃な黒土へと蘇らせた。蒔いた種が目の前で芽吹き、成長していく光景は、僕自身にとっても魔法のような体験だった。

 そして、仲間たちとの出会い。

 魔の森の奥深く、呪いの茨の中で眠っていたエルフの姫・ルナ。彼女の精霊魔法は、僕の創造の力に生命の息吹を与えてくれた。彼女の優しさと聡明さは、僕の心の大きな支えとなっている。

 奴隷商人に追われ、この村に逃げ込んできた猫獣人の少女・ミミ。最初は怯えた子猫のようだった彼女も、今では僕の「妹」のような存在だ。彼女の鋭い五感は、村の頼れる「目」となり、「耳」となってくれている。

 最高の武具を打つことを夢見て、廃坑に隠遁していた頑固なドワーフ鍛冶師・ギドさん。僕の力がギドさんの職人魂に火をつけた。彼は今、村の防衛力を支えるための、頼もしすぎる「矛」と「盾」を生み出し続けてくれている。

 僕のスキルは、村のインフラも劇的に変えた。
 清潔な水を行き渡らせるための「水路」。
 村人たちの暮らしを快適にした「住居の改築」。
 そして、人々の心を癒やす「温泉」。
 農業や建設を担い、僕の手足として働いてくれる「ゴーレム」たちも、今では村の風景にすっかり溶け込んでいる。

 僕は、目を閉じる。
 脳裏に浮かぶのは、勇者パーティーを追放された、あの雨の夜の光景だ。

「役立たず」
「足手まとい」

 そう罵られ、すべてを失ったと思っていた。
 僕の力は、誰の役にも立たない、無価値なものなのだと。

 でも、違った。
 僕の力は、使い方と、使う場所が間違っていただけだったんだ。
 僕は、勇者になる必要はなかった。
 魔王を倒す英雄になる必要もなかった。
 僕の力は、誰かを傷つけるためにあるんじゃない。
 誰かの日常を、ささやかな幸せを守り、育むためにこそあったのだ。

 この村が、僕にそのことを教えてくれた。
 この村の人々が、僕に「居場所」と「家族」を与えてくれた。

(ありがとう……みんな)

 僕は、心の中で、この村のすべてに感謝した。
 僕を信じ、受け入れてくれた、この温かい人々に。

「アルト、何をひとりで難しい顔をしているのですか?」

 不意に、隣に座っていたルナが、僕の顔を覗き込んできた。翡翠の瞳が、焚き火の光を映して、きらきらと輝いている。

「……なんだか、夢みたいだなって。僕が、本当にこの村で、こんなに幸せでいていいのかなって、時々思っちゃうんだ」

 思わず漏れ出た、少し弱気な言葉。
 そんな僕の惑いを聞いたルナは、ふふっ、と優しく微笑んだ。

「当たり前ではありませんか。あなたは、この村のすべてを創造した、私たちの『創世主』様なのですから。あなたが幸せでなくて、誰が幸せになるというのです?」
「そうニャ……アル兄がいなかったら、ミミは今頃、鉄の檻の中だったニャ……。アル兄は、ミミの英雄だニャ……」

 膝の上で、寝言のようにもぞもぞと呟くミミ。
 まるで寝たふりをしていたかのような言葉に、思わず笑ってしまいそうになる。

 ふたりの温かい言葉が、僕の心の隙間を優しく満たしていく。
 そうだよな。
 僕が、下を向いていてどうする。
 この楽園は、まだ始まったばかりなんだ。

 僕は、これからの村の未来について、胸を躍らせた。
 マルコさんとの交易は、順調そのものだ。村の財政は潤い、僕たちはもっと多くのことができるようになるだろう。
 次は、子供たちのための「学校」を作ろうか。文字の読み書きや、簡単な計算、そして、この世界の歴史を教える場所。
 ギドさんの工房をもっと拡張しようか。ゴーレム用の武具だけでなく、村人たちが使うための、より便利な農具や生活用品も開発したい。
 ルナと一緒に、村の周りの森を、もっと豊かで安全な場所に変えていくのもいい。薬草園を作ったり、果樹を育てたりして。

 あれもしたい。これもしたい。僕の頭の中には、この楽園をさらに発展させるためのアイデアが無限に湧き上がってきていた。
 僕の【物質創造】の力があれば、なんだってできる。
 この村を、世界中の誰もがうらやむ、真の理想郷へと変えてみせる。

「……アルト、どうしました? 今度はとても楽しそうな顔をしていますよ」
「ああ。この村の、未来のことを考えていたんだ。僕たちの未来をね」

 僕がそう言って笑いかけると、ルナも嬉しそうに微笑み返してくれた。
 僕たちの未来。
 それは、どこまでも明るく、希望に満ちているように思えた。

 祭りの喧騒は、夜が更けると共に、最高潮へと達していた。
 村人たちが、大きな輪になって踊っている。その輪の中心で、ギドさんが、ドワーフの陽気な歌を自慢の喉で歌い上げていた。ミミもいつの間にか目を覚まし、他の子供たちと一緒に、その周りをきゃっきゃと楽しそうに駆け回っている。

 なんと、平和で、幸せな光景だろうか。
 この日常を、僕が守るんだ。
 この笑顔を、僕が。
 絶対に。

 僕は、改めてそう心に誓った。
 その時だった。

 カン……!カン……!カン……!

 祭りの陽気な音楽を切り裂くように、村の見張り台から、甲高い鐘の音が鳴り響いた。
 それは、僕がゴーレムたちにプログラムしておいた、最上級の警報。
 正体不明の武装した何者かが、村の境界線に侵入したことを示す合図だった。

 祭りの喧騒が、一瞬にして凍りつく。
 村人たちの顔から、笑顔が消えた。
 ギドさんが歌うのをやめ、警報が鳴る方向を睨みつける。
 ルナが、警戒の表情で立ち上がった。
 寝ていたミミも、不穏ななにかを感じ取ったのか飛び起きた。

 僕もゆっくりと立ち上がり、見張り台のある村の東側へと視線を向けた。僕の意識は、既に、村の警備を担うリーダーゴーレム「ゴレム」とリンクしている。ゴーレムの視界を通して、僕は「それ」を見た。

 東の丘の向こうから、夜の闇を背負って、数人の人影がゆっくりとこちらへ近づいてくる。
 その先頭を歩く男が、月明かりに照らし出された。

 陽光を溶かし込んだかのような、金色の髪。白銀の鎧は、今はもう見る影もなく傷つき、汚れている。しかし、その傲岸不遜な立ち姿と、腰に差した剣の柄は、僕が決して忘れることのできないものだった。

 聖剣『ソルブレイカー』。

 彼の後ろには、見覚えのある男女が続いている。憔悴しきってはいるが、その魔力と殺気は、僕が知る頃よりも、どこか歪で、禍々しいものへと変質しているように感じられた。

(なぜ……? どうして、彼らがここに?)

 頭が、真っ白になる。
 呼吸が、浅くなる。
 心臓が、嫌な音を立てて軋んだ。

 勇者、アレク・フォン・グランフォード。
 魔法使い、リリア・アーシェンハイト。
 剣士、ダイン・クラッガー。
 僕を追放し、僕の心を粉々にした、かつての「仲間」たち。

 そして、もうひとり。
 見覚えのない女性。
 身なりからして教会関係者だろうか、聖女のような女性が同行している。

 彼らが、なぜ?

 アレクが、僕たちの村の入口に立ち、周囲をぐるりと睨みつける。
 その目は、僕が知る勇者のそれとは、まったく違っている。飢えた獣のような、どす黒い欲望と嫉妬の色が、その瞳の奥で渦巻いていて見えた。

 彼は、まるで自分の所有物を確かめるかのように、ゆっくりと口を開く。
 その声は、拡声の魔法がかけられているのか、村中に響き渡った。

「――『神の錬金術師』。その奇跡の楽園、この勇者アレクが、今日この時より、すべて接収する」

 その傲慢な宣告に、僕は息を呑んだ。
 すぐ隣で、ルナが僕の手を固く握りしめる。
 僕が守ると誓ったばかりの、穏やかで幸せな日常が、音を立てて崩れ始める。

 過去は、僕を解放してはくれなかった。
 それは最も残酷な形で、僕の前に再び姿を現したのだ。
 僕たちの楽園に、終焉の足音が迫ろうとしていた。


 -つづく-






次回、第21話。「再会」。
彼らは、アルトが知る彼らではなくなっていた。

ブックマークや「いいね」での評価、感想などいただけると励みになります。
応援のほど、よろしくお願いします。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~

荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
 ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。  それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。 「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」 『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。  しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。  家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。  メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。  努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。 『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』 ※別サイトにも掲載しています。

追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る

夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!

「役立たず」と追放されたが、俺のスキルは【経験値委託】だ。解除した瞬間、勇者パーティーはレベル1に戻り、俺だけレベル9999になった

たまごころ
ファンタジー
「悪いがクビだ、アレン。お前のような戦闘スキルのない寄生虫は、魔王討伐の旅には連れていけない」 幼馴染の勇者と、恋人だった聖女からそう告げられ、俺は極寒の雪山に捨てられた。 だが、彼らは勘違いしている。 俺のスキルは、単なる【魔力譲渡】じゃない。 パーティメンバーが得た経験値を管理・分配し、底上げする【経験値委託(キックバック)】という神スキルだったのだ。 俺をパーティから外すということは、契約解除を意味する。 つまり――今まで彼らが俺のおかげで得ていた「かさ増しステータス」が消え、俺が預けていた膨大な「累積経験値」が全て俺に返還されるということだ。 「スキル解除。……さて、長年の利子も含めて、たっぷり返してもらおうか」 その瞬間、俺のレベルは15から9999へ。 一方、勇者たちはレベル70から初期レベルの1へと転落した。 これは、最強の力を取り戻した俺が、雪山の守り神である銀狼(美少女)や、封印されし魔神(美少女)を従えて無双し、新たな国を作る物語。 そして、レベル1に戻ってゴブリンにも勝てなくなった元勇者たちが、絶望のどん底へ落ちていく「ざまぁ」の記録である。

ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします

ランド犬
ファンタジー
 異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは ――〈ホームセンター〉 壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。 気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。 拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?

追放された”お荷物”の俺がいないと、聖女も賢者も剣聖も役立たずらしい

夏見ナイ
ファンタジー
「お荷物」――それが、Sランク勇者パーティーで雑用係をするリアムへの評価だった。戦闘能力ゼロの彼は、ある日ついに追放を宣告される。 しかし、パーティーの誰も知らなかった。彼らの持つ強力なスキルには、使用者を蝕む”代償”が存在したことを。そして、リアムの持つ唯一のスキル【代償転嫁】が、その全てを人知れず引き受けていたことを。 リアムを失い、スキルの副作用に蝕まれ崩壊していく元仲間たち。 一方、辺境で「呪われた聖女」を救ったリアムは自らの力の真価を知る。魔剣に苦しむエルフ、竜の血に怯える少女――彼は行く先々で訳ありの美少女たちを救い、彼女たちと安住の地を築いていく。 これは、心優しき”お荷物”が最強の仲間と居場所を見つけ、やがて伝説となる物語。

【鑑定不能】と捨てられた俺、実は《概念創造》スキルで万物創成!辺境で最強領主に成り上がる。

夏見ナイ
ファンタジー
伯爵家の三男リアムは【鑑定不能】スキル故に「無能」と追放され、辺境に捨てられた。だが、彼が覚醒させたのは神すら解析不能なユニークスキル《概念創造》! 認識した「概念」を現実に創造できる規格外の力で、リアムは快適な拠点、豊かな食料、忠実なゴーレムを生み出す。傷ついたエルフの少女ルナを救い、彼女と共に未開の地を開拓。やがて獣人ミリア、元貴族令嬢セレスなど訳ありの仲間が集い、小さな村は驚異的に発展していく。一方、リアムを捨てた王国や実家は衰退し、彼の力を奪おうと画策するが…? 無能と蔑まれた少年が最強スキルで理想郷を築き、自分を陥れた者たちに鉄槌を下す、爽快成り上がりファンタジー!

スキル【土いじり】でパーティを追放された俺、開墾した畑からダンジョンが生えてきた。

夏見ナイ
ファンタジー
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。 しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた! ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。 噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。 一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。 これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!

処理中です...