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問4 異なる2点間の距離を求めよ
問4-7
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「よっしゃ、じゃあこれとこれを最後に入れて…………出来た!」
俺は出来たてほやほやの新デッキを掲げる。
やっぱりこの瞬間はなんとも言えない高揚感を味わえる。
「今更ですけど……これ……回るんですか?」
ミューミューが、掲げられたデッキを心配そうに見上げる。
「回るか回らないかじゃないよ、ミューミューさん」
俺はデッキを片手に恥ずかしげもなく言い放った。
「回すんだよ」
「後で火香さんにまたカッコつけてましたよって言っておきます」
「やめて」
やっぱ恥ずかしい。
いつの間にかそういうルートが確立してたのか。気軽にカッコつけられ無いな。
さて、デッキは完成した。
キーカードを軸に、それを活かしつつちょっとした小技をいくつも入れた、よくばりセットのようなデッキだ。
大まかなカードと方向性は俺が選択し、デッキの空白を埋めるカードはミューミューと話合って詰めていった。
彼女の助言のおかげで、それぞれのカードが単体でも意味を持ち、なおかつ組み合わせることで相乗効果もあるカードを上手く選べたと思う。
しかしその結果出来上がったものを見返すと、割と禍々しいブツだった。
「……やっぱり、誰も使わないデッキって怖いですね」
「俺もこれでランク戦に挑もうっていう今の気持ちは実際……怖いよ。でも、同時に楽しみでもある。だってこれで強かったら、相手はびっくりしてくれるよね?」
「びっくり、ですか」
「ロマン砲なんて、決まらないからロマン砲だし。だからいざ決まると、相手は驚く。気持ちはエンターテイナーだよ」
【もちもちシューズ】と【空画整理】の2枚のカードを使っているデッキを検索してみたが、今シーズンどころか、過去のデッキにも引っかかるものは無かった。
【もちもちシューズ】のみに絞っても大分少なかったが、【空画整理】単体なら割と使われていた。高所からの攻撃を目的とするならば有効だからだろう。
つまり、この2枚を使ったデッキは過去には皆無。俺の「立体機動」に初見で対応出来るプレイヤーはいないはず。
与えるのは驚き――そして敗北だ。
「エンターテイナー……。ロマン砲主義者って、自分じゃなくて相手を楽しませる事が目的なんですか?」
「うーん、ちょっと違うね。相手も自分も楽しいのがベストだよ」
「なるほど。じゃあシトラスさんが楽しいデッキには……なりましたよね?」
「それは自信を持って言える。絶対楽しい」
2人で組み上げた記念すべき1つ目のデッキだ。
これで戦う自分をイメージするだけでもうわくわくしている。
「でも今回は勝つことも目的だし、戦ってる最中はガチで行くよ」
「ええ。じゃあ……がんばりましょう!」
「おう!」
俺はデッキをデータに戻して収納した。
同時にデッキの情報ウィンドウが視界ディスプレイに現れ、俺にデッキ名をつけろと催促してくる。
そうだった。まだ「名付け」が済んでいない。
「『天井の亡霊』は没だったよね。ってかもう当初のイメージとは変わったなぁ」
「そうですね。なんて言うんでしょうか、これ」
「あー……『ピンボール』?」
「言い得て妙ですね。でもこのデッキ、絶対話題になりますよ? その時に紹介されるデッキ名、それで良いんですか?」
「嫌ってほどじゃないけど……真面目に答えるなら、超速攻デッキとしての側面を鑑みてシンプルに『エクスプレス』とか。ミューミューさんは何かアイデアある?」
「一応私がつけるなら『フライングスパゲッティモンスター』って呼びたいなって思ってました」
「フライング……なんて?」
「フライングスパゲッティモンスターです。知りませんか?」
あいにく、俺の脳に刻まれた事が無い固有名詞だ。
「ピンボールより酷くない?」
「そうですか? 私は意外と好きなんですけど。ほら、スパゲッティのところとか、あのカードみたいで」
「嫌だよ俺、『スパゲッティモンスター使いのシトラス』みたいな呼び方されるの」
「ふふふ、それは、流石に、嫌ですね」
自分で名付けといて勝手にクスクス笑ってる。ひどい。だんだん打ち解けてきて少しこの娘のイメージが変わってきた。
真面目ぶってるけど、意外と面白い。それに、実は良く笑う。
「じゃあ2つをつなげて、『フライングエクスプレス』はどう? 空飛ぶ超特急みたいで、デッキの動きには合ってるんじゃない?」
「文句ありません。決まりですね!」
「よっしゃ」
俺はデッキのウィンドウに名前を打ち込むと、対戦用デッキの枠に早速「フライングエクスプレス」をセットした。
「では、初めての門出に」
「『その身を投じ』ますか」
パチンとハイタッチを交わし、俺たちは闘技場へと移動する。
「だー! 緊張してきた……」
俺は手足をプルプルと振ってストレッチの真似事をする。
脳の身体感覚をトレースするだけで実体の無いアバターにおいて、足が攣ったり体がぎこちないなどということは無い。
が、なんとなくこうやっておくと気持ちが落ち着く気はする。
闘技場での初ソロランク戦。対戦相手のランクポイントは見えないが、ランキングは70万位台。ランク戦参加人数と同じ位なので、ほぼ最下位ということだ。同実力帯で自動マッチングらしいので、妥当なところだろう。
ミューミューが言っていた事を思い出す。
――対戦相手なんて、じゃがいもだと思えばいいんですよ!
違う違う、このアドバイスじゃない。
――相手はランク下位、多分コンボを見せなくても真正面から勝てますよ。カグツチどころか、ソロクラオカミよりも全然弱いと思います。一応、あのイベントもレベル100が参戦条件ですから。
ランク下位は、そもそもレベルがカンスト値の100にも到達していないプレイヤーが多いそうだ。
もちろん俺のように今から参戦のカンストプレイヤーもいるかも知れないが、そういうプレイヤーはあっという間にランクが上がっていくらしい。
まぁ、ネクロはレベルが重要なゲームではないのでレベルが高いからと言って必ず強い訳ではない。
レベルはあくまでコンクエストデッキを組む際に使えるカードの制限程度で、それなりにゲームをプレイしていれば勝手に上がってしまう。
俺からすれば、完全に自由にデッキが組めるようになるレベルカンストからが本番だ。
そう考えると、カンストしていないプレイヤーというのは単純にプレイ時間が短いプレイヤーである可能性が高いわけだ。
さすがにあっさり負け、っていうことはないだろう。
視界ウィンドウに表示された、ゲームスタートまでの残り時間が10秒を切る。
「お手柔らかにお願いしまーす」
俺は誰に聞こえるでも無いがそうつぶやき、ぐっと大きく伸びをした。
ゲームスタートの表示が、視界の中央にエフェクトを散らしながら消えていく。
俺は出来たてほやほやの新デッキを掲げる。
やっぱりこの瞬間はなんとも言えない高揚感を味わえる。
「今更ですけど……これ……回るんですか?」
ミューミューが、掲げられたデッキを心配そうに見上げる。
「回るか回らないかじゃないよ、ミューミューさん」
俺はデッキを片手に恥ずかしげもなく言い放った。
「回すんだよ」
「後で火香さんにまたカッコつけてましたよって言っておきます」
「やめて」
やっぱ恥ずかしい。
いつの間にかそういうルートが確立してたのか。気軽にカッコつけられ無いな。
さて、デッキは完成した。
キーカードを軸に、それを活かしつつちょっとした小技をいくつも入れた、よくばりセットのようなデッキだ。
大まかなカードと方向性は俺が選択し、デッキの空白を埋めるカードはミューミューと話合って詰めていった。
彼女の助言のおかげで、それぞれのカードが単体でも意味を持ち、なおかつ組み合わせることで相乗効果もあるカードを上手く選べたと思う。
しかしその結果出来上がったものを見返すと、割と禍々しいブツだった。
「……やっぱり、誰も使わないデッキって怖いですね」
「俺もこれでランク戦に挑もうっていう今の気持ちは実際……怖いよ。でも、同時に楽しみでもある。だってこれで強かったら、相手はびっくりしてくれるよね?」
「びっくり、ですか」
「ロマン砲なんて、決まらないからロマン砲だし。だからいざ決まると、相手は驚く。気持ちはエンターテイナーだよ」
【もちもちシューズ】と【空画整理】の2枚のカードを使っているデッキを検索してみたが、今シーズンどころか、過去のデッキにも引っかかるものは無かった。
【もちもちシューズ】のみに絞っても大分少なかったが、【空画整理】単体なら割と使われていた。高所からの攻撃を目的とするならば有効だからだろう。
つまり、この2枚を使ったデッキは過去には皆無。俺の「立体機動」に初見で対応出来るプレイヤーはいないはず。
与えるのは驚き――そして敗北だ。
「エンターテイナー……。ロマン砲主義者って、自分じゃなくて相手を楽しませる事が目的なんですか?」
「うーん、ちょっと違うね。相手も自分も楽しいのがベストだよ」
「なるほど。じゃあシトラスさんが楽しいデッキには……なりましたよね?」
「それは自信を持って言える。絶対楽しい」
2人で組み上げた記念すべき1つ目のデッキだ。
これで戦う自分をイメージするだけでもうわくわくしている。
「でも今回は勝つことも目的だし、戦ってる最中はガチで行くよ」
「ええ。じゃあ……がんばりましょう!」
「おう!」
俺はデッキをデータに戻して収納した。
同時にデッキの情報ウィンドウが視界ディスプレイに現れ、俺にデッキ名をつけろと催促してくる。
そうだった。まだ「名付け」が済んでいない。
「『天井の亡霊』は没だったよね。ってかもう当初のイメージとは変わったなぁ」
「そうですね。なんて言うんでしょうか、これ」
「あー……『ピンボール』?」
「言い得て妙ですね。でもこのデッキ、絶対話題になりますよ? その時に紹介されるデッキ名、それで良いんですか?」
「嫌ってほどじゃないけど……真面目に答えるなら、超速攻デッキとしての側面を鑑みてシンプルに『エクスプレス』とか。ミューミューさんは何かアイデアある?」
「一応私がつけるなら『フライングスパゲッティモンスター』って呼びたいなって思ってました」
「フライング……なんて?」
「フライングスパゲッティモンスターです。知りませんか?」
あいにく、俺の脳に刻まれた事が無い固有名詞だ。
「ピンボールより酷くない?」
「そうですか? 私は意外と好きなんですけど。ほら、スパゲッティのところとか、あのカードみたいで」
「嫌だよ俺、『スパゲッティモンスター使いのシトラス』みたいな呼び方されるの」
「ふふふ、それは、流石に、嫌ですね」
自分で名付けといて勝手にクスクス笑ってる。ひどい。だんだん打ち解けてきて少しこの娘のイメージが変わってきた。
真面目ぶってるけど、意外と面白い。それに、実は良く笑う。
「じゃあ2つをつなげて、『フライングエクスプレス』はどう? 空飛ぶ超特急みたいで、デッキの動きには合ってるんじゃない?」
「文句ありません。決まりですね!」
「よっしゃ」
俺はデッキのウィンドウに名前を打ち込むと、対戦用デッキの枠に早速「フライングエクスプレス」をセットした。
「では、初めての門出に」
「『その身を投じ』ますか」
パチンとハイタッチを交わし、俺たちは闘技場へと移動する。
「だー! 緊張してきた……」
俺は手足をプルプルと振ってストレッチの真似事をする。
脳の身体感覚をトレースするだけで実体の無いアバターにおいて、足が攣ったり体がぎこちないなどということは無い。
が、なんとなくこうやっておくと気持ちが落ち着く気はする。
闘技場での初ソロランク戦。対戦相手のランクポイントは見えないが、ランキングは70万位台。ランク戦参加人数と同じ位なので、ほぼ最下位ということだ。同実力帯で自動マッチングらしいので、妥当なところだろう。
ミューミューが言っていた事を思い出す。
――対戦相手なんて、じゃがいもだと思えばいいんですよ!
違う違う、このアドバイスじゃない。
――相手はランク下位、多分コンボを見せなくても真正面から勝てますよ。カグツチどころか、ソロクラオカミよりも全然弱いと思います。一応、あのイベントもレベル100が参戦条件ですから。
ランク下位は、そもそもレベルがカンスト値の100にも到達していないプレイヤーが多いそうだ。
もちろん俺のように今から参戦のカンストプレイヤーもいるかも知れないが、そういうプレイヤーはあっという間にランクが上がっていくらしい。
まぁ、ネクロはレベルが重要なゲームではないのでレベルが高いからと言って必ず強い訳ではない。
レベルはあくまでコンクエストデッキを組む際に使えるカードの制限程度で、それなりにゲームをプレイしていれば勝手に上がってしまう。
俺からすれば、完全に自由にデッキが組めるようになるレベルカンストからが本番だ。
そう考えると、カンストしていないプレイヤーというのは単純にプレイ時間が短いプレイヤーである可能性が高いわけだ。
さすがにあっさり負け、っていうことはないだろう。
視界ウィンドウに表示された、ゲームスタートまでの残り時間が10秒を切る。
「お手柔らかにお願いしまーす」
俺は誰に聞こえるでも無いがそうつぶやき、ぐっと大きく伸びをした。
ゲームスタートの表示が、視界の中央にエフェクトを散らしながら消えていく。
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