41 / 221
第二部 〜未知との遭遇〜
第三十九話
しおりを挟む
アルージェ達が鍛冶屋の中に入ると、武器が棚に綺麗に陳列されていた。
「おぉ、こんな感じなのかー!」
アルージェは始めて目の当たりにする鍛冶屋に興奮気味になる。
新品の商品があるのは受付側の方だけだったが、店の端っこには少し古くなった武器が樽に乱雑に放り込まれていた。
恐らく誰かが使っていたお古だったり、使用者がなんらか理由で使わなくなって武器などが入っているんだろう。
まずは樽の中に入っている武器を一通り確認する。
「やっぱり、誰かが使った後の武器みたいだね。使用者の癖に合わせて作られていたりして、ちょっと扱いづらいものも多いや」
次に棚に陳列されている物も物色し始める。
アルージェは一つ武器を手に取り、少し素振りをする。
そして棚に戻し、他の武器も同じように手に取り素振りをする。
「すごいな!どの武器も癖がない」
ルーネががアルージェの顔を覗き込む。
「おっ!ルーネも気になる?ほら、この剣が一番わかりやすいかな。長さ、重さ、重心、誰が使ってもある程度扱えるように作られてるよ」
アルージェは目を輝かせてルーネに熱く語る。
ルーネにはいまいちアルージェが何に興奮しているかわからなかった。
だが、アルージェが嬉しそうに話しているので、タイミングを伺って相槌を打ったり、頷いたりしていた。
「よく見たら使用者を選ぶような形の武器がもないよ!すごい!素晴らしいよ!ギルドがここを紹介してる理由がわかるね!」
アルージェが興奮気味にルーネに語っていると店の奥からガタイは良いが人相は優しそうなおじさんが出てきた。
「おう、坊主。奥の工房にも聴こえるくらいの声で話してたから聞こえたが、その年で武器に詳しいようだな」
「はい、この武器は使った人に変な癖をつけたりして成長を妨げないようにと工夫されていることがヒシヒシと伝わってきます!これはもはや愛ですね!!」
アルージェは視線を武器から外すことなく返事をする。
「そこまで語られると少し気味が悪いが、まぁ言ってることに間違いはないな。坊主は鍛冶屋見習いか??」
アルージェは武器から視線を外し、鍛冶屋の方へ視線を向ける。
「見習いではなく一応卒業と言われました!村から出てきたばかりなんですけど、師匠の元で鍛治を教えてもらいました!」
「へぇ、村にも鍛冶屋ってのはあるんだな。武器とか売れなさそうだからあんまり仕事はなさそうだが」
この世界における鍛冶屋は町に店を構えて、冒険者や国相手に商売をすることが主流だ。
逆に言うと冒険者がいない場所だと商売にすらならない。
グレンデがあの生活を出来ているのはもともとの稼ぎが別格だっただけで、本来はあのような生活は成り立たない。
「そこら辺はよくわからないですけど、師匠は農具の修理とかで生計立てましたよ!」
アルージェにこの世界の常識を知るはずもなく、ただ事実を述べているだけである。
「ふぅーん、村ってのはそれだけで生活くらい仕事があるのか。俺も都会に疲れたら町を出て、村で隠居するか」
本当に実行すればこの鍛冶師は泣きをみることになるだろう。
「それで、坊主はこの店になんか買いに来たってわけでもなさそうだな?」
「あっ、えっと、村には鍛冶屋は師匠がやってるとこしかなかったので、町ではどんなものが売っているのか知りたくて来ただけなんです。冷やかしになりますよね。すいません」
「だろうな、見ただけでそこまでわかる武器好きだ。しかも自分で作れるんだろ?自作するほうがよっぽど自分に合ったもん作れるだろうしな。なーに、気にしちゃいねぇよ。どうせこの時間は冒険者も少なくて暇な時間なんだ。話相手が欲しかったくらいだ。それに他の鍛冶師と話せる機会なんてないからよ」
「どうせなら一本作ってくか?」
鍛冶屋の店主は冗談のつもりでアルージェに提案する。
「えっ!本当に良いんですか!短剣とか作っちゃってもいいですか!」
アルージェは素晴らしい武器達目の当たりにして久しぶりに作りたくてうずうずしていた。
「えっ?本当に作るのか?いや、構わねぇけどよ」
鍛冶屋は歯切れが悪くなる。
「材料はどうする?こっちで用意してもいいが、少し金もらってもいいか?」
今日そこそこ稼いだとは言え今後のことも考えると、アルージェに今そこまでお金の余裕はない。
「あー・・・。今手持ちあんまりないんで、作ったものここに置いていくってのじゃ駄目ですか?」
「おいおい、本気かよ」
アルージェの言葉に店主は呆れる。
店主の反応を見て、これは良くないと感じた。
「あっ、そうですよね、誰かも分からないやつが作ったものなんて売り物にならないですよね・・・。なら!もし売り物にならないと店主さんが判断したら素材代とか掛かったお金出します!」
「いや、そういう意味じゃなくてだな、本当にいいのかよ?」
鍛冶の世界では、技術は弟子にのみ伝授されて秘匿するものというのが常識だった。
日本でも物語の話だが弟子が刀を冷やす水の温度をなかなか教えてもらえず、冷却水の温度を手をつけて盗もうとした結果、腕を切り落とされた。
そんな物語があるくらいだ。
だが、アルージェは師匠にそんなこと教わっておらず、鍛治界隈の常識など知らない。
「えっと、何か問題ありますか・・・?」
アルージェはキョトンとした顔で鍛冶屋を見つめる。
「いや、坊主がいいって言うなら別にかまわねぇが」
「本当ですか!ありがとうございます!!じゃあ、ルーネ。ごめんだけど少し待っててくれる??」
アルージェはルーネの返事も待たずに工房へと進む。
「なぁ、坊主。ちょっといいか?」
鍛冶屋も本当にこのまま続けても良いものかと思い、アルージェに声をかける。
アルージェが振り返ると店主から鍛治界隈の常識を話し始める。
「そうだったんですね。んー、でも、師匠には誰にも見せるなって言われてないんで、大丈夫だと思います!」
「いや、それなら別に構わな「材料ってどこにありますか?」」
鍛冶屋の言葉を遮るほど、アルージェは久々に鍛治ができることに興奮していた。
「あ、あぁ、ならその辺のやつを「分かりました!」」
弟子を卒業したとは言え、まだ子供だ。
鍛冶屋は大して期待などしていなかった。
どちらかといえば暇つぶしにはちょうどいいか軽い気持ちで思っていた。
だが、アルージェが実際に短剣の作成を開始して、しばらく様子を見ているとあまりの手際の良さに驚いた。
そして、アルージェがアイテムボックスから取り出した槌を見て言葉を失った。
アルージェが持っている槌の持ち手には、競争の激しい王都で伝説と言われた鍛冶師グレンデが作成した物に刻まれるサインがあった。
「おいおい、これは夢か?いやいやそんなはずはない見間違いだろ」
鍛冶屋はアルージェが持っている槌をもう一度確認するが、間違いなくグレンデ氏のサインがそこに彫られていた。
鍛治を生業にするものが見間違えるはずがなかった。
グレンデのサインは贋作師がこぞって贋作を作成しようとした。
同じ形にしようとすると形が歪になったり同じ大きさで作成ができなかったり、彫りの深さが違ったりと同じものを作成できないことで有名だった。
かなり腕のある鍛冶師が本気で真似しようとしてもできないもので、グレンデしか作成できないとされているサインがその槌には彫られていたのだ
もしもこの子供が師匠と呼んでいる人物がグレンデなのだとしたら、誰も見せるなとは言われないだろう。
鍛冶師としての次元が違う。
その表現が正しいだろう真似できる訳がないのだから。
店主はアルージェの作成している工程から何か技術を盗めないかと思ったが、なぜそのタイミングでその行動をするのか理解ができなかった。
なぜなら今広く知られている既存の工程とは全く異なるものなのだ。
何度も繰り返し見ていれば一工程くらいは真似できるかもしれない。
だが、一工程真似できたところで何の意味もない。
他の工程が技術に追いついていないため、恐らくは素材を無駄にしてしまうか、武器が完成しても武器として使用することはできないものができるだろう。
店主は頭の中でぐるぐると思考を回していたが、思考を放棄する。
ただアルージェの武器が完成するのを待った。
それから少し時間が経つとアルージェの手には短剣が握られていた。
「おぉ、こんな感じなのかー!」
アルージェは始めて目の当たりにする鍛冶屋に興奮気味になる。
新品の商品があるのは受付側の方だけだったが、店の端っこには少し古くなった武器が樽に乱雑に放り込まれていた。
恐らく誰かが使っていたお古だったり、使用者がなんらか理由で使わなくなって武器などが入っているんだろう。
まずは樽の中に入っている武器を一通り確認する。
「やっぱり、誰かが使った後の武器みたいだね。使用者の癖に合わせて作られていたりして、ちょっと扱いづらいものも多いや」
次に棚に陳列されている物も物色し始める。
アルージェは一つ武器を手に取り、少し素振りをする。
そして棚に戻し、他の武器も同じように手に取り素振りをする。
「すごいな!どの武器も癖がない」
ルーネががアルージェの顔を覗き込む。
「おっ!ルーネも気になる?ほら、この剣が一番わかりやすいかな。長さ、重さ、重心、誰が使ってもある程度扱えるように作られてるよ」
アルージェは目を輝かせてルーネに熱く語る。
ルーネにはいまいちアルージェが何に興奮しているかわからなかった。
だが、アルージェが嬉しそうに話しているので、タイミングを伺って相槌を打ったり、頷いたりしていた。
「よく見たら使用者を選ぶような形の武器がもないよ!すごい!素晴らしいよ!ギルドがここを紹介してる理由がわかるね!」
アルージェが興奮気味にルーネに語っていると店の奥からガタイは良いが人相は優しそうなおじさんが出てきた。
「おう、坊主。奥の工房にも聴こえるくらいの声で話してたから聞こえたが、その年で武器に詳しいようだな」
「はい、この武器は使った人に変な癖をつけたりして成長を妨げないようにと工夫されていることがヒシヒシと伝わってきます!これはもはや愛ですね!!」
アルージェは視線を武器から外すことなく返事をする。
「そこまで語られると少し気味が悪いが、まぁ言ってることに間違いはないな。坊主は鍛冶屋見習いか??」
アルージェは武器から視線を外し、鍛冶屋の方へ視線を向ける。
「見習いではなく一応卒業と言われました!村から出てきたばかりなんですけど、師匠の元で鍛治を教えてもらいました!」
「へぇ、村にも鍛冶屋ってのはあるんだな。武器とか売れなさそうだからあんまり仕事はなさそうだが」
この世界における鍛冶屋は町に店を構えて、冒険者や国相手に商売をすることが主流だ。
逆に言うと冒険者がいない場所だと商売にすらならない。
グレンデがあの生活を出来ているのはもともとの稼ぎが別格だっただけで、本来はあのような生活は成り立たない。
「そこら辺はよくわからないですけど、師匠は農具の修理とかで生計立てましたよ!」
アルージェにこの世界の常識を知るはずもなく、ただ事実を述べているだけである。
「ふぅーん、村ってのはそれだけで生活くらい仕事があるのか。俺も都会に疲れたら町を出て、村で隠居するか」
本当に実行すればこの鍛冶師は泣きをみることになるだろう。
「それで、坊主はこの店になんか買いに来たってわけでもなさそうだな?」
「あっ、えっと、村には鍛冶屋は師匠がやってるとこしかなかったので、町ではどんなものが売っているのか知りたくて来ただけなんです。冷やかしになりますよね。すいません」
「だろうな、見ただけでそこまでわかる武器好きだ。しかも自分で作れるんだろ?自作するほうがよっぽど自分に合ったもん作れるだろうしな。なーに、気にしちゃいねぇよ。どうせこの時間は冒険者も少なくて暇な時間なんだ。話相手が欲しかったくらいだ。それに他の鍛冶師と話せる機会なんてないからよ」
「どうせなら一本作ってくか?」
鍛冶屋の店主は冗談のつもりでアルージェに提案する。
「えっ!本当に良いんですか!短剣とか作っちゃってもいいですか!」
アルージェは素晴らしい武器達目の当たりにして久しぶりに作りたくてうずうずしていた。
「えっ?本当に作るのか?いや、構わねぇけどよ」
鍛冶屋は歯切れが悪くなる。
「材料はどうする?こっちで用意してもいいが、少し金もらってもいいか?」
今日そこそこ稼いだとは言え今後のことも考えると、アルージェに今そこまでお金の余裕はない。
「あー・・・。今手持ちあんまりないんで、作ったものここに置いていくってのじゃ駄目ですか?」
「おいおい、本気かよ」
アルージェの言葉に店主は呆れる。
店主の反応を見て、これは良くないと感じた。
「あっ、そうですよね、誰かも分からないやつが作ったものなんて売り物にならないですよね・・・。なら!もし売り物にならないと店主さんが判断したら素材代とか掛かったお金出します!」
「いや、そういう意味じゃなくてだな、本当にいいのかよ?」
鍛冶の世界では、技術は弟子にのみ伝授されて秘匿するものというのが常識だった。
日本でも物語の話だが弟子が刀を冷やす水の温度をなかなか教えてもらえず、冷却水の温度を手をつけて盗もうとした結果、腕を切り落とされた。
そんな物語があるくらいだ。
だが、アルージェは師匠にそんなこと教わっておらず、鍛治界隈の常識など知らない。
「えっと、何か問題ありますか・・・?」
アルージェはキョトンとした顔で鍛冶屋を見つめる。
「いや、坊主がいいって言うなら別にかまわねぇが」
「本当ですか!ありがとうございます!!じゃあ、ルーネ。ごめんだけど少し待っててくれる??」
アルージェはルーネの返事も待たずに工房へと進む。
「なぁ、坊主。ちょっといいか?」
鍛冶屋も本当にこのまま続けても良いものかと思い、アルージェに声をかける。
アルージェが振り返ると店主から鍛治界隈の常識を話し始める。
「そうだったんですね。んー、でも、師匠には誰にも見せるなって言われてないんで、大丈夫だと思います!」
「いや、それなら別に構わな「材料ってどこにありますか?」」
鍛冶屋の言葉を遮るほど、アルージェは久々に鍛治ができることに興奮していた。
「あ、あぁ、ならその辺のやつを「分かりました!」」
弟子を卒業したとは言え、まだ子供だ。
鍛冶屋は大して期待などしていなかった。
どちらかといえば暇つぶしにはちょうどいいか軽い気持ちで思っていた。
だが、アルージェが実際に短剣の作成を開始して、しばらく様子を見ているとあまりの手際の良さに驚いた。
そして、アルージェがアイテムボックスから取り出した槌を見て言葉を失った。
アルージェが持っている槌の持ち手には、競争の激しい王都で伝説と言われた鍛冶師グレンデが作成した物に刻まれるサインがあった。
「おいおい、これは夢か?いやいやそんなはずはない見間違いだろ」
鍛冶屋はアルージェが持っている槌をもう一度確認するが、間違いなくグレンデ氏のサインがそこに彫られていた。
鍛治を生業にするものが見間違えるはずがなかった。
グレンデのサインは贋作師がこぞって贋作を作成しようとした。
同じ形にしようとすると形が歪になったり同じ大きさで作成ができなかったり、彫りの深さが違ったりと同じものを作成できないことで有名だった。
かなり腕のある鍛冶師が本気で真似しようとしてもできないもので、グレンデしか作成できないとされているサインがその槌には彫られていたのだ
もしもこの子供が師匠と呼んでいる人物がグレンデなのだとしたら、誰も見せるなとは言われないだろう。
鍛冶師としての次元が違う。
その表現が正しいだろう真似できる訳がないのだから。
店主はアルージェの作成している工程から何か技術を盗めないかと思ったが、なぜそのタイミングでその行動をするのか理解ができなかった。
なぜなら今広く知られている既存の工程とは全く異なるものなのだ。
何度も繰り返し見ていれば一工程くらいは真似できるかもしれない。
だが、一工程真似できたところで何の意味もない。
他の工程が技術に追いついていないため、恐らくは素材を無駄にしてしまうか、武器が完成しても武器として使用することはできないものができるだろう。
店主は頭の中でぐるぐると思考を回していたが、思考を放棄する。
ただアルージェの武器が完成するのを待った。
それから少し時間が経つとアルージェの手には短剣が握られていた。
1
あなたにおすすめの小説
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる