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第二部 〜未知との遭遇〜
第五十一話(ミスティ過去編)
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私は産まれた時、泣かなかったかったらしい。
産声を上げずに生まれた赤子は悪魔の子だと助産師は叫び悲鳴を上げたが
両親はそんなことはないと否定をしてくれたらしい。
でも噂はどこからか広がるもの。
どこから漏れたのかはわからない使用人が領内で買い物するときに話したのかもしれないし助産師が言い回ったのかもしれない、領民達は領主の娘は悪魔だと噂し始める。
それでも父と母は私を庇い悪魔ではないと皆に説明していた。
使用人は私を気味悪がり、誰も私と目を合わせず顔も見ようともせずに言われたこと、必要なことだけを済ませてはすぐに部屋から出ていく、私が産まれてからは辞めていく使用人も多かったらしい。
そんな状況でも両親は私を見捨てることはなかった、
使用人が辞めない様にと、他の領地とは比べものにならない程の給金で使用人を雇っていた。
私を見捨てずに優しくしてくれていたのは両親だけだったが、
ある日を境に両親も私を悪魔とよぶようになった。
それは私が五歳になった時のこと、私は”声”が聴こえる様になった。
初めは独り言のようにブツブツと話していただけだったが、段々と私に話しかけるようになり、私も話し相手が欲しかったから聴こえてくる声に返事をしたり感情を出すようになっていた。
そんな様子を使用人が見ていないはずもなく、その様子は使用人達の中で噂になり、あの子は悪魔と話をしていると言われはじめた。
その噂を両親が聞き、すぐに「誰と話しているんだい?」と聞かれた。
「頭の中に声がするの!それでね私に話しかけてくれるの!とっても優しいんだよ!」
「そ、そうか優しいなら良かった」とだけ言い両親は部屋に戻っていった、その日から母親の態度が急変した。
今まで優しく接してくれていたが、何を言っても素っ気ない返事しかくれずにすぐに私のそばから離れようとする。
初めは不思議に思っていたが、
ある日、両親の部屋の前を通ったときに話しているのが聴こえた。
話に入りたくて扉の前に立つと母が泣いているのがわかった
「もう私あの子を自分の子供だと思えないわ!だってあの子の口からはっきり聞いたでしょ?悪魔憑きなのよ!」
あんなに優しかった母のその一言に私の心は簡単に折れた。
私は自分を責めた、私が産まれなければこんな母親に苦労することもなかっただろう。
私が悪魔と呼ばれなければ、こんなに寂しい思いをすることもなかっただろう。
「そう、私は悪魔なのね」
自分がどんな顔をしていたかはわからない笑っていたのか、泣いていたのか、
ガチャリと扉を開けると母親はこちらを見て、悲鳴を上げ始める。
父親はこちらを見て驚いたが、
「違うんだ、あいつだって本心で言ったわけじゃない、ただここのところ色々あって少し疲れていたんだよ」と大声で叫ぶ
「私これから離れに住むね、なるべく使用人の手伝いも受けずに自分で生活するね」
それだけいって部屋を出ようとすると父親が私の名前を叫ぶ。
私は振り返り笑顔で「産まれてきてごめんね」というと
父親は膝から崩れ落ち部屋を出る少女の背中に何度も謝り続けた。
あの時から私は離れで生活している。
父には使用人は不要と言ったが、それでも言われた”仕事だけ”こなす使用人が何名か私の身の回りの手伝いをしてくれていた。
誰も私の顔を見ようともせず、話しかけようともしない。
それでも使用人が辞めなかったのは父親が高い給金で雇ってくれていたのだと思う。
一人の時間が増えた私は聴こえる声と話す時間が増えた。
なんと、”声”はこの世界ではなく別の世界の住人らしい。
私のいる世界は醜悪だといい、聴こえる声の持ち主がいる世界は酷いことをするものは誰もいない安寧の地らしい
私を無視する者もいない、私に罵声を浴びせる者もいない、私を悪魔と呼ぶ者もいない。
私は”他世界”に憧れを持った。
別世界に行けば、こんな私でも愛してもらえるんじゃないかと、私は期待で胸を膨らませた
”声”は言った、この世界には色の書と呼ばれる理を越える7つの書があるらしい、
それを全て集めることで別世界への扉が開き僕に会えると「君に会いたい」と言われた。
その言葉が嬉しかった。
こんな私でも必要としてくれる人がいるならと思い、色の書について調べ始めた。
だが五年調べても色の書に辿り着くことができなかったが、
私は色々と調べていく内に、領内の農村で育った少年は光の柱を見た後、英雄と崇められるほどの存在になるそんな物語があること知った。
初めはよくある成り上がりの物語だと思って気にもしていなかったが、たまたま別の地域の昔話を見た時、色付きの光柱を見たものが英雄として崇められるようになる話を見た。
そこから様々な地方の奇譚を調べていくと
勇者、英雄、伝説、伝承には色付きの光柱が存在した。
色付きの光柱を見たものは理を超越した存在になる。
地域で異なる色の光柱の伝承が確かに残っていた。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫
私はこれが色の書に関係あるのではないかとを探すことにした。
”声”にその話をするとすごく喜んでくれて、秘密を一つ教えてくれた。
「この世界に僕が大事にしていたものを落としてしまったんだ」
「今は人知れず眠っているけど君に見つけてほしい」とこれを聞いて私は旅に出ることにした。
父に少し旅に出るというと、苦い顔をしたが、私のためになるのであればと渋々了承してくれた。
どこにいくかを聞かれたが、私は無視して、離れに戻った。
離れに戻るとき久しぶりに母親を見た、母親に手を引かれ小さな男の子がこちらを見ていたが、
母親はあちらを見ないようにと、目線を男の子に合わせて優しい表情で男の子に諭し、立ち上がり私の方を見ることもなく、立ち去った。
部屋に戻り支度をしていると、
離れの私の部屋まで父親がやってきて、馬車を貸すと言われた。
いらないと私は言ったが御者には前金を払ったので好きにするといいというと悲しそうな表情をして部屋を立ち去った。
仕方なく馬車に乗り”声”を頼りに目的の場所を探す旅にでた。
時間はかかったけど、御者は何も言わずに私が言ったところへ連れて行ってくれた。
そこでこの世界のものとは違う様式で建てられた廃墟を目の当たりにする。
”声”のことを疑っていたわけではないけれど、確信が持てた瞬間だった。
それと同時に本当に”他世界”があるんだと嬉しくなった。
誰にも気味悪がられず、嫌われず、本で見た通り、普通の女の子みたいに好きな人を作って好きな人と結婚して、なんてことない静かで平穏な日々を過ごせるんだと知ったから。
建物の奥に進むと、一本の黒い短剣と素材は不明だがテカテカとした服が落ちていた。
刀身は黒で刃は緑ととても不気味な色をしていた。
柄には真紅の小さな宝玉がはまっている。
手に取ると辺りにタコのような触手が現れる。
短剣と同じで黒色で吸盤側が緑だった。
私はすぐにわかった。
”声”の正体だと、辺りの触手が体に巻きついてくるが拒否せずに受け入れると触手は私を優しく包み込んでくれた。
他人と触れ合うことが久しぶりですごく嬉しかった。
一本の触手が素材の不明なテカテカの服をこちらへ運んでくる。
着ていた服を脱ぎそれに着替えた。
体のラインがわかる、ピタっと張り付くような感覚の服だったが、
辺りの触手が私にまとわりつくと服と一体化して、全ての触手が消えた。
これでずっと一緒にいれるよ
”声”はそういうと私も嬉しくなって頷いた。
建物から出てきた私の服が変わっていたことに御者は驚いた顔をしていたが、
このまま屋敷に帰ることした。
そして領内まで後少しというところで、馬車が止まる。
私が外をみると複数の男と一人の少女が馬車の周りに集まっていた。
御者を見るも御者は既にそこにはおらず、遠くの方へ逃げていた。
私は表に出ると、男たちは下衆な表情で私を見ていた。
”声”がいう「僕を解放して」と、
短剣を懐から出し、「顕現セヨ」そう呟くと辺り一面に触手が現れ、盗賊を鏖殺する。
ただ一人の少女を除いて。
私は地面に伏せていた少女に近づき、直感した彼女は私と一緒なのだと、
「あなたは私と同じなのね、ねぇ、提案なんだけど私の使用人にならない?」
そういうと少女は少し頷き、何も言わず家まで着いてきた。
帰った私をみた父はホッとしていた。
母は極めて不快そうに私を睨んでいた。
父に少女を紹介する。
私の使用人にするというと父は少し嬉しそうにわかったと頷き
他の使用人に少女に教育をするように指示した。
産声を上げずに生まれた赤子は悪魔の子だと助産師は叫び悲鳴を上げたが
両親はそんなことはないと否定をしてくれたらしい。
でも噂はどこからか広がるもの。
どこから漏れたのかはわからない使用人が領内で買い物するときに話したのかもしれないし助産師が言い回ったのかもしれない、領民達は領主の娘は悪魔だと噂し始める。
それでも父と母は私を庇い悪魔ではないと皆に説明していた。
使用人は私を気味悪がり、誰も私と目を合わせず顔も見ようともせずに言われたこと、必要なことだけを済ませてはすぐに部屋から出ていく、私が産まれてからは辞めていく使用人も多かったらしい。
そんな状況でも両親は私を見捨てることはなかった、
使用人が辞めない様にと、他の領地とは比べものにならない程の給金で使用人を雇っていた。
私を見捨てずに優しくしてくれていたのは両親だけだったが、
ある日を境に両親も私を悪魔とよぶようになった。
それは私が五歳になった時のこと、私は”声”が聴こえる様になった。
初めは独り言のようにブツブツと話していただけだったが、段々と私に話しかけるようになり、私も話し相手が欲しかったから聴こえてくる声に返事をしたり感情を出すようになっていた。
そんな様子を使用人が見ていないはずもなく、その様子は使用人達の中で噂になり、あの子は悪魔と話をしていると言われはじめた。
その噂を両親が聞き、すぐに「誰と話しているんだい?」と聞かれた。
「頭の中に声がするの!それでね私に話しかけてくれるの!とっても優しいんだよ!」
「そ、そうか優しいなら良かった」とだけ言い両親は部屋に戻っていった、その日から母親の態度が急変した。
今まで優しく接してくれていたが、何を言っても素っ気ない返事しかくれずにすぐに私のそばから離れようとする。
初めは不思議に思っていたが、
ある日、両親の部屋の前を通ったときに話しているのが聴こえた。
話に入りたくて扉の前に立つと母が泣いているのがわかった
「もう私あの子を自分の子供だと思えないわ!だってあの子の口からはっきり聞いたでしょ?悪魔憑きなのよ!」
あんなに優しかった母のその一言に私の心は簡単に折れた。
私は自分を責めた、私が産まれなければこんな母親に苦労することもなかっただろう。
私が悪魔と呼ばれなければ、こんなに寂しい思いをすることもなかっただろう。
「そう、私は悪魔なのね」
自分がどんな顔をしていたかはわからない笑っていたのか、泣いていたのか、
ガチャリと扉を開けると母親はこちらを見て、悲鳴を上げ始める。
父親はこちらを見て驚いたが、
「違うんだ、あいつだって本心で言ったわけじゃない、ただここのところ色々あって少し疲れていたんだよ」と大声で叫ぶ
「私これから離れに住むね、なるべく使用人の手伝いも受けずに自分で生活するね」
それだけいって部屋を出ようとすると父親が私の名前を叫ぶ。
私は振り返り笑顔で「産まれてきてごめんね」というと
父親は膝から崩れ落ち部屋を出る少女の背中に何度も謝り続けた。
あの時から私は離れで生活している。
父には使用人は不要と言ったが、それでも言われた”仕事だけ”こなす使用人が何名か私の身の回りの手伝いをしてくれていた。
誰も私の顔を見ようともせず、話しかけようともしない。
それでも使用人が辞めなかったのは父親が高い給金で雇ってくれていたのだと思う。
一人の時間が増えた私は聴こえる声と話す時間が増えた。
なんと、”声”はこの世界ではなく別の世界の住人らしい。
私のいる世界は醜悪だといい、聴こえる声の持ち主がいる世界は酷いことをするものは誰もいない安寧の地らしい
私を無視する者もいない、私に罵声を浴びせる者もいない、私を悪魔と呼ぶ者もいない。
私は”他世界”に憧れを持った。
別世界に行けば、こんな私でも愛してもらえるんじゃないかと、私は期待で胸を膨らませた
”声”は言った、この世界には色の書と呼ばれる理を越える7つの書があるらしい、
それを全て集めることで別世界への扉が開き僕に会えると「君に会いたい」と言われた。
その言葉が嬉しかった。
こんな私でも必要としてくれる人がいるならと思い、色の書について調べ始めた。
だが五年調べても色の書に辿り着くことができなかったが、
私は色々と調べていく内に、領内の農村で育った少年は光の柱を見た後、英雄と崇められるほどの存在になるそんな物語があること知った。
初めはよくある成り上がりの物語だと思って気にもしていなかったが、たまたま別の地域の昔話を見た時、色付きの光柱を見たものが英雄として崇められるようになる話を見た。
そこから様々な地方の奇譚を調べていくと
勇者、英雄、伝説、伝承には色付きの光柱が存在した。
色付きの光柱を見たものは理を超越した存在になる。
地域で異なる色の光柱の伝承が確かに残っていた。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫
私はこれが色の書に関係あるのではないかとを探すことにした。
”声”にその話をするとすごく喜んでくれて、秘密を一つ教えてくれた。
「この世界に僕が大事にしていたものを落としてしまったんだ」
「今は人知れず眠っているけど君に見つけてほしい」とこれを聞いて私は旅に出ることにした。
父に少し旅に出るというと、苦い顔をしたが、私のためになるのであればと渋々了承してくれた。
どこにいくかを聞かれたが、私は無視して、離れに戻った。
離れに戻るとき久しぶりに母親を見た、母親に手を引かれ小さな男の子がこちらを見ていたが、
母親はあちらを見ないようにと、目線を男の子に合わせて優しい表情で男の子に諭し、立ち上がり私の方を見ることもなく、立ち去った。
部屋に戻り支度をしていると、
離れの私の部屋まで父親がやってきて、馬車を貸すと言われた。
いらないと私は言ったが御者には前金を払ったので好きにするといいというと悲しそうな表情をして部屋を立ち去った。
仕方なく馬車に乗り”声”を頼りに目的の場所を探す旅にでた。
時間はかかったけど、御者は何も言わずに私が言ったところへ連れて行ってくれた。
そこでこの世界のものとは違う様式で建てられた廃墟を目の当たりにする。
”声”のことを疑っていたわけではないけれど、確信が持てた瞬間だった。
それと同時に本当に”他世界”があるんだと嬉しくなった。
誰にも気味悪がられず、嫌われず、本で見た通り、普通の女の子みたいに好きな人を作って好きな人と結婚して、なんてことない静かで平穏な日々を過ごせるんだと知ったから。
建物の奥に進むと、一本の黒い短剣と素材は不明だがテカテカとした服が落ちていた。
刀身は黒で刃は緑ととても不気味な色をしていた。
柄には真紅の小さな宝玉がはまっている。
手に取ると辺りにタコのような触手が現れる。
短剣と同じで黒色で吸盤側が緑だった。
私はすぐにわかった。
”声”の正体だと、辺りの触手が体に巻きついてくるが拒否せずに受け入れると触手は私を優しく包み込んでくれた。
他人と触れ合うことが久しぶりですごく嬉しかった。
一本の触手が素材の不明なテカテカの服をこちらへ運んでくる。
着ていた服を脱ぎそれに着替えた。
体のラインがわかる、ピタっと張り付くような感覚の服だったが、
辺りの触手が私にまとわりつくと服と一体化して、全ての触手が消えた。
これでずっと一緒にいれるよ
”声”はそういうと私も嬉しくなって頷いた。
建物から出てきた私の服が変わっていたことに御者は驚いた顔をしていたが、
このまま屋敷に帰ることした。
そして領内まで後少しというところで、馬車が止まる。
私が外をみると複数の男と一人の少女が馬車の周りに集まっていた。
御者を見るも御者は既にそこにはおらず、遠くの方へ逃げていた。
私は表に出ると、男たちは下衆な表情で私を見ていた。
”声”がいう「僕を解放して」と、
短剣を懐から出し、「顕現セヨ」そう呟くと辺り一面に触手が現れ、盗賊を鏖殺する。
ただ一人の少女を除いて。
私は地面に伏せていた少女に近づき、直感した彼女は私と一緒なのだと、
「あなたは私と同じなのね、ねぇ、提案なんだけど私の使用人にならない?」
そういうと少女は少し頷き、何も言わず家まで着いてきた。
帰った私をみた父はホッとしていた。
母は極めて不快そうに私を睨んでいた。
父に少女を紹介する。
私の使用人にするというと父は少し嬉しそうにわかったと頷き
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