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第三部 〜新たな力〜
第八十六話
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魔法の練習を始めてから1か月が経った。
初めて氷を作ったときになぜ水になったのか、
その原因の仮説を立てて何度も何度も試行して
一週間程度で的に当たった時もしっかり氷になるようになった。
原因は自身の想像力の弱さもあるが、氷を作る工程にも問題があった。
何もないところから氷を作る、無から有を生み出すのは魔法であっても本当に難しいことだった。
だが元々あるものから氷を作れば対して難しくなくてイメージも楽になる。
そう、空気中にある水分を使用して氷を作って飛ばすことにしたのだ。
空気中の水分を集めて、温度を下げて氷を作成することで、ギリギリ的に当たる時に水になってしまう問題を解決した。
だがもう一つ問題があった。
すぐに飛ばさずに自身の周りにストックしてから的に当てる時、氷の作成に時間を掛けてしまったときも
的に当たる時に水になるものがあった。
これは氷作成の際に工程を追加して解決した。
集めた水の不純物を取り除き、なるべくゆっくり冷やしイメージで氷を作ると透明で硬度の高い氷ができる。
試しに教授が作ったもらった氷にぶつけると、僕が作った氷のほうが教授の氷を貫いた。
あの時の教授の顔は本当に面白かった、まさか自分が作った氷を砕かれるとは思っていなかったのだろう。
だがこのやり方では教授に見せてもらった、冷たい炎は絶対に作れない。
僕はただ、魔力を使って自然現象を起こしているだけなので教授とは実力にはっきりと差があるのがわかる。
それと教授には「お前のは魔法じゃない、それなら精霊術をやってる方がまだマシだ」と言われる始末。
空気中の水分をいきなり氷にしてるんだから個人的感覚だと十分魔法だと反論したんだけど、
「空気中に水分が本当にあるのかは分からんが、無から有を生むのが魔法だ。お前の言い草だとそれはただの等価交換つまり錬金術だ。周りに水がない状態でも氷を作れるように訓練しろ」
とお𠮟りを受けた。
魔法なんて存在しない世界から来た僕には、無から有を生むのが魔法という言葉は刺さった。
僕がいた世界では等価交換が基本だったから、そんな思考になることすらなかった。
ここは本当に剣と魔法の世界なんだと胸が躍る。
それと新世代魔法体系は本当に面白い、イメージ通りになんでも発動するのだ。
例えば、氷球を発動する時、
事前に何個作ると魔力に命じる必要があるので、3個と作るぞと思ってから発動すると
3個の氷球が作られるが、途中から5個作るぞに変更すると勝手に5個になる。
しかも完成速度も若干のズレは生じるがほぼ同時くらいに完成する。
もちろん魔力はその分消費するが旧体系魔法だと詠唱をすることで個数まで名言しているので、
このような柔軟な対応は出来ない。
3個の氷球を発動後、
2個の氷球を発動する流れになるので2回に分けて魔法を行使する必要がある。
非常に柔軟な対応ができるので、なんでも有りになるが、もちろん構造などを理解する必要があるので、
新体系魔法を自由自在に扱うのはまだまだ修練が必要だ。
そんなこんなでとりあえず課題を残しながらも、氷を作ることができたので、
次は風、火、地、光、闇の初級魔法をイメージして魔法を作る練習を始めて風、火、光、地はできるようになったが
闇だけがどうしてもうまくいかない、そもそも闇というのが何なのかイメージ出来ないのだ。
教授にはいずれ出来るようになるだろうから出来ることを伸ばせと言われたので、
息をするように闇以外の魔法を瞬時に出せるように練習した。
新魔法には分類はないと言っていたけど、便宜上どうしても属性を言うほうが楽なのでつい言ってしまう。
人間はどうしてもこんなにもカテゴライズしたがるのだろうかという理由が分かった気がする。
他の魔法がどれだけ早く行使できるようになっても、一向に闇とは一体なんなのかが理解できなかったので、
結局闇魔法は使えないまま一月が経過した。
いつも通りコルクスが的を作り、アルージェがその的に魔法を発動する。
今日は珍しくコルクスが席にいって作業を始めずにずっとアルージェの魔法を見ていた。
「お前、ここ以外でも練習してないだろうな?」
一通り見てからコルクスが声をかけてくる。
「えっ?外で魔法は使ってないですよ」
「そうか、ならいい、闇は理解できそうか?」
「いえ・・・闇というものが何なのか本当に分からなくてイメージできないんです・・・・」
アルージェがうつむきながら答える。
「他の魔法で応用が効くだろうから問題ない、それにいずれは使えるようになる」
「教授は使えない魔法とかあるんですか?」
「俺に使えない魔法?無いな理論上全ての魔法が行使できる」
コルクスが淡々と答える。
「教授すげー!」
「アホかお前は、これはお前も同様だ、結局のところ想像できるか出来るか出来ないかだ、自分には無理だと思って思考を止めるな」
アルージェの額を人指し指でトントンと叩く。
「思考を止めない・・・・、もう少し闇について考えてみます」
「あぁ、そうしろ、だが、考えるのは後に回せ、今から付与魔法を教える」
コルクスの言葉にアルージェが目を光らせる。
「本当ですか!」
「ただ俺は付与魔法の専門にしてるわけでもなければ研究しているわけでもないから根源に至るのは不可能だ、だが基礎は俺でもわかるからそれだけだ、それ以降は自力でどうにかしろ」
「勿論です!」
単に付与魔法といってもこの世界の付与魔法は大きく分けて4つのパターンが存在する。
・物自体に魔力刻印を施し、魔力を注ぐことで効果を付与させる
・魔玉を武器にはめ込み効果を付与する
・物の性質を一時的に変化させて効果を付与する
・特定の効果を持った魔力を物に馴染ませて効果を付与する
どれも一長一短があり、使いどころを見極める必要がある。
まず、『物自体に魔力刻印を施し、魔力を注ぐことで効果を付与させる』だが、
初めに魔力刻印を刻んでしまえば、必要な時に魔力を注ぐだけで発動するので誰でも使用できる。
それに効果がかなり長持ちする。
だが、刻印したもの以外の効果は使用できない。
『魔玉を武器にはめ込み効果を付与する』
アルージェがグレンデに作ってもらった武器にも魔玉をはめる穴が存在する。
魔玉を武器にはめ込むだけで効果が付与されるが、そもそも魔玉の流通が少なく、値段もかなり高い。
また、魔玉事態に効果がついていて狙った効果が出せないので、運要素も絡んでくる。
だが武器を新調しても魔玉を付け替えるだけで同じように効果が付与されるので、
一度いい効果を持った魔玉を手に入れると汎用性は非常に高い。
『物の性質を一時的に変化させて効果を付与する』
一番手間も掛けずに簡易的に行うことができる付与方法だが、
あくまで一時的に効果を付与するだけで、注ぎ込んだ魔力量によって効果時間は変わる。
また、どのような効果を付与するかによって必要な魔力量がかわり、物質が持っている効果と逆のものを付与をすると
魔力量は跳ね上がり効果時間も短くなる。
例、氷に熱い効果を付与する。等
『効果を持った魔力を物に馴染ませて効果を付与する』
『物の性質を一時的に変化させて効果を付与する』とは異なり時間をかけて、効果を付与させる変質させる方法
村でもらったスラ弓がこの例である、スライムの実を絞ってできた液体に浸しておくと木の性質が変化した。
同じことを魔力で行うことで性質を変化させるのだ。
だが、これについて新世代の魔法を扱えるものでないと自分の意志で魔力に効果を付与できないので、
今のところ出来る人間はコルクスとアルージェのみだ。
「とまあ、こんな感じだ、どの付与魔法をやりてぇんだ?」
「全部やりたいです!」
アルージェは即答する。
「あぁ?全部だぁ?」
「はい!全部やりたいです!」
もう一度アルージェは即答する。
アルージェの楽しそうな顔を見て、コルクスは少し昔を思い出す。
--------------------
「僕、魔法が使えるようになったら兄様の手伝いをするんだ!それで兄様に少しでも楽になってほしいから!」
--------------------
「キラキラした目で見やがって、わぁったよ、全部教えてやる」
コルクスが同意したことで新世代魔法に加えて付与魔法の修練も始まった。
初めて氷を作ったときになぜ水になったのか、
その原因の仮説を立てて何度も何度も試行して
一週間程度で的に当たった時もしっかり氷になるようになった。
原因は自身の想像力の弱さもあるが、氷を作る工程にも問題があった。
何もないところから氷を作る、無から有を生み出すのは魔法であっても本当に難しいことだった。
だが元々あるものから氷を作れば対して難しくなくてイメージも楽になる。
そう、空気中にある水分を使用して氷を作って飛ばすことにしたのだ。
空気中の水分を集めて、温度を下げて氷を作成することで、ギリギリ的に当たる時に水になってしまう問題を解決した。
だがもう一つ問題があった。
すぐに飛ばさずに自身の周りにストックしてから的に当てる時、氷の作成に時間を掛けてしまったときも
的に当たる時に水になるものがあった。
これは氷作成の際に工程を追加して解決した。
集めた水の不純物を取り除き、なるべくゆっくり冷やしイメージで氷を作ると透明で硬度の高い氷ができる。
試しに教授が作ったもらった氷にぶつけると、僕が作った氷のほうが教授の氷を貫いた。
あの時の教授の顔は本当に面白かった、まさか自分が作った氷を砕かれるとは思っていなかったのだろう。
だがこのやり方では教授に見せてもらった、冷たい炎は絶対に作れない。
僕はただ、魔力を使って自然現象を起こしているだけなので教授とは実力にはっきりと差があるのがわかる。
それと教授には「お前のは魔法じゃない、それなら精霊術をやってる方がまだマシだ」と言われる始末。
空気中の水分をいきなり氷にしてるんだから個人的感覚だと十分魔法だと反論したんだけど、
「空気中に水分が本当にあるのかは分からんが、無から有を生むのが魔法だ。お前の言い草だとそれはただの等価交換つまり錬金術だ。周りに水がない状態でも氷を作れるように訓練しろ」
とお𠮟りを受けた。
魔法なんて存在しない世界から来た僕には、無から有を生むのが魔法という言葉は刺さった。
僕がいた世界では等価交換が基本だったから、そんな思考になることすらなかった。
ここは本当に剣と魔法の世界なんだと胸が躍る。
それと新世代魔法体系は本当に面白い、イメージ通りになんでも発動するのだ。
例えば、氷球を発動する時、
事前に何個作ると魔力に命じる必要があるので、3個と作るぞと思ってから発動すると
3個の氷球が作られるが、途中から5個作るぞに変更すると勝手に5個になる。
しかも完成速度も若干のズレは生じるがほぼ同時くらいに完成する。
もちろん魔力はその分消費するが旧体系魔法だと詠唱をすることで個数まで名言しているので、
このような柔軟な対応は出来ない。
3個の氷球を発動後、
2個の氷球を発動する流れになるので2回に分けて魔法を行使する必要がある。
非常に柔軟な対応ができるので、なんでも有りになるが、もちろん構造などを理解する必要があるので、
新体系魔法を自由自在に扱うのはまだまだ修練が必要だ。
そんなこんなでとりあえず課題を残しながらも、氷を作ることができたので、
次は風、火、地、光、闇の初級魔法をイメージして魔法を作る練習を始めて風、火、光、地はできるようになったが
闇だけがどうしてもうまくいかない、そもそも闇というのが何なのかイメージ出来ないのだ。
教授にはいずれ出来るようになるだろうから出来ることを伸ばせと言われたので、
息をするように闇以外の魔法を瞬時に出せるように練習した。
新魔法には分類はないと言っていたけど、便宜上どうしても属性を言うほうが楽なのでつい言ってしまう。
人間はどうしてもこんなにもカテゴライズしたがるのだろうかという理由が分かった気がする。
他の魔法がどれだけ早く行使できるようになっても、一向に闇とは一体なんなのかが理解できなかったので、
結局闇魔法は使えないまま一月が経過した。
いつも通りコルクスが的を作り、アルージェがその的に魔法を発動する。
今日は珍しくコルクスが席にいって作業を始めずにずっとアルージェの魔法を見ていた。
「お前、ここ以外でも練習してないだろうな?」
一通り見てからコルクスが声をかけてくる。
「えっ?外で魔法は使ってないですよ」
「そうか、ならいい、闇は理解できそうか?」
「いえ・・・闇というものが何なのか本当に分からなくてイメージできないんです・・・・」
アルージェがうつむきながら答える。
「他の魔法で応用が効くだろうから問題ない、それにいずれは使えるようになる」
「教授は使えない魔法とかあるんですか?」
「俺に使えない魔法?無いな理論上全ての魔法が行使できる」
コルクスが淡々と答える。
「教授すげー!」
「アホかお前は、これはお前も同様だ、結局のところ想像できるか出来るか出来ないかだ、自分には無理だと思って思考を止めるな」
アルージェの額を人指し指でトントンと叩く。
「思考を止めない・・・・、もう少し闇について考えてみます」
「あぁ、そうしろ、だが、考えるのは後に回せ、今から付与魔法を教える」
コルクスの言葉にアルージェが目を光らせる。
「本当ですか!」
「ただ俺は付与魔法の専門にしてるわけでもなければ研究しているわけでもないから根源に至るのは不可能だ、だが基礎は俺でもわかるからそれだけだ、それ以降は自力でどうにかしろ」
「勿論です!」
単に付与魔法といってもこの世界の付与魔法は大きく分けて4つのパターンが存在する。
・物自体に魔力刻印を施し、魔力を注ぐことで効果を付与させる
・魔玉を武器にはめ込み効果を付与する
・物の性質を一時的に変化させて効果を付与する
・特定の効果を持った魔力を物に馴染ませて効果を付与する
どれも一長一短があり、使いどころを見極める必要がある。
まず、『物自体に魔力刻印を施し、魔力を注ぐことで効果を付与させる』だが、
初めに魔力刻印を刻んでしまえば、必要な時に魔力を注ぐだけで発動するので誰でも使用できる。
それに効果がかなり長持ちする。
だが、刻印したもの以外の効果は使用できない。
『魔玉を武器にはめ込み効果を付与する』
アルージェがグレンデに作ってもらった武器にも魔玉をはめる穴が存在する。
魔玉を武器にはめ込むだけで効果が付与されるが、そもそも魔玉の流通が少なく、値段もかなり高い。
また、魔玉事態に効果がついていて狙った効果が出せないので、運要素も絡んでくる。
だが武器を新調しても魔玉を付け替えるだけで同じように効果が付与されるので、
一度いい効果を持った魔玉を手に入れると汎用性は非常に高い。
『物の性質を一時的に変化させて効果を付与する』
一番手間も掛けずに簡易的に行うことができる付与方法だが、
あくまで一時的に効果を付与するだけで、注ぎ込んだ魔力量によって効果時間は変わる。
また、どのような効果を付与するかによって必要な魔力量がかわり、物質が持っている効果と逆のものを付与をすると
魔力量は跳ね上がり効果時間も短くなる。
例、氷に熱い効果を付与する。等
『効果を持った魔力を物に馴染ませて効果を付与する』
『物の性質を一時的に変化させて効果を付与する』とは異なり時間をかけて、効果を付与させる変質させる方法
村でもらったスラ弓がこの例である、スライムの実を絞ってできた液体に浸しておくと木の性質が変化した。
同じことを魔力で行うことで性質を変化させるのだ。
だが、これについて新世代の魔法を扱えるものでないと自分の意志で魔力に効果を付与できないので、
今のところ出来る人間はコルクスとアルージェのみだ。
「とまあ、こんな感じだ、どの付与魔法をやりてぇんだ?」
「全部やりたいです!」
アルージェは即答する。
「あぁ?全部だぁ?」
「はい!全部やりたいです!」
もう一度アルージェは即答する。
アルージェの楽しそうな顔を見て、コルクスは少し昔を思い出す。
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「僕、魔法が使えるようになったら兄様の手伝いをするんだ!それで兄様に少しでも楽になってほしいから!」
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「キラキラした目で見やがって、わぁったよ、全部教えてやる」
コルクスが同意したことで新世代魔法に加えて付与魔法の修練も始まった。
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